sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

冬の私市植物園

2021-01-31 | 自然
先日「植物園」について書いたばかりだけど、
休みを貰ったので、静かな植物園を時間をかけて歩き回りました。
正確には大阪市立大学理学部附属植物園ですけど、長いので私市植物園と呼ぶ人が多そう。
樹木中心の植物園なので、木の名前を見るんだけど
背が高い木が多くて葉っぱもずいぶん上の方にあるので葉っぱの形をあまり確認できない。
今度はメガネ持ってこなきゃなぁ。
今日は冬の植物園の写真をたくさん載せます。
木の魂は裸の冬によく見えると、ある映画で言ってたのが印象に残ってて、
葉っぱの落ちた木を見る時には、その木の魂が
どこかに透けて見えないかという気持ちで眺めます。

植物園は恋人の家から5分ほど。入り口手前には水辺プラザという広場?がある。

この広場の向こうの雑木林感も好きだなぁ。

植物園入って割とすぐのところに、ここで一番有名なメタセコイヤの並木道。
ほとんど散ってるけど落ち葉がふかふかでした。メタセコイヤの葉っぱは柔らかいのよね。

これがみんな優しい緑色になる春夏も、茶色がかって光が当たると光るような秋も
本当に楽しみです。
年間パスを(1000円!安い)買ったので、しょっちゅう来て季節が変わるのを確かめられます。

梅が少し咲いてる木が数本あって、梅の花はほんの少しでもよく香りますね。
小さい花一つでも、鼻を近づけるとよく香って、花によって匂いも全然違う。

椿もまだ蕾のものが多かった。春までに見に行くたびに花は増えていくかな。

枯れた紫陽花。光が当たってすごくきれい。

これはたくさん落ちてた実。その後真っ黒になるみたいだけど、これはかわいい。
チャンチンモドキという木らしく、帰宅後調べました。
香椿(チャンチン)という木に似た木で、チャンチンモドキ。
香椿は中国語だけど、日本の椿とは関係ないらしいです。ウルシ科の木。
そしてこの実は食べられるそう。
そのまま食べて特にフルーティでもジューシーでもないみたいだけど
ほんのり甘く酸っぱいらしいです。今度行ってまたあったら食べてみようかな?


常緑樹のところは冬でも鬱蒼とした感じ。所々に陽が差すのがとてもきれいね。



木が生えているだけのこういう道を歩くのが本当に好き。

大きなクスノキ?の下に小さなテーブル。
ベンチやテーブルもいくつか合って、暖かくなったらここで何時間でも本が読めそう。
お弁当とお茶を持ってきてもいいな。楽しみ。

はぁ、生き返るなー。
広大というほどではないけど、起伏があるので2時間ほど歩き回っても全部は見られなかった。

そういえばまだそんなに草木に興味のなかった20代の頃から、
生まれ変わったら何になりたい?の答えは杉の木でした。
その頃から人間に疲れてたし、動物のことよくわからんかったし、
杉のこともよくわかってなかったけど、見た限りまっすぐ伸びてしっかりして
揺らがない感じがしたから。

この日は恋人も少しだけ付き合ってくれたんだけど、
子供の頃来たことがあるけどその時はつまんなかったと言ってた。
そうよねー。わたしでも子供の頃は木しか生えてないところにいても退屈したと思う。
年取って好きなものやおもしろいものが増えてきて、たいへんよい。

ここは裏庭みたいに、毎週歩いて季節が変わるのを感じたいけど、
春には牧野植物園へもまた行きたくて、高知への飛行機を調べていました。
山歩きの体力はないけど、植物園というものが身近になってよかった。

映画:エデンの東

2021-01-29 | 映画


昨日の続きです。原作の4巻を年末年始に読んで、とうとう映画を見ました。
Amazonにあったのは画像がきれいで(上の予告よりずっときれ)デジタルリマスターしてるかな。
1952年の小説で、映画は1955年なので、発表されるとすぐに評判になったのでしょう。
上の動画を見るとこの音楽は聞き覚えのある人お多いのでは?
ああ、これ、「エデンの東」のテーマだったか、と思い出しますね。

お話は確かに原作の4巻目の部分なんだけど、
原作では大きな役割を果たしていた、もう一つの家族ハミルトン家の話と
主人公の家の使用人、中国人のリーの存在は出てきません。
まるで存在してなかったことになってるんだけど、そこがわたしには残念すぎる。
特にリーは、リーなしではこの小説の後半の値打ち半減くらいの気分です。
映画は主人公キャルの孤独と苦悩に集中して作られている青春映画になっているので
大河的な部分がすっかり端折られるのは仕方ないのでしょう。
原作は親子3代の話で、二つの家族が描かれていて、時代の変化も背景にあって
カインとアベルの物語が中心とはいえ、スケールの大きな話なので
ひとりの青年の話になっている映画は原作と別物と考えてもいいかもしれない。
ストーリーは4巻にわりと忠実ではあるんだけどね。

古い話だしネタバレでもいいと思うのでストーリーをざくっと書くと
キャルとアロンは父親と暮らしている似てない双子兄弟。
父の愛に飢えたキャルはあるプレゼントを父にしようとするけど
裏目に出て父を失望させてしまう。
投げやりになったキャルはアロンに実の母親の正体をばらす。
母親は死んだと思っていたアロンは、いかがわしい売春宿をしている母親に会い
ショックで軍に入隊して戦死。父は倒れて…

キャル役のジェームス・ディーンに、若い頃はキュンとしたと思うのよ。
でも今見ても、全〜くキュンとこない。どころか、
ああ、幼稚で馬鹿で「傷ついた」君でやんなっちゃう、くらいに思えて。。。
年取るっていやぁね。笑
それでもこの役にはすごく合ってると思います。
そりゃ一躍大スターにもなるわ、というハマりよう。
一方、双子のアロンは、小説では明るく優しく素直で善良で誰もが好きになる
金髪の天使のような子なんだけど、映画のアロンは冷たく真面目なだけで
暗い影のあるキャルと対照をなすはずの明るい優しさが、全然なくて
そこはやっぱりもっと、隠と陽がはっきりしたキャスティングにしてほしかった。
あと、アロンの恋人で、キャルに惹かれていくアブラも、原作では魅力的な子なのに
映画の女優さんは、どちらかというと地味な学級委員タイプというか
優等生タイプで、若さのかわいさはあるけど、どうにも華がない。
当時はこの子が十分魅力的な美人だったのかなぁ?
わたしは全然魅力を感じられなくて、最後まで違和感があって、
エリザベス・テーラーくらいの子を使って欲しかった。それは贅沢すぎるか。笑

