たた&にせ猫さんの備忘録

―演劇、映画、展覧会、本などなど、思うままに―

森ビルデジタルアートミュージアムに行ってみる 2018.7.9

2018年07月15日 | 日記
     森ビルデジタルアートミュージアムに行ってみる  2018.7.9
   MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Border less

  テレビで体験映像を少しやっていたのと、日経新聞に記事があり、行ってみようかと。平日だったら入れるだろう、ふらりと行くつもりで、場所の確認のためにネット検索したら、なんと入場券を予約しないといけないらしい。
  予約分が当日発売予定枚数を超えると、現地で当日券発売がない、というこで急いでにせ猫さんにチケットを取ってもらうことに。7月9日のチケット購入、オープン記念チケットで大人2400円でした。(通常は何と3200円!)
  臨海線テレポート駅徒歩5分ということですが、それほど遠くは感じません。トヨタのショーケースを抜けた先、右下に観覧車に並んでいる人を見る通路を進みます。

  11時開場ということで、11時少し前に行くとすでに行列。どんどん行列が伸びて混雑が…。  係りの方に聞くと、開場すぐは結構混んで、13時頃の方が空くというので、先に食事をして、それから入場することに。
  Venusfottビーナスフォートという施設が隣接していて、食事をするところがいろいろあり、時節柄バーゲンセールも。なぜか、ヘンケルのアウトレットで包丁を購入してしまいました。

  さて1時になったので、そろそろと出かけて入場。結構混んでいましたが、広い空間なで、特段見づらいということはありません。
  少し並んで入る部屋もありましたが、たいていはそのまま入れます。
  ただ、ランプの森は大人気で、長い行列の最後に行列に並べる時間(30分おき)の整理券を配布しているスタッフがいて、整理券をもらい、そして、その時間が来ると再度行列に並ぶという段取り。とはいえ、1時間の行列とのことで、暗く、狭い空間に1時間も並ぶのは嫌なので、ランプの森はスルーしてしまいました。

  展示会場の案内図がないので(テーマがボーダーレスで、体験型なので、案内図はないとのこと)すっとそこに行けるかどうかわからないのですが、それこそディズニーランドで、開園と同時に入ってレストランに直行して予約するみたいに行くと、一番良いかもしれません。(案内図がないし、暗いので、地震や事故時の対応が気になるのですが、入場時にも緊急時のアナウンスはありませんでした。)

  映像は一部をネットでも見ることができますが、規模が大きく、なかなかきれいです。ただ、映像のテーマが花や風など、自然を模したものが多く、鏡を使って奥行きを出したもの(下が透けて見える)、音楽とのコラボなども、それほどの斬新さは感じなかったかな。

  鏡を使ったアート作品としては森美術館であった『レアンドロ・エルリッヒ展』の方が楽しかったかも。

  さて階段を上がっていくと、『チームラボアスレチック 運動の森』があります。未来型室内アスレチックという風情で、これがなかなかおもしろかったです。

  トランポリン風は楽しそうだけれど、スルーして、一応滑り台は体験。一番奥の台が、一番スピードが遅いということで、体験してみます。
  体を使う以外に、お絵かきをして(クラゲやフグや簡易など海の生き物の輪郭を描いた用紙をいただき、好きに色付けします)、それをスキャンしてもらうと、大きな海の画面に泳ぎます。これが面白い。自分の描いたのが、泳ぎます。クラゲは動きが遅いので、結構長く画面にとどまっているので(魚を選んだら、どんどん泳いで画面から消えてしまい、残念)、クラゲはお勧めかもしれません。子供だけでなく、大人もみんな楽しんでいました。

  さて、夕方遅い方がさらに空くということで、もう一度外へ出て戻ってくることもできます(21時閉館、入場は閉館の1時間前まで)。再入場希望受付があって、係りの方に申し出ると、手にスタンプみたいなのを押し、光を当てると青く模様が出ます。一応再入場スタンプをいただいたのですが、結構よい時間にもなっていたので、帰途に。
 なかなか楽しかったです。
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『第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展』国立新美術館

2018年07月15日 | 日記
     『第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展』国立新美術館 2018.6.24
        2018.6.13→24
 
  会期が終わってからだいぶ経ちますが、一応備忘録なので。
  文化庁メディア芸術祭は以前2回行っています。第16回(2013.2)と第19回(2016.29)。無料だし、面白い作品が多いので、毎回行きたいのですが、期間が短いので、外してしまうことが多いです。

