逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

ポケモンGO

2016年07月19日 | 社会
『世界的なポケモンGOフィーバー、日本は天皇譲位と都知事選?の怪』

『米国の女性司会者 本番中にPokemon GO』
2016年07月16日Sputnik
米国のTV司会者アリソン・クロプスさんは、彼女の同僚ボビー・デスキンス氏が担当する天気予報の生放送中、その前を横切って周囲をあわてさせた。クロプスさん本人は、Pokemon GOに夢中で、その事には気づかずゲームを続けた。一方デスキンス氏は、少しもあわてず「この新しいオモチャに皆さんもっと注意しましょう」と呼び掛けた。
「ポケモンGO」はGPSの位置情報を活用し、現実世界そのものを舞台に、ポケモンを捕まえたり、バトルしたりできるゲームだ。プレーヤーは家の外に出て、ポケモンを探したり、他のプレーヤーと出会える。

「ポケモンGO」がうつ病や不安神経症を改善する 精神医学の専門家「前例ない効果」 2016年07月18日Engadget 日本版

スマホ向けARゲーム『Pokemon GO』ですが、精神医学の専門家がうつ病などメンタルヘルスの不調の改善に効果があると指摘しています。
アメリカでは年間約4,380万人が精神の不調を抱えており、これは成人5人に一人の高率。自殺予防団体のTake Thisによれば、ゲームはそうした人々を引き寄せてコミュニティに結びつける(同団体は孤独でいることが自殺の危険を高めると主張)のに役立っているとか。
メンタルヘルスSNS「Psych Central」の創設者のJohn Grohol博士は、不安神経症やうつ病などの最新の治療法も熟知している、運動が精神状態にいい影響を与える事実は20年前から確認されている。『Pokemon GO』がメンタルヘルスの改善に及ぼす効果はかつて前例がないとのこと。

『ポケモンGOで任天堂株価がうなぎ上りの爆騰でトヨタ自動車に次ぐ日本第二位に』

任天堂の株価はどこまで上がるのか。2007年には7万円台もあった任天堂の株価ですがリーマン・ショック後のここ5年は1万~2万円台と低迷していた。7月7日の終値は1万4935円だったが1週間後の15日は前日比2480円高の2万7780円と高値引け。売買代金は4760億円と個別銘柄としては、東京株式市場の過去最高になった。
ポケモンGOフィーバーでは任天堂の時価総額は倍々ゲームを演じていて、とうとうソニーやキヤノンを抜いて超短時間でトップのトヨタ自動車に次ぐ日本第2位の大企業になっている。
7月6日にアメリカ、豪州、ニュージーランドでサービスが始まったスマホ用ゲーム『ポケモンGO』の利用者が熱中するあまり、ケガ人が続出し、利用者を狙った強盗事件まで起きて、世界各地で社会問題になっている。
ポケモンGOの利用者状況ではソーシャルネットワークサービス(SNS)最大手フェイスブックやツイッターをしのぐとんでもない勢いを得ている。



『サービスが始まっていない韓国江原道・束草でもポケモンGOフィーバー』

7月15日付け朝鮮日報『「ポケモンGO」韓国で大反響、プレー可能地域にゲーマー殺到』によると、韓国北東部の江原道・束草にあるエキスポ公園はスマホゲーム『ポケモンGO』のベストポジションだという口コミが広がってソウル首都圏から100人を超える人が集まって束草近隣エリアでポケモン50匹を捕まえたと話しているという。
いまだ韓国など東アジア地域では運用されていないはずのスマホゲーム『ポケモンGO』が韓国の江原道束草市など38度戦付近がベストポジションだとの朝鮮日報の記事ですが、そもそもGPSとはアメリカが運用する軍事システムなのですから、在韓米軍のシステムと一見無関係に思えるスマホゲーム『ポケモンGO』とが連動して動いているのである。

