滋賀医科大学ハンドボール部

滋賀医科大学ハンドボール部の日々ある出来事を紹介してゆく驚くべきブログです。皆さん、どうぞお立ち寄りくださいませ。

有終の美

2010年07月30日 13時53分45秒 | Weblog
今朝、整形外科を受診してCTの結果を聞きに行きました。

9月に手術することにしました。

と同時に今回の西医体が僕にとって選手として臨める最後の西医体になりました。




去年の西医体、幹部として、そして自分はチームの核であると自覚して臨みました。

今までにないくらい、調子も良く、チームに貢献できた。

でも結果は準優勝。

大きな大きな1点差だった。

そして、チームの主力たちが引退していった。



誰もが今年のチームを戦力ダウンしたという。



「絶対的なエースはいない」



今年何度も聞いた。

いろんな人から聞いた。



そんな中、エースを任された。

確かに僕は、高島さんや玉井さんみたいにすごいロングシュートを打てるわけではない。

フィジカルもないし、DFも真ん中をしてるわけじゃない。

そんな僕が「滋賀医大の左45°」をする。

自分の中で、どうすれば絶対的なエースになれるのか色々と考えた。

ロングシュートが打てるように練習もした。筋トレもした。

でも、玉井さんより速い球は投げられない。

高島さんのように1人で点数をもぎ取ってこれる選手でもない。

自分の長所を活かすプレースタイル≠絶対的なエース

と思っていた時期もあった。

でも、みんなは僕に左45°というポジションを任せてくれる。



僕がエースとしてする仕事は、えげつないロングシュートを打つことでもなければ、

絶対的な個人技で点数を取ってくることでもない。



チームを優勝に導くこと!



それが僕のエースとしての仕事であり、現役選手としてできる最後の仕事。


みんなが繋いでくれたボールは絶対に決める!

苦しい時間、誰よりも動き、誰よりも声をだす。

周りを活かし、チャンスを作る。


今までの偉大な先輩方の絶対的エースとは違うかもしれない。

でも、自分の持てる力を最大限活かし、チームの勝利のためにできることはなんでもする。

泥臭い1点を積み重ねて、チームが優勝に向かっている先頭に立つ。


手術したらハンドボールはもうできない。

僕がハンドボールをできるのはあと5試合。

5試合全部勝たせてみせる!

それがハンドボール人生最後の使命


2010年 滋賀医大エース 三宅 優一郎


皇改め、悪戯皇(ちょけ王)の思うところ

2010年07月29日 23時55分26秒 | Weblog
パソコンの前に座って文章を書いて、推敲しては消す
という作業をかれこれ、もう3時間はしています。



気分転換にみんなの文章を読んでいると、メンタル面は充実してきているのかな?と思えます。
ここで試合に出れない僕が、みんなと同じように熱い言葉で士気の高さを見せるのもいいのですが、
それよりももっと大事なことを思いついたのでそっちを書きます。

それはチームのみんなに西医体全試合を通じて実践して欲しいことです。





今のチームに求めたいことは2つ






①一人々々がチームに対する責任をもつ。

西医体は、ほんとに全員がベストを尽くさないと優勝はできません。
しょうもない、キャッチミス、パスミス、枠外へのシュートが積もり積もって負けにつながります。
自分が決めないと、自分が守らないと、自分が何とかしないと!
という気持ちを最大限にまで高めて、自分がチームを勝利に導いてやるという気概で試合に臨んでください。
誰かがチームを勝たせてくれるわけではないです。
外から見ていてチームに対する責任感がヒシヒシと伝わってくるのは、立入さん、上林、小川、生田の4人だけです。
この4人の勝利への気持ちは口だけではないです。半端ないです。
みんなも追いついてください。
この4人には更なる飛躍を期待しています。



②戻りを早く&速く

味方がシュートフォームに入ったときのKeywordは「あのシュートは外れるかもしれない」です。
入れば、ラッキー!
こう思えば帰りだしはもっと早くなると思います。
この言葉はOBさんの受け売りなのですが、まさにその通りだと思います。
なぜこの西医体直前に僕がまだこんな初歩的なことを言っているのか少しでも考えてくれると幸いです。