それから、原作では農場の部分が多く農場にも意味があるのに
映画は街だけの話で、そこもスケールダウンされてて寂しかったです。
ほんと、小説長いけど映画の100倍面白いから小説を読んでほしいわ。
映画を見て1週間くらい経ったらもう映画のシーンは頭の中からほとんど消えて
小説を読んだときにできたイメージばかり、結局頭の中に残っているくらい、
映像と音楽で迫られても上書きできないくらい、文字だけの小説の力がすごい。
と、映画の感想でも小説の話ばかりしてしまった。

映像はきれいじゃないけど、なんかいちいちあらすじが書いてある動画↓


おまけ:ジェームス・ディーンを描いた映画「ディーン、君がいた瞬間」の感想

大河ドラマと「エデンの東」

2021-01-28 | 本とか
先月、70年台の性産業が舞台のアメリカドラマ「デュース」を
一気に8話見たんだけど、それに大河っぽさがあるかないかとか話してた時に、
大河ドラマの要件って時代の流れがあること、世代の流れがあることじゃないかと言うと
そういえば「エデンの東」の原作はあてはまると思うと、恋人に言われた。
スタインベックはわたしは「怒りの葡萄」しか読んでないと思うし
「エデンの東」は映画で見たけど昔すぎて覚えてないけど、
彼が若い頃読んだ「エデンの東」がすごくすごく良くて、
小説ってこんなに面白いのかと思ったって言ってたので、わたしも年末年始に読んでみた。
なるほどこれは面白かった。さすがというかなんというか、すごく面白かった。
最近はもうスタインベックとか読まれてないけどね、と恋人は言うけど
古典ってホント、読んで損はないなぁと改めて思ったわ。

冒頭から父の愛を求めて争う兄弟の話が出てきて、
いうまでもなくカインとアベルなんだけど、
映画になってるのはその子供たちの世代の部分で小説4冊の最後の1冊のへんだけ。
でもそこに至るまでの原作もずっと面白かった。
1巻では、元軍人の厳格な父親と息子たちの話が中心なので、
テレンス・マリック監督「ツリー・オブ・ライフ」のブラピ演じるマッチョ父親を思い出した。
この映画自体は不思議な映画で、前半は家族の話かとそれなりに面白く見てたら
途中からなんだか宇宙創造のイメージビデオみたいな映像になっていっちゃって、
ポカーンとしてしまう不思議というかよくわからない映画なんだけど、
この前半の家族の話の部分がとても印象的なのです。
それを少し思い出した。でも「エデンの東」はもっとカインとアベル的な話で、
1巻の兄弟の次の世代の兄弟もまた同じような確執を繰り返す話になります。
息子兄弟の父からの愛への渇望って根深く、よくあるものなのねぇ。

70年くらい前に書かれた本だけど、案外古びてないというか、全然古びてない。
スタインベックの人間考察はすごいけど、
それ以上にこの人、人間のキャラクターを作るのが好きすぎる感じが溢れてるなぁと思った。
ちょっとした登場人物の性格も、結構細かく作ってあって、それを書くのが
楽しくて仕方ない感じがしました。
大家族の一人ひとりの性格を延々述べるとことかすごい筆が乗ってる感じがする。
こういう気持ち、わたしちょっとわかるのです。

昔マレーシアに住んでた頃、毎月マレーシアフィルオーケストラの定期公演を聞いてて
毎月見ているうちにわたしの頭の中には、それぞれの楽団員の性格や人生が
勝手にできあがっていったのです。もちろん全部妄想ですが、
髭のコンマスはスウェーデン人で愛する妻と思春期の娘を故郷に残してきてる。
でも妻はもう彼を愛してなくて、別れ話をされたんだけど、聞いてないことにして
そのままマレーシアに来てしまった。現実から目を背けたくて仕事に没頭してるけど
真面目で窮屈な性格のせいで楽団員の信望は厚くない。
それをフォローしてるのがセカンドバイオリンの縮毛の人で、彼はドイツ人。
(20年前当時は欧米人の多い楽団でした)
いつも明るくひょうきんで、繊細さを隠しながらよく気がつく優しさで
楽団をまとめている人。この人は40代半ばだけど未婚で、というのは・・・・
と、メンバーそれぞれのドラマを、演奏を聴きながら作り上げていったものです。
スタインベックとはレベルも種類も全然違うけど、
彼が登場人物の性格について説明するときのテンションがわたしにはわかる気がする。

お話は父の愛を求める兄弟が親子二代ででてきて、それが中心だけど、
稀代の悪女、ファムファタルの存在がこの小説をいっそう面白くしてます。
でも前半これすごい悪女と思ってたけど、最後まで読むと人でなしの悪魔ではなく
人を傷つけたいわけでもなく、ただただひとり自由に生きたかっただけの女で、
実はそんなにひどい女じゃないのかも、と思ったりもしました。とても強い女。
お気に入りの登場人物は脇役の二人。
登場人物の中で一番インテリで聡明な使用人の中国人リーと、
カインとアベル的家族とは別の、もう一つの家族の父親で、
儲からない発明ばかりして生きたけどその明るさと強さで愛されたサミュエル。
善人が出てくるとほっとするくらいには、わたしも善人ですね。

4巻目を読み終わった時には、長編小説を読んだ後の達成感と充実感と
少しの寂しさが、ここちよかったです。
時代より何よりいつの世も変わらぬ人間というものが何より描かれているので
大河ドラマっぽさは半分くらいかなぁ。
次は、ジェームス・ディーンの映画も何十年かぶりに見てみよう。

植物園

2021-01-26 | Weblog
年末ごろから恋人が住むことになった家のすぐ近くに大きな植物園があるのです。
彼は山が好きで、わたしも初心者用の山ならときどき付き合って登って
いつも楽しいなぁと思うんだけど、楽しいのは山というより森や林なんだと思う。
軟弱者なので苦労して登るより森や林をぶらぶらする方が好きかも、と思うと
植物園が近くにあるのはすごくうれしい。

