【悪党芭蕉】嵐山 光三郎 新潮社
芭蕉のことをとりあげて書いた作家や俳人の数は数知れない。
ほとんどの人が芭蕉を俳聖として認めた上でとりあげている。
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【立松和平日本を歩く 2】関東を歩く 立松和平 著 黒古一夫 編 勉誠出版
今住んでる杉戸町の東側に今日も筑波山が浮かんでいる。
土浦の高校にいた頃は春夏秋など、月に1回は遊んだ山だ。
ここに明治維新4年前、水戸天狗党が挙兵した。
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【映画は狂気の旅である】今村 昌平 日本経済新聞社
本のあとがきを実の息子が書くというのは珍しいケースではないだろうか。そこに、次の一文があった。 「息子が言うのも何だが『今村映画は面白い』」 . . . 本文を読む
師走の雪降る江戸両国橋。俳人の基角はこの橋で弟子の子葉と行き交う。
「年の瀬や水の流れと人の身は」と基角が発句を詠むと、浪人から笹売りに身をやつした子葉は「明日またるるその宝船」と脇句をつけて立ち去る。
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「腹八分に病なし」 「腹十二分に医者足らず」という諺を時々耳にする。腹八分に「病なし」で医者いらず、十二分で「お医者さん」不足。十二から八を引くと4分ということになり満腹から考えれば三分の一が余計。 . . . 本文を読む
12年前、佐渡赤泊を訪れたことがある。
この年は、義兄が定年となった年で、出身地古里の赤泊の山の中腹に新築の家を建て、暖かい時期は海を望んで野菜を作るというかねてからの夢を実現した年でもあった。
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