【忘却からの帰還】 【白い瓶】藤沢 周平 文藝春秋 2013年05月16日 | 〔忘却からの帰還〕 白埴の瓶こそよけれ 霧ながら 朝は冷たき水くみにけり。歌の響きに清澄さがあり、受けた授業も学年も作者さえも忘れたが、歌だけは覚えていた。 . . . 本文を読む
【忘却からの帰還】 「風船爆弾」 新潮文庫 鈴木 俊平 2013年05月01日 | 〔忘却からの帰還〕 風船を利用した日本の爆弾があったことは少年時代に母から聞いた。 この本は目次も小見出しもなく、戦時下のその事実が発掘され、それを時系列に追っている。 解説の三國一朗は、筆者を気鋭の作家として1行の紹介をしているだけで、思えば不思議な本だ。 . . . 本文を読む