5月25日(金) 31/10℃
オッサカ ホッサカ どこの坂?
「忍阪」と書いて「おっさか」・・・
奈良県桜井市の忍阪街道沿いにある歴史の地区です
“白毛のアクシオ” を駆って訪れました
目的はそこにある石位寺(いしいでら)(:無住寺)・・・
http://www.city.sakurai.lg.jp/kanko/syaji/kashiramoji/agyo/1395284534959.html
この「地区」の清水寺(せいすいじ)と、深い縁があるのです
https://ja.wikipedia.org/wiki/清水寺_(長野市若穂保科)
その辺を『若穂の文化財』(昭和58年若穂公民館発行)から紹介してみます
《・・・その後大日堂・三重塔・堂宇33坊などが建立され、鎮護国家の霊場として隆盛を極めたという。しかし、文政4年(1821)に火災にあい、さらに大正5年(1916)の保科の大火で建物・仏像200余体すべて焼失してしまった。》
「仏」をすべて失った清水寺・・・
そこで当時の利根川住職は
《・・・大正6年(1917)に無檀徒・無住寺で廃寺寸前だった奈良県磯城郡石位寺から関野氏のあっせんにより内部大臣の許可を得て約20体の仏像を無償に近い安い費用でお迎えし、大正12年(1923)には本堂が再建された。》
つまり
清水寺の「仏」さまたちの故郷は奈良の石位寺というわけです
【清水寺】
(やってきた「仏」さまたち・・・)
そこから荷車や汽車乗ってはるばる北信濃までやってきた
凄いですね
一大プロジェクトです
ロマンにあふれています
【石位寺】
(重文の石仏が安置されている収納庫)
(急な坂の上に石位寺はありました)
突然の石位寺訪問でしたが、寺の管理を任されている地元忍阪区の区長さんはご親切に対応・・・
重文の、日本最古の石仏も拝観させていただきました
「仏」が結ぶ大和と北信濃の ”ご縁”
深めたいものです
もう一つの ”ご縁” ある寺、葛城市の當麻寺(たいまでら)にも足を伸ばしました
「小さな旅」に感謝です