鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

平成30年度県予算要望を聞く

2017年08月24日 | 議会活動

平成29年8月24日(木)

 

 9月に入ると、早くも来年度の県予算に対する要望活動が始まります。今日は、富士市と自民党富士市支部及び富士川支部から、次年度に向けた要望のヒアリングと県当局からの説明を聞く機会がありました。

(政調ヒアリングの様子)

 

 午前10時から富士市において、正副市長や教育長、総務部長、財政部長などの市幹部と、地元選出の県議会議員が市庁舎に集まり、行政懇談会と称して、「富士市の課題」と次年度に向けた「県当局への要望事項」について、2時間ほどをかけ市側から説明を受け、意見交換が行われました。ここで説明を受けた「平成30年度県予算に関する要望書」は、9月4日に知事に会見を求め、市長をはじめとする市関係者に地元選出県議会議員が同行し、説明する予定です。

 

 富士市の課題では、「田子の浦港周辺津波対策事業」や「新工業団地整備計画」、「富士駅北口周辺地区再開発事業促進」について、進捗状況や課題、県や国の連携・支援などの取り組み状況等について説明を受けました。

 津波対策では、市が策定した「田子の浦港振興ビジョン」に基づく、「防災」と「にぎわいづくり」のうち、「防災」が強調された説明でしたが、津波対策の基本的な取り組みは、県と国で方向性が決まっており、現状では支援メニューが限られていることや、むしろ当初説明がなかった「にぎわいづくり」を強調して、県と連携することで支援を求めていくことが確認されました。

 新工業団地整備では、市外からの企業進出希望が多いこともあり、新たな工業団地の整備を計画する必要性について説明があり、県の企業局などの支援を受けて、ニーズに合った工業団地整備について意見交換しました。

 富士駅北口周辺再開発では、富士市の顔となる富士駅北口をどのように整備していくのか、現状の取り組み状況と今後の事業概要の説明を受けました。

 

 県予算に関する次年度要望では、CNF(セルロースナノファイバー)の試験研究・技術支援の充実や、静岡県富士水泳場へのサブプール設置、一級河川の沼川流域の治山治水や、同じく田子江川の河川改修、新々富士川橋の整備促進、国道469号の整備促進、本市場大渕線の整備促進が重点要望として挙げられています。

 一般要望では、若者キャリアサポート促進事業や、「富士山こどもの国」未整備部分の整備、富士山女子駅伝コース変更に伴う道路整備、市内各地県道等整備、一級河川富士早川入道樋門の維持管理、富士東部土地改良区における農業用水路等更新事業の早期実現、集落基盤整備事業富士南麓の整備促進、外国人児童生徒養育支援事業、交番の再配置について、それぞれ説明を受け、意見交換させていただきました。

 

 午後からは、自民党の市内2支部から各地で収集した要望事項を取りまとめ、予め県当局に提出し検討していただいたことの説明を県担当者から受け、私どもも加わって双方の意見や考えを聞かさせていただきました。

 この作業は、自民党静岡県連の「政務調査」の一環として、県連の幹事長、総務会長、正副政務調査会長と地元選出の県議が出席し、静岡県下全域で行われているものです。要望者と執行部側の意見を同時に聞くことが出来、これをもとに今後の議会活動の中で機会ある毎に地元の要望を支援していくことが出来ます。

 

 午前中に市から、午後は政党関係者からそれぞれ要望事項を聞き、双方の要望が重なる内容もあり、取り組みの優先順序を検討する時にも、また、当局に申し入れていく場合にも、大いに参考になります。

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