鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

8月6日 平和な一日に感謝

2017年08月06日 | 議会活動

平成29年8月6日(日)

 

 今日8月6日は、昭和20年の同じ日、広島に原爆が投下され多くの市民が犠牲になった日です。投下時刻の8時15分頃、市の広報から発せられる平和の鐘に合わせ、原爆で亡くなられた多くの御霊を慰め、世界平和を祈り、黙祷を捧げました。

 4月に広島平和記念資料館を訪れ、また、原爆ドームを間近に見て、多くの戦争の悲惨さと平和の尊さを学んできただけに、今年の8月6日はいつもと違う気持ちで迎えました。

 

 さて、今日は町内恒例の河川清掃日で、毎年8月の第1日曜日と決まっています。朝7時半過ぎには、町内各戸から一人ずつ住民が集まり、私も町内を流れる小さな河川の壁面に生えた雑草や、河床に溜まった土砂などを取り除く作業に参加しました。この付近の河川は至る所から湧き水が出て、各家庭は公共下水道につなげていることから、雑排水がこの河川に流れ込むことはなく、きれいな水質が保たれています。水の中に生えた水草や土砂をすくい上げ、土手に揚げる度に、サワガニや小さな魚が一緒に混じり込んできます。気づけば川に戻してあげるのですが、それを楽しみに集まってくるのが子供達です。

 子供達はバケツに水を入れて、「獲物」を狙っています。清掃作業には一家で一人の参加ですが、小さな子供がいるお宅では、この日を楽しみにして一緒に川の中に入ったり、土手で獲物が上がってくるのを待つ光景もしばしば見受けられます。

 朝から温度計も急上昇でしたが、水の中の作業は大変気持ちよく過ごせました。8時15分頃、川の中で作業の手を止め、西の方角に向かって黙祷を捧げました。平和記念資料館で見た灼熱地獄の様相を思い浮かべ、改めて平和のありがたさを痛感しました。

(外気は非常に熱くても、川の中はヒンヤリ)


(大人に混じって子供もお手伝い?)


(石垣の雑草を除去し(手前の箱の中)、すっきりした水路)

 

 もう一つ、地域の神社に建立された戦没者慰霊碑の清掃作業の様子を見させていただきました。作業をしていたのは地域の町内会長やそのOBの皆さんで、小さな町内ですが多くの若い戦没者名簿に心を打たれました。広島・長崎は決して忘れてはいけませんが、身近なところでこのように戦争の悲惨さを伝え、平和を訴える場所があることは知りませんでした。地域の小中学生の平和学習などで、この清掃作業を手伝いながら、身近な語り部達からお話を聞くことも大切だと感じました。

(神社横の戦没者慰霊碑を清掃する町内会長の皆さん)


(大陸や南方など至る所で、地元出身の多くの若い命が散ったことを知る)

 

 もうすぐ終戦記念日を迎えます。今、国民の間では平和への関心度が高まっていることを念頭に、機会を設けて平和について皆さんと考えてみたいと思います。

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