sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

30年ぶりのソウル(14)写真

2019-05-31 | 一人旅たまに人と旅
3月に買ったばかりのGR3を持っていったのだけど、
もうわたしこれだけでいいわ。くらい好きです。

12年前のGRD2は、黒白スクエアフォーマット専用にしてて
新しいのもその設定も入れてるけど、
以前より普通のカラー写真も楽しく撮れるようになりました。
10年前は28ミリの画角が、自分には広すぎてうまく撮れなかった。
何しろこじんまりした人間で、身近なものばかり撮るので。
でも10年の間に、もう少しいろいろ撮るようになって
28ミリ単焦点のこのカメラを存分に楽しんでいます。

というわけで、旅行記ではない写真を貼ります。
こうやってみると、わりと人間が写ってるなぁ。












30年ぶりのソウル(13)買ったもの

2019-05-30 | 一人旅たまに人と旅
今回は本当に買い物してない。

お土産も、結構見て回ったけどこれというものが見つからない。
暑い中何時間か歩き回ってくたくたになったのに、あまりいいものを探せなかった。
旅行は、買い物も結構楽しみにしていて、小さいいいものを見つけたいのだけど
韓国は難しいなぁ。日本に近すぎるのよねぇ。。。

帰りの空港で、ウォンが残ってたし、時間もかなり残ってたので
ゆっくり免税店を見ていて、好きな石鹸を見つけて自分に買いました。
アメリカの会社の石鹸ですが、たぶん日本には入ってない。
以前韓国のロッテ百貨店で見つけて試しに買ったらとても気に入ったもの。
かなり大きくて重くて、ひとりだと毎日お風呂で使って2〜3ヶ月はもつ。

包装がすごくかわいくておしゃれだし、何より香りがすごくいいのです。
本当に本当に好きな匂い。
こんな好きな匂いの石鹸は、ほとんどないくらい、好き。
使うまでそれぞれ洋服ダンスに入れておくと、服もいい匂いになります。
ちょっと高いのですが、3つ買える分だけウォンがあったので買いました。
空港に売ってると思ってなかったので、うれしい。
これしか買ってないし、全然韓国らしさのない買い物だけど
時間もなかったし、友達とご飯を食べるのがテーマだったし、まあいいか。














30年ぶりのソウル(12)変わったこと:物価と男性

2019-05-29 | 一人旅たまに人と旅
今回のソウルで覚えた言葉は、更年期と発泡酒でした。笑

わたしの友達は韓国系オランダ人女性ですが、彼女の連れてきた古い友達という
韓国の韓国人と、わたしの知ってるどの在日より韓国語の上手い日本人といる時に
たまたま「キッチンドランカー」の話になりました。
オランダ人はその言葉自体を知らず(彼女が知らなかっただけなのかな?)、
日本人と韓国人は、台所で一人でお酒飲んでついつい一本あけるようになるのは
「アンデ、アンデ」(あかん、あかん)と言い、
猫から逃げていつも台所で飲んでるわたしもキッチンドランカーと呼ばれるかも、と
微妙な気分でニコニコしながら聞いてて、
なんか、その流れで発泡酒や更年期という言葉が出てきたのでした。
同じ漢字の韓国語読みのようです。似てる国だし同じ漢字の言葉が多いですね。。

韓国語がうまくないわたしは、話の半分ちょっとくらいしかわからなかったけど
優しく気を使ってくれた韓国人の男性は、実は昔はもうすごく、ザ・韓国の男で、
わたしの友達のオランダ人の友達とも、よく喧嘩したという話を聞いて、驚いた。
30年前の韓国は、日本以上に男尊女卑がひどかったのですが、
ヨーロッパ育ちの友達は、韓国の価値観を持った彼とぶつかることが多かったらしい。
同じ時期に留学してた日本人もその頃は、女子がタバコ吸ってるの見ただけで、
説教、攻撃してたよなぁ、と言う。殴る奴もいた、というような話をして
ああ、わたしも攻撃されたわ・・・と思い出す。
わたしも、そういう目には散々あいました。
韓国のそういう女性差別や男尊女卑で、死ぬほどつらい思いをしたのに、
人って変わるもんだなぁと、いいことなのになんとなく納得のいかないような気分。