このように文章にしてしまうと、こうも軽い内容になってしまうのが少し残念ですね。

今大会、僕にできることは限られています。
勝利への直接的なことは何もできないです。


でも、みんなは点を取ることもできるし、失点を防ぐこともできます。


本当に最善を尽くして欲しいと心から願っています。
西医体が終わってから「あの時こうしておけばよかった」などの戯言は言わないよう、
後悔の無いプレーを約束してください。

仲間

2010年07月29日 01時47分17秒 | Weblog
あと一週間で西医体ですね。

この時期になるとその前の西医体のことを思い出します。




去年、僕がキャプテンやってた時は周りの先輩、同級生、マネージャーがとても頼りがいがあって、僕が何もしなくてもチームはうまくいってたし、とても強かったです。

今年、小川がキャプテンになってからは、ケンちゃんが休部したり、三宅が留学、満田が靭帯切った。立入さんも戻ってきてるとはいえ怪我がちやし、残っているプレーヤーは去年までほとんどがレギュラーじゃない人間ばかり。

不安しかなかったけど、でもその分、僕が頑張ればいいと。



どんな試合でもゴールを守りきりたかったし、どんな時でもDF陣に頼らせてやりたかった。

これまでも僕に頼ってきたと思うし、

西医体でも存分に僕を頼ってくればいいよ。



やけど、お前らがすごい練習してきたのも知ってるし、あんだけ頼りなかったやつらがここ数カ月で別人のような男の顔になってきてるのも知ってる。

俺もお前らを頼らせてくれな。


ハトムネミッチー
DFリーダーDOさん
やるきあるのかないのかケンちゃん
パーフェクト優一郎
茶化しマサト
デッパ小川
ヒゲヒップボンバー生田
スーパーハードゲイマサカツ
ガリガリひでお
情報屋しゅんご
バカたすく
舟状骨しゅん
二代目ゲイ大町
ガキすけ
ガキきょーすけ
ガキゆうき



こいつらヤルときゃヤル男達よ!!!


(これ怒られるかもしれんけど)

部員より熱いナルミ
部員より出席率たかいマナミ
部員よりWIIとマンガ貸してくれるナッチ
部員よりひまわりでたすくと一緒に俺の晩飯邪魔するあずま
まじめで透き通ってるあゆみ
ヒップホップのぞみ
リスみたいに可愛いまいこ
I PHNEやよい
LOVE活 みく
上に同じく あさみ
早くもバカにしはじめてくれてるあさこ
運動神経0しずか



お前らにゴールの後ろは頼んだぞ。






みんながんばろうな






信じれば大丈夫

信じあう仲間がいれば大丈夫


                                守護神

だいすっき

2010年07月26日 23時51分34秒 | Weblog
4年間続けてきた、生活の大部分になっていた部活があとちょっとで引退です。
集大成である西医体です。

うちは相変わらず文才ないし
難しい言葉もつかえへんから
最後のブログでさえも
かっこいい文章とかかけへんけど
思ってるまんまのことを
自分の言葉で書きたいと思います。



うちは4年なって部活いかへん日も多くなって、仕事も後輩のほうが全然できるし、先輩としてみんなに何も残せへんかった。ハンドのことも4年間見てきたけど、自分がしろってゆわれたら、やっぱり部活に欠かさず来て頑張ってた他のマネさんに比べて全然ルールも完全ちゃぅし動けへんとおもう。


でもほんまにこれだけはゆえる。誰よりも部活のメンバー、仲間、雰囲気、チームワークとかがほんまのほんまに大好きでした。
いやみんなも負けずと部活のみんなが大好きやろぉけど。笑



大学生活4年間、
何が1番楽しかった?何が1番嬉しかった?何が1番思い出のこってる?