  今回は最終日に行くことができました。
  世界98の国と地域の4192作品から選ばれた作品、170点以上を一堂に紹介。

  アート部門の大賞はHaythem ZAKARIA氏の『 Interstices/OpusⅠ-OpusⅡ』。入って最初正面の大きな風景映像です。そのままの風景映像を使った現代アートという趣。しばらく見ていると、情景が動きます。アバターズが体験型インスタレーション、どう体験して楽しんでよいか今一つよくわからなかったです。今回のアート部門は好みのタイプのインスタレーションがなく、少し淋しい。

  漫画部門の大賞は池辺葵氏の『ねぇ、ママ』。漫画部門の展示は広場的な空間で、見やすく、漫画作品を手に取れるスタンドがあり、熱心に立ち読みをしている人たちが!!
  絵がきれいで、テーマも興味深く、読んでみたい漫画が多かったです。とはいえ、漫画ってもう何年も読んでいないし、本屋さんに行っても漫画のコーナーが広くって、どこをどう探せばよいのか、本の題名を言って、店員さんに探してもらうしかない?
  以前のメディア芸術祭では、外国の漫画が結構展示されていたと思うのですが、今回は日本の作家さんばっかりだったような。外国の方の漫画の絵の雰囲気も結構好きなのですが。

  アニメーション部門の大賞は片瀬須直氏の『この世界の片隅に』と湯浅正明氏の『夜明けを告げるルーのうた』。
  『この世界の片隅に』は映画化されたので、なじみがありました。原画も展示されていましたが、絵が緻密で、本当にきれい。

  エンターテインメント部門の大賞は「人食いの大鷲トリコ」開発チーム(代表:上田文人)の『人食いの大鷲トリコ』。大きなブースで縦長の迫力ある映像。

  世界98の国と地域からの作品ということですが、日本の作家さんの作品が圧倒的に多く、国内向きといった印象も。展示はすっきりしていて、最終日ということで、来場者は多かったようですが、それでも見やすかったです。
  
  最後に、アンケートが手渡され、有料にするとしたらいくらぐらいならいいですかと。漫画が読めたり、アニメなど楽しめる映像も多いので、有料にしても来場者がすごく減るということはなさそうだけれど、若い人が多いので、ワンコインぐらい?
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『ルーブル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか』国立新美術館

2018年07月05日 | 日記
  『ルーブル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか』国立新美術館 2018.6.27
       2018年5月30日(水)―9月3日(月)

   ―肖像芸術の社会的役割とともに、表現上の様々な特色を浮き彫りにすることをテーマとし、ルーブル美術館の全8部門を代表する約110点の肖像作品を展示―

  ルーブル美術館の8部門(古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術。絵画、素描・版画。彫刻、美術工芸品、イスラム美術)ということで、古代エジプトのミイラの棺用のマスク、レリーフから、アレクサンドロス大王肖像から、カラカラ帝の胸像。
  マリー・アントワネットの胸像、ダヴィッド工房作の『マラーの死』とフランス革命があれば、もちろんナポレオン、ジャン・グロの絵もあれば、クロード・ラメのとても大きな戴冠式正装のナポレオン像(衣装が緻密)、デスマスクもあります。
 
  ボッティチェリと工房作とはいえ、「赤い縁なし帽をかぶった若い男性の肖像」とボッティチェリの作品が1点、ボッティチェリの人物はいつも端正、ベラスケスの工房の「スペイン王妃マリアナ・デ・アウストリアの肖像」はやはりあまり美人に描かれていなくて、ゴヤの子供の絵はかわいくて、犬も付いています。

  メモをしておかなかったので、どの絵と忘れてしまったのですが、最近、映画の「ボディガード」を見たせいか、ケビン・コスナーに似た面差しの絵があったような。

  印象的だったのは「国王の嗅ぎ煙草入れ」と、そのためのミニアチュール48点。今のブロマイド集めのすごい版?
  「ブルボン侯爵夫人、次いでブーローニュおよびオーヴェルニュ伯爵夫人ジャンヌ・ド・ブルボン=ヴァンドーム」の彫刻。大腸が出、ウジ虫がいる、美からほど遠い、すごい墓碑です。きれいなのと二つあるような解説があったような気もするのですが、このような彫像を墓碑にするというのがすごいです。

  絵画だけでなく彫像も多く彫像の展示があると、空間が空くというのか、それほど混んでないこともあり、見やすい展示でした。

  若い頃、ルーブル美術館に行ったことがあり、行けど行けども、作品が続き、駆け足状態だったのですが、その中で彫刻の森の中に、「ミロのビーナス像」を見つけてうれしかったことを思い出しました。日本に来たときは大行列だったのですが(1964)、周囲に見学者はなく、独占してみることができました。もう一度、ルーブルも行ってみたいけれど、腰痛のために長旅がきつくなっているので、どうなりますことやら。行きたいところには、若い時に行っておくべきだったなと。
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