sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:Somewhere

2012-07-17 | 映画


ソフィア・コッポラの「somewhere」見ました。
これってフライヤーとかの宣伝文句
(父と娘のやさしいひと時、って上の予告編でも出てるけど)見て
見る気なくしてたんだけど、
のろ~んとした映画なのに、
退屈しないで見てしまうモノではあるね。
川内倫子さんの写真を見てる感じを思い出しました、まさに。

スティーブン・ドーフはいい男ですねぇ。好み。
映画「パレルモシューティング」できゃーきゃー騒いだ
超いい男カンピーノ(最近一番きゅんとした)から、
少しワイルドさを薄め、軽く甘さを足したみたいな感じ。
こういうタイプに弱いということが、つくづくわかった(笑)。
娘役のエル・ファニングもすごくいい。

セリフは少なく、やたら長回しの、
意味があるのかないのかわからないシーンの連続で、
何でもないものをぼんやりと雰囲気出して撮る写真に似ていて
(川内倫子がそうだと言ってるわけではないけど)、
そういうのに結構厳しいわたしですが、
この映画は、それでもそれ以上の何かがあるようには思う。

いいあんばいにくすんだ磨りガラス越しのノスタルジーというか。


まあ、とにかく、荒んだ生活を送るハリウッド男優が、
娘と過ごすかけがえのない日々、とか
ハートフル、とか人生を見つめ直すとか、
そういう紹介文句と全~~~然違う映画と思います。

ソフィア・コッポラの映画はどれもそうで
粗筋や映画評ではなんだかよくわかんなくて
全然見る気がしないのに、
実際に見ると、損した気はしない、というか
わりと好き、というものが多い気がします。

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