sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

函館:4 レストラン コルツ

2023-09-29 | 一人旅たまに人と旅
ロープウェイを降りて、随分涼しくなってたので気持ち良くとことこ歩いてレストランへ。
札幌出身の友達から聞いたおすすめのレストランを予約しておきました。
ここの食事の時間があったので、そこから逆算してこの日の予定を立てて、移動していたのでした。



知らなければ見逃してしまいそうな入り口。
靴を脱いで入る民家?を改装したようなお店ですが、広々としてて気持ちいい空間。

食事に合わせてワインのペアリングを頼んでいたつもりが、ないと言われグラスのスパークリングワインから。
料理はなるほど今風の工夫があるとても優しい料理。
スパークリングのあとはイタリアのオレンジワイン。
実はあんまりオレンジワイン好きじゃないけどこういう料理には合いそうだったので。

・ナスのカツレツ
ソースはなくて鯖のパテ?すこーしスパイスの控えめな香り。ムース?をつけて食べる。




・じゃがいものムース。すごいふんわり…完成された味でうずら卵いらんやろと思ったのに、混ぜてもバッチリ


・ホタテのムース
下にはズッキーニ、抹茶がかかっててほのかな苦味と香りの使い方が素晴らしい


・なんとかカレイのタルタル
オクラのお花が上にあって、タルタルにはオクラも入ってる。味は薄めで滋味がある。オレンジワイン合う。


・枝豆のラビオリ
ヴィジュアル地味でくたくたな感じだけど、皮も中身もめっちゃ柔らかくとろけるチーズのクリーム?初めての味。


・鮎のコンフィ、緑のトマトのソース
あゆは頭ごと食べてくださいと言われてモグモグ。トマトの青い味が爽やかな旨味。

このあとのお肉のことを考えて赤ワインに。北イタリアのネッヴィオーロ。
しっかりした味の葡萄と思うけど、まだ若くてさほど重くなく、あゆにも合う。

・お肉はジビーフ。ジビエとビーフを合わせた名前。
なんとか町の牧場の肉を滋賀の日本一熟成の上手いところで熟成させてると言ってたような。(うろ覚え)
葉っぱは紫蘇で、チーズはリコッタのなにか塩気が多いやつ。
つけあわせのお芋も美味しくて、そうだここは北海道だった。さすが北海道。


お肉の後、デザートの前に、パスタも食べられますか?と聞かれたけど、
もちろんもちろん食べられるよね!結構お腹いっぱいだけどここはやっぱり食べるよね。
少なめにしてもらったけど。
肉の後にパスタという順番は日本食のような順番ですね。面白い。でもそれも良い。

パスタはフレッシュトマトのパスタ。フレッシュトマトのスパゲティにしては太めの麺だけど、
味はしっかりこってり目でトマトの味が濃く、砂糖?で甘さも足してると思う。これは確かに太麺が合うかな。
甘いけど、玉ねぎやケチャップ的なものでなく、シンプルな砂糖?の甘さなので甘さ自体素直で雑味がなく、
トマトの味の濃さで十分しっかりしてて、でもフレッシュさもあり、かすかにチリの辛さもあり。
玉ねぎってかなり個性の強い野菜で、玉ねぎの深くて複雑な甘さもいいけどそれに頼らないのも美味しいね。

ここの料理は今風の工夫と思想がある新しい料理でした。
美味しいけど、手放しで美味しいというのにほんの少し躊躇がある。
それは新しさへの躊躇なんだと思います。
でもそういう料理は驚きがあるし驚きは自分の限界を広げてくれるから本当に好き。
料理でもアートでもわたしはいつも驚かされたがってるんだなと改めて思う。
それでワインもいつもの自分がえらばないようなのを選んだ。
(基本的に普段は自然派ワインは好きじゃないものが多くて選ばないのです)

デザートはアマゾンカカオのティラミスと一口メレンゲ。ああ美味しい。
エスプレッソを飲んだけど、夜は眠れるかな。


帰りは、市電で2、3駅だけど腹ごなしに歩いてホテルに戻りました。

翌日は雨の予報で、雨だとできないことを全部この日詰めこんでタイトな予定だったので、
食事の後やっと、のんびりぶらぶらできる気楽な時間になって、市電3駅分歩いて帰る。
広い道なのに車少ないし人も歩いてない。気持ちいい。



ホテルにチェックインして、部屋に荷物置いてからホテルのバーへ。
函館は調べたけど、良いオーセンティックバーがあまりなさそう。
素晴らしい夜景の見えるバーはいくつかあるけど、観光客向けのカクテルは飲みたくないので、
穴蔵な雰囲気のバーに来てみたんだけど…お酒はまあまあだったかなぁ・・・。
とりあえずいつものやつを飲んだけど、一杯で帰り、お風呂へ。

