sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:マイブックショップ

2019-04-30 | 映画


こういう話だろうと想像してた通りなんだけど、ラストだけ違って、
なんかキョトンとした。
え?って。
全体の物語の流れに落とし所がないだけでなく、
回収されてない伏線的なとことかも結構あって、キョトン・・・と終わった。
1959年のイギリス、海辺の小さな町。戦争で夫を亡くしたフローレンスは、それまで一軒も書店がなかった町に夫との夢だった書店を開こうとする。保守的な町でそれを快く思わない町の有力者ガマート夫人の嫌がらせに遭いながらも何とか開店にこじつける。レイ・ブラッドベリの「華氏451度」など、先進的な作品を精力的に紹介し、書店は物珍しさで多くの住民がつめかける。だがガマート夫人の画策により、次第に経営が立ち行かなくなっていく。フローレンスの味方は40年も邸宅に引きこもっている読書好きの老紳士ブランディッシュ氏だけ――。(公式サイトより)
見終わって時間をおいてあれこれ考えたら、
これって原作をだいぶダメにしてるのかもなぁと、だんだん不満が増えてきた。
丁寧な描写っていうのはおしゃれな画面作ることじゃなく、
人をもう少しちゃんと描くことだと思うけど、おそらく
ブッカー受賞の原作のセリフに頼りながらも、そこができてないんじゃないかな。
エンターテイメントのつくりになっちゃって、ドラマがドラマすぎるせいで
ラストがああいう風になって終わることに説得力が全然ない。
なんというか、無駄がないエンターテイメントなんですよね。
ゆるふわ風エンタメ。
エンターテイメント作品のディテールって、主に物語やその結果のためにあるので
ラストがこれでは、見ている人は置いてけぼりをくらってしまう。
原作はきっと、ドラマでない部分、結果にまっすぐ繋がるわけではない部分を
もっと丁寧に描写してあって、
ディテールをディテールとして味わえる作品なのじゃないかと思う。
少し退屈したり眠くなったりさせながら
静かに染み入るように見せるといいのにな。

テーマが本屋だし、本好きの人が絶賛してそうだけど、
これはわたしは文句言いたいなぁ。
もっと地味に丁寧に作れば、もっといい映画になったはずなのになぁ。
根っからダメな映画より、惜しい映画に、わたしは文句が多いように思う。

監督は「死ぬまでにしたい10のこと』(03)の人、なんか納得。
悪い映画ではないと思うけど、おしゃれハートウォーミング+涙の監督かな。
でも、いいところもたくさんあるといえばある。
俳優はみんないい。ヒロインは美人じゃないけどかわいくて芯が強そうで適役。
加賀まりこを少し思い出させるくりんとした目をしてます。
裕福な謎の紳士ビル・ナイは本当に素敵で憧れる。こういう人とならまた恋に落ちたい。
店の手伝いをする少女は、少し生意気でいきいきとしてかわいいこと!
そして田舎町とこの本屋。海辺の小さな町の古い家の本屋。
それだけでなんでも許せそうです。

歌でも歌って

2019-04-28 | Weblog
何かに気持ちがひっかかったり、もやもやしたりすると、
いったいそれはどういうことなのか自分の心をわかりたくて、ずっと考えてしまうけど
考えることでずっと気持ちが沈むなら、考えずに忘れる方がいいのかもしれない。
原因や中身がよくわからないと解決できないと思うからしつこく考えてしまうけど
もうそんなに考えない方がいいのかもなぁ。

例えば、孤独感というようなものは、
長いあいだ逃げ回ったり見ないことにしたりした末に、
40歳を過ぎたころにやっと対峙できるようになってからそのあとに、
なんとなく正体が分かったなぁと思っていつのまにかラクになったし、
嫉妬のような感情もわりとそんな感じだったと思う。
でもそこまでの、対峙し考え続けもやもやし続けている過程は結構しんどい。
うっかり死にたくなったりするしなぁ。
だから、多分これからはもうあと何十年も生きないと思うと考えないことにして
何かにもやもやしても、歌でも歌って忘れる方がいいような気がしてきた。

それって退化とか堕落とかドロップアウトとかなのかもしれませんが
それでも日々自分の生活をちゃんとして小さく楽しむことはやめてないので、
わたしはこれを隠居と呼ぶことにしている。
隠居についての考えは前に書きました。
でもついうっかり忘れて、自分の心が何にざわつくのか、
確かめようと、つい考えてしまうくせはなかなか抜けない。

日本の四季

2019-04-27 | Weblog
日本に四季があると自慢すると、四季のある国は多いと反論されるけど、
四季のある国もそれぞれ気候や植生は違うので趣きが違うし、
その中で日本の四季はやっぱり素敵だものね・・・と書きかけて、
えっと日本の四季って何?と、立ち止まる。

