鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

歯のこと (3)削る

2009年05月15日 16時40分47秒 | 健康ネタ
自分を噛んでしまうという誠に遺憾な事態をどうにかしなくてはならない。医者に行く暇がないのだ。いそがしい訳ではないのだが、行きたくなるような素敵な歯医者がいない。どこのデンタルクリニックもイマイチで、評判やら他人の評価やらを鵜呑みにしたくなくて、ぐずぐずしている。

それで、とりあえず尖った歯の部分を削ることにした。蛸は自分の足を食いちぎることがあるそうだけれど、どんな根拠があるんだろう。レミングの死の行進と同じで作り話ではないのか? ネズミは何かを齧って歯を削らないと歯がどんどん伸びてしまうってホントなんだろうか? モルモットやハツカネズミは人に飼われながら本当に皆が皆何かをガリガリやっているのか? 飼い犬は犬小屋を齧りまくるけれど、あれはストレスからだろう・・・。どんどん横道にそれてしまう。

そう、削ることにしたのだ。自分の歯なんだから自分が責任を持つわけだし・・・。ウチの子どもの乳歯が永久歯に生え替わるとき、グラグラする乳歯をラジオペンチで抜いてやろうとしたことがあった。口を開けさせてペンチで乳歯を掴んだだけで抜くまではできないでしまったのだが、そのときから私は子どもに信頼されない親になった。何をするかわからない信用できぬ親という怨みを買った。高い買物だった。また横道にそれた。

象牙質にエナメル質。そう象牙質までいかないように尖った部分を削ればよいのだ。そうすれば頬を噛むことがないだろう。工作は好きなので、やすりを数種類持っている。一番よさそうなのはサンドペーパーだろうと狙いをつけ、試してみるとなかなかよい具合にけずれる。番手は#100がベストだ。

ゴリゴリとけずって適当のところでペッと唾を吐く。どうということはない。舌先で確認すると、徐々に丸みを帯びてきて良い具合だ。あまり凝りすぎ、医者に行って部分入れ歯?を作ってもらうときに、不審がられてもおもしろくないので、そこそこにして止めた。

バナナを食べてみると、なかなかに具合がいい。しかし油断をするとやはり噛んでしまう。でも噛んでも血が出るほどではなくなった。何日か経過したら、ほとんど噛まなくなった。口中の皆さんも学習するようなのだ。頬の肉と歯の連携、咀嚼運動の変化、舌がそれらを調整するという相乗学習効果なんだろうと思う。歯医者がまた遠くなる。

コメント (4)
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