ツイッターを見ていたら、『メトロポリス』が出ていた。教場0に森山未來さんが出演され、関心を持たれたのかな?そういえば見に行ったなと、自分のブログを探してみる。『メトロポリス』 Bunkamuraシアターコクーンを2016.11.15に見に行っている。
当時、森山未來さんに嵌まっていた。森山さんを『プルートゥ』で拝見して魅了され、その後2作品(『ユダ、キリスト ウィズ ソイ』2015.10.12、『死刑執行中 脱獄進行中』2015.11.22)を見たけれど、いずれもダンスパフォーマンス中心で、もう一度より演劇的な場面で見たいと思っていた。やはりほれぼれするダンス。歌、演技も。
メトロポリスは巨匠フリッツ・ラング監督によるSF映画の金字塔、原点にして頂点とされる作品。それの舞台化。原作はア・フォン・ハルボウ『新訳 メトロポリス』(中公文庫)。演出・美術:串田和美 出演:松たか子 森山未來他
ウイキペディアによると、映画のストーリーは、2026年、摩天楼がそびえたつメトロポリスと呼ばれる未来都市。摩天楼の上層階に住む知識指導者階級と地下で過酷な労働に耐える労働者階級に極端に二極化した社会。メトロポリスの支配者(フレーダーセン)の息子フレーダーは労働者階級の娘マリアと出会い、地下社会の実態を知る。フレーダーセンはマリアを誘拐して、旧知の学者ロトワングにマリアの姿をしたアンドロイドを作らせる。アンドロイドを地下に送り込み、ストライキを解体しようとするが、ロトワングはかつての恋敵、フリーダーセンの目論見を打ち砕き、メトロポリスを破壊しようと、アンドロイドに労働者をより扇動させる。暴徒となった労働者はメトロポリスの心臓部を破壊すると、彼らの子供たちがまだ残っている地下が水没。子供たちをマリアとフリーダーが救い、父と労働者の調停者として仲介を図る、といったもののよう。
松さんがマリアとアンドロイドの二役、森山さんがフレーダー役。映画は当時の資本主義と共産主義の対立を描いているらしいが、串田さんは経済的な二極化のみならず、機械文明と人間、父と子の葛藤、さらには、意識と無意識や時間軸の揺らぎなど、今日的ないろんな要素を入れた演出になっている。
松さんの二役による声の違い、ほれぼれする口跡の良さ、歌も素晴らしい。
大方斐紗子さんの歌、カムロ役の趣里さんのダンスパフォーマンスも素晴らしかった。飴屋さんが渋谷駅の忠犬ハチ公になって笑いを。音楽は生演奏。ダンス、歌、どの部分をとっても素晴らしかったけれど、串田さんらしく詰め込みすぎという感じも。少しストーリーを頭に入れていれば、どのようにアレンジ、演出されているのかも含め、もっと楽しめたかもと。
久しぶりに『メトロポリス』の感想を読んでみる。脊柱管狭窄症の手術が成功し、腰痛による間欠歩行から解放されたが、最近は膝痛。コロナの3年、観劇から遠ざかってしまった。もう一度長く座っている観劇や映画の楽しみを取り戻すことができるのかと。
当時、森山未來さんに嵌まっていた。森山さんを『プルートゥ』で拝見して魅了され、その後2作品(『ユダ、キリスト ウィズ ソイ』2015.10.12、『死刑執行中 脱獄進行中』2015.11.22)を見たけれど、いずれもダンスパフォーマンス中心で、もう一度より演劇的な場面で見たいと思っていた。やはりほれぼれするダンス。歌、演技も。
メトロポリスは巨匠フリッツ・ラング監督によるSF映画の金字塔、原点にして頂点とされる作品。それの舞台化。原作はア・フォン・ハルボウ『新訳 メトロポリス』(中公文庫)。演出・美術:串田和美 出演:松たか子 森山未來他
ウイキペディアによると、映画のストーリーは、2026年、摩天楼がそびえたつメトロポリスと呼ばれる未来都市。摩天楼の上層階に住む知識指導者階級と地下で過酷な労働に耐える労働者階級に極端に二極化した社会。メトロポリスの支配者(フレーダーセン)の息子フレーダーは労働者階級の娘マリアと出会い、地下社会の実態を知る。フレーダーセンはマリアを誘拐して、旧知の学者ロトワングにマリアの姿をしたアンドロイドを作らせる。アンドロイドを地下に送り込み、ストライキを解体しようとするが、ロトワングはかつての恋敵、フリーダーセンの目論見を打ち砕き、メトロポリスを破壊しようと、アンドロイドに労働者をより扇動させる。暴徒となった労働者はメトロポリスの心臓部を破壊すると、彼らの子供たちがまだ残っている地下が水没。子供たちをマリアとフリーダーが救い、父と労働者の調停者として仲介を図る、といったもののよう。
松さんがマリアとアンドロイドの二役、森山さんがフレーダー役。映画は当時の資本主義と共産主義の対立を描いているらしいが、串田さんは経済的な二極化のみならず、機械文明と人間、父と子の葛藤、さらには、意識と無意識や時間軸の揺らぎなど、今日的ないろんな要素を入れた演出になっている。
松さんの二役による声の違い、ほれぼれする口跡の良さ、歌も素晴らしい。
大方斐紗子さんの歌、カムロ役の趣里さんのダンスパフォーマンスも素晴らしかった。飴屋さんが渋谷駅の忠犬ハチ公になって笑いを。音楽は生演奏。ダンス、歌、どの部分をとっても素晴らしかったけれど、串田さんらしく詰め込みすぎという感じも。少しストーリーを頭に入れていれば、どのようにアレンジ、演出されているのかも含め、もっと楽しめたかもと。
久しぶりに『メトロポリス』の感想を読んでみる。脊柱管狭窄症の手術が成功し、腰痛による間欠歩行から解放されたが、最近は膝痛。コロナの3年、観劇から遠ざかってしまった。もう一度長く座っている観劇や映画の楽しみを取り戻すことができるのかと。