光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

チャイナリスク-3

2020-03-29 19:52:56 | 私見偏在

 現在、イタリアのコロナ感染者数は92,000人、死者数は12,000人に達した。ネット記事によると、イタリアは2019年3月、G7加盟国では初めて「一帯一路」に参画し、民間レベルでも人の往来を加速化し、経済的な相互依存関係も促進していた、とある。
 2019年にイタリアを訪れた中国人観光客は600万人を超え、中国共産党はイタリアを欧州における「一帯一路」の始発点と位置づけている。経済が弱体化しているイタリアは、中国からの投資と消費を歓迎している、と書かれている。
 G7の中で唯一の「一帯一路」に参画しなければならなかった理由は何だろう。経済の弱体化はなぜ起きたのか。このことを世界は検証しなければならない。
 中国共産党は「バスはまだ発車していない」とし、日米をも巻き込もうとした「一帯一路」構想。日本のマスコミ・経済学者・コメンテーター・野党はこぞって参加を促したものだ。一部有識者は中国共産党が経営する「闇金」と称して注意を喚起したこともあるが、今テレビで散々中国をこき下ろしているコメンテーターも、当時は「乗り遅れるな」と参加を促していたものだ。ネットにはまだその記事がまだ存在しているので、彼らの厚顔ぶりは際立っている。
 さらにネットの記事。14世紀の黒死病は、元々は中国で発生したペスト菌が、ユーラシア大陸をヒトの移動とともに西に移動して、欧州と地中海世界で感染爆発したとされている。この黒死病が、欧州で最初に上陸したのがイタリア、とある。
 とにかく、日本ばかりでなく「中国に近づくとろくなことがない」ということは「歴史が証明」しているということ。これらの事柄は「これでも中国に近づきますか?」という疑問を世界に問うている。

コメント
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