1日目の宿はキレイめのビジネスホテル。
割と新しく駅からすごく近かったので、今日の移動にはいいホテルだった。
お風呂は温泉だけど露天はなくて広くもない普通の大浴場。
さすがみんな函館では夜景を見るからお風呂が遅くなるのか、遅い時間も結構混んでた。

部屋に戻って1時間以上たってもか汗がひかず化粧水も流れて塗れないので
おかしいなとエアコン見たら26度設定だった。
22度に変えたのに、一度外に出るとリセットされるのか。どうりでか暑かった、北海道なのに。

函館:3 坂と山と夜景

2023-09-28 | 一人旅たまに人と旅
フォトジェニックな建物の多い街を抜けて山に向かいます。







山に向かって景色の有名な八幡坂を登りながら、神戸を少し思い出す。
海があって山があって坂道があって洋館や教会がある。
でも函館の方が広々として開放的な気がします。



気持ちのいい街と道で、この辺りをぶらぶら散歩するだけで1日過ごせそうですが、
ロープウェイ乗り場を通り過ぎ、登山口へ向かう。

ロープウェイがあるのに乗らずに登るのか?という山を登ったのは城崎と同じですが、
函館山は城崎の温泉寺の山よりは距離も高さもあります。

函館は昔は小島だったのね〜





標高300メートルはとても低山だけど、いつも登るうちの裏山の1.5倍。距離はもっと。
道は登りも緩くておしゃべりしながら歩けそうなくらい楽だけど、さすがに暑さで死にました。
汗拭き用に持ってた手ぬぐい2枚では全然足りなくて、汗を絞りながら使う。
ああ、乾いたタオルでゴシゴシを汗を拭きたい!冷たい水をごくごく飲みたい!

計画通り日が暮れる前について、展望カフェで日が暮れるのを本を読みながら待ちました。
リンゴジュースと水をごくごく。

日没は18:17。
夕ご飯の予約が19時なので18:30くらいまでいたけど、まだ真っ暗にはならず。



でも夜景度70%くらいまでは見れたと思う。その夕暮れ時の夜景もきれいで、
もうちょっときれいすぎて泣きそうになった。

写真で何度も見てる光景なのに実物すごい。
函館すごい。
山歩きで攣った足も、汗でびしょ濡れになった髪も、すっかり流れて取れたお化粧も報われた。
下りはロープウェイに乗りました。一番前に乗れて夜景を見ながら下っていく数分もまた感動。

函館:2 市電と船

2023-09-27 | 一人旅たまに人と旅
猫?が常に屋根の上にいるホテルに荷物を預けて、でか〜い桃のパフェのカフェへ。

思ってたよりカジュアルなファストフード的な店だったけど桃一個丸々のパフェは美味しかった〜。
時間がなかったので10分くらいで食べて市電の駅へ走りました。

時間がタイトなのは、遊覧船に乗ろうと思ってそれの時間にギリギリだったのです。
市電に数駅だけ乗ってから赤煉瓦街の間を抜けて、波止場の遊覧船へ。





旅先では、そこに船があれば乗りたいけど、時間が決まってるのでとりあえず乗る。
受付で、わたしの前の人が何か話してて、どうやらわたしを入れて5人集まったので出航できたみたい。
こちらもギリギリ!

結構大きな船なので貸切感がありました。





でも人が少ないせいで、生ビールは売ってなくて(というかサービスする人も誰もいない)
何か飲み物買って来ればよかったな〜と思いながら涼しい船内や
めちゃくちゃ暑い甲板をうろうろして遊覧。



遊覧自体はすごく面白いという感じではなかった。伊根の舟屋の方が良かったかな。
船から見る函館山に、もうすぐ登るから待ってろよ!と挨拶はした。笑


船を降りたら向かいの赤煉瓦でサッポロクラシックを。



サッポロクラシック大好きだし、函館に来て初めてのビールなのにイマイチ冷えてなくて残念。
でも32度を超える暑さの中、一息ついていざ山へ。

函館:1 久しぶりのスーツケース

2023-09-25 | 一人旅たまに人と旅
8月の終わりに函館に行ってきました。
北海道は4年前に札幌に行ったのが初めてで、今回が2度目。函館は初めてです。
ずっと抱えていた大きな問題の目処がついたときに、某旅行社のタイムセールのお知らせを見て
飛行機とホテルの組み合わせが選べたので、2泊のうち2日目のホテルを良いところに変えてポチッと。
それを楽しみに夏を乗り切りました。

旅行の前は持ち物リストを作るけど絵に描かないとよくわからないので、毎回こういうのを描きます。

猫のご飯をお願いした人への指示書も。


いつもわりと荷物の少ない人ので、普通の仕事バッグでもトップス2枚だけなら2泊分くらい入るけど
猫がいて2泊することは少ないので、たまにはと、キャリーケースを持っていくことにしました。



