逝きし世の面影

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あのころ、

2018年01月24日 | 政治
『<あのころ>「保安隊」戦車が初行進 町中を長距離走行』2018/1/22 一般社団法人共同通信社

1953(昭和28)年1月22日、警察予備隊を改編して前年10月に発足した「保安隊」のM24戦車16台が群馬、埼玉両県を初行進した。群馬県新町を出発する行程69キロの長距離訓練で、ごう音と砂ぼこりの戦車隊が沿道の人々を驚かせた。保安隊は翌年、自衛隊に移行した。

『73年前の1945年から続く「敗戦レジーム」では無かった今の不完全な日本の民主主義』

第二次世界大戦が終わって5年後の1950年6月末に朝鮮戦争が勃発、日本占領の米軍4個師団7万人は全数が朝鮮半島の戦争に振り向けられている。
GHQのポツダム政令で占領米軍を同じ人数の警察予備隊(National Police Reserve)7万人が編成されたのは1950年(昭和25年)8月10日なのですから、これはGHQ(米軍)の代替品(外国からの日本侵略防止が目的ではなく、アメリカ軍の占領に不満の日本人市民の鎮圧用)であることは明らかだった。
GHQによる全面占領下の日本はアメリカ合衆国との単独講和(サンフランシスコ平和条約)を1951年(昭和26年)9月8日に吉田茂全権によって署名され翌1952年(昭和27年)4月28日に発効する。ただし、この講和条約(平和条約)は日米安保条約(朝鮮戦争レジーム)と二つ一つのワンセットの構造だったのである。
★注、
10年前の第一次安倍内閣は『戦後レジームからの脱却』をスローガンとして戦後民主主義の象徴的存在だった教育基本法を否定、根本的に書き換えるし、第二次安倍内閣発足直後の2013年4月28日には今上天皇や皇后まで無理やり引きずりだして日本独立の祝賀会を大々的に行って沖縄県から怒りを買っていた。(この4月28日とは沖縄県が日本国から切り離され過酷を極めた軍政下に置かれた『屈辱の日』として全ての沖縄県民から記憶されている)
民主主義が不完全な中途半端な状態の今の日本を創った最大の原因とは、第二次世界大戦(日本軍の敗戦)ではなくて、朝鮮戦争だったのである。

日本が連合国に降伏した『敗戦レジーム』ではなくて、『朝鮮戦争休戦レジーム』だった今の日本

日本のポツダム宣言受諾で、当初占領軍は『宣言』の文言にある様に日本軍国主義の解体を目的として(最優先して)右翼翼賛組織を解体し左翼や労働組合を優遇。戦争放棄の日本国憲法の制定にも尽力、1949年(昭和24年)1月23日の衆議院選挙で日本共産党は35議席を獲得するなど左翼ブームが起きていた。
ところが日本の共産化を心配した米軍が君子豹変。
1947年の2・1ゼネストは実行直前に占領軍が軍事介入して中止させる。1949年(昭和24年)7月には下山事件、三鷹事が、8月17日には松川事件が連続して発生。ところが、事件直後に吉田茂内閣は『共産党の犯行だ』と発表、GHQはレッドパージを行って共産党や労働組合など左翼を大弾圧する。
共産党員や国労組合員が逮捕され多数の死刑判決が下されている。無罪の証拠が見つかり死刑判決が破棄されるのは20年近くの歳月が必要だったが、3大疑惑事件当時は米軍の占領下であり真犯人は朝鮮戦争を推進するアメリカ軍の諜報機関が最も有力である。(米占領軍の命令で証拠をでっち上げたのは日本の警察組織だが、)日中戦争でも太平洋戦争でも朝鮮戦争でも同じで、まず戦争反対の左翼を弾圧しないと、戦争が始められないのである。