そして、あんなに女性差別のひどかった国なのに、
今や韓国でフェミニズムが日本より浸透しつつあるのは、なぜだろうという話。
韓国は政治に対して自分たちで闘って変えたことがあるというある種の成功体験から
政治にぶつかって努力するのが現実的な選択肢として機能してるということかな、
と言う結論に。

そういえば、女性の問題だけでなく、
例えば物価について、もう昔のような差がないことも、
何か買うたびに実感としていちいち思った。もう日本とさして変わらないなぁと。
食べ物やお酒は少し安いけど大体のものの値段が日本とあまり変わらなくて、
経済は日本以上に大変だろうし問題も多く深いと思うけど
ずーっと停滞している日本と比べて(だって30年前と大卒初任給変わってない)、
韓国は良くも悪くも変わり続けているように見えます。

経済も人の意識もあんなに封建的だった韓国でこんなに変わり続けてるのに
日本は亀の歩みで、日本って本当にバブル以降同じ場所にいるのかなぁと
悲しい気分になりました。

30年前、日本がバブルでアメリカの土地や会社まで買いまくっていた頃に
ソウルでアメリカ人の留学生に「日本はなんでも高いし、
なんでも物の値段を上げてしまう。円も高い。」と言われたことを思い出す。
遠い昔の話だなぁと思う。

映画:名探偵ピカチュー

2019-05-28 | 映画


ふわふわの動くピカチューを見たかった。
ポケモンは息子が小さい時から、テレビアニメは一緒に見ていたし
映画も幾つかは息子と見に行ったので、なんか懐かしくて。
映画はまあ、かなり突っ込みどころだらけでご都合主義の映画だけど、
ピカチューがかわいいので、まあ許す。

映画を観てる間なんども、家で留守番してる猫を思い出したんだけど
この顔、黄色くしたらリアルピカチューに見えない?

ちょっと生意気な顔ですが。。。笑

多様性に配慮したいい映画だという評を見かけた中に
少しラストの方のネタバレを見てしまい、
普段わたしはネタバレは気にしない方なんだけど
これは知らない方が良かったなぁと思った。
わたしのよく見る好きなタイプの映画は、物語と同じくらいかそれ以上に
ディテールが大事な作品が多くて、ネタバレはあまり影響ないのです。
むしろあらかじめわかっておいた方が、
大事なシーンを丁寧に見られることが多いのでネタバレは気にしないんだけど
こういうハリウッド映画的なのって、ネタバレがない方がいいのね。
アベンジャーズエンドゲームを見た時、このシリーズのファンの友達は
映画を見るまですごくネタバレに神経質になってて、
そんなに気にするものなのねと不思議に思ってたけど、ちょっとわかった。
そういうわけで、この映画の中身については書きませんよ。

あ、ゴジラにも出てる渡辺謙がちょっと出てますね。

30年ぶりのソウル(11)レンタル衣装の観光客

2019-05-27 | 一人旅たまに人と旅
京都行くと、レンタル着物を着て遊ぶ日本や外国の観光客をよく見るけど、
それを楽しんでいる人たちって、ほとんど若い子しか、わたしは見たことがない。
でもソウルでは、おそらく韓国人の韓国客で、
年配の人も、子ども連れもレンタルチョゴリを着て歩いてました。
おばちゃん四人組とか、めっちゃ楽しそうに華やかな服を着てたし、
おじいさんも子どもも着てた。
親子三代というグループもあったし、還暦超えてるカップル(ご夫婦?)もいた。
そういうのはいいなと思う。

30年ぶりのソウル(10)地下鉄で残念

2019-05-26 | 一人旅たまに人と旅
韓国と日本は悪いところが似ていると友達が言ってたけど、大体そうだなと思う。
今回の旅行中、ソウルの地下鉄で、杖をついたおじいさんが乗って来たのに、
前に座ってた高校生くらい〜20代後半の4人ともスマホに夢中で
誰も席を譲らなかったのを見て、がっかりした。
少なくとも3人はおじいさんには気づいてたはず・・・と思うのになぁ。