一人旅2泊に着ていく服は最近太ったので選択肢は少ないけど、
ゆったりしたパンツに白シャツのバリエーションか、ワンピースか。
ワンピース案外かさばるしトップスを2枚持ってくだけの方が身軽だなと思ったけど、
久しぶりに小さいキャリーをガラガラ持ってくのでスペース的には全然余裕があるなぁ、と
ワンピース旅行にしました。
わたしの小さいキャリーは本当に小さいので国内線でも持ち込める。
コインロッカーにも押し込める。(函館の2日目に美術館のコインロッカーに無理やり押し込みました)


最近は基礎化粧品はコンビニとかのお泊まりパックで済ませてる。1泊や2泊なら、小瓶に入れるよりずっと小さい。
アレルギー悪化以来アイメークをしなくなったので、マスカラやビューラーがいらなくなって
化粧ポーチもほんとに小さくなったなぁ。
猫と比べるとスーツケースの小ささがわかりますね。猫よ留守番してもらってごめんね。


行きの空港ではJALは、座席予約を済ませてたらチェックインいらないのね。簡単だなぁ。
早くついて時間が余ったので上島珈琲店でモーニング。コールスローサンド、ハーフ。
昨夜遠足前の子供状態であまり眠れてないのでコーヒーが美味しい。
サンドイッチも見た目よりしっかりした味で美味しい。さすが上島珈琲。

飛行機は満席で、後ろの方の席しか取れなかったけど、横が若い女子で良かった。
男の人は体が大きいのもいやだし、清潔さや静かさに難のある人が多いので(偏見?)
飛行機でも電車でも映画館でもできれば女性の横に座りたいです。(差別?)
隣の女性とは特に言葉を交わすこともなかったけど文庫本を読んでいらして、
チラッと表紙が見えたら、あさのあつこの「にゃん!」だった。にゃん。
わたしはKindleでアイヌの人のクマの話を読んでいて、静かな気持ちのいい時間でした。

そして函館について最初の印象は「暑い!」
ここもしかしてまだ、北海道のふりした伊丹なんじゃない?沖縄の方が涼しいのでは…
さて、函館空港からシャトルバスで函館駅へ。約20分500円。
近いのでタクシーでも行ける距離だけど、旅先で公共交通機関使わないと負けた気がするのでバス。
しかし函館空港は街に近い。
こんなに近いとすごく便利で、うちから日帰りで来れる気がしてきた。来れるよね?

前に函館山、左手に海を見ながら走るバス。(あの山に登る予定なのだ。)
函館駅前のロータリーに面している施設の中に1泊目のホテルがあるので、
とりあえず、フロントに荷物を預けました。

この日は夕ご飯にフルコースを食べるので昼ごはんは抜く予定。
でもそのかわり、市電に乗る前に、甘いものを食べます。
乗りたい市電まで20分しかないけど、すぐそばにお目当てのカフェがあった。

映画:怪物

2023-09-24 | 映画


是枝監督の「ベイビーブローカー」や「万引き家族」は、巧いと思うけどそんなに好みではなく、
「誰も知らない」と「海街ダイアリー」の方が好きだった。
「海よりもまだ深く」では主人公のだめ男に大変怒りながら見たのが忘れられない。笑

「怪物」は「誰も知らない」と同じくらい好きかな。
前半のやや戯画化された人間の演出には戸惑ったけど、
後半になってそれらはある偏った一つの視点という演出なのだとわかると、なるほどと納得。
人間の嫌なところを嫌な感じに描くのも上手いけど、今回はそれは視点によってそうなっているだけで、
どの人にもその人の事情やつらさを与えて、ちゃんと多面的に描いてるのはいつもと同じ。
それって監督が優しいのか巧いのか、まあどっちにしろ大人よねぇ。
映画として面白くて力があっても大人でない映画は多いし、大人ならいいかという問題でもないけど
是枝監督の映画はどれをみても大人だなぁと思う。
人物や事件への距離の取り方がよくコントロールされていて、抑制の加減が絶妙なのだろう。
マイノリティ性やその苦悩を消費している、搾取しているという批判については、
昔読んだ是枝監督のインタビューを思い出して思い当たることがあるなとは思う。
「戦争は...外からやってくるのか?違うだろうと。
 自分たちの内側から起こると言う自覚を喚起するためにも、
 被害者感情に寄りかからない日本の歴史の中にある加害性を撮りたい。
 みんな忘れていくから。」