『アメリカのGPS地図データ上では北朝鮮に分類されている38度線の束草市』

GPSはもともと核ミサイルなどを誘導するためにアメリカが軍事用に開発したシステムでGPS電波の使用権や運用はすべてアメリカに握られている。アメリカはGPSを現在無料開放しているものの、信頼性までは保証していない。
GPSからの信号が受信できなくなれば公共交通や金融システムが混乱して社会機能がマヒしかねない。このためロシアはグロナス(GLONASS)システムを膨大な経費をかけて構築し、中国やEUは独自のGalileo(ガリレオ)を計画している。

「ポケモンGO」韓国の街に観光客が殺到 未対応なのになぜプレイ可能?
2016年07月18日The Huffington Post
「ポケモンGO」に世界が熱狂した7月中旬の週末、日本と同様に未リリースの韓国で、熱く盛り上がった海岸の町があった。
ソウルから東へ約3時間、北朝鮮との軍事境界線に近い人口8万人の都市・束草(ソクチョ)。
既報の通り、韓国では地図データの海外持ち出しを厳しく制限しており、「ポケモンGO」のリリース時期も未定だ。しかしゲームの地図データ上で北朝鮮に分類されているとみられるこの街では「ポケモンGO」がプレイできる。

リリース前なのに『ポケモンたちがモスクワを占領』 2016年07月19日 Sputnik

ロシアの首都モスクワでも、「ポケモン」たちを捕まえることができるようになった。なおロシアではまだアプリ「Pokemon Go」は正式にリリースされていない。
Sputnikの記者がモスクワで「ポケモン狩り」を実行し、クレムリンの壁の近くやロシア連邦保安庁などの建物周辺でどんなポケモンを捕まえることができるのかを明らかにした。
なお先にロシアのペスコフ大統領報道官は「Pokemon Go」について記者団に対し、クレムリンの敷地内でポケモンを捕まえることが可能となるのかは分からないが、ロシア文化の宝庫であるクレムリンへ「ポケモンを捕まえるため」に訪れるべきではないと語った。
だが今回、クレムリンと赤の広場には「Pokemon Go」のアイテムを入手できる「ポケストップ(PokeStop)」のような場所が数十カ所あるのが明らかとなった。また赤の広場には、ポケモンたちが戦う場所が2カ所ある。偶然なのかはわからないが、その「戦場」は聖ワシリイ大聖堂の敷地とゲオルギー・ジューコフ元帥の記念碑がある場所と一致している。

『ロシアの政府が公式に「Pokemon go」の危険性を警告する』

『ロシア人に「Pokemon go」を辛抱強く待つよう呼びかけられる』
2016年07月20日Sputnik
ロシア通信・情報技術・マスコミ監督庁の公式ページでは、ロシアではまだ「Pokemon Go」が公式にリリースされていないと指摘。監督庁は、ゲーム「Pokemon Go」をする際に発生する恐れのある危険性について警告した。
同庁は、公式リリースよりも前にサードパーティ製APKをインストールする方法で『Pokemon Go』へのアクセスは、「これらを介してウイルスDroidJackを拡散している詐欺師が使用している」と伝えインストールを控えるよう呼びかけている。
Sputnik 日本