それで先日1時間ほど時間があった時に行ってみたのです。
閉園時間が早いので、1時間もいられなかったし、方向音痴で介護になるといけないので
入り口近辺をひとりで少し歩いただけだったけど、とても楽しかった。
冬で池の植物は何もなかったし、有名なセコイヤの並木もほとんど葉が落ちてたけど
それでもふかふかした落ち葉を踏んで歩くのは最高だった。
春にはもっときれいになるだろうけど、だからこそ冬のうちにもよく歩いておきたい。
椿は咲いてるはずだけどたどり着けなくて、2月に入ると梅が咲き始めるのは楽しみです。
樹木中心の植物園で花は少ないんだけど、
こういう花の少ない樹木中心の植物園というのは案外少ないと聞いたので、
わかりやすい花の咲かない木とも仲良くなりたいと思います。
家にある木の図鑑を何冊か取り出して眺めて予習をしましょう。
イチョウとか、よくある木も調べてみると面白いものですね。

それで、一昨年に訪ねた高知の牧野富太郎植物園のことを思い出し、
植物園ってこの他には京都府立植物園しか行ったことがないことに気づきました。
六甲高山植物園も牧野博士の指導を受けたというのに近いのに行ってなくて
冬は休園だけど、春になったら行きたいところが増えました。

映画:フェアウェル

2021-01-25 | 映画


見るからにわたしの好きそうな映画です。
中国や台湾の映画で、家族が集まって円卓などで家族の食事をするシーンというのが好きなんです。
「再会の食卓」とか


「恋人たちの食卓」とか


「グッド・ラック・クラブ」とか

単にわたしが食いしん坊なだけなんだけど、特に中国映画の食卓に惹かれるのよね。
これらの映画に比べると「フェアウェル」は食事してるシーンはあるものの
食事の内容にあまり注意は腹wれてない感じだったのは個人的に惜しかった。
でも、それでもとてもいい映画だったので文句はありません。

中国系アメリカ人のビリーは、すっかりアメリカナイズされているけど
中国にいるおばあさんのナイナイが大好き。
その大好きなナイナイが余命幾ばくもないということで、
家族みんなでビリーのいとこの結婚式をでっち上げて帰省し集まることに。
余命のことを本人に告げない中国式のやりかたに反発するビリーは
自身も、夢を叶えられずにうまくいかない人生でもがいていて
中国で祖母や家族と過ごしながら、

ビリー役は「オーシャンズ8」でちょっとこの子すごくいいねと誰もが思った
オークワフィナ。ラッパーでもあり、今や大人気女優である彼女ですが
動きや話し方がやっぱりラッパーで、今時のニューヨークっ子にぴったりですが
個人的にももう少し落ち着いた感じがあっても良かったかなぁ。でもいい俳優。
彼女の存在感がこの映画の大きな魅力であることは否定できません。

ナイナイっておばあさんのニックネームなのか
中国語でいう「ばーば」みたいなものなのか優しい音ですね。
ビリーはナイナイが大好きでとても仲良しなんだけど
これって祖母と孫娘だからで、いわゆる嫁であるビリーの母親には
厳しかったり冷たかったり、いつも優しいばかりではないようだし、
ナイナイが実の母親だったら、わたしは窮屈だったかもしれない。
孫には優しいけど、子供には期待もするし甘えもあるし古風な考えを押し付けもする
昔ながらのおばあさんでもあるからです。
そういうところに皆あまり気づかず、やさしいおばあさんという印象ばかり強いのは、
親からの支配と抑圧に負け続けて生きてきたわたし個人は
ちょっとひっかかってしまう。いくつになってもこういう傷は癒えないもんだな。
祖母と孫という直接の支配が及びにくい関係っていいなとは思いました。

ナイナイは夫を亡くし、今は別の男性と住んでいるのですが、
この関係も少し面白いです。
その男性もずいぶんおじいさんで、もうずいぶんボケてる感じで
あまり役にも立たず解消もなく、ナイナイと愛し合ってる感じも特にないのですが
二人のシーンが少しあって、
年をとったもの同士が労わりあってる優しさだけでなく、そこはかとなく諦めや
ほろ苦さも感じさせる描写になっていました。
この二人の背景ももっと見てみたい気がしましたね。

あとナイナイの妹役の、真っ白いパンチパーマみたいな髪の不思議な顔の人が
なんとモデルになった監督の祖母の、実際の妹さんだというのも後で知ってびっくり。
確かに素人っぽさがあるんだけど、それがいい方に作用しててすごくよかったです。

監督のルル・ワンはアメリカ育ちのアジア系女性で、この一本で売れっ子になりますね。
彼女自身とその祖母との話が元になってできているのですが、
この映画には後日譚があって、
映画が終わって、エンドロールのところに出てきます。
このラストの話をすると、みんなにっこりおかしそうな顔をする。
ここからネタバレなので見たくない人は見ないで。


エンドロールで、このモデルのおばあさんが結局その後6年経っててまだ元気で生きている
映像がさっと出てくるのです。
がくっとなって、あははと笑ってほっとします。ここは事実の力があるなぁ。

12月の呟き:後半

2021-01-24 | つぶやき
お風呂を出てきてコタツに入ったら、猫も恋人もそれぞれ
わたしから別の方向に同じ距離で同じように背中を丸めてぐっすり眠っていて、
コタツ以外はしんしんと冷えた眠りの気配の真ん中で、ひとりで起きている自分。


旅行に行って、猫のご飯を忘れてた夢を見た。帰ったら猫が痩せ細って、
毛艶もなくてぼろぼろになってて(一泊でそんなはずはないけど)、ごめんねごめんねと泣いた夢。
起きたら枕元に丸まってすやすや寝てらしたけど。


世界に朝があるということの恩寵。
でも明けない夜もあると思ってるけど。


美味しいものを飲み食いして人の話を聞いて笑って、
今日のわたしに一番必要なものだったわ。夜景きれいやったなー


差別でも暴力でも何でも、してる側や、されてない人たちは普段は忘れてるんですよね。
でもされてる側は常に毎日毎時間毎分痛いんだよな。


子育ては終わったし家にローンはないし、
あとはもう気楽な余生が待ってるはずだったんだけど
どうしていいかわからないことだらけだわ。
税金のことは税理士に頼めばいいし
仕事のことは上司(かなり賢い弟)がなんとかしてくれるけど、
自分の人生のことはホントにどうしていいかわからんわ。


あんまり食欲がなかったんだけど、消費期限のお肉をなんとかしなくてはと
大根とカルビチム風に炊いてみたけど、うまっ…
こういうの、肉より大根が美味しいのよね。


寒くて死にそうだったのでとりあえずお風呂に。生き返る。お風呂と猫はえらい。


ちょっと横になってると、くの字になってるわたしのお腹のところに
ピッタリ背中をくっつけて丸くなって一緒になる猫。


毎日ご飯作ってる時には「今すぐ食べないもの」を拵える余裕はないけど、
それでもたまに、1日の用事が全部終わった夜中にそういうものを作り出すことがある。
夜中は長くて落ち着くから、時間の余裕はなくても
作ってるうちに気持ちの余裕はできてくるからかな。


