タイトルが紛らわしいですが、最高学年ではありません。
副キャプテンです。
西医体出発前日、いやもう当日になってしまいました。
色々と考えてるとなかなか眠れず、もうこんな時間です。
副キャプテンとしてやってきたこの1年間、本当に短かった。
どこか強いところを作ろうとすれば、どこかが疎かになる。
ゲームみたいに上がった能力が下がらないなんてことは決してなく、一進一退を繰り返し繰り返し、気付けばもう1年が経っていました。
僕が入学してから3年半、僕にとって1番近かった先輩プレーヤーが引退する番が、ついにやってきてしまいました。
1番近い先輩プレーヤー、ずっといて当然やと思ってた存在がいなくなる。
本当に時の流れって早い。
しんみりしてしまう気持ちも、色々な思いもあるけど、
卒業生の思い出とかを振り返ると、やっぱり悲しくなってしまうし、
このブログでは振り返らず、試合に向かって進むことにします。
センチメンタルになるのは、また今週末でも遅くない。
それまで取っておこうと思います。
さて、
今回のブログのテーマは最後の夏です。
途中までは、ハンド関係ないやないか、と思われるかもしれませんが、ちゃんと帰って来ますので、お付き合いください。
僕らにとっての最後の夏は、西医体なわけですが、
世間一般で最後の夏、といえば甲子園を連想される方も多いんじゃないでしょうか。
今年の甲子園、滋賀県代表として彦根東高校が出場しています。
2年生エースが投げるチームで、1回戦は逆転サヨナラ。
ほとんど毎年初戦で夏が終わる滋賀県民としては、非常に嬉しい限りであります。
この時の9回ウラの時の話を一つ。
1点ビハインド、先頭バッターがこれまで力投を続けてきた2年生エース。
ここに代打で背番号1のキャプテンを送る。
そのキャプテンがヒットを放ち、送りバントでワンナウトランナー2塁。
一打同点のチャンスで、ヒットが出る。
テレビの前で見ていた僕としては、これで2塁ランナー帰ってくる。同点や。
と思っていたが、ランナーは3塁を大きく回ったところでストップ。
僕は心底落胆しました。
ああ、また滋賀県代表は勝てへんのか。
走っておけば良かったのに、と。
しかし、ここからヒットエンドランでゴロの間に1点を追加。
最後は4番のヒットでサヨナラ勝ち。
まあまあ、結果的に勝ったから良かったけど、なんであそこで走らへんかったんやろ、とわだかまりの残る試合だと感じていました。
実はこれ、彦根東の作戦通りだったそうですね。
彦根東は、ワンナウトランナー1,3塁の状況から1点をもぎ取る練習をずっとしてきた。
だからこそ、ホームに突っ込んで一か八かの勝負をするのではなく、
ランナーを3塁で止め、自分たちの自信のある状況を作り出し、そこで勝負をしたんだそうです。
文字に起こせば大したことの無いことかもしれませんが、甲子園の9回裏、あの緊迫した場面でそこまでの判断を瞬時に下せる判断力に本当に脱帽です。
でも、良くも悪くも一発勝負のトーナメントで、勝ち負けを分けるポイントってきっとそういうところなんだと思います。
自分たちの練習してきたことを出せないまま終わるチームも本当に多い。
そんな中で、自分たちのやってきたことを信じて、得意なことで勝負する。
人生論とかでよく聞くような内容ですが、勝負は本当にこれに尽きると思います。
僕ら、滋賀医大ハンドボール部ももれなくそう。
僕らは本当に得手不得手がはっきりしているチームだと、1年間見てきて本当に思う。
だからこそ。だからこそ、僕たちはできる限り得意なフィールドで勝負したいし、しなあかんと思う。
自分たちの得意なプレー、得意なシステムの中で相手と勝負する。
弱気になって、今までやってなかったことをやり出す。これが勝負で1番してはいけないことやと思う。
僕らは良くも悪くもオーソドックスなチームではないけれど、だからこそ自信もって今まで1年間積み重ねてきた強みをぶつけていこう。
僕達の自信ある部分を、全力で。
得意なフィールドで、やってきたことを出し尽くす。結果は自ずと付いてくる。
去年のともきの言葉を借りるなら、
ビリーブ
ともきはちょけて使ってたけど、ほんまに大事なことやと思う。