北海道と沖縄は、全くちがう気候だよね。。。

日本という時、多くの人は東京あたりしか考えてないんじゃないでしょうか。
でも南北に長い日本には、いろんな気候があるでしょ。
アイヌの人にひどい仕打ちと差別をして奪った北海道も、
今も負担を押しつけ住民を無視してお国のために海を埋めたりしている沖縄も、
それぞれ本土とは全く違う気候ですよね。
日本は四季があって素晴らしいと言う人は、
日本の中心以外を無視し、そこでの季節は日本に含めていないかもしれないなぁ。
ついうっかり、自分たちだけが日本だと思ってしまうのかもしれないなぁ。

北海道から沖縄まで、バラエティに富んだいくつもの季節のある日本は素敵だ、
というのに異存はないのですが、
日本には四季があると誇る人で、
そのように考えている人ってどれくらいいるのだろう。

そもそも、季節に国境はないし、自然にも国境はないんだけどね。

窓の外を見る

2019-04-26 | うさぎとねこ
窓辺で、凛とした美しい形に座って動かずにじっと外を見ているときの猫は、
月に帰りたい姫を連想させる。
なんだかわからないけど帰りたい、
どこだかわからないけどどこかに、という気持ちでいっぱいになって、
ただじっと外を見ている。

この人間のお母さんはぶよぶよ太って醜く老いてどうしようもないけど
猫は完璧な美しさだなぁと思う。
何をしてても完璧だけど
直角三角形の形で、しゅっと座ってるときに漂う凛とした威厳と神聖さ。

クロシェは特別好奇心の強い元気な暴れん坊で
子猫の頃は、ほとんど毛繕いをする姿さえ見たことなかった。
極限まで暴れては、コテっと少し眠り、また暴れる子猫。
窓の外を長い間じっと見てる、ということも全然なかった。
生後半年を過ぎ、8ヶ月になった頃かな、
こうやってじーっと動かずに外を見るようになったのは。
何を考えて何を見ているのかなぁ。。。
毛繕いも、この頃はしょっちゅうするようになりました。
おおりこうさん。

結膜炎

2019-04-25 | Weblog
結膜炎が酷くなって、仕事以外の用がない日はアイメイクしなくなって、
化粧しないすっぴんの自分の顔に慣れてきたけど、
3ヶ月以上眼科に通っても、同じ目薬もらうだけで全く良くなってないし
良くなる気配もない。眼科変えようかなぁ。
先生はびっくりするほど喋らない医者。
椅子に座らせるのも、光当てるのも右や左を見るように指示するのも、
全部無言で指先で指示するので、合図を読んで動かないといけないのです。
ぼーっとしてたら無言で動かす機械にぶつかったし。
目を検査する時以外は、患者の顔も見ないし目も合わせないし、
カルテ見ながら「強いお薬使えませんから時間がかかりますね」と小さく一言つぶやくだけ。
人とコミュニケーション取れないっぽい。ちょっと興味深い。
そして、わたしの人にはうつらない結膜炎はアレルギー性なんだけど、
アレルギー歴も効かないし、アレルゲンの話もしないし、
毎回カルテに向かって同じ言葉を小さくつぶやくだけで、
私に向かって何か言われたことが3ヶ月間一度もない。。。

眼科変えたほうがいいよね、と思うんだけど
職場から一番近い医者は最悪に感じの悪い威張り腐った医者で
その近くの医者には意味不明の罵倒と侮辱をされ、
まだこの喋らない眼科が一番ましなんです。
近いので昼休みに行くこともできるし。

3月は3週間ほどずっと涙目で右目の瞼が腫れて酷い顔だったし、
めんどうでも、別のところ探そうかなぁ。。。

3月のつぶやき:後半

2019-04-24 | つぶやき
今日見た新聞広告の百田の本で、
韓国はなぜ日本に内政干渉するのか、みたいなコピーがあって、
内政干渉の最高峰は日本もやった植民地支配だと思うんだけど、
なんなんだろうね〜このお馬鹿は?
(これ以上考えるとはらわたが煮えくりかえるので、
ふわんと、なんだろ〜ね、で済ませる。


麻薬を被害者のいない犯罪と言うのは、ペットショップで動物を買うようなもので
直接の被害者はいなくても、
結局その良くないシステムの維持に協力することになっちゃってるわけなので、
やっぱり被害者はいないわけじゃないと思うのよね。

だから、薬物依存は加害者であり被害者でもある。
その被害者である限り、システムを維持するための加害者でもい続けるわけだから
罪がなくなるわけではない。その上で、やはりまず治療、ということだと思う。


帰りはバスに乗ってみる。異常に方向音痴なのに、
すぐ初めてのバスや電車や道を行きたがる(だから迷う)