いろいろよくがんばったなー。無駄なことはなかったと思いたい。思う。


長く生きてても初めてのことっていっぱいあるなぁ。


真っ黒いライオンか豹かなにかの子どもがうちに入り込んできた夢を見た。
追い出してドア閉めても入ってくる。わたしには懐いてるようでも、生きた動物を食べるし、
いつわたしも傷つけられるかわからないのでこわくて追い出すんだけど、戻ってくる。
あれは自分の中の野生でしょうか。と7年前に書いた。


これも、あるあるで、韓国はきらいだけど、あなたは日本人と同じだから好き、
とか言われて固まったことが人生に何度かある。
日本人と同じというのが褒め言葉だと思ってる日本人の善意の人たち…


昨夜、微熱が出て、今朝は下がってたけど念のため今日の約束をキャンセルしたんだけど、
家に篭ってるので仕方なく朝から泡をあけてつるつる飲んでます。
眠りが浅くて短い分、起きてる間のエネルギー量が少なくて、
いつも眠いし集中力出すのに疲れるし頭動かない。今も眠りたくても眠れないのよねぇ。


昨夜微熱が出て今朝は下がってたけど、お出かけを諦めて
家でひたすら恋人の好きなアメリカドラマを見てた。90分×8話。
面白くないわけではないけどこれだけ見ると疲れる。
最後に口直しにわたしの見たい映画を見たら、恋人は途中で寝てしまった。


病み上がりデブになってる気がするけど、昼はラーメン食べるど。


春から恋人がうちに来て一緒に暮らしてたけど、冬のうちに彼が引っ越すことになりそう。
かなり偏屈な大人2人が春夏秋冬と一緒に住んでほんと大変だったけど
良かったことも沢山あって後悔はしてない。
家が二つになって楽しいことも倍になるといいなぁと思いながら
一緒の時間を静かに過ごします。新しい家はうちから1時間くらいかかるけど、
連れて行ってもらって恋に落ちた気がするほどいい感じの土地で、
お互い時々行き来する中でわたしもそこには時々泊まりに行くかな。

うっかり思い返すと納得できないことだらけで、こんなに自分を殺してていいのかと
悩んでしまうからできるだけ何も思い返さないようにするしかない。
それもまた難しいことだなぁ。


冬至が過ぎて、これから日没時間が遅くなっていくと思うととても嬉しいな。


日曜日に恋人の散髪をしたんだけど本当にきれいにできてる。
最初に切った時はYouTubeの動画たくさん見て勉強したけど、
結局最初から自分のやり方でしか切ってなくて、それでも上手くできてたので才能があるのかも
(ないか。。。?)
安い床屋さんの3倍くらい時間かけてかなり集中して切ってるからな。面白い。


仕事の後、映画見て少し買い物、と思ってたけど、どうにも気が向かなくて帰宅。
ご飯作ろ。とりあえずワイン飲みながら料理する。昨日の鯖の煮付けの残りと、
スペアリブと白菜の味噌スープ、ほうれん草の胡麻和え、ブロッコリーのサラダ。

自分のために作るご飯もやっぱりいいよね。料理すると元気が出るわ。
両立できる食いしん坊でよかったな。痩せないけど。
人のための料理だと温かいけど、自分のための料理でも充分楽しい。笑

飲みながら料理するの楽しいなー。美味しいものを飲み食いしながら
笑って食べて飲んでという時間が人生最高の時と思ってたけど、
恋人がそれをしない(飲むと何も食べないし食べると飲めなくなる…)人なのでそこは諦めて
でもひとりで飲みながら料理をする楽しみがわたしにはあるからなんとかなるか。


米文学のド古典なんだけど、有名すぎて読んだような読んでないような、
という感じの小説を恋人に勧められてポチった。
4冊あるのでお風呂で読むとひと月かかるかな。
信頼できる人に何か良いものを勧められるのは楽しいな。


知らなかった街に縁ができるのって楽しいね。優しい表情のあるいい山の麓で、
静かなところです。一度で気に入ったわ。住んだらもっと好きになれる街だといいな。


ちょっとしたこと、どうでもいいことでも
正しいのは自分の理屈だといちいち主張したがる人って時々いるけど、そういう人疲れる…。
常にマウントしないと死ぬと思ってるんか。


夕方寝たから全然眠くないという恋人に、わたしは先に寝るからゆっくり夜更かししていいよと
自分の部屋でちょっとTwitter眺めてるうちに、すでにもう彼の部屋からいびきが聞こえてる。
寝つきが悪くて眠りが浅くて短時間しか眠れず一日中眠いわたしには羨ましい…

すでに眠気の峠を超えて、電気つけて本読み出すわたし…


クリスマスに掃除機もらって泣いたとかアイロンもらって壊したとか
4℃はあーだこーだとかののどかなTwitter見ながら、
誕生日も一言もなくスルーされたわたしは今日も仕事です。
もちろん恋人からのクリスマスプレゼントはなかったんだけど、
わたしの用意したプレゼントも見てくれずに寝てしまったこれはどうしましょう。

そういえば結婚したてで、結婚2週間目のクリスマスも、
当時の夫に特に何もしたくないと言われて普通に家でご飯食べたなぁ。
生活費をすごく少ししかもらってなかったので、
自分の貯金から少しデパ地下で何か買って食卓に並べた。
そのあとは海外駐在で、夫の家族を呼んで何かしてたけど、
そういう時わたしは添乗員的な何かでいつも働いてた。
結婚がダメになったあと付き合った人で、
クリスマスに何かしてくれたのは一人だけだった気がする。
素敵なレストランで美味しいものを食べた。
バブルの時代は軟禁されてて外に出られなかったし、
半世紀生きててクリスマスに何かしてもらったのはその時一度だけだったかもなーと思うと
その時の恋人に今も感謝しかない。ありがとう。


オードリー・タンは賢さはもちろん、優しさ寛容さにいつもはっとするわ。
自由な人なんだろうな。自由だと優しくなれる。逆か。


なんか怒涛の12月だった。結局、良い方へ動いたとは思うけど、
つらい目にあってボロボロになってはまた同じ目に遭う、というのを何度か繰り返したし
それだけで本当は当分立ち直れないくらいのダメージだったんだけど、
進むしかなかったから頑張ったわ。ふんわりしたい。ふんわり。
ケーキも食べてないしシャンパーニュも飲んでないのに、
ウイスキー飲み過ぎのクリスマスウィークが過ぎて、少し落ち着いてきた。
今日は正月用のシャンパーニュと、トイレの電球を買いに出かけましょ。