ともきキャプテンのもと、幹部1年間やってきて、チームに対する捉え方とかはほんまに大きく変わった1年間でした。
副キャプテン像ってのもなかなか掴めなくて、正解もなかなか見い出せない1年間ではありました。
正直今でも正解は分かってないけど、自分にやれることをやりきろうと思ってます。
ともきは、思い付いたときの爆発力は一級品。この1年でほんまにすごいと思ったことは何回もある。
あと、全般的にって訳ではないけど、イメージよりめちゃくちゃまめやし、真面目。笑
勉強も忙しい時期やったやろうに、めちゃくちゃチームのこと考えてた。
すごいわ。
幹部としてやりきれへんかった部分、思ったように伸ばしきれんかった部分も色々あったけど、ともきと1年間一緒に幹部やれて良かったと思う。
賛否両論あるキャプテンかもしれんけど、おれはいいキャプテンやと思ってる。
ありがとう。
優勝して、最高のキャプテンになってくれ。
最後にマネさん。
今年1年間本当にありがとうございました。
マネ幹部も、ほんまにありがとう。
練習中に震えが止まらんような寒い時期も、
モップ、ドリンク、氷とか仕事が多くなって、ビデオ撮ってたら倒れそうになるような暑い時期も、
僕らが好きなことやってるのを近くで支えてくれて、見ててくれて本当にありがとうございました。
秋医歯薬を最後に、なかなか勝てない、応援してても面白くないような試合が続いてしまって本当にごめんなさい。
今年1年間、色々な話を聞いている中で、今のハンド部のマネさんは、強いチームのマネージャーとしての誇りを持ってやってるんやってことがひしひしと伝わってきたし、
その期待と、プライドに応えられへんのがもどかしくもありました。
これまで勝てへん中で我慢してきてもらった分、最後くらいは勝ちきってせめてもの恩返しができたらなと思います。
やから、最後まで、強いチームの部員として、僕たちのこと、よろしくお願いします。
僕は、
卒業生が笑って西医体を終えるのをまだ見たことがありません。
今年こそは。
副キャプテン
#4 今井一貴
副キャプテンです。
西医体出発前日、いやもう当日になってしまいました。
色々と考えてるとなかなか眠れず、もうこんな時間です。
副キャプテンとしてやってきたこの1年間、本当に短かった。
どこか強いところを作ろうとすれば、どこかが疎かになる。
ゲームみたいに上がった能力が下がらないなんてことは決してなく、一進一退を繰り返し繰り返し、気付けばもう1年が経っていました。
僕が入学してから3年半、僕にとって1番近かった先輩プレーヤーが引退する番が、ついにやってきてしまいました。
1番近い先輩プレーヤー、ずっといて当然やと思ってた存在がいなくなる。
本当に時の流れって早い。
しんみりしてしまう気持ちも、色々な思いもあるけど、
卒業生の思い出とかを振り返ると、やっぱり悲しくなってしまうし、
このブログでは振り返らず、試合に向かって進むことにします。
センチメンタルになるのは、また今週末でも遅くない。
それまで取っておこうと思います。
さて、
今回のブログのテーマは最後の夏です。
途中までは、ハンド関係ないやないか、と思われるかもしれませんが、ちゃんと帰って来ますので、お付き合いください。
僕らにとっての最後の夏は、西医体なわけですが、
世間一般で最後の夏、といえば甲子園を連想される方も多いんじゃないでしょうか。
今年の甲子園、滋賀県代表として彦根東高校が出場しています。
2年生エースが投げるチームで、1回戦は逆転サヨナラ。
ほとんど毎年初戦で夏が終わる滋賀県民としては、非常に嬉しい限りであります。
この時の9回ウラの時の話を一つ。
1点ビハインド、先頭バッターがこれまで力投を続けてきた2年生エース。
ここに代打で背番号1のキャプテンを送る。
そのキャプテンがヒットを放ち、送りバントでワンナウトランナー2塁。
一打同点のチャンスで、ヒットが出る。
テレビの前で見ていた僕としては、これで2塁ランナー帰ってくる。同点や。
と思っていたが、ランナーは3塁を大きく回ったところでストップ。
僕は心底落胆しました。