ふうむ。
被害者に寄り添うために作ってるわけではなく、
もちろん被害者への優しい眼差しもあるとは思うけど、
被害者の側からの、つらい、間違ってる、やめろ、正せ、糾弾しろ、というメッセージより
むしろその構造やそれを生み出す社会を描き問いかけたいということなんだと思う。
感情を揺さぶる描写をしながらも、理解と共感を求めるのではなく、
人間というものを、人間の作り出す社会というものを考えさせたいのだろう。
これは確かに声高に叫ばない大人の態度というものだと思うし、
文学でも古典になっている優れたものは淡々と悲劇を描いてるものが多い気がします。
でもマイノリティの側としてはそれだけでは消費されただけと思うのも仕方ないことなのだろう。
コントロールされ計算され距離を保った表現には、心からの叫びがない、
切実さが、魂がないと、もの足りなく思うのもわかるしなぁ。
とはいえ人の悲劇や事件を題材にした表現自体にありうる搾取性をゼロにするのは難しいし、
(もちろんその努力は必要と思ってるけど)それを超えてよい映画になってるとやっぱり思います。

そこでふと、わたしのまわりで結構話題になっている「福田村事件」の森達也監督が、
その映画で、何が普通の人たちに惨事を起こさせたのか、何が人を加害者にするのか、
そういうことを描きたかったみたいなことを言ってたのを思い出した。
この映画に対して、もっと正面から本当の被害者(朝鮮人)を描くべきだったという批判が出るのも
是枝監督と同じ「大人の態度」的なものへの、被害者側(に寄り添った人たち)からの反発かなと思う。
とはいえ、監督の描きたいものでなく、自分達の見たいもの、見るべきと思うものを作れと言うのは
それはまた見る側の傲慢でもありますね。
日本社会の過ちを糾弾するべきなら本当の被害者を隠さずしっかり描くべきだろうと思っても
それはこちらの勝手な期待でしかないので。
芸術(表現)が先か社会問題(メッセージ)が先かと二者択一するのは難しい。
どちらもゼロではないから、どこかの地点で折り合いをつけるしかない。
そして是枝監督の折り合いも、「福田村事件」の折り合いも、悪くないとわたしは思いました。

話が「怪物」から大きくずれました。ていうか「怪物」についてまだ何も書いてないな。笑
とある町で台風の夜に二人の小学生男子がいなくなった、それまでに起こったことを
いくつかの視点から描いていきます。
同じ人は見る目によって全く別の人間になるのだなぁと、
戯画化されたような人物描写の前半だけど、実際もこんなものかもしれないと思った。
わたしの嫌いな人も別の人から見たらまるで別人の素敵な人だったりするのだろうな。
ベテラン俳優も子役も上手いし、脚本は張り巡らされた伏線がすごく上手いし
音楽も(坂本龍一ですね)いいし、
この映画についてはたくさんの人が色々語ってくれてるのでまあいいか。

子供たちの秘密基地になる古い電車の車両は、夢を掻き立てるものだなぁと思った。
この子たちの5倍くらいの年になっても、こんな秘密基地欲しいです。
キャンピングカーに憧れているわたしとしては、こういうところをきれいにして住みたい。
上下水道と電気はほしいけど。笑

→10年前くらいに書いた是枝監督のインタビューに関するブログ

ドライフルーツ

2023-09-23 | お弁当や食べ物
サンドライトマトの後、まだまだ暑い9月の最高気温34度とかの日には
何か干さないと勿体無い気持ちになって
ドライいちじくを作ってみた。
縦に4つとか8つに割るやり方が多かったけど
カビの失敗に懲りたので半分は薄めの輪切りに。



そしてキウイは輪切り。



どちらも乾くと本当に少ない量になるけど甘味は濃厚です。
クリームチーズと一緒にワインのアテに食べてきたけど
小さく切って混ぜ込んだ方が美味しいかな。
少しラムに漬け込んでみよう。

サンドライトマト

2023-09-22 | お弁当や食べ物
今年は夏前から梅仕事を色々したけど、サンドライトマトも初めて作りました。

サンドライトマトのオリーブオイル漬けというものを初めて食べたのは大人になってから、
たしかオーストラリアのおしゃれなイタリアンレストランの前菜か何かだったと思うけど、
おいしくてびっくりした。
ちなみにわたしの世代だと今当たり前のものでも、大人になって初めて食べたものが結構ある。
和風スパゲティとかティラミスとかイタリア料理いろいろも。
学生時代、素敵な洋館に住むクラスメイトのお家で生まれて初めてクリームチーズを食べたし、
国産の学習机でなくインドネシアのアンティークのデスクを持つ友達の家で
生まれて初めてチーズケーキとフレーバーティーをいただいたときも、どれも美味しくてびっくりした。

SNSで知り合いの方がトマトを干しているのを見て、そんなことを一気に思い出し
そうか干すだけなら作ればいいのだ!と気がついて、ネットで干し網を買いました。
A4くらいの大きさで3段になってて、なぜこの派手な青なのかよくわからないけど
これしかなくて、千円たらずでした。
100円均一にもあると聞いて探したけど、100円均一広すぎて探せなかった。笑