つるつるつるっと、一本あいてしまうのが、シャンパーニュ。
という句を作らんとす。


同年代の古い友達が、
まだいろいろあるだろうけど一緒におばあちゃんになっていこうね
って言ってくれて、なんかそれいいよね。
おばあちゃんになるの楽しそうだし。


いつも機嫌がいいと、誕生日にシャンパン1本飲んでとても機嫌がいいのも、
なんか埋没しちゃうねぇ。


悲しい夢を見た。置いてけぼりの夢。超リアルでありそうな夢だったわ。


梅田駅の階段で後ろを歩いてた女の子が二人の会話が
「そのお酒飲んだら、なんか入れられてるってわかったから、友達にすぐ頼んで…」
以下の部分は聞こえず反対方向へ。
女性の飲み物になんか入れてどうこうしようとするって、本当にあるのねぇ。
こわ。
電車乗ってると、痴漢や、東南アジア買春旅行の話するおっさんや、
被害にあった話する女子がいて、ほんまにおっさんさいてーやなとうんざりする。
いや、痴漢や薬盛るのは、おっさんだけとは限らないけどね。


酒粕を板のまま焼いてチビチビおやつに食べる人は知ってるけど、
それにオイスターソースをかけるという酒の肴を見かけたので、
ワインの肴にそれやってみよ。


昨日は地味なお誕生日でしたが、シャンパンが美味しく、
1本ぺろっとあけてしまえるくらい体調も良かったし、
今日はずっとほしかったカメラ買えたし、ワインも肴も美味しいし、
猫も元気だし、息子も一日遅れで母の誕生日を思い出したようでLINE来たし、
まあいい感じに年をとりました。


世の中で良くわからないのは、
独りというのがあまり良いイメージがないようなところで、
支配され続けて来た者にとっては、やっと手に入れた独りというのは勝利の美酒で
そんな風に支配され続けても、なんとか独りでやっていってる自分を褒めてやりたい。
とはいえ、体は衰えてるので、硬い瓶の蓋などあけられなくて、
頂き物が食べられない状況など、
ザ・おばあさんっぽいことは起こるようになって来ていますね。
体はもう少し鍛えた方が良いかもしれん。


鼻水がつらすぎる。お腹に鼻セレブを装着して歩きたい。
ベルトにガムテープでくっつけるか。
昨日は鼻水に溺れて死ぬかと本気で心配になったけど、今日はずっとマシです。
あー、普通に息ができて匂いがわかるって素晴らしい。


日本は近代史を全然教えないからなあ。
義務教育で覚えているのは、原爆ひどい、戦争ひどい、という
日本被害者目線のエピソードくらい。
原爆のひどさも戦争の愚かさも小中でよく学んだと思うけど、
どちらも被害者目線での戦争でしかなかった。


理想の女の子は、性的暴行を義父に受けてた童顔の女子高生、
みたいなイラストが流れてきて、キモい以上に憤る。
なんなのそれ?守ってあげたい病の進行形?性的暴行の過去にそそられる?
他人の一生消えない傷を望むなんて、ろくでなしでしかない!


読んでるディストピア小説に、江戸のエゴイズムををエドイズムと書いてあって、
今現在の、沖縄に対して江戸の政府のしていることを思い出す。。。


ロールキャベツ、13個もできてもた。つくつく炊いてる。
春キャベツで巻いて、中にはウスイエンドウも入れて、春仕様です。
出汁は干し椎茸とあご出汁少しの和風にしたけど、
半分は後日トマト缶入れてトマト味にしようかなー。


ソファで横になるとお腹が斜めになって猫がその上を歩くと、
猫にとっては超高級ふかふか絨毯の上を歩いてる感じと思う。
猫の手足が一歩ずつ、むにーっと沈むもん。
いや、むしろ低反発クッションか?


thinkを「シンク」と書かれるのも、ものすごく気持ち悪いけど、
日本語にするとそう発音するしかなくて、もんもんとする。


料理本についてのエッセイで、古川ロッパが江戸っ子なのに
魚と蕎麦がダメ(アレルギー?)というところが好き。
戦意発揚映画の撮影で東北に行って、東京ではもう絶対無理な、
白米と旨い日本酒で毎日お腹いっぱいというのを読んで、
地方と中央ということについて考える。
嘘。
食べ物のことしか考えない。


なんだかんだ飲んでもちゃんと帰ってきて、猫の相手をして、明日の用意をする。
生活に破綻がないようにするのはなんでもないことの積み重ねだけど大変で、
でもそれがうまくいってるときはほんとにらく。
猫がいなければ簡単なんですけどね。猫よ。。。


バスの中で、後ろの席の子どもと祖父母の会話がかわいい。
祖父母「今日行ったとこどこ?」
子「金閣寺〜!」
祖父母爆笑「違う!上賀茂神社でしょ!」
子「かもかもじんじゃー」
祖父母「そのあと下鴨神社ね」
子「しむかむじんじゃー!そんで次はドーナツ〜!」
ドーナツ食べたくなるな〜。


更年期障害のホットフラッシュと思う症状はこの冬くらいからだけど、
長年の自律神経失調症でしょっちゅう変に暑かったり寒かったり
体温調節の難しい人生だったので、案外なんでもない。
いや、しんどいけど、まあこんなもんかと。


