逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

正しい科学としての優生学(阿久根市長発言を考える)

2010年01月14日 | 文化・歴史

何時も物議をかもす竹原 信一阿久根市長のブログ発言を擁護するという・・・何とも無理筋の話なのですが・・・・幾ら小さな田舎の一都市の市長とはいえ不味すぎる。

『優生学』

あの発言は『優生学』に限りなく近い。(あるいは優生学そのもの)
優生学はナチスドイツ限定の学問だと勘違いしている人もいるが、実は優生学はダーウィンの進化論から派生したもので、社会ダーウィニズムと対になって19世紀から20世紀前半に帝国主義のイデオロギーとして採用され人種差別や侵略戦争や大量虐殺などの根拠となった歴史がある。
此処で間違いやすい誤解は対になっている片一方の社会ダーウィニズムは科学的にも道徳的にも明確に間違いなのですが、もう一方の優生学は道徳的には明確に間違っているが科学的には我々人類も哺乳類の一種なので家畜の改良で実績のある優生学は困った事に『科学的には正しい』。
科学に『善悪』は含まれていない。
水騒動では此処の根本的なところで『ニセ科学批判グループ』は間違いを犯しているのです。
たんぽぽたち三悪人の主張である『ニセ科学だから悪い』には何の科学的な根拠は無く、単なる個人的な道徳論(内心)にすぎません。
何故なら、彼等の主張の正反対の例である『科学的には正しいが「悪」である』優生学が存在しているのです。
科学的正誤と道徳的な正誤(善悪)とは連動していない。

『高度医療』

昔は高度の介護が必要な植物状態の患者の寿命は2年程度であると言われていた。
これは高度医療をうける側の患者の体力が2年で尽きるという意味ではなく、患者を介護する家族の体力や精神力の限界が2年程度で尽きてしまうという、恐ろしい真実が隠されていたのです。
生死の問題を語るには、かの市長はかなり言葉足らず、という印象はぬぐえない。
今の様な核家族時代には家族の中で障害者を抱えているのはそれほど多くは無く、其の分家族一人ひとりの負担も大きいのですが、昔のような大家族で子供が10人もいれば出来の良い子もいれば、そうでない子もいる。
家族の中に一人ぐらい障害者がいてもそれほど珍しくないく、何処の家でも一人ぐらいは障害者がいたのです。
ですからこの問題でも、昔と今では考え方が随分違います。
多くの子供の内で何人かは長生きして親孝行してくれれば良い程度に考えていて、全員が健康で長生きしなければならない現在とは大きく考え方が違っていた。
家の中に必ず一定数の障害者を抱えているのが普通の事で、誰も其の事で改めて何かを論じることは無かったのです。
それに良く考えれば、障害者と健常者との明確な区別なんか何処にも無いのですよ。
ある程度の年齢になると何処にも故障の無い人は誰も居りません。
30すぎれば何処かに不具合が出て来て、そういう意味では高齢者とは自動的に障害者でもあるのです。
障害があろうが無かろうが、『生きている』というそれだけで、大きな意味がある。
『生命』とは、単に生きているだけでも意味があり、其の『生命』の存在自体が美しい。

『科学に対する誤解』

皆さんは、『優生学はニセ科学である』と信じていませんか。?
多くの人が其の様に考えているかも思われませんが、根本的な勘違いですよ。
優生学は『道徳的に悪い科学』ではあるが『ニセ科学』とは呼べない。
優生学の中の幾つかの学説はその後間違いである事が判明している。
しかし自然科学の中でいくら『間違った学説』が含まれていたと判明しても自然科学自体が『間違っている』とはなりません。
基本的に科学に『間違い』はつきもので何ら問題ではないのです。
たんぽぽやkojitakenなど解同三悪人の水騒動の論理である『ニセ科学は悪である』は、根本的に間違っている。
阪大の教授でニセ科学批判教の教祖でもある菊池誠は、オウム真理教などの例を挙げてニセ科学の危険性(悪質さ)を説明していましたが、彼等が本物の正しい『科学力』を駆使したから沢山の被害者が出たのであり、菊池説のようにニセ科学を信じていたなら被害者は誰も出ていません。
オウム真理教がニセ科学だけなら被害者は信者と信者家族だけに限定される。
ところが彼等は本式の正しい科学を使うもんだから、信じている人だけ(内心)に影響するニセ科学と違い、科学には普遍性があるので関係ない一般市民が大勢深刻な被害を受けたのです。
ニセ科学なんか少ししか問題ではない。
科学的には正しいが道徳的に問題のある『優生学』は、まさに『科学的に正しい』から恐ろしいのです。
現生人類の最大の恐怖である核爆弾は正しい科学の生んだモノで、『水伝』などのニセ科学では詐欺のネタを提供する程度の害毒しか流さない。
そして現在の多くの日本人も口に出さないだけで、多かれ少なかれ優生学の影響にあるし特に貧乏人よりも金持ちにはこの傾向が強い。
安倍晋三や小泉純一郎の父親は婿養子なのですが、これ等の素封家では跡取りが娘の場合には旧帝大卒の高等文官試験合格者とか外交官試験合格者などを婿取りして後を継がせるが、この有能な若手官僚を婿に選び自分の娘と結婚させ子孫(跡取り)を残す発想が限りなく『優生学』なのです。

