『ゴジラ-1.0』109シネマズ川崎 2024.3.25
監督・脚本:山崎貴 音楽:佐藤直紀
キャスト:神木隆之介 浜辺美波 山田裕喜 安藤サクラ 佐々木蔵之介他
『ゴジラ』シリーズの70周年記念作品で、『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』シリーズなどの山崎貴が監督、脚本、VFXを担当するパニックムービー。戦後、焼け野原となった日本にゴジラが現れ、戦争の惨禍を生き抜いた主人公らに襲い掛かる。
タイトルに付けられた-1.0には、「戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落とす」という意味があるとのこと。
WOWOWはアカデミー賞のライブ中継放送がある。字幕版を録画して見る方が多いが、今回、『ゴジラ-1.0』が第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。監督たちがうれしそう。別の番組だったか、解説者のコメントだったか定かでないが、VFXの水の表現が素晴らしいと。解説を聞いていると、急に映画館で見たくなった。これはやっぱりIMAX。
お話は、太平洋戦争末期、敷島(神木さん)は特攻に向かう途中、ゼロ戦が故障したと偽り、小笠原諸島の守備隊基地に着陸。その夜、島の伝説で語り継がれるゴジラが基地を襲う。敷島はゴジラをゼロ戦装着の砲弾で撃つよう懇願されるが、恐怖で撃つことができず、二人を残し、整備兵は亡くなる。敷島は東京に戻ってくることができたが、両親は亡くなっていた。空襲で親を失った女性(浜辺さん)、その人が他人から託された赤ん坊と生活することに。昭和46年ビキニ環礁で行われた核実験で、ゴジラが巨大化。昭和47年、巨大化したゴジラは活動範囲を広げ、新たな縄張りとすべく日本へ侵攻。ゴジラとの戦いが始まる。
ゴジラ、巨大ですごい迫力です。ダダダ、ダダダ、ダダダダダと迫力ある音楽とともに登場して、光線を吐き、破壊。人間小さい。軍隊を持たない日本は民間人による作戦で対応。最後は成功してゴジラが深海に消えていくストーリーと分かっていても、いろんなエピソード、アイデアをうまく盛り込み、話の展開が早いので、集中して見ることができ、なかなか良かったです。
にせ猫さん、最後に浜辺さんが死んでなくて、再会するシーンに、「あれがあると話が甘く、浅くなってしまった。」と。確か『君の名』でも最後二人が巡り合う結末に不満だったようですが、ハッピーエンド好きなので満足。『ゴジラ-1.0』も『君の名』もハッピーエンド、だから満足度が高く、もう一度見ても気持ちが良い、大ヒットにつながるのではと私論。