広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

千秋公園堀・太平川

2010-04-29 22:44:44 | 秋田の季節・風景
昨日から今日の午前にかけては、強風と雨だったが、午後には収まった。
●千秋公園 ※前回の千秋公園
コブシの花びらに水滴
やや寒かったが、賑わっていた。
市立中央図書館「明徳館」前は満開
二の丸などへは上らなかったので開花状況はよく分からないが、下から見る限り、昨年よりよく咲いている感じ。
明徳館や県民会館から二の丸広場へ上っていく、“大坂”(おおざか。正式名かは不明)。その左下に池のような内堀がある。
左側が県民会館
そのほとりに、何本かの桜(シダレやソメイヨシノ?)がある。昔からあった木だが、同時期に濃淡差のある花が楽しめるとあって、近年はライトアップされたりして注目されている。

●デッキふらふら
外堀の「親水デッキ」。前回は、岸に“接岸”していたが、今日は、
中途半端に離れてる

矢印看板は水中に
看板の位置からすると、それほど深くはなさそうだ(“沖”の方は分からないけど)。

昨日の強風にあおられて岸から離れてしまったのかと思ったが、前回はつながっていた固定用の鎖が外れているから、自然の力だけでなく人為的な作用もあったはず。
何かの目的で工事関係者が外してそのままになっていたのか、それとも酔っぱらいにでもイタズラされたのか。

常にロープや鎖でしっかり固定しておけばいいように思えるが、どうしてこうなってしまったのだろう。
万が一、供用後に人を乗せたままこんなことになったら、大変だ。「ひょっこりひょうたん島」じゃないんだから。
※その後、完成した様子

●太平川
昨年も行った、「太平川」
秋田駅の南1.5キロほどの所、楢山地区から牛島地区にかけて、太平川沿いの700メートルほどの桜並木で、「太平川観桜会」が開催されている。
見事
昨年と同じく、のびのびと生長した大きな木に、たくさんの花が咲いて美しい。
曇り空だったが、時折日が差すと、いっそう美しくなる。
東側、愛宕下橋から百石橋方向
上の写真の後ろの山は、城南中学校のある「金照寺山(きんしょうじやま)」。コブシの花の白が目立つ。
東端は羽越本線の鉄橋(道が途切れている)

※2012年の太平川の桜はこちら

●新しい道路
さて、昨年の記事でも書いたが、太平川の桜並木の中程、百石橋と太平川橋の間に10年ほど前に架けられた橋がある。
「愛宕下橋」
橋ができても、接続する道路の用地買収や工事が遅れたため、ずっと歩行者専用として使われていた。
昨年までは上流側(上の写真右側)の歩道のみが開放され、車道と下流側の歩道はバリケードで閉鎖されていたのだが、今はバリケードが開き、花見の人たちが自由に出入りしているばかりが、一般乗用車も時折渡っていた。
だけど「立入禁止」「工事中」とある
おそらく、本来は工事用車両のために開放している(今日も工事をやっていた)が、それほど工事車両が通らないこともあり、花見客の立ち入りを黙認してくれているのだろう。
ただ、一般車が通ったり、バリケードの足場のパイプがあったりして危険なので、上流側の歩道を通った方が無難。(バリケード内がそれほど景色がいいわけでもないので)

その道路工事、遅れていた橋の北側もだいぶ形になってきており、砂利敷きだが、歩行者は通行できる。あとは舗装するだけといった感じ。
橋の北側では、道がV字に分かれる形になる。既存の川沿いの狭い道と合わせれば五叉路になりそうだが、信号機などが設置されるのだろうか?
V字の左はおそらく100メートルほどが新規整備区間。既存の市道につながり、南有楽町通りの「刈穂橋東」交差点に至るようだ。そして、V字の右が工事が難航した区間。
先に秋田南中が見える
300メートル弱だが、まったく道路がなかったかごく狭い道しかなかった部分。保育所「城南園」の前を通り、「市立築山(ちくざん)小学校」脇と「長泉寺」の間で既存の市道に接続し、市立秋田南中学校前を通って秋田駅へ至る。
左は墓地、右が小学校、奥が愛宕下橋
この区間を歩いただけでも、思った以上に近道の感じがした。
曲がりくねって細い道ばかりのこの辺りにあっては、歩行者の安全が確保できるし、何よりも楢山と牛島(橋の南側の道は秋田銀行牛島支店前へ至る)を結ぶ便利な道になりそうだ。住宅地でありバス空白地帯だから、路線バスを運行しても秋田駅から早くて近くて便利そうだが…
ただ、この道路に出入りするために既存の狭い道を通る車が増えたり、来年以降の観桜会への影響(川沿いの道が分断されるし、今は橋のたもとに出店を出しているから)がないかは心配。

看板によれば秋田市道「街路第6号 都市計画道路秋田環状線」で、工期は6月18日までになっているが、間に合う?
※その後、開通直前の様子

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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堀の縁に有る (osello)
2010-04-30 18:29:17
変なお立場みたいなのは、何の為に有るのだろう。景観を損なっています。設置する前に、市は良く検討したのだろうか。
返信する
デッキのことですね (taic02)
2010-04-30 19:18:51
この記事はじめ、以前から紹介している広小路沿い外堀の「親水デッキ」のことですね。
まだ工事中であり、千秋公園全体の整備計画もあるでしょうから、最終的にはどうなるのか分かりません。(もう少し情報がほしいところです)

少なくとも現段階では、景観以前にあんな小さなものを浮かせる必要性を感じません。
返信する
確かに便利になるが (たか)
2010-04-30 19:57:50
幼少の頃、城南園(保育園だったと思いますが)や築山小学校に通った道筋は住宅街で静かなものでした。中心部と13号線が結ばれると騒がしい道路となるのでしょうね。
関係ない話で申し訳ないのですが、うちの母親が昔、鍛治町の小さな店でつくり売りしていた「豊年焼」なるものが食べたいらしく、しきりと買って来いというのですが、みやげはいつも「金満」となってしまいます。聖霊高校のあたりで「ミルク焼」なるものがあるのですが、はたしてルーツは同じものなのかいつかは確かめたい。
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関係はありそう (taic02)
2010-04-30 20:12:08
交通量が増えるのは必至でしょう。ただし現状では、未整備で道幅が狭いままの区間(南中~明田地下道、13号線合流点等)があり、どうなるでしょうね。
ただ、すれ違いすら難しい狭い道をたくさんの車が通り、歩行者が追いやられて歩きにくい現状が(車の分散と広い歩道により)改善されればいいなとは思っています。

「豊年焼」は知りませんでしたが、2008年9月12日の「秋田経済新聞」(http://akita.keizai.biz/headline/441/)には、
「「ミルク焼」は、「仲町焼」「豊年焼」などのネーミングで販売していた時代もあったが」
とあり、40年ほど前に「ミルク焼」になったとあります。
鍛治町に店があったのか、本当に現ミルク焼きと同じものなのかは分かりませんが、関係はありそうですね。
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