tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

コロナ終息の可能性が見えてくるか

2022年09月17日 19時52分55秒 | 新型コロナ
WHOのテドロス事務局長は、さる15日、コロナの終息の可能性について、触れたとのことです。

立場が立場ですから、我々と違って世界中のあらゆる研究機関や現場からの情報が入って来ているのでしょう。ですから、それなりの確度のある発言として聞いてもいいのではないかと思います。

これまでアルファ、ベータからオミクロンまで、オミクロンになってもBA2まで、何回もの変異を繰り返しそのたびに感染者の棒グラフの山は高くなってきていました。

そして、BA2だったでしょうか、大きな山を作ったいわゆる第7波が、今、次第に落ち着きつつあります。一時、BA.2.75ケンタウロスなどと言われましたが、その後聞きません。

テドロス事務局長も、新たな変異株が出たりしない限り、次第に終息の可能性は高いと言います。

日本はまだ自主規制はかなりきついという感触ですが、先日NYの友人からのメールでは、もう殆ど通常の生活に戻っているという事のようです。

社会的免疫のメカニズムと個人の免疫との関係など、我々にはわからない事ばかりですし、ウィズ・コロナというべきなのか、コロナ終息(収束?)というべきなのか解りませんが、インフルエンザ並みになってくれれば、我々は安心という事ではないでしょうか。

私は一昨年まではインフルエンザの予防注射はしたことがありません。一度感染しましたが、かかりつけ医でタミフルを処方してもらって、1日、静かにしていた程度でした。

個人的な感覚からすれば、適切な治療薬を簡単に処方してもらえれば余計な心配はしないという感覚です。

コロナについては治療薬がいろいろ難しくて、認められないものが多かったりするので、治療薬そのものへの信頼度が低いようです。

国産などなかなか許可にならないようですが、副作用がなく効く場合もあるならば、選択肢は多い方が安心感は向上するのではないでしょうか。

変異株がどんな場合に発生の確率が高いのかといった研究もあるのでしょうが、恐らくそういった点から見ても終息の可能性が高いからこそのWHOの見解でしょう。

世界の人々にとって、明るい情報として、なすべき努力は続けながら着実な終息の日の近い事を切に願うところです。

コロナを2類から5類に:出来ればいいけれど

2022年07月21日 17時32分03秒 | 新型コロナ
コロナ新規感染が15万人を越えました。まだ増えるのでしょう。(今日は東京だけで3万人予想)

政府は、行動制限はしないと言っています。それがどういう意味かの説明はありません。

蔓延防止とか緊急事態宣言をした方がいいという意見もあります。その方が皆さんは行動を抑制し、感染は減るでしょうと考えれば当然です。
しかし、夏休みで、今年は久しぶりに夏休みをエンジョイしたい人は多いので、此処で親切心を起こし、行動制限をかけたら政府の評判は大きく落ちる恐れも有り得るでしょう。

諸外国も制限を外す傾向が一般的です。これまでは日本はかなり厳格でしたが、それはやめるという事でしょう。経済活動にはその方がいいでしょう。

今迄のように緊急事態を宣言して「何月何日まで」などと腰だめの期限を切るよりもよほど正直かもしれません。

そんなこんなで政府が「行動制限はしない」という事の意味を忖度しますと、コロナと経済活動のジレンマにはお手上げ、日本は国民に任せても諸外国より賢明に対応する、此処は、行動制限なしとして多くの人に喜んでもらった方が、政府が下手な世話を焼くより批判は少ないだろう。感染が増えても、それは自己責任という事にして貰おう、ですか?。

という事で、政府は、ワクチン接種を積極的に呼びかけるに止めるという事になったのでしょう。

結局この夏は、総て自己責任です。我が家も、何年振りかで計画し、みんなも心待ちにしていた家族の集まりはキャンセルにすることにしました。

何でも政府が決める「決める政治」も、国民がそれぞれに決めるべきことは国民が決めればいいという事になっていくのも社会の進歩でしょう。

そうした中で、専門家という人たちがいて、政府もその人たちの意見を聞いたりしているのですが、専門家の中から、「そのうちに、コロナもインフルエンザ並みの5類にするよう検討の必要があるのではないか」という意見があったようです。

専門家の発言ですから「こういう条件が整えば5類に出来るのではないか」といってくれないと役に立たないと思うのですが、それはないようです。
専門家ですから本人たちはそれなりの根拠を持っているのでしょうが、予言者のような発言では、我々には不安感を与えるだけです。

インフルエンザに一度罹りました。ワクチンは打ちません。かかりつけのクリニックに行ったら「やられましたね」という事で「タミフル」を処方してくれました。
「お大事に」と言われて「2階から飛び降りないように注意します」と言ったら「あれは子供だけです」と真面目に返されて困りました。

今、コロナの治療薬は数種類許可になっているようです。塩野義の開発薬の緊急承認は「ダメ」だったようですが、許可になっている薬も政府管理で、かかりつけ医ですぐ処方とはいかないようです。何日も待たされたらたまりません。

「その内こうなります」とか「こう出来る(なる)」と言うのも期待が持てていいのですが、この辺りは政府、専門研究機関や専門家にもっぱら属する問題です。

困難な時には、政府や権威のある機関や人たちは、もう少し、「ど素人」の「一般庶民」のために仕事している意識を持って頂けると有難い気がします。

新型コロナ、未だ解らない事ばかり

2021年10月22日 20時20分56秒 | 新型コロナ
新型コロナもいよいよ終盤戦ということになりそうですが、「いや、まだまだ」という意見もあります。

専にも第6並みの襲来を懸念する方もおられます。我われ素人には解りませんが、懸念されるからには、何か理由も可能性もあるのでしょう。

それにしても、この所の新規感染者の減少は「異常」と感じるほどに急速です。正直、こんなことで収まっていくのかと疑心暗鬼の方も多いと思います。

ニュースでは、ワクチン接種率の数字を発表していますが、このところ殆ど増えていません、一回接種が1%増えるのに何日もかかっているように感じています。2回接種の方は、比較的順調に伸びていますので、安心という感じもしますが、2回接種は1回接種があれば半ば自動的に追いついていく話ですから、1回がまだ人口の75%程度というのであれば、そこを早く伸ばしてこそ安心にしかづくと思うのは当然の心理でしょう。