わたしが若い頃の韓国は、日本と比べて、もっと席を譲る人が多かった。
おせっかいすぎるほどで、当時大学生のわたしが大きいカバンを持って立ってると
前に座ってるおばちゃんが、置きなさい置きなさいといって膝に乗せようとする。
ちょっと年配の人がいると競争するようにみなすぐ席を譲ってた記憶がある。
そういう無闇におせっかいで年寄りを大事にするようなところは、
なんだかすごく泥臭いというか田舎っぽいなぁと、当時は思っていたけど、
今思うとシンプルにいいことだよねぇ。
でも、もう地下鉄に乗っても日本と全然変わらない。

旅行の2週間ほど前、日本の電車の中で、かなり年配の女性が立ってらしたので
座ってる若い人に声をかけたことがある。
若い人はすぐに立って、年配の人は恐縮されながら座られたのだけど、
最近年のせいか、そういうことが割と気楽にできるようになってきた。
それでソウルでも、杖をついて立ってるおじいさんの前に座ってる若者たちに、
何か言おうかと思ったけど、なにしろ言葉がうまくできないので
二駅足らずほど躊躇してたら、おじいさんは別の車両の方にのろのろと行ってしまった。
その間、わたしのそばに立っていた中年女性も、何度もチラチラとそっちを見てたので
彼女が何か言ってくれるかな?と期待したけど、結局何も起こらなかった。
座ってた4人の横にも前にも若い人がたくさん座ってたのに、残念なことだなぁ。

30年もたったら、いろんなことが変わるよねぇ。
いいことならいいけど、そうでないことのほうが多いかもしれません。

写真は地下鉄のホームに降りるエスカレーターについてた
車椅子を運ぶ何かだと思われる。
これは車椅子の人が自分で操作できるのかな。
簡単な操作で安全に上り下りができるならいいものですね。
日本では、自分の生活圏内では見たことないけど、よくあるのかな?

30年ぶりのソウル(9)仁川空港

2019-05-25 | 一人旅たまに人と旅
日本へ帰る飛行機は昼過ぎの便だったのだけど、午前中に何かするのは諦めて
まっすぐ空港へ。
いろいろとスムーズにいって3時間も前にチェックイン。
ブランチにカルビチム定食とビールをいただきましたが
これが今回の旅行で一番高い食事だったかも。28000ウォン。

空港ってなんでも高いね。
でも、ウォンが結構残ってたので、気が大きくなっげ朝からしっかり食べました。笑

これまた人が少なくてスムーズな出国手続きの後、
免税店の前で大名行列っぽい?時代劇の人の行進のような人たちを見ました。
釜山の空港にはピアノが置いてあったし、空港にも楽しさがあるのはいいですね。

さて、早くチェックインできたので、飛行機の座席は2番の通路側が取れました。
息苦しいのでいつも通路側にしてもらうんだけど、
搭乗して座ってたら10歳くらいの子どもを連れた女の人がすごいカジュアルに
「すみませーん、ちょっと奥に座ってもらえます〜?」って言うので、なんかびっくりした。
びっくりしすぎて、しどろもどろで、あ、わたしこの2のCなんですけど?って答えたら
「わかってます〜。でもこっちがいいんで、奥に行ってもらえます〜?」って。。。
あまりに当たり前の要求のように言われたのでさらにびっくりして
「わ、わたしもこっちの方がいいんで…」とぼそぼそ答えたら「え?」と驚かれる。
え??わたしなんか変なこと言った???
で、その後「んー、そうですかぁ、んー。じゃいいです」と言って
奥に二人座ってくれたけど、変なの。。。と思うわたしが変なのか?
飛行機でもなんでも、指定席で当たり前みたいに気軽に
奥行ってとか言われたの初めてかもしれない。
いろんな人がいるものです。

あと、LCCは安いチケットで乗るので荷物の制限が大きく
わたしは預け入れ荷物なしで規定サイズの小さいスーツケースで行くのですが
飛行機で見てると、みんな全然規定なんて守ってない。
一目で大きい!とわかるサイズのスーツケースも多いし
他に大きな荷物も無理やり持ち込んでいる人が多くて
それで座席の上の荷物を入れるところがLCCではいつも満杯なんだなと納得する。
でもわたしは、こういうことはきちんと守る小心者タイプ。

