逝きし世の面影

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突然噴出した異様な舛添バッシングと「電通」

2016年05月16日 | 政治
『第一次自民党改憲案の策定責任者だった舛添要一に対する自民党改憲派の逆恨み』

自民党は結党50年を迎える2005年の第一次憲法改正草案では『土人女を集めて慰安所を作って将兵に喜ばれた』と著書で自慢する破廉恥な中曽根康弘などの時代錯誤の靖国派の右翼議員らの原案を、自民党改憲案の取り纏め責任者だった舛添自身は憲法改正に前向きな姿勢を示しているが、民主党や国民に受け入れられることを重視して、自民党総裁小泉純一郎の了承を得て大部分カットしてしまった。このため升添は安倍晋三らの恨みを買うことに。以後犬猿の仲となったらしい。
舛添は2009年に自民党が大敗して下野したら即座に2010年離党(自民党は除名処分に、)するが、石原後継の猪瀬知事の金銭疑惑での超短期間辞任で2014年には自民党支持の無所属候補として都知事選で当選している。
ところが、この時ネトウヨは『何で舛添なのか。田母神を支持すべきだ』と主張したが、この方が余程筋が通っている。そもそも除名した人物(升添)を東京都や五輪への影響力を保持したいがために何の根拠も示さず(今まで自民党を散々批判していた人物を)支持して当選させることに安倍首相&周辺をはじめ、自民党の中から批判が出ていた。
安倍晋三などの低能の極右勢力と東大助教授だったことが唯一の自慢の舛添は水と油の関係であり、内心では双方が相手を心底嫌悪していたが呉越同舟、都知事選で舛添を支援したのである。
何かの切っ掛けさえあれば過去の騒動(極右と升添のバトル)が再燃するのは決定的だった。 

升添要一の大名言『主権者である日本国民を犬猫扱いしている第二次自民党改憲草案』

当選直後の最初の記者会見で舛添要一東京都知事は、選挙で支援を受けた自民党の憲法改正草案について『立憲主義の観点から問題がある。今のままの草案だったら、私は国民投票で反対する』と明確に自民党の新しい改憲草案を否定している。
2005年自民党第1次憲法改正草案の取りまとめに関わった舛添は、2012年第2次草案について『学問的に見た場合、はるかに1次草案の方が優れている』と指摘。問題点として天皇元首化、家族条文の規定、国防軍創設を挙げた。
特に、1次草案の『個人として尊重される』を2次草案で『人として尊重』と変えたことに、『憲法は国家の対抗概念である個人を守るためにある。人の対抗概念は犬や猫だ』と厳しく批判した。(2014年2月14日毎日新聞)
民主主義社会の『憲法』とは、自民党改憲派の思っているような『外国の脅威から国家を守る』(国民を縛る)ためにあるのでは決してない。そもそもの憲法に対する『根本的な誤解』なのである、憲法の役目とは、『国家の脅威から国民を守る』(国家を縛る)ために制定する性質のものだったのである。


『ゲゲゲの鬼太郎の仲間のはずが誰よりも金に汚く出来ているので、常に勝つ方について利益を得ようと小賢しく立ち回る「妖怪ネズミ男」の大失敗』

爽やかなイメージとは裏腹に五体不満足氏が、実は好色でやり放題の絶倫男だったことは、(事情を知らない人には大きなショックだったが)関係する全員が昔から良く知っていた『常識ごと』だった。
乙武 洋匡@h_ototake
@aoi_sola カタワですが、めしあがれ!
乙武 洋匡@h_ototake
いや、俺に手足が生えたら、かえって戦闘力が落ちる気がする(笑)
乙武 洋匡@h_ototake
何の反論もないよ。オレの身体も、すっごいイケてるから
乙武 洋匡@h_ototake
「エロい障害者はすでに乙武さんが…」とのリプが殺到中ww  (乙武さんの明るい自虐ツイートまとめ2012年から)
ところが、自民党推薦で東京から参議院選挙に今年7月に出馬することになり、元『みんなの党』(日本を元気にする会)から出るとの以前の約束(念書)を破ったことで、自分の障害を逆手に取った『やりたい放題』のご乱行をマスコミにばらされ大騒ぎに。結果は出馬辞退になる。

『小悪党の「妖怪ネズミ男」ならぬ、「政界ネズミ男」升添要一』

日和見で常に勝っている方に味方して参戦する(負けそうだと直ぐに味方の仲間を裏切る)『政界ネズミ男』の小賢しい升添要一が、誰よりも金に汚い程度は、何も元女房の片山さつき自民党衆議院議員が改めて言わなくとも誰でも知っている話。絶倫の『エロい障害者』だった五体不満足氏と同じ関係する全員が知っている『常識』なのです。
今回の釈明会見で産経新聞系列のフジテレビでは、一つの画面で片山さつきの嫌味たっぷりのコメントと升添要一の小賢しい弁明とを交互に放送するという、あまりにも露骨な手法には呆れるばかりで、『やり過ぎだ』と視聴者もげんなりとなる。(ネット世界ではフジテレビの常軌を逸した升添叩きのエゲツナイ手口に大いに盛り上がる)
今回水に落ちたネズミ男(升添要一)を橋下徹とか飯島勳とか、変な連中が最大限叩いているが、これは多分、JOCによる2020年東京オリンピック買収発覚に対するスピンコントロール(情報操作・世論誘導)の可能性が一番高い。
今回のバッシングのネタの数々ですが、それ自体は事実でもネズミ男(升添)以上に公私混同の贅沢三昧の限りを尽くした前任者である石原慎太郎との扱いに違いがありすぎる。
基本的にマスコミの今回の動きがあまりにもインチキ(八百長)臭いのである。
この政界『ネズミ男』叩きですが、仕掛け人はズバリ、東京五輪開催権買収の張本人である電通ですね。 まさに疑惑封じの『猫だまし』なのである。
(ヒートアイランドが今ほど進行していない半世紀前でも秋(10月)に開催しているオリンピックを酷暑の真夏(7月末から8月初め)に開催するなど無理であることは最初から分かっている。オリンピック自体がフクシマを隠すための姑息な『猫だまし』なのですから無茶苦茶。まるっきり入れ子細工の「猫だまし」のマトルーシュカ状態である)