とりあえず、知り合いのやっていたように、プチトマトを半分に切って水気をよく拭いたものを並べる。

ネットで調べると欲しすぎて固くなったものはオイルに漬けても硬いままだそうで
セミドライくらいでオイルに漬けるのがいいらしい。
とはいえ、中途半端な乾かし具合だとカビが生える失敗があるので
最高気温が32度を超える日の日向のベランダで干したら2日くらいでいい感じに乾きました。

干すと本当に小さくなるね。
スライスしたニンニクとドライハーブの粉と塩と一緒に漬けました。



いい感じにできて気をよくして、
オーストラリアで食べたものは割と大きなセミドライトマトで肉厚で美味しかったのを思い出して
気温が30℃超えてるうちに!と今度は大きなトマトをたくさん干してみた。

輪切りと、櫛形切り。
今回は干してる最中に、櫛形切りのものに一切れだけですが白いカビが生えかけました。
すぐに捨てたので他のトマトは大丈夫だったけど、やっぱり油断したらカビ生えるのね。

これも同じようにオイル漬けに。

トマト自体より、このオイルが中々いいです。
オムレツやイタリアンの炒め物するときにこのオイルを使うと、ニンニクやハーブと共に
濃縮されたトマトの香りがして、とてもおいしくなる。
インスタントのコンソメスープに少しオイルと垂らすと、いきなり味が本格的になります。
美味しいパンを買ったら、オイル漬けのトマトとチースをのせて食べたい。

若い活動家たちのその後を見て

2023-09-21 | Weblog
6月、SEALDsの元メンバーに取材した記事を読んで、なんともやるせなかった。
中傷され嘲笑され攻撃され、かつての活動を隠したいと思う人が半分以上だと。
安保法案が強行採決された時の「敗北」はわたしも共有した。
もう「日本社会には期待しなくなりました」と聞くと、活動の敗北と共に、社会への敗北でもあったのか。

社会が、出る杭を叩く社会が、彼らを攻撃し続けたせいだろう。
彼らの勇気の十分の一も持たない大勢の人々が、匿名をいいことに
デマや誹謗中傷で卑劣に攻撃し続けた結果、
敗北に敗北を重ねて振り返りたくないと思わせるほど彼らを、彼らの人生を傷つけたのだなぁ。

彼らの敵であった体制側とは別に、わたしの左派の友達にもSEALDsを毛嫌いしている人が多く、
(安全保障についてであったり、ナショナリズムについてであったり、
ポピュリズムについてであったり5件についてであったり…)
どうしても許せない、譲れないという点が、若い彼らに対してあったのだろうけど、
わたしは彼らの未熟さを責めたくはなかったし、
最初から許せないことが多すぎると、運動はうまくいかないのではという気持ちもあった。
わたしだって彼らの活動に丸々賛同するわけではなく、
見解や姿勢の相違も目指すものの違いもあったけど、
どちらかの側しかないならわたしは彼らの側に立ちたいと思っていたし、
結局はなんて勇敢な若者たちだろうと感心しないでいられなかった。
わたしがもし日本人の若く元気な有権者であっても、あれだけ戦うことなんて絶対できない。

そんな彼らが、もう期待しない、関わらないと言うのは、もう絶望したということだ。
すっかり絶望させられてしまったのだな。活動の敗北の後もずっとずっと。

その後の安倍政権では、ますます閣議決定で一方的に決められることが増え、
その度にわたしも小さく絶望を積み重ねて来たけど、個人として攻撃されることはもちろんなかった。
でもSEALDsの一員だった彼らのその後の苦しさや絶望は想像異常のものだったろうと思うと
彼らのためだけでなく、日本の社会に対して、やるせなさしか感じられないわ、もう。

8月にもSEALDsのメンバーだった別の人のインタビューを新聞で読んだ。
あっちからもこっちからも叩かれてもう忘れたいと苦しんだ人のインタビューを読んだあとで、
8月に読んだインタビューの元SEALDsの牛田さんは、デモ以外の持続可能な新しい市民運動を模索し、
そのための勉強を続け知識やスキルを蓄えていると話していた。
(安保法案を止められなかった)SEALDsの失敗を言われることに対しては、
どの立場から言うのか、戦わない人は負けることもできないし負けるのだって大変、
負けることもできない人が勝ち負けに言及するなと思う、と言う。
そうよね。わたしもそう思ってきたよ。
彼らより真摯に活動し努力した人だけが彼らに石を投げられる。
だけどそんな人は(わたし自身も含めて)多くないでしょう。
多くないから安保法案も成立してしまった。

デモを意味がないと冷笑する風潮に対して、
(デモをする自らに対して)「冷笑的」であることも大事だし、
長い時間かかるだろう事実を受け止める胆力、徒労を続けることが生きることだという諦めが
市民運動にも必要と言う、この辺の強かさやバランスも悪くないのではと思う。