子育ても一人でやるか助けがあるか、子どもが大人しいか活発か、
体が健康か病気がちか、その他いろんな条件で大変さは全然違うけど、
猫もほんと同じなんだなぁと思う。
かわいいけど疲れてかわいいと思えないことも多い。
でも人間育ててる時にも同じだったので全然余裕があるけど。


時間を読むのが下手である。


ひとんちの、ご飯は温かくていいなー。ごちそうさまでした。


燗酒を飲むようになったのは江戸末期、
お酒が濾過されるようになってからではないか、
それまでは濁ったお酒を主に飲んでいたはずなので、と聞いた。
燗酒の歴史はそんなに古くないのか。


ヒメオドリコソウたちは、本当に何か小さい人たちのようだよね。


なんでのべ20年以上住んでる町の徒歩10分県内で、
何度も行ったバーに行くのに30分以上迷うのか、ほんまにわからへん。
映画に間に合わなくて近所で飲もうと来たけど、帰りは10分で帰るぞ。


朝鮮人が井戸に毒を入れているというデマで
大勢が虐殺されたのはよく知られてるけど、
最近でも震災の時に、中国人や韓国人が強盗をしているみたいなデマが流れてるのを
ツイッターで目にしたし、
それをうのみにして自警団を作って日本人を守るぞ!とツイートしてるのも
じかに見た記憶があります。デマは人を殺す。

歴史改竄主義者が出してくる「証拠」ってこういう類のデマばかりで、
それらはだいたいすでに一々反証されているのに、
馬鹿な人が調べもせずに鬼の首を取ったように鵜呑みにしたり、
デマとわかってて利用するかの人たちが多くて徒労感。。。
デマは訂正されても広まり続けるから怖い。



上司(弟)が出張先で、めっちゃいいレストランで美味しいものを食べてて、
そのメニュー写真が、間違えてわたしのところに来た。
(妻に送ったつもりだったらしい)
わたしがイクラなしイクラ丼を食べていた日。


>マジョリティの特権って、
>自分がここにいていいことを疑わなくていいことだよね。
>マイノリティはいつも「ここはお前の場所じゃない」と言われるか、
>いつそう言われるかわからないプレッシャーに晒されている。
・・・ツイッターではいつも言われてるよね。


心が狭いので、動物のケージをゲージと間違えるペットショップと、
ご飯から作る洋風雑炊をリゾットと名乗る食品会社や店が見過ごせない。


自分のインスタ写真の一覧見ると、結構ごちゃごちゃうるさい感じなんだけど、
毎日書くブログにつけてる写真を続けて眺めても全然うるさい感じじゃないのは、
iPhoneとカメラの違いもあるけど、ぱっと写真だけ人に見せる時と、
自分が何かよく考えた文章につける時の気持ちの違いもあるかな。


こたつぶとんのすき間に入って眠る猫がかわいいなぁと思うけど、
自分はまだ猫飼ってる人になったような気がしない。
うさぎ飼ってる人のメンタリティに近いような。
まだ猫好きな人の仲間入りができてないような。
ずっとこのままのような。


3月生まれの人は、3月生まれっぽいなぁと思うことが多い。
星座占いとか信じてませんが。
小学校で、同じ誕生日、同じ血液型の友達がいて、
何から何までわたしとは全く違う子だったので、それ以来占いは信じない。笑


小さめのお弁当箱で、またお弁当作るようにしようかなーと思って
家にあるお弁当の本を見たりしてるんだけど、
ウーウェンさんのおかず2品でお弁当という本が探しても探してもない。
(料理本だけで何段分もある人)どこにいったのかなー。
そういえば本棚の整理が途中で終わってる。二年間。あかん。

整理ができてなくてダメなのは、見た目の問題よりいるものが探せない問題と、
気楽に棚を眺めて本を手に取るのが難しい問題。
縦や横や斜めに押し込んであるところをなんとかしないと。
というか、結局本棚が足りてないということなので、
本を減らすか本棚を追加するかした方がよいのはわかっているのだけど。
とりあえず分類整理整頓で、わかりやすく詰め込む。ゴールデンウィークにやるか。


2000年にスイスの高性能印刷機を導入してから、中国の切手の躍進が始まった
と切手マスターに教わった。なるほどなー。
切手を仔細に見ていくと、歴史がわかる。
戦争中は国策切手が出るし(ヒトラー切手とか)、
国が傾くと紙も印刷も粗悪になる。


帰って、寝るまでたっぷり時間があるのにいつもバタバタしてるのは、
猫をなだめる時間がたくさんいるせい。
ドア開けた瞬間からミャーゴミャーゴ言い続けるので、
とりあえずネコをお腹に乗せて30分くらい撫でて寝かせてやる。
そういうことと遊んでやるのとを、
自分のことをする合間に何クールかやると時間足りない。