『有効な科学としての優生学』

アテネオリンピック金メダリストで北京オリンピックでも銅メダルの室伏広治選手のフルネームは室伏アレクサンダー広治で母親はオリンピックやり投ルーマニア代表のセラフィナ・モリッツ選手。
父親はかつて日本選手権12回制覇、アジア大会5連覇を達成した室伏重信中京大学体育学部教授。
室伏広治の父親でアジアの鉄人とも呼ばれた室伏重信選手は、オリンピック代表に4回選ばれボイコットしたモスクワ以外は8位11位13位の成績で、アジアでは敵なしだったが6位入賞も果たせず、どうしても世界には通じない。
ハンマー投げ選手として、日本人の肉体的限界を感じそれを補うために遺伝子レベルでの肉体改造を考えて、実際に実行に移し多民族との遺伝子配合で金メダリストを作り上げるのですが,それにしても凄い話です。
優性学の権化、『カリスマ』みたいな話なのですが誰も彼を非難する人はいない。
『優性学である』とは誰も声高には言わないが、関係者なら誰もが知っている事実です。
この様に、優生学を『自然科学の一分野』という物差しだけで判断すれば間違いなく『正しい有効な科学』なのです。
優生学は、科学的正誤には問題が無いが、道徳的に問題がある。(室伏広治は成功したが一歩間違えればぐれて不良に為る)
これは『科学的な正誤』が自動的に『科学の善悪』にはならない典型的な見本です。
『科学的に正しい』→『道徳的に正しい』にはならない。
現在、すべての物事の正誤を判定するのは普遍性のある『科学』の受け持ちですが、善悪までは判定しない。
善悪を判定するのは其々の個人(あるいは個人の集合体としての社会)の道徳(宗教や哲学などの内心)なのです。
そして其々の内心は近代民主主義の原則では聖域として守られなければ為らない。(非難されない権利を持っている)
優生学とソシアル・ダーウィニズムとは対になっており優生学は個々の『生命』を扱い、社会ダーウィニズムは民族とか社会・国家を扱う。
両者の考え方はダーウィンの進化論の中の適者生存や自然淘汰の人類一般への拡大解釈です。
ただ個々の生命は其々別々の個体なので優生学は『科学的には正しい』に為るが、民族や社会・国家が別々のものとの社会ダーウィニズムの考え方は矢張り間違っている。
何故ならその出発点となっているのは『人種の違い』を『種の違い』と勘違いしているところなのですが、人類の種はホモ・サピエンス一種しかない。
民族、社会、国家紛争とは生物学的な進化論の異種間の生存競争ではなく、それより格段に次元の低い同種間の縄張り争いに過ぎないのです。

道徳的に悪くて科学的に有効な優生学と一部が似ているのは今猛威をふるっている新自由主義経済ですね。
すべての人々を不幸にする悪魔の碾き臼である新自由主義でも、やはり一部には利益を得る人もいれば素晴らしいと手放しに奨励する人もでてくる。
確かに新自由主義の影響で日本は大変な事になったが、其の反対に中国が世界一の貿易大国になれたのは一つの例外も無くすべての人やモノや資本や情報が自由に国境を越える新自由主義のお蔭です。
世界を埋め尽くした新自由主義が無ければ今の中国の発展も無いでしょう。