映画に行きたいのに体力と気力が…
最近毎日いっぱいいっぱいで、休みの日に出歩く力が残ってない。
映画いっぱい見逃したなぁ。


恋人は人に合わせることができない人で、わたしはつい人に合わせてしまうたちで、
この組み合わせはうまく行くように見えて最悪だったのかもしれない。
どこまでも合わさせてしまい、合わせてしまい、こちらはボロボロになるからねぇ。
わたしがマイペースを保てればいいんだけどそれも難しい。


くろちゃんの爪切り、今日は5つ切れました!良い日。


最近なんとなく巻き寿司が食べたかったのに、近所のデパ地下の混雑ぶりにおののいて、
家にあるもので作って、気が済みました。


コタツに入ってソファにもたれてるとき、ソファの上で丸まってる猫がたまに起きて
わたしの肩のへんをさわることがあって、かわいいなー


猫と映画を見た。グザヴィエ・ドランの去年見逃してた「トムアットザファーム」。
映画館で見られてたらよかったな、という感想。
映画はやっぱりおもしろいなー。苦手な心理サスペンスでも。


ちょっと何かしたらすぐ眠くなる。
大体15分くらい寝たら起きるし、長く寝られないんだけど。


恋人がこれから住む家がやっとガス開栓して、
電気水ガスと最低限のインフラ整備できた。
ご近所挨拶もして、当面必要なものを少し買って、
まだ照明もついてないのでロウソクの灯りでお酒を飲んで帰ってきた。
最低限のインフラのあとは家電と家具だけど、これは年明けてからになるかなー。
まだ家具もない部屋でキャ農用の椅子を並べてロウソクの明かりで飲むのは
「神田川」味があるけど、いろいろ揃うとそういう味もなくなっていくのよね。


小さい小さいパン屋さんを見つけて買ってみたけど優しい味の美味しいパンでした。
山もいいけど、大きな植物園が近くにあるのでそこを歩くのも楽しみ。
いい家が見つかってよかった。


人の地雷はそれぞれで、個人的なものは他人にはわからないから
踏まれた方もそこを差し引いて考えればいいんだけど、
踏まれた人はエキサイトしちゃうのはまあ仕方ない。
でもそれはたから見ると踏まれた人の方が感情的になりすぎてるように映っちゃうのよね。
という様子を見ているなう。
自分の努力や信じてきたものや大切なものや
時には人生までも否定されたような気持ちになるんだろうけど、
単純で過激に物事を切って捨てるような物言いを常としている人の言葉を、
そんなにまにうけなくていいんだけど。

ただ、お取り巻きというのは、どんな場合も大概、
取り巻かれる本人よりしょーもないなというのは同感。
お取り巻きの追随は、見てるほうが恥ずかしいもんな。


今回は限界を超えて自分を変えてきたと思う。
限界を超えるのは自分を変えるというより自分を殺すことに近くて、
それがいいのかどうかまだよくわかりません。軽々と楽しめるようになりたい。


クリスマスは何を食べてもカロリーゼロと聞いたことならあるから、
きっと正月も同じでは?


去年書いてた2020年の目標というのがiPhoneのメモにこそっとあるのを見つけて、
・美容系:髪をちゃんと染める、ボディクリームを塗り忘れない、ペディキュアは冬でも塗る、
着物を着てみるは大体クリアしてた。
その結果美人になるはずが今年は苦労しすぎて老けただけですが・・・
・家のこと:デスクの整理、窓ガラスをきれいにする、キッチンの引き出し整理、
チェストの引き出し整理、冷蔵庫を買い換えるは大体できたけどテーブルと椅子を買うというのは
来年に持ち越し。
・創作系はほぼ0点。。。春から人と住み始めたので、それどころじゃなかった。
さて来年はどうしようかなぁ。とりあえず、死なない、を第一目標に。
年が明けたら健康診断ちゃんと行こう。


夏ごろから喘息で夜ホントに眠りにくくなってるので、
これよりしんどいとかやめてほしいし、絶対感染したくない。。。
今死ぬわけにはいかない、と思うけど、誰でもいつでもだいたい
死ぬ時にはそう思うものなんかな。
50歳くらいまではいつ死んでもいいと思ってたけど。


どんなに理不尽で酷い目にあっても好きな人は好きだし、
どんなに優しく愛してくれてもダメになることはあるし、
自分はとりあえずどっちにも左右されない自分をしっかり取り戻さないといけないなと思う。
基本上下左右ブレブレの人生なので…


年末ですからね、そりゃ自分のダメなところも自己総括してしまいますよ…


ぴゃーってテンション上がってたのにしんみりしてしまった。
でもまあいいしんみりかな。みんな良いお年をと思う。
優しくしてくれた人のことは、その後何があっても忘れないタイプです。
自分がしんどい時に、優しい人を利用することだけは、しないで、頑張った。
でもそういう人たちに、心の中では本当に助けてもらってたし、
そんな人は40歳過ぎるまで誰もいなかったしなぁ。
ありがとう。ずっと感謝してます。
今年は自尊感謝が、まだこれ以上ボロボロになる余地があったかと思うほどの
ボロボロのときもあったけと、
そうして優しくしてくれた人たちのおかげでまだ生きてます。

ひとつの郵便で、いろいろ思い出せて、良い年の瀬になります。ありがとう。


数えたら63本だった、映画館で見た映画。
新型コロナで1本しか見れなかった月もあるのに、見れるときにたくさん見たのねぇ。
あとは一泊旅行に結構行きました。一人旅を2回かな、白浜と奄美大島。
恋人とも3回、これは2回は丸亀のバーで1回は奈良のバー。


今日も休み。目覚めのコーヒーか、目覚めのフランチャコルタか。笑


来年は気持ちの良い常宿を作りたいなぁと思ってたんだけど、
恋人の新しい家がそれか、と今気づいた。
温泉はついてないけど恋人がついてるのでまあいいか。
まだ家の中空っぽで家具も家電も入ってないけど、居心地のいい常宿にしていきたいです。