3月のつぶやき:前半

2019-04-23 | つぶやき
友だちにチケットを貰ったので久しぶりに国立博物館。
こっちの建物は閉鎖中でしたが。斉白石の絵が、
わたしがマレーシアに住んでた時の墨絵の先生(中国系)の絵にすごく似てて、
ちょう懐かしくて泣きそう。


自分の一番いいところは、人といるときに大体機嫌が良いところ。
ちょっと美味しいお酒を飲ませると、いきなり限界くらいまで機嫌よくなってしまう。
(そのせいの過ちも過去にはよくありました。今は学んだのでもう誤らない。多分)
いつも機嫌がいいのは、すごく良い性質だと思う。


最後の乗り換えの後、バッテリーがなくなるー。グーグル先生今日1日ありがとー。


裏切られ驚かされる、現代アートにはそれが欲しいのに、
むしろ絵本などの方が驚きが多かったりする。


今日はプリンを作るけど、豚まん、近いうちに作ってみようかな。
ちゃんと作ったのは30年前が最後。。。


だいたい、わがままな人は得をして我慢する人が損をすることが多いし、
自分ばかり損をしていると思ってつらい気持ちでいる人も多い。
でも自分が本当にほしいもの羨ましいものが何かをよく考えて解決しないと、
羨むだけではどこへも行けないということね。


ビールストリートの映画の中の好きなセリフ。
親切なユダヤ系の人に、黒人の主人公がこんなに親切にされたのは初めて。
何故?と聞いたら、ただ、愛し合う人たちが好きなだけさと答えたところ。
わたしも愛し合っている仲の良い人たちを見るのは楽しくて大好き。
ノロケを聞くのも好き。自分の欲しいものを持っている人を、
羨ましく妬ましく思うことも多いのに、
仲のいいカップルに対しては全然ネガティヴな気持ちはわかなくて見ててうれしい。
さらに、それって自分が性格の良い人みたいに感じて、さらに気持ちいい。笑


思考が浅いとか知識が足りないとかは、自分も当てはまることが多いので、
馬鹿と嘲笑うようなことはできないけど、
それが差別や悪意に結びついてるのを見ると、アホか、と言いたくなる。。。


マルジェラのドキュメンタリー、結構寝てもた。うーむ。何もかも、古い感じ。
懐かしさはあるけど。今の子が見たら面白いのかな?


メンタルだめな時期って、抜け出てからだめだったなーと気づくんだけど、
何回やっても抜け出るまで気づかない。
全エネルギーをなんとか日常こなすことに回ってしまうからそれどころじゃない。
かなりだめな時でも普通に見えるようにしてるからかな。
それより悪くなると寝込むけど。お風呂入れなくなってきたら危ない。
朝起きれなくなってお化粧しなくなってお風呂はいらなくなって、
それが続くと寝込むんだけど、その前にその辺でなんとか立て直すかな。
建て直し中も日常は続くので時間がかかるけど。
そして、食欲はなくならなくて過食して太るから、後で愕然とするのよモグモグ。


長編小説を月に一冊、その他の小説を月に1.2冊しかよめないので、
本は溜まって行くばかり。仕事のせいじゃなく、そういう脳みそになってる。
仕事がなくて一日中読めても読める量は増えない。集中力すぐ使い果たすから。


実家に行くと、いつもつらい。父が大嫌いなのはいつものことだし、
それぞれの場所で力強く生きている
情の深い優しく明るくたくましい叔母さんたちは好きだけど、
それは本当は違うんだよと思いながら一緒に笑ってるのが、苦い。
いや、違わないのかも。
何かが違うとすればわたしが違うだけで、わたしがおかしいんだけど。
苦くて苦くて苦い目薬を何十滴もさしたみたいに、苦いよ。


猫のおもちゃ作るの楽しいけど、いつかうちの子がもっと大人になって
遊ぶのに飽きて見向きもされなくなったら寂しいだろうなぁ。
そしたら、よその子猫のために作ろう。


沈丁花の香りには、いつもへなへなへなっと骨抜きにされてしまう。
金木犀よりずっと好き。


SNSもブログも毎日やってるんだから、
リアルでまでいちいち自己開示する意欲がもうない。
その一方で、SNSに自分から書いてること以外を聞かれると、
それもまためんどくさい、ということもあるわがままな状態。


先月からお風呂で読んでたジュンパ・ラヒリが初めてイタリア語で書いた本を終わり
友達に借りたハン・ガンの「ギリシャ語の時間」をお風呂以外で読み始めたけど
(流石にひとの本は風呂では読みません)、どちらも言葉に関する本。
インド系アメリカ人のイタリア語と、古典ギリシャ語。
どちらも大人になったあとに勉強する外国語というか、新たな言語。
わたしも何か語学がやりたい気分に
(どちらの本も特に語学を始めたくなるような本ではないんだけど。


