たた&にせ猫さんの備忘録

―演劇、映画、展覧会、本などなど、思うままに―

『私たちのエコロジー 地球という惑星を生きるために』森美術館

2024年03月21日 | 日記

  『私たちのエコロジー 地球という惑星を生きるために』森美術館 2024.3.11

    2023年10月18日(水)―2024年3月31日(日)

  普段見る番組ではない<アド街ック天国>、にせ猫さんがたまたまテレビをつけたら不動前特集をやっていて、「きっとウナギ屋さんが出るよ。」と。不動前のウナギ屋さん、本当においしいので、出るかなと思って見ていると出てきました。すごく食べたくなって、早速出かけました。おいしい。にせ猫さんは用事があるので別行動。さてその後どうするかということで、月曜日に開館しているのは森か国立新。白金高輪で他線に乗り換えてという算段だったのだが、いったん外に出て乗り換えという。方向音痴の辛いところで駅が分からなくなり、歩いていたら、森ビルにたどり着いた。という訳で、森美術館の本展を見ることに。

  環境危機に現代アートはどう向き合うのか?がテーマの展覧会。

  ホームページによりますと、― 国内外のアーティスト34名による歴史的な作品から新作まで多様な表現約100点を紹介。

  第1章「全ては繋がっている」では、環境や生態系と人間の活動が複雑に絡み合う現実に言及。

  第2章「土に還る」では、1950~80年代の高度経済成長の裏で、環境汚染が問題となった日本で制作・発表されたアートを再検証し、環境問題を日本という立ち位置から再考。

  第3章「大いなる加速」では、人類による過度な地球資源の開発の影響を明らかにすると同時に、ある種の「希望」も提示する作品を紹介。

  第4章「未来は私たちの中にある」では、アクティビズム、先住民の叡智、フェミニズム、AIや集合知(CI)、精神性(スピリチュアリティ)などさまざまな表現にみられる、最先端のテクノロジーと古来の技術の双方の考察をとおして、未来の可能性を描く。

  相変わらず森美術館らしく理屈っぽい。作者、作品ごとの説明がたっぷり。2章の1950年からの日本の公害年表。生きてきた時代と重なるので、興味深く見る。

  では作品となると、なかなか難しい。解説を読めばそうかと感じたりはするが、作品より解説が前景に出ているような。

  問題意識の高いアーティスト達で、社会的な活動をしておられ、実績を上げておられる方もいらっしゃるようだし、制作に対する真摯さ、大変なエネルギーも感じるが、好みの作品がなくて残念だった。森ビルにたどり着くまで、道に迷いながら歩いて疲れたせいだったのか?

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