~ それでも世界は希望の糸を紡ぐ ~

早川太海、人と自然から様々な教えを頂きながら
つまずきつつ・・迷いつつ・・
作曲の道を歩いております。

龍座

2024-02-04 15:33:05 | 宇宙
頭上に広がる大空を「天球」と見立て、
地球から観た太陽が「天球」のどこを通るのか?
その通り道が「黄道(こうどう)」と呼ばれるもの。

本日は、二十四節気の一つ “ 立春 ” 。
天球をグルリと巡る「黄道」を、
15度づつ24分割したのが “ 二十四節気 ” 。
春分点が「黄道」の開始点0度に当たり、
“ 立春 ” は、春分から21番目、
黄道角度315度地点に位置します。

・・・と、こう書いておりますと、
古来「立春・立夏・立秋・立冬」として、
私たちの生活に溶け込んでいるはずの、
いわゆる「四立(しりゅう)」というものも、
地球と太陽との位置関係や地球自転軸の傾き等々、
様々な天文事象や複雑な天文知識を宿していることに、
あらためて気付かされます。

天文つながり?・・・で、
以前に作曲しましたところの “ Beyond the Universe ”


                 

少し速度の落ちたコマが回る時、
コマの回転軸自体がゆっくりと円を描くように、
地球の回転軸もまた円を描くのだそうで、
必然的に、地球の回転軸が指し示す方角もまた、
円環を描くのだとか。

「歳差運動」

と呼ばれるもので、
地球の回転軸(地軸)が辿る円運動は、
およそ2万6千年で一回りするとされます。

御承知置きの通り、
宇宙には「北極星」という天体があるわけではなく、
地軸の北極方向に当たる星を、
便宜上「北極星」と呼んでいるまでのこと。

「歳差運動」により地軸が宇宙に描くところの、
約2万6千年で一周する円環上には、
その時代その時代に「北極星」の役割を担う星、
言わば “ 北極星候補 ” が存在しています。

“ 北極星候補 ” としては、
ケフェウス座のガンマ星、
はくちょう座のデルタ星、
ヘラクレス座のタウ星等々の天体があり、
それらは、
かつて「北極星」の座に位置し、
いつしか「北極星」の座を離れ、
やがて「北極星」の座に還るのだそうです。

現在、私たちが「北極星」と仰いでいるのは、
こぐま座のアルファ星ですが、
今から約1万2千年後の「北極星」は、
琴座のアルファ星 “ ベガ ” とのこと。

遥かな未来、
“ ベガ ” が「北極星」となる頃、
地球は、どのような環境になっていて、
地球上は、どのような状態になっているのでしょうか。

色々な意味で、
平和な星、平和な世の中だといいですね。


“ Stellar Dragon ” ~ 龍座
尻尾から頭部方向に数えて3つめの星、
龍座アルファ星 “ トゥバン ” は、
今から約5千年前の「北極星」と伝わります。

皆様、良き日々でありますように!


               








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