緋めだかの水槽に来て今日もまた水飲む蜂よ汝(な)も暑からむ
緋めだかに餌をやろうとすると、このごろ水槽から蜂がよく飛び立ちます。なんでだろうと思っていたのですが、今日その理由が分かりました。そっと近寄った時、蜂は水槽の中の睡蓮の葉に止まって顔を水面に付けているではありませんか。その時、水を飲んでいるのだと気が付きました。あわててカメラを持って来てどうにか撮ることが出来ました。人だけでなく蜂も熱中症予防の水を飲んでいたのですね。納得!
緋めだかの水槽に来て今日もまた水飲む蜂よ汝(な)も暑からむ
緋めだかに餌をやろうとすると、このごろ水槽から蜂がよく飛び立ちます。なんでだろうと思っていたのですが、今日その理由が分かりました。そっと近寄った時、蜂は水槽の中の睡蓮の葉に止まって顔を水面に付けているではありませんか。その時、水を飲んでいるのだと気が付きました。あわててカメラを持って来てどうにか撮ることが出来ました。人だけでなく蜂も熱中症予防の水を飲んでいたのですね。納得!
五個持てる老眼鏡みなかくれんぼ壊れし一つに紐付け使ふ
1個目の老眼鏡は50歳の中ごろにめがね屋で測定して目に合ったものを、2個目は通販で遠近両用のものを、3個目はめがね屋でイタリア製の携帯用のものを、4個目と5個目はよくかくれんぼするので100円ショップで買いました。かくれんぼしてもそのうち出てくるのですが、今日は全部隠れたままです。しかたなく壊れた母のめがねに紐を付けて新聞を読みました。まるで江戸時代の人になったみたいです(笑)
炎昼の今日の出かけはサンブラス・手袋・日傘・ひんやり首巻
今日のかな習字の講座はあまりの暑さに休もうかと思いましたが、行くことにしました。公民館までは我が家から徒歩で7~8分といった距離ですが暑さがピークに達する時間帯に、しかも徒歩となると老体には厳しいです。そのためサングラスをかけ、手袋をはめ、首にはひんやり襟巻(保冷剤が二つ入るようにタオル地で私が作ったもの)をし、日傘を差して行きました。異様な風体だったでしょうがお蔭で無事に行って帰りました。
持ちくれし君はいづこか万両が二十年経るも庭に咲き継ぐ
数多なる小花揺らせて万両は雪のごと咲く酷暑の庭に
万両の花は小さな白い花がいっぱいうつむいて咲き、その一つひとつの花が紅い実になります。万両という名のように万に近い実が実を付けるのですから、花も万に近い数です。ですから小さな白い花はまるで降りかかった雪のように見えて、酷暑の庭もそこだけは涼しそうに見えます。20年ほど前に戴いた鉢植を庭に植えておいたところ、あちこちに増えて、暑いこの時期に毎年涼やかに咲いてくれます。それにしても万両をわざわざ持って来てくれた人は、音沙汰無しですが今はどうしているのだろう?
パソコンにて今日覚えたる帯結びの「リボンくるみ」はなかなかお洒落
暑くなったので、お茶のお稽古は簡単に浴衣で行くことが多いのですが、私が知ってい反巾帯の帯結びは「蝶結び」と「貝の口」くらいです。でも「蝶結び」は可愛すぎるし「貝の口」は地味すぎるので何かいい結び方はないものかとパソコンで調べてみたらいくらでもありました。その中で「リボンくるみ」というのがお洒落で感じよかったので覚えました。今度からは当分この結び方にします。パソコンってほんとうに便利ですね。
西日本豪雨被害に恩返しのボランティアの輪日々に広がる
連休に被災地に来てボランティアの若者の背に汗の光れり
この連休に被災地に入り、酷暑の中でボランティアをする若者の多さに驚いています。私の知っている障害者施設で働く若者も参加すると言っていました。また遠く神戸や東北地方からも震災で受けた恩返しだという方も多いといいます。また地元では自分の水上バイクで多くの人を助けた若者グループが居たことも知りました。最近訳のわからない事件を起こす一方で、このような若者がいることに嬉しくなりました。
ああ暑い寝ても覚めても座っても立っても暑い今年の夏は
ほんとに暑いです。今日はとうとう気温38,8度を記録した地域もありました。わが郷土岡山は36,5度でしたが、豪雨の被災地ではホランティアの方たちも含め99人の人が熱中症で病院に搬送されたようです。一日も早く酷暑が和らいでほしいと願うばかりです。幸いに被害の無かった私は普段通りの生活ですが、でも暑い!ほんとに暑い!何もしなくても暑い!寝ていても暑い! あまり暑くてこんな歌しか詠めません。
あずきバー噛めば幼き夏の日の思い出甘く口に広がる
この酷暑はいったいどうしたことなのでしょう。大雨の被災地の方のご苦労が察せられます。私はなんのお手伝いも出来ずこの暑さに自分の体をもてあましています。暑くても冷たいものはあまり食べない私ですが、久しぶりにあずきバーを口にしました。子どものころはアイスキャンデーと呼んでおり、自転車で売りに来るのを楽しみに待っていました。冷たくて甘くて美味しかった子どものころの頃がなつかしく思い出されました。
朝朝のサラダレシピを知る如くミニトマト日に数個づつ熟る
今年は庭にミニトマトが上手く育っていて、先日の雨続きには傘を差しかけてやるほど世話をしたかいがあって毎日私の食卓に彩りを添えてくれます。私は毎朝のレシピの一つにサラダをつくります。サラダの内容は日によっていろいろ異なりますが、ミニトマトだけはいつも使用します。そのことをまるで知っているかのようにこのごろはミニトマトが数個ずつ熟れてくれます。やっぱり採りたてのトマトは瑞々しくて美味しいです。
大雨の大禍の過ぎて電線に小鳥遊ばせ青空は澄む
蒸し暑きひと日の暮れて西空は茜に染まり夕日の沈む
大雨一過の空は晴れ渡り、青い空をバックに二羽の雀がさえずっています。夕方の西空は茜色に染まり夕陽が沈んでいきます。あの豪雨の暗い空は嘘のようです。私はどうにか大丈夫でしたが、独りで過ごしたあの夜の心細さは忘れられません。西日本を襲った豪雨の新しい被害が今日も次々報じられていて、被災地の方のご苦労はこれからだと思います。猛烈な暑さとなり大変と思いますが頑張ってほしいです。