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【トップ10は米英系大学】世界大学ランキング雑感①

2013-12-03 00:02:30 | 世界共通

 少し前(10/2)になりますが、イギリスの教育専門誌Times Higher Education(THE)が恒例の「世界大学ランキング(2013-14)」を発表しました。興味深い内容だったので、その概要をご紹介しつつ、いろいろと考えたことを綴ってみたいと思います。

 メディア報道等から確認した同ランキング結果の概要は以下のとおりです。
 ・同ランキングは6つの基準(①学術面による評価、②企業による評価、③研究論文の引用頻度、④学生1人あたりの教員数、⑤外国人教員数、⑥国外留学生比率)に基づいて世界の800大学を評価したもの
 ・第1位:カリフォルニア工科大(米)、2位:オックスフォード大(英)とハーバード大(米)が同スコア、4位:スタンフォード大(米)、5位:マサチューセッツ工科大(米)となっており、上位10位までがすべて米英の大学(米7校、英3校)
 ・日本の大学で上位200校に入ったのは5校(東大27位、京大52位、東工大125位、大阪大144位、東北大150位)でアジア諸国では最多。うち東北大を除く4校が昨年より順位が上昇。
 ・THEは上記の日本の大学が順位を上げていることに関し、日本の大学の国際的地位を高めようという政府の取り組みの成果が表れている、と分析するとともに、今後10年以内に世界の大学トップ100に日本の大学を10校ランクインさせたいとする安倍政権の方針を紹介

 で、このランキング結果を受けたわが国のメディアの反応は、ランクインした日本の上記4校が前回よりも順位が上がったことを好感しつつ、一方では上位200校のなかに日本勢が5校(すべて国立大学、早慶などはランク外!)しか入っていなかったこと、そして日本では1番の東大ですら世界では23位と、ハーバード大などの世界トップクラスの大学とはまだまだ開きがあることを指摘して、わが国の大学はTHEのような国際的な教育機関が重視するポイントをもっと強化すべき、といった感じだったか、と思います。

 さて、この「世界大学ランキング」―――誰がみても感じるのは、(このランキングが真に人類や社会の進歩に貢献している大学の順になっているかどうかはべつにして)この評価の仕方では「やっぱり英語圏の大学が有利でしょ」ということかな、と想像しています。まあTHE自身がイギリスの組織だから当然、という面もありますが、上記のとおりトップ10はすべて米英系大学、これを上位20位まで広げても非英語圏ではチューリヒ工科大(スイス)が14位に入っているだけで、あとはすべて北米とイギリスの大学です(20位にトロント大[カナダ]が入っていますが、まあカナダは英語圏といってよいでしょう)。

(続く)


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