みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

2860 種山のセリ科(イブキボウフウ)

2012-08-31 09:00:00 | 岩手のセリ科
 今回種山ヶ原(物見山)を訪ねてみて、やっとイブキボウフウというものを分かったような気がした。結構それはあちこちに咲いていたからだ。
 『日本の野生植物Ⅱ』(平凡社、佐竹 義輔他編)によればその特徴としては
 ・日当たりのよい山地草原に生える多年草。全体に毛がある。茎は直立して角ばり、多くの枝をわけ、高さ30-120㎝。
 ・総苞片はあることもないこともあり、小総苞片はある。
 ・花弁は白色か紅色。
 ・果実は楕円形、分果の背に短毛がはえる。
等があるということであるが、たしかに種山ヶ原の日当たりの良い草原にそれらはあったし、その他の特徴も以下に付記したとおり。 
《1 個体#1(丈40㎝ほど)》(平成24年8月28日撮影)

《2 複散形花序》(平成24年8月28日撮影)

《3 白い5弁の花》(平成24年8月28日撮影)

《4 小花序》(平成24年8月28日撮影)

《5 これには総苞片あり》(平成24年8月28日撮影)

《6 小総苞片もあり》(平成24年8月28日撮影)

《7 特徴的な葉、特の尖端に赤味》(平成24年8月28日撮影)


《8 個体#2(丈50㎝ほど)》(平成24年8月28日撮影)


《9 個体#3(丈60㎝ほど)》(平成24年8月28日撮影)

《10 特徴的な葉、特に尖端の赤味》(平成24年8月28日撮影)

そして上の写真であれば判るように、たしかに茎は角ばり、毛があった。
《11 複散形花序》(平成24年8月28日撮影)

《12 総苞片も小総苞片もあり》(平成24年8月28日撮影)

《13 果実》(平成24年8月28日撮影)

《14 たしかに楕円形で、分果の背には短毛あり》(平成24年8月28日撮影)


《15 個体#4(丈80㎝ほど)》(平成24年8月28日撮影)


《16 個体#5(丈80㎝ほど)》(平成24年8月28日撮影)


《17 個体#6(丈110㎝ほど)》(平成24年8月28日撮影)

これらの最後の3つの個体を見れば、たしかに茎は直立して角ばり、多くの枝をわけている。

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