春からのお弁当

2019-05-24 | お弁当や食べ物
少し小さめのお弁当箱を買った話はしましたが、
→小さめのお弁当箱
猫が小さかった時より少しずつ落ち着いてきたのでお弁当を作る余裕も出てきて
毎日ではないけど、週に2、3日はお弁当作ってます。
やっぱり、作るのも食べるのも楽しいなぁ。好きなものしか作らないし。
というわけで、春からのお弁当をまとめてアップ。

筍たっぷりの筍ご飯と、お肉とジャンボインゲンの甘辛炒め。

冷凍食品の一口カツ。冷凍食品も時々使う。


前夜のおかずのコロッケ(市販品)。市販のお惣菜も使う。


前夜ビールのお供に買った筍とそら豆。買った肴の残りも使う。


鶏肉のポン酢煮。大好きな豆ご飯。


ちくわとイカとこんにゃくをからく炊いた。味のしみたこんにゃく好き。


鮭とほうれん草と卵の三色丼弁当。


友達に作ったうずら卵入りミートローフの端切れ。


たらこチャーハン。ビジュアル弱いけど。笑


卵3個分使って明太子たっぷり巻いた卵焼きと筍ご飯。


そぼろ丼弁当。旬のうすいえんどうおいしい。


うすいえんどうの炒り卵とちくわの大葉マヨネーズ詰め。


前夜の塩豚ポトフの残りと、めんたい混ぜご飯。


大葉と梅干の混ぜご飯に、前夜のポークチョップ。


たらこの三色?丼。たっぷり食べたい日はこっちの大好きなお弁当箱も使う。

30年ぶりのソウル(8)また肉を焼く

2019-05-22 | 一人旅たまに人と旅
お昼にユッケビビンバを食べてお腹いっぱいだったんだけど、
すごく暑い中すごく歩いたので夕ご飯前にへろへろ〜とぞうさんのビール。
いや、ビールじゃなく発泡酒ということで、アルコール低めで爽やか。

今回の目標の、友達と会うのはできたので、
今日は夜もゆっくりぶらぶらするつもりが、また一緒に食事することに。
友達の、30年前のカレシという人と、30年前のボディガードという人と一緒に。
どちらもわたしが帰国した後も韓国に7年いた友達が出会った人たちなので
わたしは面識がありません。
一人は韓国の韓国人で、もうひとりは当時韓国に留学していた日本人。
会話は韓国語オンリーということになって、言いたいことが中々言えないし
みんなの韓国語も半分くらいしかわからないけど、感じのいい人たちで
また楽しく、肉を焼いて食べた。





それから若い人の多い店でもう少し飲む。

これは、すっきりしているものの甘いお酒で、わたしはちょっと苦手。
でも翌日飛行機とバスだし、体調が悪くて乗り物酔いしてしまうのはいやなので、
ほどほどにしました。今回の旅行でのわたしはすごく偉い。笑

昔は封建的で男尊女卑で、それですごくケンカしたという、友達の昔のカレシは
今はそんなこと全然想像もできないくらい親切でやさしい。
そこはすごく変わった、と友達も言う。いい方に変わった。
韓国のここ10年ほどのフェミニズムの浸透が大勢の人たちに影響を与えてるのかな。

友達も、その昔のカレシも、いろいろあった後30年後の今どちらもシングルで
ちょっといい雰囲気だった。
30年も経って、10年、20年ぶりに会っても、楽しく話ができるっていいですね。
オランダの友達はオランダより韓国が好きで、また住みたいと考えているようだし
さて、これからがちょっと楽しみです。

ソフィ・カルとミランダ・ジュライ

2019-05-20 | 写真
ソフィ・カルは現代アートの文脈の上にきっちりいるけど(写真家としてもそこにいる)
もっとカジュアルでポップで気難しくない感じが、ミランダ・ジュライだと思う。

ソフィ・カルは人を利用して自分の作品を作る。人を使って自分を見せる。
ミランダは自分を利用して人のコミュニケーションの限界を広げ、
相手の視野や世界を広げる。自分を使って人を見せる。

写真家と小説家(脚本家、映画監督でもあるけど)の違いでもあるかな。
そう思うと写真家やその作品に対してたまにうんざりするのに納得がいく。