光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

今年もいろいろあった

2021-12-29 20:32:34 | 私見偏在

 今年ももう数日で終わり。年を取ると「過ぎてみれば速い」という言葉が実感として感じる。
 毎年、初詣のテレビニュースなどでは「今年はどんな年になればいいか」と、参拝客にインタビューする。聞かれたほうは「家族が健康で平和な年であるように」と答える。しかしマスコミは「平和な年にするためにあなたは何をするか」までは訊かない。また「世界の平和と国民の安寧を祈る」と、お言葉をいただいても国民の実感はわかない。特に今年は「皇室制度」の問題を身近に考えた人は多かったに違いない。
 「年内に大きな地震が来る」という学者の発表や、来年の世界情勢、とりわけロシア・中国の動きが不穏だ。地震も世界情勢も「連動」すると厄介だ。
 一方、新内閣が動き始めてはいるが、いまだに国民の間には内閣の醸し出す「グダグダ感」や「閣僚の影の薄さ」が気になる。閣僚たちの発表の様子が、役人たちが作成したペーパーから目を離せないでいるのが残念だ。なんか「全員のおどおど感」や自信のなさに不安が募る。男女を問わず人間は、いい加減な年齢になったら、毅然・超然とした風貌にならなければならないはず。
 彼らには先頭に立って国民を鼓舞する「follow me」の精神が足りない気がするのだが……。

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EVが主流になることはない

2021-12-22 20:08:50 | 私見偏在

 これだけの理由 山崎明氏の記事
 EVを普及させる目的は、ひとえにCO2排出量削減である。それ以外の目的はない。そのための切り札がEVだ、と一般的には考えられている。しかし、果たして本当にそうなのだろうか?、と疑問を呈している。
 EVは確かに、走行時に一切CO2を排出しない。しかしリチウムイオンバッテリーの生産には多くの電力が必要で、その電力が火力由来の場合、生産時に大量のCO2を排出してしまう。リチウムイオンバッテリーはリサイクルの際に加熱処理が必要で、多くのCO2を排出する。さらに、バッテリー寿命は使い方によって大きく異なるため急速充電が多いと寿命が短くなる。もし10万km程度で交換ということになれば、CO2削減効果はチャラになってしまう。原子力発電所の増設は見込めず、グリーン発電も設置場所が限定され簡単には増やせないうえに、発電量は天候に左右されるため安定供給は望めない。だとすると、EVが急速に増えてしまうと結局、火力発電を増やさざるを得なくなるだろう。リチウムイオンバッテリーの生産にはリチウムのほか、さまざまな希少資源が必要だ。その需要が一気に高まった場合、原材料価格は下がるのではなく上がると考えるのが自然だろう。大量生産で生産コストは下がるかもしれないが、原材料価格が上がるならばバッテリー価格の大幅低下は期待できないと考えるべきではないか。中国は今までのEV集中戦略からHVも重視する方向に転換した。これにはトヨタがハイブリッド関連特許を無償で提供することを決めたことが大きい。そもそも、日本以外の国がHVに冷淡なのはトヨタの技術にまったく追いつけないからだ。おそらく欧米も結局はHVを重視せざるを得なくなるだろう。
 これだけの理由とあるが、私が前に疑問を呈した走行時「厳冬下・夜間長距離走行」を加えるとまず無理なことがわかる。加えて中国が「トヨタがハイブリッド関連特許を無償で提供することを決めた」途端、HVも重視する方向に転換した、という。「メンツを重んじる」という国の変わり身が早過ぎる。

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「成功体験」の効果

2021-12-15 20:12:34 | 私見偏在

 「成功体験」はその人の人生に大いに「影響」を与える。その人の多感な時期に経験すると、将来の職業や生き方までを決定するほどのインパクトを与えうる。
 しかし「成功体験」には二面性があることを忘れてはいけない。努力と継続の果てに掴んだ「成功体験」には、その人を後々破滅に導くという要素も持ち合わせているからだ。
例えば「虚勢」を張ってその場をしのぎ、またその結果によって成功した場合。また評価のための論文提出などで、本当は単なるコピペだったのに、正当な評価を受けた場合などは気を付けなければならない。一回限りで、もうしなければスルーしたかもしれないが、このことが「成功体験」として脳に残ると、再びやらかしかねない。「何事三度」、そしてついに発覚という結末をたどることになる。
世の中のニュースや事象を見ていくと、このような「成功体験」による身を亡ぼすケースを垣間見る。
 店員が見ていなければ万引きをする人、見ていなくても絶対盗まない人、根本的にこの違いがなければ「成功体験」というものは大きく違ってくる。
 せっかくの「成功体験」。身を亡ぼす方向へは使ってほしくない。