英メンウィズヒル基地
日本の青森県三沢基地 左上方に写っている巨大な円形の鉄条網のサークル内にある施設が『象の檻』

『国家の上位に君臨して国家主権を侵害する世界的通信傍受機構ファイブ・アイズ(The Five Eyes)エシュロン』

エシュロン(Echelon)はアメリカの国家安全保障局(NSA)が構築した通信傍受(シギント)システムで2013年末にロシアに亡命したエドワード・スノーデンの告発により、PRISMで有線データ通信さえも盗聴されていることから欧州連合などが抗議するなど大騒ぎになるが、2015年8月1日にはウイキーリークス(WL)がアメリカの国家安全保障局(NSA)が日本政府や省庁、大手企業を盗聴しているとの米政府の内部文書を公開したことを各メデイアが一斉に報じていた。
エシュロンが行っている電波の傍受は1分間に300万1日なら40億もの通信を傍受できる史上最強の盗聴機関といわれている。
アメリカ以外で参加している国は英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど全員アングロサクソン(英語圏)のイギリス連邦国家。(今回最初にポケモンGOの運用を開始した国と重複しているのは、はたして偶然だったのだろうか?)
エシュロン参加は認めていないギリシア、スペイン、ドイツ、日本など、アメリカの同盟国にも、傍受局を置いて盗聴している。日本には、青森県の三沢基地(通称「ゾウの檻」で有名な姉沼通信所)や東京都心のアメリカ大使館などに多数のNSA要員が詰め盗聴を行っている。スノーデンも数年間働いていたといわれている。

『世界同時クーデターの序章?、改憲派3分の2議席の意味』メディアの責務自覚を

2016年7月17日付け毎日新聞コラム『時代の風』 で作家の中島京子が『改憲3分の2議席の意味』と題して、『参院選後の各テレビ局の特番を見て、ほんとうに腹が立った。』
『選挙がすべて終わったとたんに、どんな候補が出ていて、どんなふうに選挙戦を戦ったかを見せるって、どういうこと? みんな思ったはずだ。
「そういうことは、選挙中にやって」。
それがメディアの仕事であり、責任だろう。6月22日の公示日から7月10日の投票日まで、テレビは参院選をほとんど報道しなかった。』と怒っている。
今回の参議院選挙ほど摩訶不思議な選挙は無かった。
選挙期間中、多くの有権者は『ダラダラと長すぎる』と感じていたが、これは公示から投票まで通常より1日長い18日間だったからではない。
日本人の多くが長すぎると感じた原因とは『時代の風』で中島京子が怒っているように、 NHKを筆頭に日本中のマスコミが肝心の選挙報道を行わなかったことに尽きるのである。
我が日本国の選挙制度では選挙期間中しか選挙運動が行えない、ところが公職選挙法で選挙期間中に我々市民が行える選挙運動はほぼゼロ。何も出来ないのである。しかも政党の政治活動さえ選挙期間中には大きく制限されているのですから、今回のようにマスコミが選挙を報じないと何も無い『真空状態』が生まれてしまう。
マスコミは選挙後の改憲の可能性には言及していたが、『改憲には色々な条項がある』からと自民党が何も言わなかったのでマスコミも何も書かなかった。

『2012年5月超党派の議員団体「創生『日本』」研修会録画の驚くべき内容』

議会多数派による静かな無血クーデターを主張していた安倍晋三ら改憲派議員。

 ホームページによれば「創生『日本』」は『戦後レジームからの脱却』を理念としていて、そのためには憲法改正が成し遂げられねばならないと考える議員の団体であるらしい。
映像の中では、自民党の閣僚経験者が『国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則はなくさないと』と発言していた。別の議員は『尖閣、軍事利用しましょう』。
首相補佐官は『いよいよ、ほんとに憲法を変えられる時が来た。これ以上延ばすことはできない』と言っていた。
いずれの発言にも、会場から大きな拍手が湧いた。安倍晋三現首相の姿もそこにあった。 
この衝撃的な映像に関して、選挙中、新聞やテレビで報道されたのを見た記憶がない。
(2016年7月17日付け毎日新聞コラム『時代の風』から)

『参院選の期間中マスコミが無視したが、インターネット(SNS)で、たいへんな勢いで視聴された映像』

この毎日新聞コラム『時代の風』 で作家の中島京子が『改憲3分の2議席の意味』を一言で簡単に説明すると、安倍自民党とマスコミが二人三脚で行った悪質なミニクーデターこそが、7月10日参議院選挙の本当の意味だったのである。
日本人は善良なので、悪魔のようなヒトデナシの極悪人が自分たちの極身近に存在していることに気が付かない。
まさか与党や首相が『国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則はなくさないと』とか『いよいよ、ほんとに憲法を変えられる時が来た。これ以上延ばすことはできない』と言っていたなぞ想像され出来ない悪夢である。しかし、マスコミが何も報道しないので誰も知らない。



