11月も半ばに差し掛かりました。
“ Waterfall Ⅲ ” ~ 瀧 其の参
11月と言えば、
京都河原町通りに所在した醤油商・近江屋において、
坂本龍馬(1836~1867)が、
何者かの手によって暗殺された月。
今を去る156年前、時は幕末、
慶応3年11月15日のことでありました。
龍馬は、新しい国家体制に思いを馳せる中、
長崎から上京する船内で書いた「船中八策」を元にして、
大政奉還後、新たに「新政府綱領八策」を記しています。
この「新政府綱領八策」の末尾には、
“ 慶応丁卯 十一月 ”
と墨書されていて、
暗殺される直前辺りに書かれたことを伝えています。
坂本龍馬が、
幕末のヒーローだったのかどうか?
現代に語り継がれるような活躍をしたのかどうか?
特に近年、
そのような疑問を持たれる向きも多いと聞きます。
確かに歴史検証は大事なこと。
只、「新政府綱領八策」の内容は、
たとえそれが “ 独創 ” ではなかったとしても、
充分に時代を先駆けるものであり、
フィクションを読まずとも、
遺された資料や手紙の数々に当たれば、
その活動ぶり活躍ぶりは一目瞭然。
そもそも、活動も活躍もせず、
何ら特異な光芒を放つことのない人間には、
アンチが生じることもなければ、
暗殺の対象となることもありません。
“ ヒーロー ” かどうかは措くとしても、
幕末史における重要人物であったことには違いないと、
個人的には、そのように思います。
幕末当時、「藩」とは「国家」でありました。
薩摩藩と長州藩という、
敵対する二つの「国家」が手を結ぶなど、
誰も考えさえ出来なかったこと。
それを、
龍馬は「薩長同盟」として成就させました。
今なお世界各地では、
国と国が戦い、民族と民族が争い、
無辜の市民が血を流し命を落としています。
過去の経緯により対立せざるを得ない二者、
決して相容れないはずの二者は、
一体どうすれば歩み寄れるのか?
坂本龍馬と幕末史から学ぶことは尽きないと、
11月が巡る度、
龍馬への想いを新たにするものであります。
よさこい幻想 ~ 龍馬の歌 ~(作曲 早川太海)
皆様、良き日々でありますように!
“ Waterfall Ⅲ ” ~ 瀧 其の参
11月と言えば、
京都河原町通りに所在した醤油商・近江屋において、
坂本龍馬(1836~1867)が、
何者かの手によって暗殺された月。
今を去る156年前、時は幕末、
慶応3年11月15日のことでありました。
龍馬は、新しい国家体制に思いを馳せる中、
長崎から上京する船内で書いた「船中八策」を元にして、
大政奉還後、新たに「新政府綱領八策」を記しています。
この「新政府綱領八策」の末尾には、
“ 慶応丁卯 十一月 ”
と墨書されていて、
暗殺される直前辺りに書かれたことを伝えています。
坂本龍馬が、
幕末のヒーローだったのかどうか?
現代に語り継がれるような活躍をしたのかどうか?
特に近年、
そのような疑問を持たれる向きも多いと聞きます。
確かに歴史検証は大事なこと。
只、「新政府綱領八策」の内容は、
たとえそれが “ 独創 ” ではなかったとしても、
充分に時代を先駆けるものであり、
フィクションを読まずとも、
遺された資料や手紙の数々に当たれば、
その活動ぶり活躍ぶりは一目瞭然。
そもそも、活動も活躍もせず、
何ら特異な光芒を放つことのない人間には、
アンチが生じることもなければ、
暗殺の対象となることもありません。
“ ヒーロー ” かどうかは措くとしても、
幕末史における重要人物であったことには違いないと、
個人的には、そのように思います。
幕末当時、「藩」とは「国家」でありました。
薩摩藩と長州藩という、
敵対する二つの「国家」が手を結ぶなど、
誰も考えさえ出来なかったこと。
それを、
龍馬は「薩長同盟」として成就させました。
今なお世界各地では、
国と国が戦い、民族と民族が争い、
無辜の市民が血を流し命を落としています。
過去の経緯により対立せざるを得ない二者、
決して相容れないはずの二者は、
一体どうすれば歩み寄れるのか?
坂本龍馬と幕末史から学ぶことは尽きないと、
11月が巡る度、
龍馬への想いを新たにするものであります。
よさこい幻想 ~ 龍馬の歌 ~(作曲 早川太海)
皆様、良き日々でありますように!