疲れているからといって人を傷つけていいわけじゃないから、
疲れてる人のために自分が我慢してサンドバッグになるべきではない。


ともだちんちの猫が聞き分けが良くてお利口なので、
なんだかすごく納得がいかない。
(猫のこない北側の寒い部屋で震えながら書きものをしているわたし
本屋で見たインテリアの本のおしゃれな部屋に猫がいて、それも納得がいかない。
部屋を破壊しない猫もいるのか。。。


バーで気ままに話しかけてくる、誕生日の近い男の人には、
何の悪気もないんだろうけど、わたしの世界はあなたの世界とは遠いのです。
わたしにはあなたのカラオケは息苦しい。
あなたにはわたしの本はつまらないでしょう。

ひとり、帰りの電車の中、となりの若い男の子2人の広東語の方が、
近しくて、暖かい。


後姿でもじっと見ると気づいて振り向く猫。
どこから見ても猫はすぐ気づいて、こっちを見る。
というか、わたしより先に猫がこっちを見ている。
しばらくにらめっこする。かわいいなぁ。

1キロくらいでうちに来て、今はもう3キロ。
体は大きくなるのに頭が小さくてバランスが悪かったんだけど、
最近頭も少し大きくなってきた気がする。
まだ痩せてるけど、細かった首がずんぐりしてきた。
大人の猫らしい重量感が、もう少ししたらついてくるかなぁ。


猫が毛づくろいをしている横に行くと、仕方ないないという感じで、
わたしの手の甲をペロペロペロと三回舐めてから、自分の毛づくろいに戻る。
お愛想程度の毛づくろいしていただきありがとうございます。


よくあることですが、今度の読書会の課題本を買ったら、
すでに本棚にありました。。。
よくあることですが、記憶を辿るとその本を買ったのはつい1週間前。
記憶力…


雨だし午後3時くらいからは土日でもすいてるって、
フェルメール展大阪公式の人が呟いてたから行ったけど、人混みでへとへと。
確かに京都の若冲や等伯よりはすいてたし割と見やすかったけど、
3人しかお客がいないような映画をいつも見ているわたしにはつらかった。
頑張った


美味しいものが好きな人でも、自分では料理しない人もいて、
確かに世の中には食べきれないくらい美味しいものがあるので
自分で作る必要もないんだけど、
それでも作るというのは言うなればオーダーメイドなので、
わたしのような意地汚い食いしん坊は、
自分の口と気分にぴったりのものを作るんだな。


この猫のかわいさについて、どう処理していいのかわからないのは、
例えば猫の中身のままで外見がゴキさんだったら、
そのゴキさんをこんなに愛せるだろうか?と思うところ。
わたしは猫の容姿を愛してるにすぎないんだろうか?


フェルメールなど、美大生として図録などで見すぎたので(なんなら模写もした)
本物見ても過去に見たことあるかないかもよくわからないくらい、
頭の中にはセットされてる。見に行く意味あるかな?と思いつつ、まあ行く。


甘い言葉だけを信じて、批判を受け入れない人を見ると、
いつもリア王を思い出すんだけど、
リア王との最初の出会いは、
小5のときに通ってた英会話スクールの劇だった気がする。
小5なりに、なんて愚かなんだリア王よ!とつくづく思ったのでした。


「雪の練習生」の一人称について話してて、
「屋根裏のほとけさま」の一人称の混乱について思い出す。おもしろいなぁ。


恩赦というものがよくわからない。何もしてないのになぜ罪が軽くなる?
おめでたいことがあっても、それはそれ、じゃないの?わからんー


猫がいるからといって癒えるような孤独はないつもりでいたけど、
明日猫の避妊手術で、ほぼなんの心配もないありきたりな手術なんですけど、
もしも何か事故があって死んじゃったりしたらと思うと愕然とする。
これだけ毎日盛大に邪魔されているのがなくなったら、どうしたら。。。と。


追悼していないなんて非国民、とか真面目に言ってる人を今複数TLで見て、
ああこういう人たちが無駄で意味のない自粛を強制し、
強い同調圧力で、人々を脅し責めてたんだろうなぁとため息。
追悼するにもそれぞれいろんなやり方があるし、
そもそもするもしないも人それぞれ。


わたしのダイエットにおいて重要なのは食べないという以前の段階、
作らないというところではないかと、ふと気づく。
でもなんか作りたいんだよ。作って食べたいんだよ。。。


あまり知らない街を歩いてて、時間に余裕があるときに
お風呂屋さんを見つけると入りたくなるけど、髪が長いと難しい。
乾かすのに時間がかかるし櫛がいるし、置いてあるシャンプーリンスはパサつくし
眉毛は消えるし。でもショートならいろいろ大丈夫なのよ。
リンスいらないし、乾きやすいし、眉毛は前髪で隠れるし。
顔が乾くときはハンドクリームでもつけとく。
消えにくいタイプのアイブロウで書いとけばもっと安心。