『国民主権や基本的人権』など憲法3原則の停止(議会多数派によるクーデター)を『これ以上延ばすことはできない!』  

憲法改正が目の前に迫る大事な参議院選挙期間中に日本中のマスコミは東京地知事選の候補選びでお茶を濁して選挙報道を意識的にサボっていた。(東京都民には関係があるが、他県の市民にとっては無間系)
不真面目なマスコミですが、いよいよ改憲派3分の2議席が確定したら、宮内庁のトップの長官と次長が全面否定しているのに前夜のNHKニュースを発端とする天皇生前退位説のリークを新聞全紙が一面トップの全段ブチヌキの大見出し。
しかも各社がえらく精細に報じていたがスクープどころか事前に紙面を準備してタイミングを計っていたことは明らか。挙国一致。ほぼ全国紙による日本中のマスコミ報道のハイジャック現象である。

『5年遅れのチェルノブイリ』(非常事態宣言と強制疎開)

歴史的な改憲勢力3分の2(議会多数派によるあからさまなクーデター)との参議院選挙結果の意味を報じる大事な日なのに唐突に日本中の新聞紙面が天皇生前譲位一色に染まったが、ただし福島県だけは例外だった。
新聞の第一面に大きく掲載されていた大事件とは、天皇生前譲位と福島第一原発の石棺化構想の二つだったのですから驚きである。
5年遅れですが、いよいよフクシマのチェルノブイリ化が現実となった意味は大きい。
安倍自民党の憲法改正では共産党など左翼が主張する自衛隊が地球の裏がわでイスラム過激派武装勢力と殺し殺される戦争をするとの話はあまりにも胡散臭い。現実味が乏しいから選挙で負けるのである。
『国民主権や基本的人権』など憲法3原則の一時停止(非常事態宣言とか戒厳令)を『これ以上延ばすことはできない』とする自民党が選挙で勝った原因は案外簡単で、日本も5年遅れではあるが放射能被害の深刻化で、いよいよフクシマもチェルノブイリと同じように強制疎開の決断が迫っているのである。社共の建て前論よりも自公の怖ろしい本音(非常事態宣言)の方が余程リアリティがあると感じたから多くの有権者の支持を得たのである。
日本の与野党の超党派議員が、『国民主権や基本的人権』の停止を『これ以上延ばすことはできない』と、安倍晋三など日本の改憲勢力が公然とクーデターを主張していた時期とは、福島第一原発の原子炉4基が同時に暴走した未曾有の核事故発生から1年後である2012年5月だったのである。日付をすこし見るだけで意味が何とも分かりやすい構造になっている。


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2 コメント

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Unknown (ましま)
2016-07-20 13:05:59
福島第一、遮水壁完全凍結はむつかしい。東電は正式に白旗をかかげたらしい。
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原子力ムラの田中俊一 (宗純)
2016-07-22 15:06:10
ましまさん、コメント有難うございます。

マスコミは報道しなかったが、東電や経産省(資源エネルギー庁)が推進していた凍土遮水壁には、原子力ムラの一員とは言え学者集団である原子力規制委員会は最初から反対していた。
田中委員長などの規制委側の反対を押し切って強引に始めたのですが・・・
今回は予定されていた通りに、『凍らない』と東電側が発表したが、明らかないバンザイ状態なのです。
もう終わっているのでしょう。本来なら『すみません。私たちが間違っていました』と認めるべきなのですが、これが簡単なようでなかなか出来ない。しばらくは紆余曲折があるが、最終的には認める以外の道は無いでしょう。
ただ、過去にはバンザイ突撃とか一億玉砕という破れかぶれのトンデモナイ話も起きています。
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