鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

水防団に同行して

2016年06月11日 | 議会活動

平成28年6月11日(土)

 

 今日は土曜日。お役所も、また企業によってもお休みの日です。お天気も良く、梅雨に入ったとはいえ、そんなことは感じさせない一日でした。

 

 朝から参議院議員選挙の打ち合わせで隣の沼津市へ。お昼過ぎから、本ブログのタイトルの水防団の皆さんと富士市内の水害発生箇所の視察を夕方17時過ぎまで同行し、その後18時頃から吉原祇園祭へ。先ほど、22時少し前に帰宅したところです。

 

 本題に入りましょう。本当は朝から夕方まで水防団ならびに、富士市の職員と市内各地を視察する予定でした。先に触れたように、22日公示の参議院議員選挙の準備が入り、そちらを優先させていただき、それが終了後、出来るだけ早く水防団と合流を目指しました。

 

 聞くところによれば、水防団と市の所管部署が、一日かけて現地視察することは初めてだそうです。たまたま、以前、水防団長にお会いした時に、「市内視察を計画するので、同行しないか」というお誘いをいただき、一つ返事で了解しました。

(予め用意いただいた資料を基に、参加者全員で課題を検討。前田新田)


(住民の皆さんも出て、様々な意見を述べられた。東田子の浦地区)


(当初予定のなかった柏原海岸の防潮堤も視察)


(集中豪雨の際は、住宅街が陥没するという江尾地区)


(冠水する浮島地区)


(冠水する江尾江川の支流。冠水時に現地を訪れたが、その時は原因箇所まで到達できず)


(平成26年の台風18号被害を説明する、原田地区の町内会長さん達)

 

 水防団は、その名から容易に想像つくように、河川など、集中豪雨の発生を受けて、堤防の決壊や水位の上昇などによる水害の発生を未然防止し、住民の命や財産を守るために特化した組織です。消防団が主に火事に関わるとしたら、水防団は水害に関わるということで、想像がつくのではないでしょうか。

 

 最近は、日本中で豪雨災害が頻繁に発生するようになり、その原因の一つに「地球温暖化」があります。また、森林の荒廃などによる水源涵養能力の低下や、軟弱地盤地域への住宅地化による水害の発生しやすい環境が増えていることがあげられます。

 

 私は、2年前の県議会一般質問で、同年(平成26年)の台風18号による県内各地での水害を基に、豪雨対策について住民の意見を尊重した防災対策を当局に求め、その甲斐もあって、2年間限定で豪雨災害に関する治山治水対策が事業化され、大がかりの予算を伴う防災対策に対し、「出来ることで未然に防止できる防災対策」を実現できました。この成果は予想以上に現れていると感じており、しかし、2年限定であることから、平成29年度以降にも継続を求めるための質問を、6月定例会で質すことになっています。そのための質問内容を検討している最中でもあります。

 

 今回の水防団に同行し、市内各地を訪れ、その地域の水防団員はもとより、区長さんや地域代表から貴重な意見をお聞きすることが出来、まさに現場の意見や現場そのものを直接観ることの大切さを、改めて実感しました。

 

 市内でも足を運ぶことの無かった地域にも出向き、普段会話を交わすことのない地域の皆さんと、様々な角度から、また、それぞれの立場で意見交換が出来たことは、一般質問の背景はもちろん、これからの議員活動にプラスとなりそうです。

コメント
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