『阿久根市長の高笑い』

たぶん、今のように皆さんに色々批判されて当の市長は大喜びしている筈です。
多くのみなさんの指摘は当たっていない。
何故なら、阿久根市長の発言の良し悪しはともかく、科学的な客観的事実としては『何も間違った事は言っていない』のですよ。
(だからより悪質との見方も出来るが)
★高度な医療技術のおかげ」で機能障害を持ち、昔の医療環境であれば生存が難しい障害児を生き残らせている・・・
これは残念ながら事実です。ただ誰も他から批判されるのが嫌なので口に出さないだけ。
★『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違い・・・
此方の方の批判の方が多いだろうと思うが、実はこれも事実です。
すべての生が喜ばれるわけではなく、すべての死が悲しまれているわけではない。
すべての事に例外はあるが、望まない生もあれば、(何ともやりきれないことではあるが)周りの者の負担を和らげる死もある。
ただこれも普通は人前では喋ってはいけないこととされているので誰も言わないだけ。
今回、其の誰も言わないが大人なら誰もが知っている暗黙のタブーを公然と破った阿久根市長。
阿久根市長の発言は『掟破りだ』なら賛成したいが、『タブーが全面的に正い』と証明されない限り、『間違っている』とか『悪い』とかには当てはまらない。

『歴史的に見た優生学』

優生学ですが、生まれたのはイギリスで欧米で発展していく。
特に先進国では最後まで例外的に忌まわしい奴隷制が残っていたアメリカでは優生学に基づく数々の法律まで作られるし、北欧でも優生学による強制断種が国家規模で公然と行われていた。
優生学が恐ろしい科学であると人々に知られるようになるのは第二次世界大戦でのドイツ敗北以後の話で、それ以前は人々に『有用な科学』と思われていた。
ドイツ第三帝国が崩壊した1945年以前は有効な正しい科学であると認知されていたのです。
日本でも(少し使われている意味は違いますが)優生保護法なんて法律まであった。
ダーウィンの『進化論』とメンデルの法則の『遺伝学』を、哺乳類の一種である人類にも適用したのが優生学で、直接の生みの親である両親の遺伝学も進化論も正しい有用な科学なので、其の予想外の庶子(私生児)である優生学は間違いなく『正しい科学』でもあるのです。
ただ優生学を科学的に『正しい』と認定するのは、誰であれ善良な普通の道徳を持っていれば何とも腹立たしくもあるし忌々しい限りです。
それで優生学の中の色々な学説の間違いを取り上げて『優生学は間違った科学』であるといいたくなるのですが、其れは矢張り残念ながらこじつけにすぎません。
何故なら色々な自然科学の分野で色々な『間違った学説』の存在自体は普通の事ですよ。
科学とは、『エラーの自己修正過程の事である』と考えるなら『間違った学説』自体何ら問題とはならないのです。
基本的に科学自体には正誤はあるが、善悪は存在していない。
善悪を判断するのは科学の任務(守備範囲)では有りません。
善悪の判断は科学ではなく、個々の個人の世界観(宗教や哲学)の受け持つべき専権事項です。

『進化論から150年』

『優生学は正しい科学である』の表現に反発している人は多くいると思うが、
『優生学は道徳的に明確に悪であり、人類にとっても極めて恐ろしい科学である』なら如何ですか。?
これなら誰しも文句が無いと思いますが、どちらの表現であれ、コインの裏表みたいな話で、同じ一つの『優生学』について語っているのです。
『優生学は正しい』とは、『優生学』はいわゆる『ニセ科学ではない』の意味ですよ。
優生学が恐ろしいのは、(詐欺商法のネタになる程度の)ニセ科学ではなく確かな科学的な根拠(進化論とか遺伝学)があるからで、その意味では『正しい科学』なのです。
ナチスドイツの数々の愚かしい蛮行の例は、優生学ではなく社会ダーウィニズムに当てはまるでしょう。(社会ダーウィニズムは明確なニセ科学です)
メンデルの法則から145年。
赤い花から必ず100%の確率では赤い花が咲かない事は劣性遺伝などで既に明らかになっています。
長い歴史がある人類の歴史の中で、数々の家畜や植物の改良に実績がある遺伝学を親として持っているので『優生学』はその意味では『科学的には正しい』(同時に道徳的には問題がありすぎる)のです。
この場合には、矢張り科学的な正誤と道徳的な善悪とが自動的に連動していない事に注意するべきです。



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優生学と福祉予算 (kaetzchen)
2010-01-13 19:10:32
>『優生学は正しい科学である』の表現に反発している人は多くいると思うが、

に反発するような人は,まともに生物学を学んだ人じゃないと私も思いますよ(笑)

そもそもメンデル遺伝学自体,動物に置き換えると「実の兄妹から生まれる子供」てな,書店に置いてある18禁のエロマンガのレベルの話.ペットショップで売られている改良種の犬などが身体が弱くて獣医が儲かるのも似たような話.