ああ、また滋賀県代表は勝てへんのか。
走っておけば良かったのに、と。
しかし、ここからヒットエンドランでゴロの間に1点を追加。
最後は4番のヒットでサヨナラ勝ち。
まあまあ、結果的に勝ったから良かったけど、なんであそこで走らへんかったんやろ、とわだかまりの残る試合だと感じていました。
実はこれ、彦根東の作戦通りだったそうですね。
彦根東は、ワンナウトランナー1,3塁の状況から1点をもぎ取る練習をずっとしてきた。
だからこそ、ホームに突っ込んで一か八かの勝負をするのではなく、
ランナーを3塁で止め、自分たちの自信のある状況を作り出し、そこで勝負をしたんだそうです。
文字に起こせば大したことの無いことかもしれませんが、甲子園の9回裏、あの緊迫した場面でそこまでの判断を瞬時に下せる判断力に本当に脱帽です。
でも、良くも悪くも一発勝負のトーナメントで、勝ち負けを分けるポイントってきっとそういうところなんだと思います。
自分たちの練習してきたことを出せないまま終わるチームも本当に多い。
そんな中で、自分たちのやってきたことを信じて、得意なことで勝負する。
人生論とかでよく聞くような内容ですが、勝負は本当にこれに尽きると思います。
僕ら、滋賀医大ハンドボール部ももれなくそう。
僕らは本当に得手不得手がはっきりしているチームだと、1年間見てきて本当に思う。
だからこそ。だからこそ、僕たちはできる限り得意なフィールドで勝負したいし、しなあかんと思う。
自分たちの得意なプレー、得意なシステムの中で相手と勝負する。
弱気になって、今までやってなかったことをやり出す。これが勝負で1番してはいけないことやと思う。
僕らは良くも悪くもオーソドックスなチームではないけれど、だからこそ自信もって今まで1年間積み重ねてきた強みをぶつけていこう。
僕達の自信ある部分を、全力で。
得意なフィールドで、やってきたことを出し尽くす。結果は自ずと付いてくる。
去年のともきの言葉を借りるなら、
ビリーブ
ともきはちょけて使ってたけど、ほんまに大事なことやと思う。
ともきキャプテンのもと、幹部1年間やってきて、チームに対する捉え方とかはほんまに大きく変わった1年間でした。
副キャプテン像ってのもなかなか掴めなくて、正解もなかなか見い出せない1年間ではありました。
正直今でも正解は分かってないけど、自分にやれることをやりきろうと思ってます。
ともきは、思い付いたときの爆発力は一級品。この1年でほんまにすごいと思ったことは何回もある。
あと、全般的にって訳ではないけど、イメージよりめちゃくちゃまめやし、真面目。笑
勉強も忙しい時期やったやろうに、めちゃくちゃチームのこと考えてた。
すごいわ。
幹部としてやりきれへんかった部分、思ったように伸ばしきれんかった部分も色々あったけど、ともきと1年間一緒に幹部やれて良かったと思う。
賛否両論あるキャプテンかもしれんけど、おれはいいキャプテンやと思ってる。
ありがとう。
優勝して、最高のキャプテンになってくれ。
最後にマネさん。
今年1年間本当にありがとうございました。
マネ幹部も、ほんまにありがとう。
練習中に震えが止まらんような寒い時期も、
モップ、ドリンク、氷とか仕事が多くなって、ビデオ撮ってたら倒れそうになるような暑い時期も、
僕らが好きなことやってるのを近くで支えてくれて、見ててくれて本当にありがとうございました。
秋医歯薬を最後に、なかなか勝てない、応援してても面白くないような試合が続いてしまって本当にごめんなさい。
今年1年間、色々な話を聞いている中で、今のハンド部のマネさんは、強いチームのマネージャーとしての誇りを持ってやってるんやってことがひしひしと伝わってきたし、
その期待と、プライドに応えられへんのがもどかしくもありました。
これまで勝てへん中で我慢してきてもらった分、最後くらいは勝ちきってせめてもの恩返しができたらなと思います。
やから、最後まで、強いチームの部員として、僕たちのこと、よろしくお願いします。
僕は、
卒業生が笑って西医体を終えるのをまだ見たことがありません。
今年こそは。
副キャプテン
#4 今井一貴