 

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NHK映らなく加工でも契約義務

2021-12-08 20:05:05 | 私見偏在

 ライブドアニュースより
  NHKの放送だけ映らないように加工したテレビを購入した女性が、NHKと受信契約を結ぶ義務がないことの確認を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は、女性の上告を退ける決定をした。女性勝訴の一審東京地裁判決を取り消し、請求を棄却した二審東京高裁判決が確定した。
 一、二審判決によると、受信料制度に批判的な考えを持っていた女性は、NHKの放送信号を減衰するフィルターを作っていた大学准教授に連絡。准教授は、インターネットオークションで購入したテレビにフィルターを組み込み、2018年10月、女性に販売した、という記事。
 このフィルターは「イラネッチケー」と命名され、NHKの電波だけを写らなくするもの。NHKの受信料はテレビを持つと支払い義務が出る。これが日本では当たり前のように考えられていること自体が問題。
 NHKを「半官半民」などとし、第三セクター方式なのか国民にはよくわからない存在。
「NHKをぶっこわす」など言っている政党があるが、迷惑ユーチューバーの擁立などで、得体のしれない存在となっている。
 この際、NHKをスクランブル放送などとけち臭いことを言わず、堂々と「国営放送」にしてはどうか。野党は「自民党に有利な放送をされる」などと反対だろうが、国政選挙は全国版で、地方選挙は地方局で連日討論会を開けるではないか。選挙カーで無駄にガソリンを使い、無駄に名前を連呼するだけが選挙戦ではないはず。自分の意見を連日「公共の電波」を使い、堂々と述べたらいい。姑息に笑顔をふりまいたり、余計に頭を下げたり、程度の低い選挙運動から卒業できると思うのだが。

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「私見偏在」を週一本にする件について

2021-12-05 20:21:13 | 私見偏在

 数年前から、「私見偏在」を週二本書くことにした。新聞のコラム欄を担当する編集員の真似から始まった思い付きだった。週二本という「ノルマ達成が、どこまで続くものだろう」という危惧はあったが、今思い返すとその意気込みと意味はあったように感じる。
初めのころは、DVDの紹介や鑑賞後の感想を入れたり、加工した写真を載せたりしていた。
しかし、徐々にDVDの紹介や写真の掲載が減ってきた。このことは、とりもなおさずブログの週二本掲載が負担に感じてほかのことができなくなったのではないか、と思ってしまう原因にもなった。
 それに加えて、所属する町内の広報に、月一回の短文を依頼された。もろもろの事情が重なった結果、結論として「私見偏在」を水曜日・週一回載せることを決めた次第。
 今後も疑問を醸す問題を載せていきたいと思う。
  

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電気自動車への不安

2021-12-01 20:23:52 | 私見偏在

 世界がどういうわけか、電気自動車にかじを切ったようだ。前回でも述べたが電気自動車のほうがレシプロエンジンより「熱効率」の良さや「部品数」の少なさから、大幅に有利だ。さらに部品数が少ないことで、工学技術がさほどでもない国でも生産できるという利点まで備わっている。しかし、その前提となるのが「地球温暖化」。何が何でも「地球温暖化」の既定路線がなければ成り立たない。
電気自動車の利点は数値化されてはいるが、モーター部分の製作とバッテリーには希少金属が使われる。その辺のクリアは可能なのだろうか。
 また寒冷地の夜間走行では、バッテリーに電圧降下が起こり走行距離に不安が残る。寒冷地の夜間走行時、長時間の前照灯・車内暖房使用に支障はないものだろうか。また充電のための電気スタンドの整備は大丈夫なのか。
豪雪時の夜間走行において、大渋滞が発生した場合、脱出するまで暖房の使用ができるのか。等々の問題が残る。
 電気は熱に変える時一番ロスが生じる。夜間・寒冷地・長時間走行がクリアできない限り不安は残る。

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