便利なものを見ると、それで誰かがラクをしている、ずるい、と思う人が多いのな。
自分に関係ないことでも。


今朝は出かける前に少しピアノを弾いたんだけど、
バイエルに毛が生えたくらいしか弾けなくても、かなり楽しく弾けるものです。
モーツァルトのソナタは多分3倍くらいの遅さで弾いてるけど楽しい。
レベルに合う子供向けの曲集も楽しい。下手でいいって、楽しいことだな。



KYOTOGRAPHIE 2019

2019-04-22 | 写真
始まったばかりの日だったか、写真友達と行ってきました。
今年は第7回で、KYOTOGRAPHIE行くのは5回目かな。
ランチで集合して、息子オススメのパン屋があったのでパンも買って



今回は、友達何人かと一緒だったので、ゆるゆると動いて数カ所しか見てないけど
写真や評論をやっている知り合いの方が書いてた
”「場の体験それ自体が作品という構成」に、より大きくシフトした感じ”
まさにそれ、思いました。
それがいい方に出るか悪い方に出るかというより、
全体的にはどっちも混在する感じだと思います。
あまり「写真」を見た気分にならずに帰ってきたのは、
たまたまそういう感じのものをいくつか見たからというだけで、
もっと写真をじっくり見る感じのものも多いと思いますが。







写真というものをじっくり鑑賞する展示というのは
白い壁に整然と並んだ写真、という意味ではなく、
展示の形が自由なアート作品やインスタレーションとなっても
やっぱり写真作品を見たという気になるもののことで、
単に写真が素材、材料として使われてた作品とはまた違うように思うのです。
今回の春画のやつは、自分が日本画卒業生で、
ここ5、6年春画をよく見てきたせいもあるけど興味深く、
こういう作品における主従ということについて考えました。
春画浮世絵の書き込みの多さ、褪せていながらもカラフルで多様な色彩と
繊細な描写、薄い支持体、そして作品自体の小ささに比べて、
コラボしていた写真作品はグラフィック感の強い、
抽象デザイン的な黒白の大きな作品で、
その対比は案外面白く、いい展示だったと思います。
二つの、外側も中身もボリュームも濃度も充実度も何もかも
水と油くらい違うものが、同じ場で相互に面白く作用してた気がする。
元日本画学生としては浮世絵のほうについ目が向いてしまうけど、
浮世絵やましてや春画など初めてで慣れていない人にも
面白みのある展示だったんじゃないかな。

こういう意外な組み合わせの作品が増えると、
効果がよく顕れる作品も、逆に写真の力を弱める作品もあるかもしれませんが
一つの会場の展示ではなく多くの展示を同時に見ることで、
最終的には、全体を通して「写真」を見た感は残るので、
案外ハメを外して写真自体より「場の体験」を強く出しても大丈夫なのかもな。
とはいえ、
まだまだ見てない作品が多いので、もう一回くらい行けるといいな。

おまけ。
これは先月買ったばかりのGR3で、べつのGRで写真を撮る友達を撮ったもの。

映画:金子文子と朴烈

2019-04-21 | 映画


俳優さんの努力には感嘆するし、よくできているけど、泣きはしなかった。
主人公2人の結びつきの話と、映画全体のメッセージが渾然としていて、
それがこの映画を面白くしてもいるんだけど、どっちつかずの感じも。。。
そして、ヒロインの生き生きとしたキャラクターはよく描けていると思いますが
表情の演技がオーバーで力みすぎなところがあって、
それがどこかわざとらしい作り物めいた感じを持ちました。
とはいえ、悪役のえげつないほどの憎たらしさや
特に水野大臣の悪辣さ、憎たらしさは最高だった(あれは在日の人が演じてたようです)
それにも関わらず全体に明るいトーンがなくならないところなど、よい映画ではある。

1923年、東京。社会主義者たちが集う有楽町のおでん屋で働く金子文子は、「犬ころ」という詩に心を奪われる。この詩を書いたのは朝鮮人アナキストの朴烈。出会ってすぐに朴烈の強靭な意志とその孤独さに共鳴した文子は、唯一無二の同志、そして恋人として共に生きる事を決めた。ふたりの発案により日本人や在日朝鮮人による「不逞社」が結成された。しかし同年9月1日、日本列島を襲った関東大震災により、ふたりの運命は大きなうねりに巻き込まれていく。 内務大臣・水野錬太郎を筆頭に、日本政府は、関東大震災の人々の不安を鎮めるため、朝鮮人や社会主義者らを無差別に総検束。朴烈、文子たちも検束された。社会のどん底で生きてきたふたりは、社会を変える為、そして自分たちの誇りの為に、獄中で闘う事を決意。ふたりの闘いは韓国にも広まり、多くの支持者を得ると同時に、日本の内閣を混乱に陥れていた。そして国家を根底から揺るがす歴史的な裁判に身を投じていく事になるふたりには、過酷な運命が待ち受けていた…。