って聞かれたら
迷わず部活ってゆうとおもう。
ほんまに迷わず!そっこーで!笑

1年ときから週3回、ときには週5回とか部活に必死になって
誰かの誕生日とかみんなで祝って飲み会して

なんかけど頑張らなあかんときは
どんだけしんどくてもみんな頑張って練習も朝練も試合も走りつづけてミーティングでは意見ぶつけあっていろいろ話し合って
けどオフのときはほんまちょー笑ってふざけあって

なんかほんまいっぱいいろんな思い出あるもん!!

なんか西医体に向けてのブログってか振り返りのブログになってるけど!笑

まぁ何が言いたぃかって言いますと、
うちは部活のみんなが大好きです\(^O^)/
みんなの悲しんでる顔、悔しがってる姿、暗い雰囲気のハンド部なんて絶対見たくないです!!!
みんなの笑ってる姿、喜んでる姿、幸せそうな姿が見たいです!!!
優勝して肩組んでいつもみたぃにぐるぐるまわりたい!
みんなで飛びまわって抱き合って、やったーってしたい!
おいしいお酒でかんぱーいって、おめでとーってしたい!!



最後なんやから!
心から笑って、ハンド部入ってこのメンバーでみんなで部活できて良かったってなりたい!!
ともやんいっくんうっすぃが幹部でほんまよかったって、立入さんDoさん関さんと一緒に嬉し泣きで引退して、かんばさんあみばさん三宅さんに1番近くでめっちゃ笑顔でおくってもらえて、のんちゃんあゆちゃんまいこやよいに顔つぶれるぐらぃ嬉し泣きしてほしい!ひでおまっちたすく峻悟俊の活躍、めっちゃ笑顔でぐーってガッツポーズしてる姿みたい!しずかあさみあさこみくゆうきすけきょうすけにハンド部の良さとか勝ったときの嬉しさとか改めて感じてほしいしハンド部入ってほんまによかったって同じように感じてほしい!
そして何よりベッキー真奈えりかと心から喜びあいたい!!


みんなで勝ってみんなで笑ってみんなで嬉し泣きしてみんなで盛り上がりたいです!!

今まで休んで見れへんかったぶん、誰よりも応援します。
絶対の絶対に勝ちましょう!
みんなほんまに大好きです!!





なっち(^ω^)

負けなんてくそ食らえ!

2010年07月26日 21時58分03秒 | Weblog
ついに迎えます、最後の西医体。




この4年間、マネージャーとして、というよりチームの一員として、部員と対等に物が言い合いたくて、同じように頑張ってる、戦ってるんや!と部員にも、後輩マネージャーにも思ってもらいたくて、がむしゃらにやってきたつもり。





部活には来い。

ミスはするな。

ミスするなら練習しろ。






それが時に衝突の種にもなったし、後輩、同回、先輩マネージャーのみんなに嫌な思いさせたこともあったと思う。
部活での居場所を奪ってしまった部分もあると思う。





自分だって完璧じゃないくせに、なんなら後輩たちの方がよく出来るのに、もっと、もっと!って求めすぎていた部分もあったと思う。








そして三年間で...結果、1勝2敗。





幹部の時は、過去数年間を見ても最悪の結果。





それに追い討ちをかけるように、部活と距離をとったり、部活を去っていく人たち。






自分だって一年生のとき、部活に居場所を見出せなくて、仕事が人一倍出来ないことに悩んでたのに。
だから辞めたくて辞めたくて仕方なかったのに。






今思うとそんな人のキモチ、全然考えてあげられてなかった。





だから自分がやってきたことが、自分が示してきたことが合っているのか何度も不安になったし、今でも間違っているんじゃないかって思うこともある。







それでも譲れなかったもの。

貫き通した私のやりかた。






正解なんて無いと思うし、人それぞれだけど...







