「フェラーリ」では、好みじゃない顔のアダム・ドライバーがおでこを広くして
オールバックのグレイヘアにしたら今までで一番渋くて良かったけど、
ここでもまた好きじゃない顔のライアン・ゴズリングが、もしゃもしゃヘアと髭でええ感じになってて、
多分彼の一番の魅力だろう瞳が強調されたイケメンでした。カッコよかったわ。
ライアン・ゴズリングの顔って、チャニング・テイタムやグレン・パウエルと同じ系統と思いませんか?
全体的に体格は良くてがっしりしてて少し面長で顔のパーツが中心に寄り気味の顔。
なんか、アメリカ人の白人って感じ。(ライアン・ゴズリングはカナダ人か)
そういうマッチョでがっしりして男臭いけど笑顔がチャーミングで歯が白い感じが
なんかあんまり好きになれないんだけど、この映画では好感。笑
アクション映画にロマンス(恋愛要素)で味付けしてあるのはよくあるし、
これもそういう映画と思ってたけど逆だった。
むしろロマンチック・ラブコメのお話をアクション要素で彩ってある、ように思った。
それで、ラブコメ好きなので、思いの外楽しめました。
(とはいえスタントマン映画なので、アクションしっかり楽しいです)
話は結構こんがらがっていくけど痛快なラブコメ・アクションです。
夏休みに見るのにいい映画と思う。
大ケガを負い、一線を退いていたスタントマン=コルト。
愛する元カノの初監督作で久々に現場復帰するが、主演が突如失踪してしまう!
行方不明のスターの謎を追ううちに、コルトは危険な陰謀に巻き込まれることに…
彼は己のスタントスキルで、この危機を突破できるのか!?(公式サイトより)
この説明では全くわからないけどかなり作り込まれたいい映画です。
映画作りに関する映画で、しかも裏方のスタントマンが主役の話なのでもちろん
映画愛も溢れてる。
過去の名作映画へのリスペクトもあちこちにあるし、わたしがもっと映画に詳しかったら
もっと色々な小ネタに気がついて面白かっただろうなと思うけど、
そういうことが全然わからない人が見ても面白いはずです。
わたしの好きなところは、主人公と相棒の会話で、
しょっちゅう過去の名作の名セリフで決めるところ。男の子っぽさもあってかわいいしいいな。
洋画は基本的に字幕で見るけど(特に英語だと少しは聞き取れるからね)、
今回は時間が合わなくて吹き替え版で見て、それも悪くなかったです。
フランスの過去の俳優ジャン・ポール・ベルモント的な俳優は
今ならこのゴズリングではという話を聞いたけど、
この映画だけ見ると確かにそういう気もする。
でもベルモントはなんといっても粋な感じのある俳優で
ライアン・ゴズリングはどこか垢抜けないと思ってるのでやっぱり違うかな。