自分への批判も忘れずに、でも自分では何もしない外野からの誹謗中傷には負けずに
柔軟にしたたかに理想を追い続けてほしいと選挙権もない在日外国人のわたしは思うのです。
もちろん批判するべきところがあればするべきだし、
彼らもそれを受け入れながら成長する人たちであってほしいものです。

8月のつぶやき:後半

2023-09-20 | つぶやき
戦時中「300体を生体解剖」したという細菌戦部隊の証言展示を、市の施設が見送りにした記事。
証言が展示されるはずだった93歳の元隊員はネットで叩かれ、
一方、日本の加害の展示に抗議した人は「日本のためにならない」
「子どもや孫に小さくなって生きて欲しくない」などと言ってる。
2015年のアンケートでは、満州事変以降の戦争資料を展示する国内85施設のうち、
旧日本軍の加害行為を常設展示してるのは26施設。
アメリカ人が「子どもたちに小さくなって生きて欲しくないから原爆加害の酷さは教えない」と言っても、
ドイツ人が同様に「ヒトラーのしたことは教えない」と言っても、それでいいと言えるの?


すごく頑張ったりしたときには、いいシャンパン開けてやろうと思ってたけど、
そうだ、旅の予定を立てれば良いのだと気づいた。
ちょっと元気が出てきた。計画がわたしを生かす。


母と義妹と甥と和やかな食事と花火。コロナ禍以来5年振りか。
5年前は父が生きていて、実家は不調和そのもので家族関係もひどいものだった。
父がいなくなって本当に何もかも良くなった。間違った支配はいいことが何もないな。
父は死ぬまで家族を支配していたので、今残されたみんながずっと幸せになっても、
もういいでしょう。


気温が体温より高いと日陰にいても一瞬で体が萎えて泣きそうになる。あづいー


薬局でお薬をもらって、ついでにすいてたら病院も行って、と思ってたのに、
病院に行かずにカルディでワインを3本買って帰ってきたなぜ。。。
(薬局のお薬はちゃんともらいました)


差別をされている側も、また差別をしているという話の中で、
日本人を他の犯罪者アジア人と一緒にするなと、差別かますのって、読解力がないのか、
あらゆる差別する機会を逃さないただのレイシストか、両方か。両方だな。


昨日の午後は咳がマシだったので、ベッドで猫と並んで、本を読んで寝落ちして
目が覚めたら続きを読んでまた寝落ちして、を繰り返して、
こういう幸せを忘れないようにしようと思ったのだった。猫ありがとう。
お出かけや旅行の予定をつい入れてしまうけど、本当は居心地良い自分の部屋のベッドで
猫と寝転んでいるだけで100%しあわせなのだった。

でも旅も行くけど(^_^;)


日本人だけよ、戦争加害を持ち出されるたびに反日反日って騒ぐの。
いや、ナチの話が出るたびに反独や!って騒ぐドイツ人もいるのかもしれないけど。


自分が何者であるかは、しようとしてること、したことや作ったものを超越してて、
自分が成し遂げたことによって判断されるのは自分の能力の奴隷や囚人だ、
とハンナ・アーレントが言い、自分以外の何かに支配されるのはもう嫌だと思ってたけど、
自分の能力に支配されるのからも自由でいなくてはなのか。


病院行ってお薬もらってきた。風邪ひいたら熱とは闘うが、もう喘息とは闘わないことにしよう。
しんどすぎる。(今夜は眠れそう)


浴衣着た。
浴衣は大体8月いっぱいまでと思うと、まだ着てない浴衣を着なくてはと焦る。
この週末に2回着るから一通り着たかな。
30年前の浴衣が2枚、浴衣を着始めたこの5年で5枚かな。しまむらの千円浴衣も入れて。笑
休みの日しか着ないから結構忙しい。


猫のカリカリ、猫の好きなやつはガツガツ食べすぎて吐くし、
猫があまり好きじゃないやつはしかたなく食べるので吐かないけどうれしくなさそう。


同じ空調の部屋に同じようにいるのに、すごく寒くなったり、暑くなって
汗かいたりする壊れた自律神経はもう治らないのか…
(更年期障害ではなくその前からこんな感じです(^_^;)


冷凍の真鯛の切り身を塩麹と味噌に漬け込んだ。明日の朝焼きます。


咳、飽きた・・・。咳の筋肉痛は治ってきたけど、まだ結構咳き込むので映画に行けない。


正規雇用女性の未婚率が高いのは、わたしの世代は結婚は女にとって負担が多くて、
経済的に自立できてるならシングルの方がラクだからでしょう。
経済力がないから結婚生活に我慢してる女性リアルにいくらでもいるもんなぁ。
(そういえば生涯未婚率が50歳時点で見るものとは知らんかった(^_^;)


映画の会の旧作課題でスケバン刑事の映画を見たけど、
このヤンキー映画の流れって絶え間なくあるよね?