第二次大戦中にワトソンが DNA を抽出して,塩基構造を解析した時から,遺伝学は分子生物学という「化学」へと変化しました.ところがそれを応用してさらに「優生学」を復活させようなんていうのは「倫理観」の問題であって,化学としては何の問題もないんですよね.そういう意味ではブログ主さんの書かれたことには,何の問題もない.

結局,阿久根市長は単純に「福祉予算を斬り捨てることで赤字を埋める」程度にしか考えていなかったのではないかと.そういう思惑がふと口に出て倫理的に問題があると騒がれた,ただそれだけなんじゃないかな.田舎の政治家ってこの程度の人物が結構多いんですよ.
阿久根市長の思惑 (逝きし世の面影)
2010-01-14 14:04:20
kaetzchenさん、コメント有難う御座います。

首長の『仕事』が、世の中に話題を提供するのが仕事なら低級でお馬鹿で迷惑な橋下徹大阪府知事なんかよりも優れている。
孝明天皇暗殺に続く明治天皇替え玉説なんか、『そこまで、言うか』で、ある意味あっ晴れ。
この市長さんはあのイラクに派遣された自衛隊ひげの隊長(佐藤正久現参議院議員)の同期の元自衛官(防衛大学校出の航空自衛隊幹部候補生)なのですが、満州事変を引き起こした関東軍参謀的な発想の佐藤正久一佐なんかから比べればよっぽどまともで正論です。
まあ、比べる対象が酷すぎるとの考えもあるだろうが、これまでの自民党政府の後期高齢者医療制度の様に医療費や福祉予算の無理やりの削減を言っている訳でもないようです。
では何が彼は言いたいのか。?
科学的には間違っていないというだけで実はこれが良くわからない。
住民至上主義を掲げているのですが此れが良くわからない。
発言力だけでなく行動力もあり地域住民の支持もあるらしいので、有能な軍事官僚だったか政治家としても軍人としても無能だった東条英機の正反対である。
ただし阿久根市長のそれらの『特性』はヒットラーやムッソリーニにも共通する特徴なので、実に困ったものですね。
佐藤氏と阿久根市長の大きな隔たり (kaetzchen)
2010-01-14 18:43:52
実はこの二人を教えた「防衛大学校教官」を個人的に知ってましてね,人間的な隔たりが大きいということを聞いたことがあるんです.

私個人も防衛医大を受けたくらいですから,防衛医大や防大を受ける人間の素性なんて全んどが貧乏人だってことくらいは分かっています.

問題は渡部昇一が典型例なんですけど,成り上がった後で,自分より「下」の人間を見下すか平等の人間として見るかの違いが出てくるんですよね.

佐藤氏は部下も思いやり,自ら危険な作業を率先して行い,人間的な評価が高かった.防大卒と言えばいきなり尉官ですから,さぼろうと思えば幾らでもさぼれる.この辺が大卒警察官との大きな違いです.結果として佐藤氏は出世し模範的な自衛官としてイラクへ派遣された.

ところが阿久根市長の場合,あんまり言いたくないですけど,後者の「さぼり魔」で,中卒・高卒の兵隊たちをいじめるサドで有名でした.だから自衛隊でも困り者で,事実上の依願退職の形だったと聞きます.マスコミには出ていませんけれど.

ヒトラーやムッソリーニが本業で食えなくて,そのコンプレックスゆえに「勝ち組」の格好をしたかったのかなと,今になってみれば思うのですよ.

