tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

コロナ第8波に油断はないか

2022年11月28日 13時45分29秒 | 経済
コロナ対策の最も基本であるマスク着用については、日本人は、従来の生活習慣もあるのかもしれませんが、諸外国に較べてかなり徹底しているように思います。

アルコール消毒も、公共の場所やお店では広く普及され、こまめに利用される方が殆どのようです。
嗽については家に帰ってからですから解りませんが、励行される方が多いでしょう。

こうした社会規範に対しては、きちんと対応することで、世界でも知られている日本人ですが、今回のオミクロン対応ンのワクチン接種については、何故か少し出遅れているようです。

心配されている第8波の動きを見ますと新規感染者数は東京都ですでに連日1万人を越え、日本全体では10万人を越えるようになり、じりじりと増加中で、近い将来の急加速も心配される状態です。

そうした中で、オミクロン対応ワクチン接種がいまだに15.5%という、接種の遅れを心配する数字が発表されました。

政府は年内に必要な人には接種が行き渡るようにと1日160万回を超える接種の体制を調えていますが、未だ週平均の接種回数はは60万回を越えた程度という所のようです。

第7波が収まり、一時はコロナもそろそろ終息かといった予想も出たりしたが、折しも秋祭り、秋の行楽シーズンという事もあり、続けて年末に入れば忘年会、続いて新年の行事、若い人たちには受験のシーズンという事にもなります。

インフルエンザとの同時流行も懸念され、寒い時期は特に要注意という意見も多いようです。

これまで感染もしなかったし、度重なるワクチン接種で、副反応を経験する人もあり、些か億劫になるという気持ちも出るのかもしれません。

しかし、ワクチン接種は、本来、自分のためだけではないのです。「コロナの無い頃は良かったですね」という状態に戻すのには、誰もが出来るだけコロナに罹らないようにすることが必要なのです。

コロナについては、未だ解らない事もいっぱいあるでしょう。例えば、「変異株発生」が最も迷惑ですから、どうすれば変異株発生を減らせるか等々です。
素人目にはコロナ菌が活発に活動する中で変異株が発生しやすくなるというような気もします。

いずれにしても、余りコロナに流行ってもらいたくないのは共通の意識ですから、やっぱりワクチン接種促進への積極的な協力が期待されるところです。

客観的にみれば、日本人のコロナ対応の行動は、ベストのグループに入るものかもしれません。ならば、ここでさらにその努力を徹底して続けることが必要なときのようです。
まさに「油断大敵」ではないでしょうか。