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私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

2012年9月23日ダイヤ改正(2)

2012年09月18日 |   ┣ ダイヤ改正2012
(つづき)
9月23日にダイヤ改正である。

ひとつ一つ本数を数えた訳ではないのであくまで“印象として”なのだが、今回の改正は、土日祝日などの利用率が低い時間帯を中心に本数を減らす「過剰感の調整」がメインという感じ。

なお、翌24日(月曜)に運行を開始する平日のみ運行の「510番」についても「23日改正分」に含めることにする。

以前の記事で、
“比較的運行本数が多い路線のうち、「28B」をはじめとして、「11番」「16番」「44番」などについては、日中の本数が毎時1本程度減らされそうな悪い予感も漠然とする(あくまで「予感」なので根拠はありません)”
と書いたのだが、そこで挙げた「11番」「28B」をはじめとして、その他の路線でも減便が見て取れる(ただし「毎時1本減」のような大胆なものではありませんが)。

また、これと同じ流れで、運行区間の短縮やルートの効率化も行われる。

7番」は、平日日中と土日祝日は天神止まりとなり、県庁(吉塚営業所)には行かなくなる。
これにより、「(警固一丁目~天神警固神社三越前)←→(天神大和証券前~県庁方面)」は、当該時間帯に直通便がなくなり、TMIがさらに低下することになる。

ベイサイドプレイスのリニューアルに合わせて新設された「15番」の博多ふ頭行きはなくなり、薬院駅前~住吉間で見ると「99番」が廃止に。

日曜祝日の「12-1番」の桧原営業所系統は、多くが「12番」に振り替えとなり、「福大正門前→福大前」への回帰傾向がより強まる結果に。



そんな中、前向きの話題として、「22-1番」「23-1番」の箱崎ふ頭四丁目地区への乗り入れが行われる(画像は改正前のルート)。


「ふ頭五丁目」と「リサイクルプラザ前」の間で、四丁目地区に入るというルートであり、この間に「ふ頭四丁目第一」「ふ頭四丁目第二」「ふ頭四丁目第三」が新たに設置される(「第三」は既存のルート上に新設のよう)、「第一」には、「23-2番」(貝塚~みなと公園前間)も停車する。
なお、日曜日は箱崎ふ頭四丁目地区には乗り入れず、郊外行きで見ると「ふ頭五丁目」の次は「ふ頭四丁目第三」に停車する。
これは、「ふ頭五丁目~ふ頭四丁目第三」の直通ルートの免許維持的な意味合いもあるし、また、もし四丁目地区から撤退した場合の「受け皿」としての役割があるという解釈もできそう。

「22-1番」については、さらにその先、「リサイクルプラザ前~城浜団地間」のルートが、現在の「高須磨町、名島、千早公園前、西汐見、城浜団地口経由」から「名島運動公園前経由」(都市高速と並走する名島弁天橋経由)に変更される。
「香椎浜南公園前」の記事で「22-1番」に関し、
“「23-1番」と便数を調整のうえ、「22-1番」のほうは、「高須磨町~名島~西汐見経由」ではなく、「名島弁天橋(仮称)~名島運動公園経由」にしては?と思うのだがいかがだろうか”
と書いていたのだが、この新ルートは合理的な選択に映る(なお、日曜祝日は「23-1番」の運行がないため従来の名島経由のまま)。

国道3号に一旦戻らずに、箱崎ふ頭地区と城浜・香椎浜地区がダイレクトにつながるということは、「210番」(香椎浜ランプ経由)の一部を「220番」(名島ランプ経由)に振り替えたように、将来、「22N」や「29N」の一部を名島ランプ経由から箱崎ランプ経由に振り替えたりすることが行い易くするための「布石」だと捉えることもできそう(さきに述べた「ふ頭五丁目~ふ頭四丁目第三間」の直通ルートを日曜祝日のみ残したという事実も、その「布石」を構成する一要素と言えるかも)。

これまでも、バス停を増設したり、博多駅と結んでみたり…と、箱崎ふ頭地区のバス需要喚起&掘り起こしの取り組みは行われてきたが(博多駅系統はすぐに廃止になってしまいましたが)、香椎浜地区と千早駅の結び付きが徐々に強まる中、新たな収益源を探し当てることができるだろうか。

以前の記事では、

“天神や博多駅と箱崎ふ頭地区を結ぶという以外にも、例えば、
「貝塚駅→箱崎ふ頭地区→箱崎三丁目(新道上に新設。地下鉄駅最寄り。あえて駅名はバス停につけない(笑))→九大前(新道上にのりば新設)→箱崎駅西口→箱崎駅東口→九大前→箱崎三丁目→箱崎ふ頭地区→貝塚駅」
みたいに、身近な駅を結ぶという選択肢もあると思うのだが、距離が短すぎてあまり儲からないかな?”
とか、

“現在の、高須磨町・名島経由から、名島弁天橋・名島運動公園経由に変更し、終点を香椎浜営業所から、香椎、西鉄香椎、和白経由で大蔵まで延長。
先日のダイヤ改正で、若宮田・舞松原地区からイオン香椎浜SCに向かう「24N」が新設され、今後は、「都心」だけでなく「ショッピングセンター」への足という視点も、より重視されると考えられることから、既存の「22-1番」に、「都心と箱崎ふ頭地区を結ぶ機能」に加え、「唐の原~和白方面とイオン香椎浜を結ぶ機能」も担わせることにより、利用率を高める”

などと妄想を書いたこともあったが、今後もいろんな試行錯誤が行われる可能性が比較的高いエリアだと言えるかも。

なお、これを機に、「箱崎ふ頭中央」「箱崎ふ頭四丁目第一」…のように、箱崎ふ頭地区のバス停名の頭に「箱崎」を付けてもよかったのでは?という気も。


(つづく)


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2 コメント

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減便 (金武1423)
2012-09-26 15:15:32
連投失礼します。
今回の減便は利用者というよりは運転士さんの不足からの苦肉の策みたいです。何処も運転士さんが足りないそうで、まともに公休が取れない(休めない)ということもしばしばだそうです。そこで利用者の少ない土日に徹底的な減便を行ったのでしょう。しかしながら茶山線の減便は七隈線が平行しているからとは言え、ちょっとやり過ぎのような気がしてならないです。
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Unknown (soramame)
2012-10-03 18:21:24
金武1423さん、こんにちは。

>今回の減便は利用者というよりは運転士さんの不足からの苦肉の策みたいです。

なるほど、そうなんですね。
運転手さんの人事面のことには全く詳しくないのですが、少し前は、人員過剰なのでしばらく新規採用はしない…みたいなことを言っていた気もして、マネジメントがなかなか難しいんですね。

でも、減便するにしろ、できるだけ不便にならないようにという姿勢は評価しないいけないのかもしれません。
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