ちなみに,熊本・鹿児島・青森・北海道は自衛隊員の供給地でもあります.つまり貧しくて,メシが食えないということなんですけどね.
少し事実と違うのでは、 (逝きし世の面影)
2010-01-15 09:57:42
日本以外の欧米型の階級社会の先進国の例では、王族などのハイソサエティの子息は士官学校に進み将校になる。
中産階級の子息がケンブリッジやハーバード(日本なら旧帝大)に行って弁護士になる。
日本とは違い欧米では偏差値は別として社会的地位として大学よりも士官学校のほうが遥かに上の存在です。
外国とは逆に日本の防衛大学校が貧乏人が入る学校との印象は各種の『大学校』は大学と違い授業料を払う代わりに俸給が貰えるので、プラスマイナス4年間では数千万円以上の開きが出てくる。
結果防衛大学校の倍率も偏差値も可也高く疑惑の農水大臣、ドアノブで首をつった松岡利勝は防衛大学校を目指すが失敗シテ2浪して国立2期校の鳥取大に入っている。
面白いところでは今渦中の人である小沢一郎の長男が防衛大学校出身であるとの報道がある。
(自民党の指定枠だった自衛隊員23万人の票を民主党が小沢一郎長男を立てて奪う?との説)
『小沢一郎は自分の長男を防衛大学校に入学させ、海上自衛隊に勤務させている。息子の防大卒業式にも出席している』との週間ポストの記事もあるが、
『防大出ではなく私学出身で海自に幹部候補生として入隊、小沢氏が江田島の卒業式に参列(当時の週刊誌でも話題になっった)2尉まで勤めて退職』との自衛隊上がりの軍事評論家佐藤守の記事もある。
どちらの記事が正しいかは判別出来ないが何れにしろ小沢一郎長男は自衛隊の士官であったようです。
軍人の『真面目』は考えもの (逝きし世の面影)
2010-01-15 10:36:10
白川徹のアフガン終わりなき戦場/第28回 米軍と『堕落論』に面白い考察があります。
今の米軍は志願制で徴兵制だった昔のようなすべてのアメリカ人の平均であったアメリカ軍ではなく、貧困家庭出身者が多くを占めている。
日本よりも階級差や階級の固定度が強いアメリカでは一発逆転、貧乏人の子供が貧困から抜け出せる唯一の機会が『軍への志願』になっている厳しい現実があるらしいのです。
下層階級出身者が、軍で決められた期間働くと無料で大学に行ける制度があり、それを目的に来ている若者がほとんどだそうです。
それなら決められた期間だけ『面従腹背』いかにサボりながら兵役を終えるか、ということに執着するだろうと思うが、そうではないらしい。
何とほとんど全員が、『アメリカ軍はアフガニスタンを良くするために来ている』
何と、驚く事に真面目に素直に『自分が正しいこと』をしているのだと思っているのです。『僕たちアメリカ軍はアフガニスタンを良くするために来ている。アフガニスタン人を助けるためにです。けれど、どうしてアルカイダやタリバンは私たちの邪魔をするのでしょうか。私にはわかりません』などと涙を流しながら訴える真面目な兵士ばかりなのですよ。
オウム信者の事が思い出される、恐ろしい話ですね。
竹原 信一は、国立大学に合格するも辞退し防衛大学校へ進学、1983年卒業(第27期)。航空自衛隊に幹部候補生として入隊するも、1988年に退官とありますが『真面目でなかった』とすれ評価は当たっているでしょうが、我々国民からすればこれ等軍人の疑う事を知らない『真面目さ』ぐらい恐ろしいものはありません。

個体ではなく、集合体という見方だと違ってくるのではないですか? (カーク)
2010-01-16 19:35:34
面影さんの記事の主旨から外れているかも知れません。進化論って、集団で協力しあわない生物のモノではないかという先入観があるのですが、どうなんでしょう。
独り、あるいは単体ではか弱いですが、集合体で生きつづけるというのは、自然界にはありますよね、たとえば、蟻とか、ある種の蜂とか。人類もそうだと思います。
人間は分業体制で、あるいは協力しあって、狩りや農耕をはじめ、それが、宇宙に出るほどの科学技術によって、生物界で繁栄していますね。

