今回の企画展、結構楽しみにしていました。日暮里の朝倉彫塑館が改築、閉館中ということで、こちらで再会する”唯一”の機会となりますからねえ。
で、思った通りで展示の仕方によって全く異なる印象を与えることが分かりました。代表作「墓守」も広い場所の中心にドカンと置かれると迫力が違いますし、「いずみ」などの裸婦像軍団も明るい場所に置かれてなまめかしさが違って見えます。だから発表に軍部がイチャモン付けたのかも
画家としても大変な実力をお持ちだったんですねえ。ご本人は立体的な視点は絵画と異なる、と認識されたようですが、今回展示の「裸婦-2」(下のパンフに含まれています)は女性の太ももなど肉感的かつ立体感溢れる迫力のあるタッチで唸らせられました
最後に言及すべきは”猫ちゃん”達の作品群。まあ、可愛いです。現在リノベーション中の朝倉彫塑館は”猫の聖地”谷中にあるから、かどうか分かりませんが、朝倉先生猫が大好きだったことが良く分かります。
平櫛田中さんの美術館に訪問した翌日、改めて明治末期から太平洋戦争後までの日本の彫刻界の実力を知ることが出来ました。さて、今は?
500円が200円割引となってぐるっと効果は計12,670円となりました。
え、Part2ですか?いや、これも素晴らしかったのですが、一番の目玉はロダンの作品「青銅時代」…朝倉さんが修復をした、というものでした。
後、重要文化財の高橋由一さんの「鮭」がさりげなく展示されていて喜んだのですが、横に立っていたキュレーターさんと同僚の方かな?が大きな声で話をしていてゆっくり拝見出来ませんでした。
はっきり言って邪魔だったのは内緒の話 って書いちゃったけど。