12月の呟き:前半

2021-01-19 | つぶやき
映画館で友だちカップルにばったり。世界は広いが宝塚は狭い。


今年の大目標2つ、どっちも終わりそうにない。
一つは「苦海浄土」を読む。2段組750ページに手をつけたのは11月で
まだ50ページしか読んでないし、
もう一つはプライベートなことで10年あってない元夫にやっとメールして話はつけたけど
その後元夫の対応が遅すぎて進まず。それ考えると苦しい。
でもどっちも、手をつけたのはえらいのよ。
10年会ってないし連絡もしてない元夫にメールするのも、
かなりのストレスを乗り越えてしたことだし、
それは了承してもらったもののその次の手続きの返事を催促しても
半年スルーされてるのはわたしのせいじゃない。


程よいタンニンの赤ワインをあけて、これは甘みのないビーフシチューとかだなと思いつつ、
ミートボールが合うと書かれてたのでレトルトの甘めのハンバーグを食べてみたら、
ほんとに合うので感心。
自分の感覚や経験より人の言うことに従うのはよい時とダメな時があるけど、これは良い時。
レトルトのハンバーグはわりと好きな食べ物です。
赤ワインとチーズだけだと少し足りない時に食べる。
コンビニのでも高い方のやつは十分美味しい。


当事者でなくとも、自分は知識や想像力や思いやりでで理解することができてる、
なんて思わないよう気をつけたい。


今度、ひとりで奄美大島に初めて行くんだけど、近くの小劇場は感染怖くて行けないのに
遠くの島には行けるのって不思議かな。うちは空港も近いので大きな駅を通らないでいいし、
人の多い交通機関と観光地でなければ旅行は行ける気がしてる。
全行程中1番密なのは乗り換えの大阪駅だったりするからなぁ。
初めての場所に行くのはすごく楽しみ。田中一村美術館に行って、海辺を歩いて、
港町を歩いてくるだけですが。この時期人は多くないと思うけど、どうかなぁ。
美味しいもの食べられるかな。気をつけて行きます。
旅先から好きな人に絵葉書出す楽しみが、
一緒に住むようになってなくなってしまったのは残念。


徒歩圏内の会社通勤の間だけでもクリスマスソングが毎日毎日聞こえる。
恋人はそういうイベントに興味がない人だし
お誕生日でさえ祝ってあげようとか思わない人なので知らん間に過ぎてると思うけど、
わたしはわたしに何かしてあげよう。


去年買ったカシミアのタータンチェックのストール、高かったけど買ってよかったもの。
ウールより薄いのに温かい。これの別の模様を買おうかなぁ。
服が増えると気が重いけど、ストールは何枚あってもいいな。
冬の服は黒いセーターとパンツとスカートだけで、
あとはストールだけ着替えるくらいストイックになりたいけど、
昼休みに1500円のセーターを買ってしまった。。。


>ずっと前に飲んでる時いきなり「今、本持ってます?」って聞かれて、取り出して見せたら「よかった〜。カバンに本が入ってない人とは仲良くなりたくないから」って言われたことがあって、その時はハァそうですか、みたく鈍い反応しちゃったんだけど、あれ思い出すにつけ嫌な感じ。仲良くならなかった。
・・・という呟きを見たけど、
飲みに行くとき、手ぶらが好きなのでそもそも鞄を持ってなかったりするわたし。
っていうか、何かひとつのことで人を判断してきっちり選り分けるような人は、
ちょっとこわいかな。
センスのいい素敵な人でも、一つのことで切り捨てられるのは怖い。
自分も何かそういう、人を判断する一つのポイントみたいなものあるかな?
あったらなんかやだな。
そういう厳しさは、わたしにはいらない。


取引先の年末の挨拶が続く時期。毎年毎年どこもカレンダーを持ってくるけど
会社では決まった2つしか使わないし、わたしはカレンダーには興味がないのでいらない。
その中で唯一去年取っておいたのが山種美術館の作品を良い紙に良い印刷で作ったもの。
ここは今年も、さらいいい紙と印刷の日本美術作品のカレンダーを持ってきて
(法人向けの1番いいやつと思う)、カレンダー機能はどうでもいいけど、
良い紙と良い印刷に弱いので、なんとなく見てるだけで楽しい。
画集にしたら元が取れないようなきれいな印刷。


「あやとりの記」を読んだときに思い出したのは庄野英二の「星の牧場」だった。
ことを今思い出した。
でも同じ作者の「苦海浄土」を読んでても何も思い出さない。
一行一行圧倒されながら険しい顔でつらさと優しさに満ちたモノを読んでいる。魂とは。


どんなしんどい時でも猫が来てまっすぐわたしの顔を見てくれるとにっこりしてしまうなぁ。


いつまでも子供でいたいと言う人は、無知で馬鹿のまま世界を楽しみたいんだろうけど、
それは期間限定の、人生の初期だけに許されることで、
そこから感性もなんでも磨いていかなあかんよな。
子供の無垢で自由な感性なんて、要は無知の、初めての新鮮さだけで、深さも中身もない。
子供の絵の先生をしていた者が言い切ります。
子供の感性はほんと素晴らしいけどね。


新聞で性被害の話を読んだ。家庭内での虐待や性暴力から逃げて10代から家出をしてきた女性が
泊まるところがないとSNSに書けば沢山のコメントがついて、
これまで100人以上の男性の家に泊めてもらったけど体を求めない男は一人もいなかったという。
男たち…


昼間のリビングはポカポカなんだけど、昼間に家にいることがほとんどなくてもったいない。
猫はポカポカを堪能してしていると思う。


大きな大きな別荘?かホテルで大きなパーティにいる夢を見た。
人がたくさんいたけど知ってる人もちらほらいて、そんなに心細くなかった。
でも勝手がわからないまま、でかーいアイランド型キッチンの前で飲むものを探してる夢。


好きなケーキ屋の近くを通ったので一つ買って、そばの公園のベンチで食べてたら、
テーブルのあるベンチに高校生か予備校生か男子が二人ノートを広げて勉強してた。
寒いのに頑張るねぇ。
耳に入った会話は、ユークリッド。
ユークリッドの何を話してたのかはわからないけど、よいな。


こたつの中で猫が足にもたれてきたり、足の上に手を乗っけてきたりするときのしあわせ。


日曜の朝、遠くに行きたい気持ちが爆発しそうなんだけど、
来週だいぶ遠くに行くんだったと思い出して落ち着く。


今年の目標「苦海浄土」を読んでるんだけど、「戦争と平和」の描く広い世界、
大勢の人間と時代、社会の制度の移り変わりとは対照的に、
昭和の短い期間の狭い場所の話が膨大な資料をもとに書かれてるのに
強度としてはトルストイに劣らなくて読むのに体力いりすぎ。
綿密な資料と考察の上に、人の声をその言葉を、
あまりに切実に書かれていて一定の部分は作家の力だとわかっていても、
気持ちゆさぶられて心の体力が足りません。年内に読み切れるんだろうか。