ワクチン担当総理大臣はやめてしましたし、新しいワクチン担当大臣は選挙区でのプレゼンスの方がお忙しいのでしょう。

しかし、ウィルスには、人間の都合は通用しないので、人間の方が、接種率の早期の徹底上昇に向かって、もっともっと積極的な活動が必要ではないのかと思うのも当然でしょう。

新型コロナが流行り始めた2020年の3月に、このブログでは「新型コロナの説明、 解らない事ばかり」と感想を書いていますが、その後対策は後手後手に回る事ばかりで、首相はじめ政治家が口ばしるデータも、根拠のないものが多かったり、緊急事態宣言解除で安心かと思っていたらどんどん感染者が増えたりといったことが繰り返されました。

ところが今の段階は、皆が心配しているのに、「そんなに心配しなくても」と言わんばかりの沈静化の様相です。
ワクチン接種率はあまり上がっていなのに、新規感染者は減る一方、人流が増えても感染者は増えない、先日まであんなに相関性が高かった人流と感染者の関係はどうなったのか何か別の理由があるのではなどと勘繰る人もいます。

偶々、島根で急に感染者が増えたのは、出雲に神様が大勢集まった(本当は旅行する人間が増えた)からやっぱり人流は関係あるという人もいたり、本当にこれで収まるのか、素人には解らにない事ばかりです。

恐らく専門家からも官庁からも意見がないという事は、データがないからでしょう。コロナ問題では初めからデータがきちんと取られていないことがいつも誤算を生んできているように思われます。 

選挙で政治家諸氏は皆様お忙しいでしょう。しかしコロナ対応のの現場のお役所はどうでしょうか。現場でしかつかめない情報やデータは必ずあるはずです。
それを常に報告し、情報を発信することが最も重要でしょう。地方・中央の官庁は基本的なデータを常に現場からきちんと収集し、国民に周知する事だけはかかしてはいけません。それとも、そのシステムが出来ていないのでしょうか。

いよいよコロナ問題も終息に向かうべき段階にきているという事であれば、気を緩めずに、重要なデータを揃え、専門家による的確な分析を行い、何とか早く、国民が現状を正確に理解できるような、出来れば安心につながるような状況を作り出してほしいと思う所です。

 


うつのみや観光、PCR検査付き旅行プラン販売

2020年09月15日 21時21分02秒 | 新型コロナ
うつのみや観光、PCR検査付き旅行プラン販売
 テレビの画面でちらっと見て、オヤ!と思い、ネットで調べてみました。

 宇都宮市の「うつのみや観光」が、市内の医療機関と契約して、GoToトラベルの参加者に出発5日前までに唾液を提供してもらい、検査の結果、「感染の可能性があればご遠慮いただく」というプランを始めたというのです。

 考えてみれば、大変合理的で結構なプランです。旅行には行きたい。しかしコロナには感染したくない。さらに言えば、自分自身がコロナに感染しているのか、無症状の感染者も沢山にるそうで、検査はしてみたいのだが、何か面倒なようで、億劫で、といった方も随分多いと思われます。

 現実もその通りのようで、うつのみや観光の顧客からは「検査を受けたい」という声が多いとのことです。
 同社では、国内のバスなどのいわゆるパック旅行でもPCR検査付きのものを用意して、「どうぞ安心してご参加下さい」という事だそうですが、恐らくこれからこうした方式が一般化するのではないでしょうか。

 同社では、旅行を終えてからの検査の追加も可能という事で、それなら、旅行で感染したかどうかもわかるという事になるのでしょうか。

 いずれにしても、新型コロナ対策には「PCR検査の徹底]が最も重要と言われて久しいののですが、保健所の手が足りないのかどうか知りませんが、政府の取り組みは全く不十分です。

 今日のテレビでも、検査を受ける人の数が一時の3分の2に落ちていると言っていましたが,こんな状態では、新規感染者の減少も、単に検査者数の減少の結果という事になるのかもしれません。

 もちろんGoToトラベルだけでなく、いろいろなイベントで、事前・事後にPCR検査付きというのがあっても決して不思議ではないと思うところです。

 師会からPCR検査の拡充が政府の要望されていたはずです。このブログでも取り上げました。
 検査機器や試薬の業界でも大歓迎という所が多いのではないでしょうか。

 もちろん、検査のがりが大きくなればなるほど、検査に関するデータは大量になり、精度や知見が増し、新技術の開発にもつながるでしょう。

 問題の1つは検査のコストですが、うつのみや観光では1万5千円としているようです。
  一般化すればコストも下がるのかもしれませんが、菅政権は、新型コロナ対策が最大の使命とのご発言も今日承りました。
何としてでも早急に5千円ぐらいに下られるような政府の政策を要望したいところです。

 折しも政府は都道府県をまたぐ移動を19日から解禁するそうですが、単に解禁を決めるだけで、新型コロナ対策の方は民間に任せるでは些か責任への自覚が足りないというが一般的な印象でしょう。
 新政権の手始めのお仕事として、早急に何か良い施策を講じて頂きたい所です。