東京都心でも23センチの大雪が降って交通網が大混乱したが、1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて陸軍青年将校か昭和維新のスローガンで引き起こしたクーデター『二・二六事件』の当日は大雪が降っていた。
歴史の転換点というか、分水嶺だった2・26事件は雪景色の首都東京で起きているが、水戸藩浪士の桜田門外の変も赤穂浪士の討ち入りも大江戸は雪の中だった。
去年は、ほぼ1年近くもひたすら逃げ回って、必死で争点を回避していた安倍晋三首相や自民党政府ですが、大雪の東京で、とうとう150日間の国会が開会したので、お隣の韓国のパク・クネ大統領弾劾と同じ種類の大騒動が日本でも起きそうです。(国政の壟断のパク・クネお友達疑惑に比べ、国富の簒奪や強姦もみ消しの安倍お友達疑惑は2万倍は悪い)



1877年(明治10年)に西郷隆盛など薩摩藩の不平士族が武装蜂起した『西南戦争』が起きた時も南国の鹿児島県は珍しい大雪になっていたらしい。(当時の瓦版)


エジプト112年ぶりに積雪なう

誰だ。!地球温暖化などと寝ぼけたことを言っているのは。明らかに寒冷化が始っていた。(温暖だった4000年前の縄文文化が寒冷化で崩壊したり、中国の戦国春秋時代の戦乱による戦争難民の弥生人の日本列島への移住、民族大移動によるローマ帝国の崩壊など世界史的な大変動は地球の寒冷化と連動していた)



信用力や権威が一番高いイギリスのBBCやアメリカのCNNテレビ、ニューヨークタイムスやワシントンポストなど欧米諸国の主要なリベラルメディアとか日本のマスコミの全員が横並びで、異口同音にアメリカ大統領のドナルド・トランプをバカ扱いしたり、日本の政府や与野党、全てのメディアが北朝鮮トップの金正恩(キム・ジョンウン )を馬鹿扱いして、口汚く罵倒しているのは事実だが、トランプ大統領就任の1年で米国の株価は40%も上昇し、これに引きずられる形で日本などでも株価が大幅に上昇して金融機関とか投資家など関係者は全員が大歓迎している。

『ダボス会議でトランプ氏賞賛の声、財界首脳は政策を高く評価』2018年1月24日 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)
ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)出席のため集まった世界の財界首脳は、世界各地でビジネス寄りの政策が実施されることなどを背景に、世界経済の成長は向こう1年継続するとの見方を示している。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が23日主催したCEOカウンシルの昼食会では、主要国が同時成長を遂げているこの希な状況において、脅威はほとんど存在しないとの見解が聞かれた。さらに、この強気な見方はドナルド・トランプ米大統領の功績によるところが大きいと評価する声が上がった。
【ダボス(スイス)】



マイナス5度の湖水に頭まで浸かるマッチョ政治家の代表格のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)ロシア大統領でも地球温暖化に対して何も言わない中で、世界の主要国トップの中で唯一トランプ一人が地球温暖化詐欺のパリ協定から離脱しているのですから、立派の一言。見上げたもんだよ屋根屋のフンドシ、てへしたもんだよカエルの小便との寅さん風の啖呵の台詞にピッタリである。
世界一の天才との誉れが高いイギリスの理論物理学者ホーキング博士は地球温暖化で大気圧は90気圧、460度の灼熱地獄で硫酸の雨が降る金星と同じになると説明しているが、金星と同じような条件の火星は大部分が二酸化炭素の大気圧は地球の0.75%。乾燥して平均気温は−43℃と超低温だった。地球温暖化の根拠とは、唯一『金星』がモデルだったのである、それならホーキングが天才だったなら地球温暖化に懐疑的なトランプは2万倍は大天才だった。(地球温暖化ですが間違いなく低級な詐欺であることは明らか。小さな子供に対して大人が『ミミズにオシッコしたらおちんちんが腫上る』と言って脅かすのと同じ種類の子供だましな『道徳論』程度で、マスコミ全員の世界的な劣化現象であろう)



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1 コメント

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Unknown (昔からのtheBEATLESfun)
2018-01-24 22:55:29
私は3歳まで大阪市内の御堂筋の近くに住んでいた。「幼い時に警察予備隊の御堂筋パレードを見た」と思っていたが,検索するとこのパレードは私が0歳の時(1952年)なので記憶違いのようである。
でも確かに見たような気がするが,ひょっとすると母から聞いただけだったのかも・・・。
『ミミズにオシッコしたらおちんちんが腫上る』のはガルバニー電流が起こるかもしれんから,というのは都市伝説ですかね?
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