自分で自分を認めてあげたい。






この西医体で。















部員には、しょうもない試合やと批判したり、落胆したり、あれが出来てない、もっとこう出来るやろ...と、





正直なハナシ、ハンドの知識なんて毛が生えたくらいしかないド素人が、まぁ~生意気たくさん言いました。






それでも怒らず、耳を貸し、自分たちを見つめ直し、試行錯誤してくれはったこと、





秋リーグ優勝  春医歯薬トーナメント,リーグ準優勝  学連2部昇格





これまでたくさんの結果を残してきてくれたこと





本当に、ホントに感謝しています。













痛い足を引きずり、痛みのあまり顔をしかめながら、薬を飲んで必死に耐えながらプレーしてる姿。



どんなに怒られても、どんなに出来なくても、出来るまで、出来るようになるために必死に努力してる姿。



一度引退を考えても、結果続けてくれた、戻ってきてくれた先輩たち。



レギュラーとして試合に出れず、苦虫を噛み潰しながらも、自分に出来ることを、チームのために出来ることをしようとしてくれる姿。



どんなに味方がシュートを外しても、どんなに不甲斐ないディフェンスであっても、俺に任せろ!と言わんばかりにゴールを守り続けてくれる姿。



お金も時間も無いのに、少しでも何かチームに貢献したい、一緒に戦ってやるんだ!と、
少しでも先輩たちがいい卒業を、いい一年を過ごせるようにと、
一生懸命頑張ってくれる後輩マネの姿。



そして、どんなに批判され、どんなに孤独であっても、信念を曲げず、皆に渇を入れ、自ら嫌な役回りを引き受け、今日までチームを引っ張ってきてくれたキャプテン。








ホント、普段はアホなことばっかりしてるのに、みんなが努力し、みんなが目標ひとつに、互いに支えあっているこのチームが大好きです。










望むはあと一つ。







優勝したい。








私らがこの一年間鍛え上げてきたものが、精神力やチームワークだけじゃないこと見せつけてやろう!








負けはいらない。

見たくもない。








勝つのは絶対、




私たち。










今里 成美

最後

2010年07月26日 20時11分18秒 | Weblog
何においても最後。
この西医体が終わること=ハンド部マネじゃなくなること

そう考えるとめっちゃ寂しくて、今まで自分が一体何をチームのためにできたんやろうって考えて、後悔ばかりです。


過去の先輩方のように、後輩の手本になることも出来ず
むしろ迷惑ばかりかけていました。

同回生や先輩にももちろん。
色んな嫌な思いをさせてしまっていたと思います。




私は器用じゃないから、部活とその他のいろんなことをみんなみたいに両立することが出来なくって
どんどん部活での自分の立場とか居場所が分からなくなって
逃げて、逃げて・・・
部活から遠ざかれば遠ざかるほど自分の気持ちも冷めていって
やめてしまおうかとずっと本気で考えていました。

大好きやったはず、楽しかったはずやのに、何でこんなことになったんやろう












でも、自分を気にかけてくれて
辛いときにさりげなく声をかけてくれた先輩

「堂々としてろ、後ろめたく感じる必要なんかない」って。

見てないようでいつも見守ってくれる先輩


こんな頼りない私を慕ってくれる後輩


そして、
色々ぶつかったりもしたけど
なんやかんやで支えられ、仲良くやってこれた同回生のみんな


ホンマに感謝の気持ちでいっぱいです。


今まで自分が逃げてしまっていた分、
最後の西医体は
ちゃんと部活、自分と向き合います。


そして何か一つでも
後輩のみんなに残してあげられたら・・・


私はハンド部に入って
マネージャーとして4年間いれたことを
きっと誇りに思えると思います。








どんなしんどいときも
みんなで協力し合って乗り越えてきた

このチームなら、きっと優勝できるはず
そう、信じています。














4回生   東 絵梨香

金メダル

2010年07月25日 23時39分09秒 | Weblog
こんばんは☆

2日間なかなかハードなスケジュールでしたが、皆さん本当にお疲れさまでした!