自分比、少なめに飲んで帰り道。もう一杯、ちゃんとしたお酒を飲みたいなぁ、と脳内バー検索。
でもお空がゴロゴロ言いすぎて、帰るしかないのか。。。


安保法案可決の時のことを検索してたら、相撲中継をしろとか、
安保賛成も反対もどうでもいいとか、デモしてるのは迷惑とかのツイートをいくつも見て、
平和も安全も自分の安楽だけしか考えず文句しか言わないしない人たちばかりの国では、
いずれ失われてしまうのにと、呆れるやら情けないやら…


トレンドのハッシュタグに配偶者の死を願うようなのがあって、願う人もよっぽど辛いんだろうけど、
配偶者にこんなに憎まれてる人が多いのかと、そこにあふれる呪詛にギョッとする。
自分は人の死を願ったことはないけど、家庭内別居時代に夫が離婚してくれないことに絶望したので、
その呪詛の気持ちはよくわかる。毎日の日々の生活がもう行き止まりの絶望だった。
今ひとりで猫と暮らしている家の中に調和しかない幸せをかみしめる。
配偶者を憎んでいる人が自由になれますように。
配偶者に憎まれている人も自由になれますように。


去年3キロくらい太ったけど、太ったのはいつもストレスマックスな時で、
この怒涛の夏にまた3キロ太った。先が見えず終わらないかと思っていた問題をなんとか解決して、
今数年ぶりくらいに落ち着いた気持ちになれて、
ぼーっとしてても痩せていきそうな気が少ししてる。
基本ストレスで太るタイプ。
ストレスはメンタルでもフィジカルでも太るので、風邪ひいても胃潰瘍でも太る。
春からの股関節まわりの故障、ここ数年のお金と人の問題、そしてメンタルの問題と
全部解決した後に喘息が出たけど、これが治ればストレスのない日々が来るのでは。
仕事もストレスはあるけど限定的で、経営者の責任はないし、徹夜するほど困ることもないし、
健康に気をつけて胃腸を労っていれば、
ここ数年で一番ストレスのない日々になる。痩せるのでは???笑


食事って、口に入れて咀嚼して飲み込んだら消えるのに、
なんでこんなにわたしには大事なんだろうなぁ。(ひとり旅先で美味しものを食べているなう)

8月のつぶやき:前半

2023-09-19 | つぶやき
練乳が好きだ。
子供の頃、こんなに美味しいものがあるのかと思ったのが、みたらし団子と練乳。笑


エアコンから水がドボドボっと落ちてきて、やばい!故障か!
「一人暮らしの老人猫と暑さで溶けているのを発見される」という記事になってしまう!
と焦ったけど、ググって出てきた対処法をやったら直った気がする。
エアコンの快適さを当たり前だと思ってる人にこういうバチが当たるのはいいけど、
わたしのように日々、日々エアコンに感謝しながら、エアコンの偉大さを忘れずに生きている者には、
こんな試練はいらないのです神さま。。


整形外科のリハビリ。95%治ってるけど、まだ違和感があるうちは
サボらないように来月からもう一度来てくださいと言われる。ふむ。
でももう多分、山も登れるはず。暑くて無理だけど。


謙虚すぎるのって傲慢なことなんだよなぁ


きょう友達と話してて、わたしは自尊感情低すぎで支配抑圧搾取され続けてるけど、
こと料理に関してはめちゃ健やかに自尊心があって、日々わたし天才かも!と思いながら
作って食べてるということに思い当たった。
せん切りもみじん切りも、基本包丁が下手でも、揚げ物が下手でも、焼き物いつも焦がしても、
お酒の味がいつまでもちゃんとわからなくても、なんとかまとめて、合ううワインを開けて、
わたし天才ちゃうか!とうっとりしてる。それ以外のこともそう思えたらいいのにな。


わたしは音楽を聴かない。
ほどほどに人並みに映画を見たり本を読んだりはするのに音楽は聴かないので変に思われるけど
情報処理力が足りないのです。キャパが足りなくてこれ以上情報を摂取できない。

お客さんが来るので、自分の古い音楽リストを流してみたら、普段音楽を聴かないだけにいちいち染み込む。
死にたいしか思わず絶望してた頃にイヤホンで聴いてた曲。
父の故郷の窮屈な土地のタクシーの中で窓を向き、
イヤホンの音だけを頼りになんとか息をしていた時のことを思い出す。
タクシーでなく建物の中にいるときは持って行った2冊の本だけを頼りにして息をした。
よく覚えている、あまり好きでもなかった「若草物語」と、
ピーター・キャメロンの「ママがプールを洗う日」。
この本の内容はもう覚えてないけど、予想外に良くて長くぼんやりしたのを覚えてる。
その後ジェームズ・アイヴォリー監督の素晴らしい映画「最終目的地」を観た時に、
原作がピーター・キャメロンと知ってとても懐かしく思った。
80年代の終わりの音楽と一緒に思い出す。