久しぶりにパンを捏ねた。途中から暑くなってセーター脱いで、今一時発酵中。
冷蔵庫で8時間かけて発酵させます。夕方に成形して二次発酵、焼成ね。
めっちゃいい感じに発酵してるけどもう2時間くらい我慢してから
成形して二次発酵に入ります。パン捏ねたり掃除したりして気分が上がってきたのでワイン。
久しぶりに赤じゃないやつ。トスカーナのサンジョベーゼのロゼ。
かなり淡いサーモンピンクで素直な苺の香り。
酸も柔らかく、よく冷やさないとぼんやりした感じになるかな。
癖がなくておいしいけど、安ワインのクセのなさとは少し違うかな。
さっき仕込んで発酵中のパンを夜焼いたときに一緒に飲みます。
あとカレーを作ろう。キーマにしようかチキンがいいか、それともツナか。
このワインとパンに合わせるならキーマかツナだしワインに合うのはツナだけどキーマが食べたい。


昨日はうちから電車乗らないで行けるところをたくさん歩きました。
美術館や城跡やお寺や温室植物園や古墳。
この植物園は20代のすごくつらい頃に1人で来たことを思い出した。
古墳は大きな白いシェパードがいてわたしの知ってるどの人間より賢くて優しそうだった。


賢くなりたいと思うのは強くなるためではなくて、自分の弱さを守るため、って
以前言ったことがあるけど、それって結局強くなるというのと同義か。
どっちにしても自分の弱さも、それを守れないことも、ほんとに自分が情けない。
賢くなるのは難しいなぁ。


知ってる贅沢しかできないのは当たり前のことなんだろうけど、
来年は知らない贅沢もしてみたいなぁ。
でも知らないことは知らないので、どうすれば…


人の撮る山の写真はみんな同じに見えるけど、
自分で撮ると(iPhoneですが)どれも違って見えますね。


自分が生きてること自体、不要不急だなー


シダの中で一番大きいのがヒカゲヘゴ。
樹木のように大きいので、木なのか草なのか。というシダ。


そういうことから誰よりも遠いと思ってた人に、年相応でないという言葉を使われて
何日か経つけど、ダメージ深い。そんな風に思われてたのね。


今夜は鍋食べたい。うちは料理本の多い家で(100冊くらいある?)鍋料理の本も
7冊くらいあったけど、結局家にあるもの普通に入れてポン酢で食べる鍋だわ。


書くと落ち着く感情もあり、書くと増幅する感情もあり、だな。


今の仕事をいつか辞めて、どこでも好きな場所に住めるとしたらどこがいいかな。
今の場所の便利さ最強なのでどこにも行けない気がするけど、
街に用のないときの家がほしいと思うと、どこがいいかなぁ。
日本でなくでいいのだった。


旅先のホテルで、夜珍しく時間があったのでテレビというものを見て、
わりと面白く見たんだけど、やっぱりこれは毎日なくても良いなと思い、
うちにテレビを導入する予定はありません。


洗える安い着物を買ってはみたものの履き物がなくて、
まだ一度も着られてなくてどんどん寒くなってきたけど、
近くの友達んちに遊びに行く時に着てみたらいいかな。
下手でも誰も気にしないし近所だから人にもそんなに見られないし崩れたら着直せるし。


ちゅ〜るがある時だけ、わたし以外の人間に近づく猫。
でもちゅ〜るの切れ目が縁の切れ目。


世の中も人生も全然公平ではなくて、運のいい人も悪い人もいるし、
頑張って報われる人もいれば全く報われない人もいると思ってる。
流した涙の数だけ幸せの花が咲くと風味堂が歌ってるけど、
泣き寝入りや泣き損の人もいる。悪いことの後にはいいことが起こるとも思ってない。
でもまあそれでも、せっかくそんなにつらい思いをしたなら、
せめて涙の数だけ強くなれるといいねぇとは思う。
もう強くなれないほどボロボロになる前に少しずつ
自分で自分の手当てをしていく知恵はつけたい。
と、ひとり留守番の会社で久しぶりにiTunes聴きながら。


ロックダウンは結果がどうでもきっと不満は出るし責められるし責任問題になるだろうし、
自分の進退より国民のことを考えている人にしかできないことかもしれない。


この冬、初めてのお鍋をして、奄美で買ってきた焼酎をくいくい飲んで、結構酔いました。


シャンパンはシャンパーニュ地方のお酒のことで、
日本のふるさとにシャンパーニュ地方はないはずですが・・・
>ふるさと納税「シャンパン・スパークリングワイン」おすすめランキング - ふるさと納税ガイド


雪の深い土地の温泉に行きたい。露天風呂。


諦めることに慣れすぎてて、そもそも欲しがるということ自体なくなってたのに、
もう何も諦めないぞと思った途端にこんなにいろいろ諦めながら生きる人生になるとはなと
ため息の毎日。それだけほしいものができたということで、
何も欲しがらないよりは人間らしいか。

しかしつらい



お風呂はいいなぁ。猫と同じくらいいいかも。


小さい蝶って紫陽花っぽいな


する自己とある自己の話。


今年の目標をまだ達成してないのに来年の目標はひとつ決まりました。
常宿を持つ、です。
一泊くらいで行ける場所にいい温泉とおいしい食事のあるおちつく宿を探して、複数回泊まる。
うちは空港が近いので一泊の選択肢はけっこう広い。


結婚に興味を持ったことが一度もないので、条件とか考えたこともないけど、
もしももう一度結婚するならどうかな。
ずっと好きでいると思う相手でお互いを大事に尊重しあえたらそれでいいかな。
生活が合わなければ別居結婚でいいし。
ただ若くてこれから子供を作って家庭を持とうと思う人ならまた違うことになるか。


ああそうか。選択的夫婦別姓というからあかんのか。
選択的夫婦同姓制度、と名前を変えたら確かにいいかも。


うちにとって重要なもの、米とコーヒー豆が切れたので買いに出て、
ついでにガーベラを一本。猫が食べるのでお花は飾れなくなってしまったけど、
シンクの横には滅多に登らないのでそこに。
窓から遠い台所には小さくてもお花があるのが良い。


4時過ぎまで換気扇の下で飲んでたけどおにぎりとお味噌汁作った。デキる酒飲みだわ。


四時半まで飲んでた後に、ちょっと遠出して知らない街をたくさん歩いて用事を済ませてきて
なんかすごいヘロヘロなんですけど。恋人のご飯は簡単に出したけど、
自分が何を食べたいのかわかんないので、とりあえず飲んどく。