ご指導いただいた櫛田さん、練習に参加して下さった佐治さん、ありがとうございました。






西医体まであと1週間となりました。


西医体に向けていろんな思いが溢れかえっていて、まとまりのない文章になるかと思いますが、書いていこうと思います。








2007年西医体

ハンド部に入って4ヶ月

チームのことをまだあまり知らなかった1年生でも、西医体3連覇はすごくすごく嬉しかった。

4年分の思いがつまった今年の西医体、優勝できたらどんなに嬉しいだろうと考えたりします。





2008年西医体

幹部として迎えた西医体

史上初の4連覇がかかった西医体

優勝するどころか決勝に進むことすらできず、

マネとしてもっとできることがあったんじゃないか

そんなことを考えずにはいられませんでした。





2009年西医体

こんなにも1点が遠いものなのかと、1点の大きさを痛感させられました。

1点を争う試合になった時、神様が味方してくれるように、
これからの1年マネとして頑張っていこう、そして幹部になる同回を全力で支えていこうと心に決めました。






そして迎える今年の西医体



櫛田さんやしゅんごも言っていたように、滋賀医は強いなんて概念はもうないかもしれないけど、
でも、全員の気持ちが1つになった時、うちの部員さんは強いと信じています。




けが人も多くて、絶対的なエースもいないけど、その分ホントの全員ハンドボール。



そんな今のチームが大好きです。






1年間ホントにみんな頑張ってきたと思う。



自信もって言える。




もちろん波もあったし、正直、不甲斐ない試合内容とか気合いの見られない練習にショックを受けたりもしました。



でも批判ばかりするんじゃなくて、どんな時でも部員さんを応援しようと思った。



そういう時、1番辛いのは部員さんだと思ったから。



反省点はイヤというほど部員さん同士で話し合うから、マネとしてそんな部員さんを肯定的に支えたいと思った。








他のチームも必死で練習してるし、西医体しんどい試合が続くことも分かってる。





でも滋賀医が優勝するシーンしか想像できない。









試合前の集中した表情、雰囲気

シュート決めた時、ナイスキーの時の笑顔やガッツポーズ、アドレナリン出まくりの表情

ナイスバックの時の気合いの入った表情

ベンチからたくさん声が出ている時の何とも言えない一体感、、、







4年間変わらず大好きなもの








チャンスの神様には前髪しかありません。

だから巡ってきた時にしっかり掴まないと、過ぎ去ってしまった後ではチャンスは2度と掴めません。

1本1本のシュート、パス、DF、キーピング、声、ミスの後の切り替え、、、その全てが優勝するチャンスだと思う。







絶対優勝できる。




信じています。



I  HAND

4マネ 稲塚真奈美

最後に

2010年07月23日 21時02分26秒 | Weblog
こんばんは、小川です。




今日は、2010年7月23日。気がつけば、僕がキャプテンになると決めたときからもう1年が経っていました。








去年の8月、新チームがスタートするにあたって、僕はひとつの目標を立てました。











「公式戦だろうと練習試合だろうと、どんな試合だろうと、必ず勝利すること」













この目標を立てた理由は1つ。








自分を、自分たちを、信じてほしかったから。








どんな相手だろうと、僕らは勝てるんだと、本気で信じてほしかった。どんなに強い相手であっても、たとえ100回やって2,3回しか勝てないような相手でも、その2,3回を手に入れるために必死になってほしかった。練習試合を練習だととらえてほしくなかった。だから、どんなに無様だろうと、練習試合でマンツーしたこともあった。






全ては、勝利のために。








去年の主力3人がいなくなり、戦力ダウンが否めなかった新チーム。レギュラーは半分が変わった。文字通りゼロからのスタートだった。でも、それでも、自分を信じてほしかった。自分たちの可能性を信じてほしかった。「俺たちだってやればできるんだ。勝てるんだ。」そう思ってほしかった。









だから、秋の学連では3部残留を口にしていたみんなが、春では自然と2部昇格を目標にするようになり、それに向けて努力するようになってくれたときはすごくうれしかった。










今年のチームは、例年に比べて体格は劣るかもしれない。絶対的な選手もいない。それでも、このチームには例年以上の精神力、チームワークがあると信じている。








大切なことは、自分を信じること。この1年間努力してきた自分を信じること。そして、自分と同じくらい、あるいはそれ以上に、仲間を信じること。








俺たちは勝てる。絶対に勝てる。








俺はそう信じている。











この1年間は、僕にとっては地獄のような1年でした。





滋賀医科大学ハンドボール部キャプテンというポジションは想像をはるかに超えたものでした。チームをまとめ、引っ張っていくことの大変さ、それに伴う責任の重さに耐え切れず、投げ出したくなることも一度や二度ではありませんでした。