関東大震災のときの、朝鮮人が井戸に毒を入れているというデマで起こった
日本人による朝鮮人大虐殺について、歴史改竄主義の差別主義者たちは否定するし
この映画に対しても反日映画だと騒いでいたようだけど、
天皇という宗教の信者には、確かにこの映画が受け入れられることはないだろう。
当時の日本の行ったずるいところ、ひどいところがよく描かれているし
天皇制の否定をこれくらい正面から切り込んだ映画は日本では作られないでしょうしね。

過去の清算ということになると避けて通れないのにあまり誰もふれようとしない天皇制。
日本の人は今も戦時中と変わらず天皇を宗教のように崇め信じてて、
それを否定することを、神を否定することのように不敬だと考える人が、
程度の差はあれすごく多いと思う。保守の人だけでなく。
神を冒涜するのか、くらいのタブー感があって、誰も茶化したりしないし、
天皇の戦争責任とか言えない雰囲気。もしもそんなこと言うと不敬だといきり立つ。
個人的には他人の宗教は尊重したいと思うけど、
天皇が宗教でないなら一体何をよすがに天皇を崇めるのかは、よくわからない。
うーん。

映画の話に戻ると、理想を曲げずに最後まで凛としてたふたりはとても爽やかだった。
(映画の後では朴烈は思想も人生も色々な変遷をたどるのですが)
ふたりの理想というものが美しくて、でもそれのために戦ったり死んだりするのは
なんだかきれいすぎるような気もしたんだった。
そこが作り物めいていて、人物造形に少し弱さやあやうさがほしかったかなぁ。
でも金子文子が、実際に理想を守って死ねる、そういう人だったのでしょう。

映画:女王陛下のお気に入り

2019-04-19 | 映画


「ロブスター」「聖なる鹿殺し」を見てない人に、
この映画の説明をどうしたらいいのかわからない。
前作ほどの不条理やグロテスクさ不気味さはないのですが、
この監督の底意地の悪さを知り尽くしていると、より怖くそれがいっそ面白いのです。
京都人も逃げ出すイケズさ。洗練されがらも漂う異常さ。最高。さすが、裏切らない監督。
感動とかハートウォーミングとかの要素は全然ないのでお気をつけくださいね。
人間のわがままやいやらしいとこや幼稚さや孤独や暴力や依存や悪意や、何もかもを
増幅させて、イヤな感じに見せて、なんとも後味悪い映画です。
舞台も衣装も全て素晴らしい上に、カメラもよくて完成度がとても高い。
秘めやかなシーンでは秘めやかな薄暗さが満ちいて、
人の噂話をこっそり聞いているような背徳の気分も味わえます。

時は18世紀初頭、アン女王(オリヴィア・コールマン)が統治するイングランドはフランスと戦争中。アン女王の幼馴染で、イングランド軍を率いるモールバラ公爵の妻サラ(レイチェル・ワイズ)が女王を意のままに操っていた。そこに、サラの従妹だと名乗るアビゲイル(エマ・ストーン)が現れる。上流階級から没落した彼女はサラに頼み込み、召使として雇ってもらうことになったのだ。(公式サイトより)
女3人の三角関係です。
女王は孤独のせいか、子供っぽい愚かさがあって、
駄々をこねたり無理を言ったりするし、右往左往する政治や戦争の危機にも無頓著。
その分、腹心のサラが、うまく処理していってたのですが、
そこに現れたのは、個人的な野心しかない若く美しいアビゲイル。
頑張るアビゲイルに少し感情移入しかけて応援しかけたところで、
彼女のやりすぎなところを次々に見せる。誰にも感情移入できないのがいいです。
そしてラストは、え?
そこで終わるか?という終わり方ですが、これもまた不安定で不穏で良い。

こういう話を見ると、いつもリア王を思い出すのだけど
権力者の愛に関する話は、ほぼ必ずリア王の物語だなぁと思う。
本当に愛してくれているのは誰なのか、なんでわからないんだろうなぁと
外から見ていうると思うけど、
自分がその立場だと、やはり上辺だけの甘い言葉に心揺れるんだろうか。
リア王や権力や野心や依存や、やっぱり愛。愛の物語だ、と思います。

俳優は、みんな褒めてるけど確かにエマ・ストーンは頑張ってる。
でも3人ともすごく良いです。
レイチェル・ワイズは、若い頃はあんまり好きじゃなかったけど、
最近すごくいいなぁと思うし、
女王役のオリヴィア・コールマンはアカデミー主演女優賞とりましたね。

そして、可愛いうさぎもたくさん出てくるうさぎ映画かと思うけど、
亡くなった17人の子供の代わりに17羽のウサギを飼っている女王って、
これまたどうにも不穏なので、うさぎのかわいさはあまり楽しめません。笑

エグい映画に慣れてない、スレてない人でもこれは楽しめる映画だけど、
エグい映画慣れしてる人の絶賛が聞きたい映画。