明日につなぎたい

老いのときめき

「逃げるが恥」では?シンゾ―さん

2017-10-17 13:49:02 | 日記

 去年の今頃だったか。「逃げるが恥だが役に立つ」というテレビ・ドラマが大人気だったそうだ。私も、ときたま見ていたような気がする。当然、ドラマの内容などまで覚えているわけはない。ところが、一年後の今になって、鮮烈に思い出すことになる。但し「逃げるが恥だが役に立つ」というタイトルだけである。そのきっかけは、安倍総理の「逃亡解散」であった。この人、臨時国会を開いて、いきなり解散の挙に出た。森友・加計学園問題の疑惑解明、追及から逃げたのである。それで、このタイトルを思い出したのである。

 

 安倍昭代夫人が小学校長だったことのある森友学園への国有地大安売り、安倍首相の親友が理事長の加計学園の獣医学部新設、二件とも最高の権力者の「ご意向」による政治の私物化だと疑われている。政治家として、人として恥ずべき行為だというしかない。この真相がバレるのを恐れて逃げるのは卑怯だ。せめて「逃げるが恥」だと思うのなら救いもあるだろうに、それもないようだ。逃げれば自分に「役に立つ」と思うだけなのだろうか。この人「我が生涯、恥多き人生」だと省みる殊勝さはゼロのようだ。

 

 選挙戦も終盤だが、安倍首相たちは「森友・加計」疑惑については口を閉じたままである。選挙で勝ちさえすれば、国民の信任を受けたと称して幕引きを図るのではないか。クロでもシロだと言い切って逃げるつもりだろうか。それは自らの恥の上塗りである。国民に「役に立つ」はずはない。それが分からぬ人間が、いつまでも政権の座に身を置く姿は見たくない。ウソの多い、力づくの政治はうんざりである。真実から逃げない、国民の役に立つ政治へ。正直で、ぶれないのは共産党である。安倍晋三が心底、恐れているのは、この党の躍進だろう。