そういう話をしみじみと、ポツポツと、足りない言葉で話せる人はいい。
そうでないなら、そもそも話さない。

口笛吹いて歩こう空には星が綺麗〜
のあと、中島みゆきのタクシードライバー。泣ける。


近所の友達が来た時のテーブルメモ。
韓国風の味で炊いた大根と、ヤムウンセン、ガイヤーンと桃と生ハムの前菜。
友達は美味しいパンとビーツとツナの前菜を持ってきてくれた。


かき氷機を買ってほぼ毎日、時には1日に2回かき氷食べてるので、すっかり元をとったと思う。
今もお風呂上がりに扇風機の前でいただきました。かき氷機いいわー
夏のQOLが一段階上がったよね!


TOHOの映画館、先月から夫婦割なくなってたのか!
滅多に人と映画見ないけど50本に1本くらいか、
たまーーに誰かと見る時50歳以上の夫婦割を使ってたのになー。


久しぶりに歴史系陰謀論の動画を見たけど、「〜ということなんじゃないか」をいくつも重ねると
最初の方の「なんじゃないか」がなぜか既成事実のようになってしまう現象がよくわかった。
笑えるけど、笑い事じゃないよね、歴史改竄も同じ手を使うわけだから。


ちょっとした用事で母の家に寄って、「アンという名の少女」のシーズン3を1話見る。
随分前に録画しといてもらったのを、本当にちびちび観てる。好きすぎて一気に見られない。
アンの健やかさに本当に気持ちが暖かく満たされる。
子供の頃は自分をアンと重ねて読んだけど、今はマリラになってアンを育てたいわ。


明日のご飯やお弁当用にきゅうりを和風と洋風のピクルスにして、にんじんでラペを作ったけど、
ラペは今年作った梅シロップからできた梅ジャムを甘味に仕込んで、すご美味しい。
難しいことはできなくても、料理のアイデアと応用は結構きく自分で良かった。


夏の週末は浴衣で過ごすと決めているけど、カメラ持って街を歩き回る日は無理。
テロンとしてどこも締め付けないラクなワンピースしか着られん。
デブに見えるけど、それもどうでもいい暑さ。


待ち合わせの時に、その時間の15分前に着く電車と5分遅い電車がある場合、
わたしは基本的に15分前でもなんでも、遅れない方に乗るけど、
少し遅れる方を選ぶ人も多いなー。


なぜ猫は吐く時に違う場所で何回か吐くのだ?
一度でも済ませてくれれば掃除もラクなのに…(夜中に床掃除眠い…


おしゃれでなくても豪華でなくてもいいんだけど、自分には居心地のよさというのが重要で、
高級な店でも安い店でも、居心地のいい店も悪い店もある。
今の季節ならとりあえず空調がいいだけでありがたいけど。


今日も夕方に少し出かけるつもりだけど、家の居心地が良すぎて出かけないかも。
リビングのエアコンで間接的に気持ちよく冷えてる寝室、リラックスして寝ている猫、
馴染んで涼しい部屋着、清潔なベッド、枕元にスマホと本。
このまま本読みながら昼寝する方がいいよねぇ。


出かけようと浴衣を着たものの、洗濯取り込みにベランダに出ただけで凶悪な暑さで、
出かける気を削ぐ。。。でも頑張って着たからちょいと出かけるか。


年をとって心のひだひだが複雑になると、
その場限りにおいてはわりとだれとでも仲良くなれるのよね。


夜中に熱が出て喉も痛くて焦ったけど、朝には治ってて、
念のための抗原検査は陰性だったけど、今日は仕事を休むことにした。猫の誕生日だしね。


喉の痛みで目が覚めて、水を飲んで枕元の猫を撫でて寝る、ということを5回くらい繰り返した。
途切れ途切れの眠りで、今日も一日スッキリしない日になるなぁ。
しかし、猫撫で放題という途方もない幸せはじっくり感じている。なでなで。
猫と一緒に寝てると、猫がすごくずっと健やかに寝てて付き合い切れない。
人間は年をとると寝るのも疲れて、そんなにたくさん眠れないのよ。


明日はまた、ここ1、2年の懸案の問題解決の、最後の仕上げの日。
やることはもう終わってるのであとは確認といろいろな精算だけで、
スムーズに終わると良いなと思うけどどうかな。
ここ数年ずっと重かった問題がやっと終わる。新しい気持ちで生きていきたい。
自分のための人生!