阿久根市長のいうことは、単体ならばそうなんでしょうけど、集団で協力して繁栄してきたという事実をはずしているような気がします。


『人類の進化』(人間の由来と性淘汰) (逝きし世の面影)
2010-01-17 10:04:03
カークさん、コメント有難う御座います。

犬は元々一種のものだったモノを人間が手を加えて今のような目的別の雑多の種類が作られています。
この遺伝学の成果は『犬』という種全体を考えたものではなく、もっと狭い目的(一番小さい個体、あるいは反対に一番大きな個体を望む)でしょう。
其の結果はご存知の通りの同じ『犬』という同一種とは思われない程に違いが出ている。
その意味では遺伝学(優生学)は正しい科学であるといえる訳ですが、何かの目的に特化して改良したあまりに極端な目的の犬種では、系統的に純血種で色々な弊害が生まれています。
これ等は、個体にとって良いことなのか。?
イヌという種全体にとって良いことなのか。?色々考えさせられる話ですね。
カークさん、仰られていることはこの記事よりも、
ダーウィンの『人類の進化』(人間の由来と性淘汰)
2009年12月05日 | 文化・歴史
、の方が適当でしょう。
『種の起源』の12年後の1871年に出版された 『人間の進化と性淘汰』(The Descent Of Man And Selection In Relation To Sex)
で明確に社会ダーウィニズムの考え方を否定して、
ダーウィンは、『環境に適応し生き残るには集団内で優しい思いやりを持つメンバーが多ければ多いほど其の集団は繁栄する。』と主張しています。
ダーウィンは、『社会ダーウィニズム』の弱肉強食の理論(帝国主義)は根本的な間違いと、明確に否定しているのですが優性論については(私の知る範囲では)正誤、善悪には言及していないようです。
阿久根市長の思惑は何か? (逝きし世の面影)
2010-01-17 14:02:13
これを言うと、勘違いして反発する人がいるのだが、
日本の若者の殺人率が大幅に低下して世界基準のユニバーサルカーブから大きく逸脱しているのです。

殺人の統計学的一考察(2008年02月02日 | 文化・歴史
このユニバーサルカーブとは二十歳前後の若い男の殺人率をグラフにすると他の世代よりも極端に大きいことを指していますが、何と現在の日本では20歳の若者よりも60歳のオジンのほうが人を殺す不思議の国です。
すべての哺乳類のオスでは自己の遺伝子を残す為に繁殖期にメスを奪い合って争うのですが、このことは哺乳類の一種である人間にも当てはまり、二十歳前後の繁殖期の男が(自己の遺伝子を残す為に)ライバルの男と命がけで争うのは当然起こることです。
それで人間の世界でも若い男は人を殺すが、日本だけは世界の例外なのです。
確かに『殺人』は良くない。
其れは確かなのだが、
今の日本の若者の何か大事な生命なら必ずあるはずの『生命力』の様なものが衰退しているのではないかと心配しているわけです。
すべての人は生まれ、子孫(遺伝子)を残して、そしてすべての例外なく死ぬ。
今の日本ではこの世界一の長寿社会の為に『すべての人は必ず死ぬ』との認識が希薄なように感じるのですよ。
生と死はセットになっており同じもののコインの裏表の関係なのかもしれないのです。
阿久根市長がそこまで考えていたかどうかはまったくわかりませんが。
今の子供たちは少子化のせいでとんでもなく大事にされている。
試練を受けることなく大人になる。
否。試練を受けないものだから何時まで経っても大人になれない。
政治を語りながら『陰謀論叩きに精出していた人物』まで現れる不思議な世の中になってしまった。
あれは単に醜く厳しい現実の風にあたったことが無い(年齢は大人かも知れないが)世間知らずのお子様なのです。
何も知らない善良な子供が、大人の会話に割り込んでくるから『陰謀論は嫌いです』なんて、お馬鹿な言葉が喋れるのです。
いやしくも政治ブログを標榜するなら恥ずかしくて『陰謀論は嫌い』とはいえないはず。
知恵の無い子供には『謀』は無いが、大人で何かの隠し事の無い者はないし政治の世界ではもっとそうです。
役所の出す何とか白書だけが全てなら政治ブログは要らない。
しかし近頃の子供は甘やかされすぎ。
昔は意味も無く子供を殴るので怖いと子供に恐れられている人物が近所に必ず一人はいたが、今はいなくなってしまった。
特に女の子は誰も殴らない。
池田小の児童8人の内で7人までが女の子。中産階級では女の子は特に大事にされる。
日本では誰でもが大人が自分(子供)に危害を加えると思っていないから包丁で8人も殺されるのです。
これがアフガンあたりなら自動小銃でないと多分無理ですよ。
日本以外なら包丁で誰か一人が殺されたら、そばにいる回りのものが必死で逃げるので沢山殺す為には銃器が必要になる。
包丁一本で大量殺人が出来る国は、世界ひろしと言えど多分平和な日本一国だけですよ。
しかし日本も昔は世界基準で、横溝小説の八つ墓村のように大量殺人には日本刀や猟銃が必要だったのです。
ところが憲法9条のお蔭でに日本国としては64年間も戦争をせず一人も殺さず一人も殺されていない。
世界の例外ですね。しかしどんな良いことでも反作用がある。
陰謀論叩きとは平和な世の中だから生まれた何とも恐ろしく不可解な大人の小児化病ですね。

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