でもそのぶん、うれしいこと、楽しいことは、人一倍だった。







試合に勝ったときなどはもちろん、後輩が大事な1点をもぎ取ってきてくれたとき、DFでナイスプレーをしたときは、自分のことのようにうれしかった。






小川智也というキャプテンは、すごく理不尽なやつだったと思います。練習で怒ることなんてしょっちゅうだったし、言われたくないことを言われてイライラするようなことも多かったと思う。それでも、そんな僕と一緒にみんなが目標を追いかけてくれた。みんながいたから、僕はこうして今でもキャプテンを続けていられるのだと思っています。後輩たち、先輩のみんな、同級生、マネさん、みんな本当にありがとう。








これまでに書いた後輩たちのブログを見れば、部員もマネージャーも、みんなが口々に「優勝に向けて」「優勝したい」「金メダルがほしい」と言っている。みんなが本気で優勝をもぎ取りにいっている。なんて頼もしい奴らだろう。うれしくて、興奮して、涙が出そうになる。みんなの一言一言、気持ちが、俺のモチベーションになる。信頼しているよ。














目を閉じればいつもそこには同じ風景が描かれる。







8月5日、午後3時。







みんながコートで躍動している。泣いてるマネージャーも見える。






カウントダウン。笛の鳴る音。駆け寄るチームメイトたち。








自分が活躍したか。そんなこと、どうだっていい。みんなの喜ぶ姿が見れれば、それでいい。立入さん、関ちゃん、DOさん、東、なっち、まなみちゃん、ベッキーの喜ぶ姿が見られれば、それでいい。









みんな、覚悟はできていますか?
















やってやろうぜ。













2009~2010年度滋賀医科大学ハンドボール部主将
小川 智也

三度目の正直

2010年07月22日 15時21分02秒 | Weblog


小川キャプテンは言いました。



『四回生は夏休みになりました!!』



やったぜ!!






……そういや、僕だけ皮膚科の三度目の試験が来週に残ってた。



夏休みはまだ来ません。そんな碓井が今回はブログ担当させていただきます。






この一年は自分にとって本当に今までとの立場の違いで、新しいことを学んでばかりでした。




チーム一丸となって臨んだ去年の西医体。


僕はコートの側にいながら、


そこでプレーする先輩達が、


練習の時に見ている先輩たちよりもずっと遠い存在に感じられた。


コートが遠く、遠く感じられた。




ーーそして、一点差で敗れた決勝。



その瞬間を目の当たりにしながら

自分の頭で何が起こったのか理解することができなかった。



頭の中が真っ白で、


悔しさや悲しさといった感情が入り乱れていた。




ただ、その時唯一思ったことは


彼らと同じように悲しむ資格は自分にはないということだった。



ーーー新チームになり、


『彼らの代わりを。彼らの穴を埋めよう。』


ということばかり考えていた。


実践経験が乏しく、不器用な分、


試合のDVDや練習中のビデオを見まくることで穴埋めをしようとした。



しかし、いくら必死になっても技術は彼らに遠く及ばないだけでなく、


西医体の時のように何かが自分には足りないと感じていた。



春リーグの時にそれは何か確信した。



それは、コートには立てないでいるチームメイトやマネージャーさん、


OB・OGさんをはじめ滋賀医大ハンドボール部を支えてくれている多くの方々の


想いを背負っているかということなのではないだろうか。



コートに立っているのは七人でも、戦っているのは七人ではない。


試合はコートに立っている七人のプレーを通じて


その人たちの思いを表現しているということ。



その自覚を持ってプレーしよう。


もともと僕は問題児。スーパープレーはおろか安定したプレーも出来ない。


ただ、体をはって自分とみんなの気持ちを込めたプレーだけはしてやろう。


それがこの一年で学んだもの全てを出すことだと思う。