たた&にせ猫さんの備忘録

―演劇、映画、展覧会、本などなど、思うままに―

『ブランクーシ 本質を象る』アーティゾン美術館 2024.4.5

2024年04月30日 | 日記

     『ブランクーシ 本質を象る』アーティゾン美術館 2024.4.5

       2024.3.30Sat―7.7Sun

  チラシの表紙になっている石膏の『接吻』、これと同じモチーフの背の高い、色の違う作品を見たことがあるのに、どこで見たか思い出せない。チラシは正面の写真だが、横から見ると添えている手がかわいい。

  チラシによると、コンスタンティン・ブランクーシ(1876―1957)はルーマニア出身の彫刻家。純粋なフォルムの探求を通じて、ロダン以後の20世紀彫刻の領域を切り開いた存在。本展は、彫刻作品を中核に、フレスコ、テンペラなどの絵画作品やドローイング、写真作品など計約90点の展示。―

  今回はブロンズ作品が多く展示されていて、磨いた卵型の作品も魅力的だったが、チラシの裏表紙の作品『雄鶏』―<ノコギリ形をした燃え上がる炎のような羽>と解説にあったが、展示の工夫で階段状に赤色の映り込みがあって、すごくスタイリッシュで魅力的だった。

  ドローイングや写真作品も展示されていたが、やはり彫像が魅力的。

  出口にデュシャンの作品が展示。今回の石橋財団コレクション展は一室が彫像展示。ドガ、ピカソ、ジャコメッティ、アーキぺンコ、豊福知徳の作品も。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ゴジラ-1.0』109シネマズ川崎

2024年04月14日 | 日記

     『ゴジラ-1.0』109シネマズ川崎 2024.3.25

  監督・脚本:山崎貴 音楽:佐藤直紀

  キャスト:神木隆之介 浜辺美波 山田裕喜 安藤サクラ 佐々木蔵之介他 

  『ゴジラ』シリーズの70周年記念作品で、『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』シリーズなどの山崎貴が監督、脚本、VFXを担当するパニックムービー。戦後、焼け野原となった日本にゴジラが現れ、戦争の惨禍を生き抜いた主人公らに襲い掛かる。

  タイトルに付けられた-1.0には、「戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落とす」という意味があるとのこと。

  WOWOWはアカデミー賞のライブ中継放送がある。字幕版を録画して見る方が多いが、今回、『ゴジラ-1.0』が第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。監督たちがうれしそう。別の番組だったか、解説者のコメントだったか定かでないが、VFXの水の表現が素晴らしいと。解説を聞いていると、急に映画館で見たくなった。これはやっぱりIMAX。

  お話は、太平洋戦争末期、敷島(神木さん)は特攻に向かう途中、ゼロ戦が故障したと偽り、小笠原諸島の守備隊基地に着陸。その夜、島の伝説で語り継がれるゴジラが基地を襲う。敷島はゴジラをゼロ戦装着の砲弾で撃つよう懇願されるが、恐怖で撃つことができず、二人を残し、整備兵は亡くなる。敷島は東京に戻ってくることができたが、両親は亡くなっていた。空襲で親を失った女性(浜辺さん)、その人が他人から託された赤ん坊と生活することに。昭和46年ビキニ環礁で行われた核実験で、ゴジラが巨大化。昭和47年、巨大化したゴジラは活動範囲を広げ、新たな縄張りとすべく日本へ侵攻。ゴジラとの戦いが始まる。

  ゴジラ、巨大ですごい迫力です。ダダダ、ダダダ、ダダダダダと迫力ある音楽とともに登場して、光線を吐き、破壊。人間小さい。軍隊を持たない日本は民間人による作戦で対応。最後は成功してゴジラが深海に消えていくストーリーと分かっていても、いろんなエピソード、アイデアをうまく盛り込み、話の展開が早いので、集中して見ることができ、なかなか良かったです。

  にせ猫さん、最後に浜辺さんが死んでなくて、再会するシーンに、「あれがあると話が甘く、浅くなってしまった。」と。確か『君の名』でも最後二人が巡り合う結末に不満だったようですが、ハッピーエンド好きなので満足。『ゴジラ-1.0』も『君の名』もハッピーエンド、だから満足度が高く、もう一度見ても気持ちが良い、大ヒットにつながるのではと私論。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『デューン 砂の惑星PART2』109シネマズ川崎

2024年04月14日 | 日記

     『デューン 砂の惑星PART2』109シネマズ川崎 2024.3.18

 

 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本:ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ 音楽:ハンス・ジマー 

 キャスト:ティモシー・シャラメ ゼンデイヤ レベッカ・ファーガソン オースティン・バトラー フローレンス・ピュー レア・セドゥ他

  フランク・ハーバードの小説を映画化したSFの第2弾。その惑星を支配する者が、全宇宙を制すると言われる砂の惑星デューン。宇宙帝国を統べる皇帝とハルコンネン家に命を狙われるポールは、先住民フレメンのチャニと共に数奇な運命に翻弄されながらも、皇帝とハルコンネン家への反撃に立ち上がる。

  PART1を見たのが2021.11.16。PART1の感想は、<久しぶりに見終わって「あー、驚いた!」映画だった。2時間40分の長い映画なので、話がもっと進むと思っていたが、ポールとジェシカがフレメンに到着するところで終わってしまった。話はこれからなのに。この映画は2部作の第一話?そんな情報あった?映像はきれいだし、主役の人は美形だけど。この続きはいつになるのか。>と書いている。

  PART2、ありました。PART2上映というので、今回が本番よねと、早速見に行きました。IMAXで鑑賞。

  前回と違って話が進み、エピソードも盛りだくさん。チャニとの関係も深まり、サンドウオームも出動、ポールとラウサとの決闘もあり、見どころ満載。砂丘の映像は素晴らしく、サンドウオーム、速い。

  PART3がある終わり方。今回までの内容は『砂の惑星』原作の第一部の終わりまで来たという感じかな。これか先の本は読んでないので、次回も楽しみ。

  「砂の惑星」の文庫本を久しぶりに取り出してみる。再読しようかと思ったが、昔の文庫本(ハヤカワ文庫全4冊)の字がとても小さいので、あきらめることに。再出版されているのかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする