大地震２日目に熊本県立大学（五百籏頭 真理事長）が被災民を追い出す

『誰一人怒らない静かな無政府状態、誰一人責任を取らない日本的無責任の無残』　

『大事な自分の命は→自分で守れ！』　『地震で被災したのは→自己責任だ！』最低限の危機意識が根本的に欠如
多くの被災者が退去した武道場で娘の迎えを待つ下田としこさん（８３）。傍らに足が不自由な夫の福美さん（８４）が横たわっていた＝熊本市東区の熊本県立大学で２０１６年４月１８日午前１０時２０分、須賀川理撮影

『日本国の危機対応の専門家中の専門家　五百籏頭 真の現実の行動は？？？だった』

幹部自衛官を養成する防衛大学校長だった五百籏頭 真は2011年（平成23年）4月に創設された東日本大震災復興構想会議議長を務め、2012年（平成24年）2月に創設された復興推進委員会委員長も務めている。
現在は熊本県立大学の理事長だが、大地震が続いている真っ最中に早々と県立大学に設置されていた避難所を『講義再開の準備のため』として突然閉鎖、その不真面目な対応に熊本市など関係者から呆れられている。五百籏頭 真（熊本県立大学）は最低限の危機意識が根本的に欠如していて、災難が何も起きていない『平時の対応』を粛々と行っているのである。

『熊本地震 . 怖い　まだ帰れない　避難場所閉鎖に困惑』　毎日新聞2016年4月18日

１６日未明に起きたマグニチュード７．３の「本震」は、ダメージを受けていた熊本の街をさらに傷つけた。多くの人が亡くなり、行方不明者の捜索が続いている。週明けの１８日、行政や企業、大学が活動を再開し、被災者が避難先から追われる事態も出ている。
交通網の寸断で物資の供給や通勤が滞り、熊本県八代市は損壊した市役所からの移転を始めるなど、社会活動への打撃は大きい。

『熊本県立大が避難場所閉鎖』

熊本地震で被災した住民らが一時１０００人以上が避難していた熊本県立大（熊本市東区、五百旗頭＜いおきべ＞真理事長）が１８日正午で、「指定緊急避難場所」を閉鎖した。
熊本市は同大を一時的な「避難場所」としているが、長期滞在が可能な「避難所」には指定していない。大学側は「講義再開の準備のため閉鎖はやむをえない」としているが、震度６強の地震からわずか２日後の閉鎖に多くの住民が困惑。１７日夜以降、多くが近くの避難所などに移転したとみられるが、１８日正午現在約２０人が残っている。
災害対策基本法などによると、災害時に住民が避難する場所には、一時的な避難を想定した「避難場所」と長期滞在する「避難所」の２種類があり、一部は避難場所から避難所に移行することもできる。
市は２０１３年、同大と指定緊急避難場所として利用する協定を結んだが、避難所に移行できる対象にはしていない。

『大地震から二日で追い出し』

同大は１４日深夜の地震以降、大学の体育館やロビーなどを避難場所として提供し、１９日まで休講を決めた。当初は学生や周辺住民ら約３００人が避難し、１６日未明の強い揺れを受け、一時１０００人以上が滞在した。
避難場所の運営は、学生がボランティアで担当し、食糧配布や部屋の見回りなどを実施。高齢者や障害者に配慮して部屋を分けるなどの工夫もしてきた。しかし、講義再開の準備が必要なことや、避難場所を運営する学生の負担が大きいため大学が閉鎖を決めた。同大の仁木徳子事務局長は「大学だけで避難所を運営するには限界もある。事情を理解してほしい」としている。
東区の無職、川瀬さおりさん（４４）は「余震も怖くて帰れない。ずっと避難できると思っていた。どうしていいかわからない」と話している。
同市危機管理防災総室は「避難場所の閉鎖は聞いていない。長く運営してもらいたいが、市の判断だけで運営できる市立小中学校などと違い、県立大学なので継続か閉鎖かなどの判断は任せざるを得ない」としている。【山本愛】
2016年4月18日毎日新聞

『熊本県立大学は２日だが国立神戸大学は阪神大震災後２年間避難所を運営していた』

大地震から２日で避難所を閉鎖した熊本県立大学の『一時避難場所であって、指定避難所ではない』との言い分ですが、何とも理不尽な非人道的な発想ではあるが、熊本県内の避難所が十分足りている（多すぎて余っている）なら正しい判断でしょう。
しかし逆に『足りていなかった』とすれば卑劣極まる行いであり、間違いなく極悪非道な『ヒトデナシ』である。

『依然大きな地震の揺れが連続する中で、「時間だから」と被災民を追い出す熊本県立大の非人道的な小役人的横暴』

『本ぶりに 成て出て行 雨やとり』との誹風柳多留の川柳ではないが、熊本県立大の、単に『時間が経ったから』との言い分ですが到底納得できない。熊本地震は今でも少しも収まっていないのですから、何とも辻褄が合わない困った話である。
法務省は熊本刑務所の職員用武道場を避難所として開放しているが、熊本県立大学と同じでここは指定避難所ではない。
熊本県内の大学では、国立の熊本大学は、黒髪キャンパスおよび大江キャンパスの体育館を避難所として開放。学生アパートが倒壊して死者も出ている私立の東海大学は阿蘇キャンパスの体育館および熊本キャンパスを避難所として、阿蘇キャンパスの野球場を自衛隊にヘリポートとして開放。県立大学の対応だけが異様に見える。
ちなみに国立の神戸大学は阪神淡路大震災後２年間も学内の避難所を運営した実績がある。
同市危機管理防災総室は
『避難場所の閉鎖は聞いていない。長く運営してもらいたいが、市の判断だけで運営できる市立小中学校などと違い、県立大学なので継続か閉鎖かなどの判断は任せざるを得ない』
とあるが、私立大学とは違い県立大学は熊本県民の税金が使われているという意味では市立小中学校と同じ。『大学の自治』とか『学問の自由』のトンデモナイ乱用である。あるいは何の権限も無い小役人の悪しき『お役所仕事の典型』。最悪の対応である。
熊本地震がマスコミの報道のように『観測史上例が無い大きな地震が連続する危険な大災害』が真実で依然大地震が続いているなら『本降りに　なって出ていく　雨宿り』だ。
ところが、逆に熊本地震が『みんなが騒ぐほどでもない、普通の災害』だったなら大地震２日目に熊本県立大学が被災民を追い出すのは正しい。
五百籏頭 真理事長（県立大学）ですが、間違いなく『たいしたことはない』（普通の災害だ）と判断しているのである。

『熊本地震の米軍オスプレイと五百籏頭の県立大学の被災民追い出しにネットウヨ（ゴキブリ）が大繁殖』

孫崎　享 ‏@magosaki_ukeru · 4月18日
ネトウヨの反応を見ると何を言われると政府が困るかが解る。「多数のヘリコプターを保有する日本が何故米国の支援を要請うるのか（結果としてオスプレイの利用）」を問うたら、ネトウヨがわき出てきた。

『少しの汚水でもボウフラが湧く』政府が困ると→ネトウヨがわき出てくる

4月18日の孫崎　享の『ネトウヨの反応を見ると何を言われると政府が困るかが解る』ですが、これは名言中の大名言である。
安倍晋三首相の機関紙的な産経新聞系列の関西テレビの中継車が17日朝に熊本県菊陽町のガソリンスタンドで『並んでください』との注意を無視し列を抜かして給油。被災者が朝早くから列に並ぶ中の非常識な行動に非難が殺到。住民がこの事実をツイッターに投稿したため発覚したので、関テレは中継車の割り込みについて謝罪している。
ところが、今度は同じ系列の仙台テレビ関連会社（仙台放送エンタープライズ）社員が『自分たちの燃料をドラム缶などで持ち込んで来ていて、危険物の管理をGSにお願いしている』などと虚偽の情報をネットに投稿。本人は擁護している心算なのだが、仙台テレビは『報道機関に携わる者として、あまりに軽率であり、あってはならない行為』と謝罪に追い込まれる。

『不潔な汚物があれば必ずハエが集る』

熊本地震の米軍オスプレイと同じで、被災民を追い出した五百籏頭の県立大学の不祥事に対して頭が空っぽで目が節穴のネットウヨ（ゴキブリ）が大繁殖している。
被災民が暴言を吐いたとか、県立大学が頑張っているとか内容が陳腐で口から出まかせ。ほとんどが丸っきりの嘘八百。当人たちは擁護している心算だが逆に思いっきり足を引っ張っている。黙っていれば時間が経てばだんだん静まるのに応援しょうとして騒ぐから余計に話が大きくなるのですから、これは自分で創作したデマをネットで拡散して損害を拡大した低能ネットウヨ並み判断力の仙台放送症候群である。

『不祥事時の「危機管理能力の無さ」で倒産した雪印乳業や船場吉兆の大失敗』

不祥事が起きた時に下手に弁解すればするほど良くなるどころか、余計に立場が悪くなる。
日本人の大人の常識では、不承不承でもひたすら『すいません』と頭を下げる以外の解決方法が無いのである。（不祥事時の『危機管理能力の無さ』で倒産した雪印乳業や船場吉兆の大失敗は有名）
ところがである。何事にも例外があり日本人なら誰でも知っている筈の、この大人の最低限の常識を、『自虐史観』のネットウヨの子供たちには最初から最後までまったく理解できない。まさに悲劇的な喜劇である。
毎日新聞の記事では県立大学理事長の名前を書いただけで自衛隊（防衛大学校）の名前は一言も書いていない。
同じく迷惑割り込みの関テレがフジ・サンケイグループに属している事実も報道されていない。（関西テレビは『旅の恥はかき捨て』で熊本だから行っただけ。当たり前ですが地元の大阪では人目があるので絶対にしない）
ところが、五百籏頭が元防衛大学長であり産経グループが迷惑行為を働いている程度は常識だった。誰でも知っていたのである。だから何とかして擁護しようとデマを書き込んだり被災民に悪口を言い立てているが全ては雪印乳業や船場吉兆の大失敗と同じで逆効果にしかならない。

『熊本地震は、日本にとって極めて重い緊急事態なのか。？』

菅義偉官房長官は震度７が観測された翌日の１５日には早くも『今回のような大規模災害が発生したような緊急時に、国民の安全を守るために国家や国民がどのような役割を果たすべきかを、憲法にどう位置づけるかは極めて重く大切な課題だ』と緊急時に政府の権限で一般市民の人権を制限する『緊急事態条項』にまで言及している。
また『日本政府が１６日、米国務省に震災支援を要請』した（具体的にはオスプレイの派遣）事実を１８日にアメリカ軍自身が明らかにしている。
菅官房長官は、熊本地震について早い段階で緊急事態条項を検討し、米軍に頼んで空飛ぶ棺桶『オスプレイ』投入をするほどの前代未聞・空前絶後の『緊急事態』だと言っていた。
ところが一方では１８０度逆に、菅義偉官房長官は４月２０日熊本県などで相次いでいる地震は『大震災級という状況ではない』と明言している。また熊本県知事が緊急要請している激甚災害の指定も政府は理由を全く示さ無いまま何故か渋っていて未だに行っていない。
熊本地震の取材を物見遊山で『旅の恥はかき捨て』とばかりに迷惑行為を働いた産経グループのテレビスタッフや、被災民を『勉学の迷惑だ』と追い出した県立大学の五百籏頭元防衛大学長の暴挙。もしもの避難計画も無いし今回の熊本地震の断層の延長線上で極めて危険な川内原発を『安全だ』と言い張る田中俊一原子力寄生委員長など、『何時もの事だ。大したことはない』と思っているのである。
はた迷惑なこれらの腹立たしい３者に共通する特徴ですが、あまりにも特異なパーソナリティを持っている。
大人なら当然持っているはずの一般常識を歯牙にもかけない非常識。あるいは義務教育修了者なら当然知っていはずの知識の欠如、不見識の極みのような低能ぶりには驚き呆れるばかりであるが何れも安倍晋三首相のごく親しいお友達であり、この特殊性は安倍晋三本人とも共通している。

『それとも通常の災害程度なのか。？支離滅裂でまったく不明』

安倍晋三首相本人やそのごく親しいお友達に共通している特殊性とは無知無責任無教養無分別で迷惑千万な『横車』に尽きるのである。
しかも、世間知らずな特権階級（エスタブリッシュメント）としての鼻持ちならない『上から目線』の桁違いの傍若無人な傲慢さはあいた口がふさがらないレベル。我々の様な普通の一般市民など虫けら扱いなのである。
気象庁が観測史上で前例がないという『熊本地震』ですが、たぶん彼らの頭の中では何時でも起きている通常の陳腐な災害程度『たいしたことはない』（被災は自己責任だ）の現状認識なのである。
そして、肝心の日本政府の対応ですが、今回の『熊本地震』は、日本にとって極めて重い緊急事態なのか。？それとも通常の災害程度なのか。？矢張り安倍晋三首相とまったく同じで日本政府の対応が極端でしかも支離滅裂。何れとも判断がつかない。
真相がまったく不明なのである。
胡散臭い詐欺師の言葉だから全部うそで大馬鹿者の主張が全て間違いだとの原理原則は何処にもない。可能性は限りなく低いが、ひょっとすると『たいしたことはない。些細な通常の災害だ』との田中俊一や五百籏頭 真やフジ産経グループの方が正しい判断をしている可能性もゼロではない。
（詐欺師や愚か者の発言では、その正誤は全く不明。滅多にないが時には誰も言わない『正解』の時もあるので少しも油断が出来ない）