発想(デザイン)が何となくアメリカの星条旗に似ている1932年に制定された満洲国の国旗

『よみがえる満州国の亡霊、電通』

現在の大手広告代理店『電通』ですが、何故か有名なのに仕事の中身が良くわからないが、71年前の敗戦以前の日本では『電通』と『時事通信社』と『共同通信社』との3社が一つの会社(同盟通信社)だった。
日本を占領したマッカーサー(GHQ)が分割してしまったので大手広告会社『電通』が生まれたが、歴史上悪名高い『満州国』の正体こそが今の『電通』そのものだったのである。(満州国の建国では関東軍ばかりがクローズアップされているが、実は誰も問題としない大手広告代理店『電通』こそが真に関係していた)
満州国のアヘン王里見 甫(さとみ はじめ)は国策会社満州国通信社(略称「国通」)の代表であり同盟通信社とは一体関係にあった。現安倍晋三首相の祖父の旧A級戦犯岸信介元首相は今のマスコミからは『昭和の妖怪』と呼ばれているが、昔は鹿島建設の鹿島守之助など満州国で財を成した成金として、大儲けして逃げ切った『満州三スケ』との異名があった。
多くの有識者が今の安倍晋三など極右勢力が目指しているのは大日本帝国の復活であると心配しているが、実は同じ71年前に滅んだ『満州国』である可能性の方が遥かに高い。(当時の満洲国皇帝溥儀に対して関東軍が少しも敬意を払わないのと同じように、今上天皇や現皇太子夫妻に対して悪口三昧の日本の売国右翼が敬意を持っていないことは明らか)

『東京五輪招致で巨額裏金に「電通も関与」とイギリス紙! だが国内メディアは一言も電通に触れず』2016.05.12.LITERA

英紙ガーディアンは2020年東京五輪で日本の招致委員による130万ユーロ(約1億6千万円)の巨額裏金疑惑報じたが、それ以前にも世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が1月に公表した報告書によれば、日本側が国際陸連に6億円の協賛金を支払った。
フランスの検察当局も動き出しているが、これを受けた国内メディアの報道は、不可解なほど腰砕け状態。
今回のガーディアンの裏金疑惑のスクープでは大手広告代理店・電通が関与していたが、国内メディアが全く触れようとしない。
電通は東京五輪のマーケティング専任代理店として、あらゆるマーケティングや広告利権を一手に掌握して動いていた。
ガーディアンは、疑惑の中心人物パパマッサタ・ディアクが国際陸連と電通とのスポンサー契約の権利を持っていたが一方的に29年まで延長され、今回の招致委員会の裏金疑惑でも電通が関与していた。(招致委員会が裏金を振り込んだ人物は電通の子会社のコンサルタント)
ところが東京五輪招致裏金と電通との衝撃的な重大疑惑を、国内メディアは一切触れていない。

『マスコミ最大のタブー電通、満州国の影の支配者甘粕正彦』

大手広告代理店『電通』は、広告収入に大きく依存するテレビ局はもちろん、あらゆる新聞、テレビ、雑誌などの日本国内のメディアにとって、アンタッチャブルな存在である。
そもそも電通は招致活動から東京五輪に食い込み、東京五輪のマーケティング専任代理店として、あらゆるマーケティングや広告利権をすべて掌握し、昨年の五輪エンブレム盗用でも電通が主導していた。
他の審査委員の同意を得ずに、佐野研二の原案を勝手に2度も勝手に修正したのは電通から出向した審査委員2名だったと判明しているが、マスコミは電通の名前を出すことに及び腰。全員で隠していた。
そして今回の、東京五輪招致の裏金でも、電通の関与にマスコミは全員沈黙する。
深刻な『電通タブー』を抱えた国内メディアの病状は重い。
2016.05.12.LITERA(抜粋、要約)

ベルナルド・ベルドルッチ 監督の映画『ラストエンペラー』(1987年)では清朝の最後の皇帝溥儀を満州国皇帝に担ぎ出した甘粕元憲兵大尉を坂本龍一さんが演じていた。(甘粕は関東大震災時に無政府主義者の大杉栄殺害で有名で教科書にまで載っているが、何故か満州国での八面六臂の大活躍は誰も取り上げない)
エキセントリックで満州の陰の支配者とも呼ばれる暗黒街の人物で満映理事長や初代民生部警務司長と、今の日本の政治やマスコミで『電通』が果たしている役割そのものだった。
映画『ラストエンペラー』では皇帝溥儀の皇后が甘粕を指して『あの人が本当の支配者よ』と自嘲的に囁く場面が描かれていた。(『昼は関東軍が支配し、夜は甘粕が支配する』と言われたぐらいの実力者だったが、日本敗戦では満映理事長室で『大ばくち 身ぐるみ脱いで すってんてん』との不真面目な辞世の句を残して服毒自殺しているが残虐非道な軍人としては不可解な死に方だ)



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