知らない街にはなんともチャーミングな山があって、
その名残の紅葉の中を歩くのがとても気持ちよかった。
標高が低いせいか植生が雑多で、なんだか優しい感じの山。いい場所だなぁ。
山ってそれぞれの顔があるねぇ。ここは穏やかで優しい、ふんわりした雑多さのある山でした。
とても気に入った。恋人の住みたいところ。


布団の中には入ってこない猫。枕元より布団の上が温いことに気づいて、
最近はよく布団の上で寝てるけど、
真ん中で寝られると人間は端っこで小さ〜くなるしかないんですけど…


結婚後2年間は(わたしのキャリアのために)子どもは作らないと約束して結婚したのに
最初から全く避妊に協力してくれずすぐに妊娠してしまったんだけど、
ピル飲めばよかったんだなぁと今は思う。でも30年前はピルは今よりもっと遠かった…


お弁当は、週に3、4日。恋人が朝から仕事のある日に作るんだけど、
6月くらいに作ってと言われて作り始めたのでもう半年くらいになるか。
残り物詰めるだけの小さいお弁当だけど、写真見るといろいろ作ってきたなーと思う。


お弁当作るのは苦じゃなく楽しいけど、冬の朝はお布団から出るのがちょっとつらい。
早起きもちょっと大変、作ってるうちに目は覚めるけど。でもそれも、あとしばらくかな。


暑いより寒い方がマシなんだけど、日が短いのは参る。


しかし韓国人の酒量はすごい。日本でもわたしより飲む男子は多いけど、
在日の友達でわたしより酒量の少ない人、あんまり知らない。


20代の時にちょっとだけ勤めた会社の人に弟が会う機会が時々あるんだけど、
会うたびに、君のお姉さんはすごく飲む人で、と言われるらしく、
一度ついたイメージって変わらんのだなぁとため息。20代のころみたいには飲めません。

BBC版「戦争と平和」

2021-01-18 | 映画
BBC版「戦争と平和」全8話を見終わったんだけど、
美術もキャスティングもすごくよかった。眼福とも言える。
これの映画はこれまでに2つ見てて、ハリウッド版とソ連版です。
ハリウッド版映画はオードリーヘップバーンの演じるナターシャは悪くないけど
主役のピエールが微妙(ヘンリーフォンダだよ!イケメンすぎる…)だし
映画としても、あらすじを追っただけみたいでどうにもダメでした。

比べるまでもなく圧倒的にソ連版映画(長いよ)の方が素晴らしくて、
古いフィルム上映で緑も赤く見えるほど劣化したものを見たにもかかわらず、
原作を読んだ時の感動が蘇る映画だったのでした。
BBC版は、トルストイを読んだ時の感動が蘇るほどではありませんが、
ハリウッド版に比べるとずっと上手い内容のトリミング具合ですごく楽しめた。
まあ7時間とかあるので見るのも大変でしたが、
これデジタルリマスターしたのがあったら買いたい。

BBC版のドラマは、恋愛と結婚、家族に照準を当てていて、
原作よりずいぶんドラマっぽい作りだけど、
それはそれで上手くできてました。キャスティングが良い。
ピエールはソ連版のピエールに似た丸い顔の真面目で不器用そうな風貌で、
わたしの持ってる文庫本の表紙絵そのままな感じです。
ナターシャはなんかアメリカっぽいと言うか現代的すぎるところもあるけど
生き生きとした生命力と純粋な魂を感じさせることができてる可愛い女優さんだった。
そしてマリア。
信仰にすがりながら、愛してくれない父親への報われない自己犠牲に耐える
容姿も良くない地味な女性の役ですが、わたしはなんかこういう我慢して
損ばかりする地味な人が好きなのよねえ。
そのマリアが、小説で読んだままの地味ながら聡明で優しいマリアでぴったり。

ソ連版よりよかったところは、インテリアや衣装や風景などの美術。
ソ連版も豪華だったと思うけど、何しろ全体に赤の階調しかない
傷んだフィルムで見たので、現在の技術で華やかに煌びやかに美しく映される
ロシア貴族の世界は、見てるだけでとても楽しい。

戦場のシーンはソ連版もスケールがすごくて、こういうとこやっぱり
国の威信をかけて作ってるなぁと感心したものだけどあまり覚えてない。
戦場にあまり興味がないからかな。

「戦争と平和」は今まで読んだ本の中で常にトップ10に入ると思ってる大事な小説なので
ドラマ化や映画化はどんどんやってほしい。
でもこれだけの内容なので、8話くらいのドラマ化がちょうどいいのかもな。

初めての奄美大島:4 マングローブの森と焚き火

2021-01-15 | 一人旅たまに人と旅
前日は雨の予報にもかかわらず夜まで降らずに持ってくれたけど
バーからの帰り道から降り出して、二日目は朝から雨。

窓からの街の風景。なんとなく惹かれる風情です。好きだわ。

朝ごはんは鶏飯。食べ過ぎ飲み過ぎの胃に優しかったわ。

マングローブの森に行きました。カヌー体験とかもあったけど雨だし
展望台に登って景色を見て、あとは傘さしてぶらぶら歩き回ってた。

奄美大島の動物の展示が少しあって、クロウサギというのはこういうやつらしい。

耳が短くてウサギというよりはネズミっぽいけど、顔はロバっぽいな。
ロバが昔日本に入ってきた時にウサギウマと呼ばれたことがあるらしいけど
ウサギとロバは似てるのかな?

奄美の蝶の標本は、紫陽花の花びらを集めたみたいね。

お昼過ぎの飛行機で戻って家に着いたのは4時前かな。
お腹がすいてたけど、食べたいものを思いつかなかったし荷物もあるのでとりあえず帰宅。
現地滞在時間25時間くらいの小さい旅でした。
短い旅だったけど楽しかったな。一人旅で楽しくなかったことなんてないけど。

洗濯したり片付けしたりして、少し休んで夜になったら恋人が焚火しに行こうというので
近くの川辺にトコトコ歩いて行きました。
1時間ちょっとくらい、焚火の向こうに電車が走る陸橋が見える場所で焚火しながら
ウィスキーを少し飲みました。

昼まで奄美大島でマングローブの森を眺めてたのに、夕方には近所の川の脇で焚き火。
奄美大島も全然遠くないんだなぁと、不思議な気分。もっとあちこちに行きたいなぁ。
帰り道でラーメン食べて、旅もいいけど家も近所もいいものです。