光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

玉川徹氏 ナワリヌイ氏急死で日本に警鐘

2024-02-28 19:40:40 | 私見偏在

  元テレビ朝日社員の玉川徹氏が19日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、ロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が死亡したことについて自身の意見を述べた。
 ロシア当局は16日、ナワリヌイ氏が収監先の北極圏の刑務所で死亡したと発表した。死因は突然死症候群と発表しているが、遺体の所在は不明となっている。遺族にも遺体は引き渡されていない。
 来月、大統領選が行われる中での出来事。
 プーチン政権と対立し続けたナワリヌイ氏は20年、毒殺未遂に遭いドイツで療養生活を送った。帰国後の21年に逮捕され、過去の経済事件や過激派団体を創設したとして、収監されていた。
 玉川氏は「拘束されたのも、暗殺未遂みたいなことがあって、ドイツで療養して出頭できなかったからといって拘束されたりしているんですよ。一応、法律はそうなっているんだろうけど、これだけ恣意的な法律と恣意的な運用をされて」とコメント。民間軍事会社を率い、軍部への対決姿勢を見せたプリゴジン氏が昨年、飛行機の墜落事故で死亡したことにも触れ、「これはもう、そうとしか思えないようなことが進んでいくじゃないですか?」と首をかしげた。
 翻って日本の現状にも言及し、「こういう国にならないだろうと日本も思ってると思うんです、多くの人が。でも、いつの間にかなっていくんですよ、こういうふうに」と指摘。「自分の国だけはこうならないように、常に考えておかないと、いつの間にかなっちゃう危険性があるので、気を付けなければいけないとあらためて思いました」と、危機感を口にした。
 この番組を観ていたが、玉川氏の態度がどことなく普段と違ってぎこちなかった。左派系のコメンテーターは、シンパシーを感じている国が不条理なことを起こしても、無視を決め込むことが多い。また、コメントしたとしても精彩を欠き歯切れが悪い傾向がある。
この事案はそれに該当するものだ。
 しかし、今回の玉川氏のコメントには同調したい。少しづつ知らないうちに、独裁化は進んでいく傾向にある。気付いたときにはもう遅い。国の指導者は独裁化したほうが、ことが速く進む。中国では、午前十時に死刑が言い渡されれば、午後には執行されるという。日本では刑が言い渡されてから執行されるまで、十年以上かかることもある。獄中死を待っているのではないかと思われる事案もある。
国民は確定申告に追われているのに、税金で生活をしている議員が税金を払わない。テレビを買うだけで、NHKが強制的に料金を徴収。今度はネットにも課金するという。何やら、独裁化の足音が聞こえてきたように感じる。
玉川氏の危惧が現実化しないように、政治体系を注視しなければならない。

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2023年の日本の名目GDP 世界3位から4位に転落

2024-02-21 20:03:04 | 私見偏在

 
 国の主要な経済指標となるGDP(=国内総生産)で、内閣府が先ほど発表した2023年の名目GDPはおよそ591兆4820億円となり、ドルベースで換算すると日本はドイツに抜かれ、世界3位から4位へと転落した。
 日本は1968年から2009年までは1位のアメリカに次いで2位だったが、2010年に中国に抜かれ3位に、そして今回ドイツに抜かれ4位となった。円安ドル高が進み、ドルに換算した時の総額が目減りしたことや、ドイツ側のGDPが物価高により引き上げられたことが要因。
 これについて三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員は、順位が入れ替わったのは為替が要因だとしても、そもそも日本が長年コスト削減ばかりで投資など前向きな経営をしてこなかったからだと指摘している、という記事。
 ネットのコメント欄では、議員たちが国家国民を見ずに業界の利益と自らの小銭稼ぎに勤しんだ結果がこれ。自民だけでなく、自民のスキャンダル探しに明け暮れていた野党にも責任がある。国民は増税と給与天引きの搾取に苦しみ、若者たちは結婚すら考えられなくなっている。このような現況を作ったのは官僚と政治家たちではないか?
 一人当たり所得もアジア各国に次々と抜かれ、韓国以下となっている。政治家たちは国の将来をどう考えているのか?自分は選挙の投票には必ず足を運び自民党推薦候補に投票していたが、次回からは違う選択をすると思う、と書かれている。すごくまともな意見。この記述が、今の「日本の低迷」をズバリ言い当てている。
 「立法府」というご立派な役所に勤めていながら、国家国民のための政治をすることもなく、モリカケ問題・桜を見る会・統一教会・裏金問題について「無駄な議論」を繰り返している。これが国益になるのだろうか。
 「政治には金がかかる」という言葉が金科玉条・錦の御旗となってはならない。いっそのこと、政治家の定数も報酬も半分にしたらどうか。定数を減らして忙しくする。暇だから悪いことを考える。報酬も減らし、やってられない人は出ていけばいい。意欲のある人はやれるはずだ。自民党の若手よ、保身ばかり考えずに立ち上がれ。
 

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日本の政治はステージ4のガン細胞

2024-02-14 19:58:21 | 私見偏在

 
 百田尚樹氏の言葉に拒否反応を起こす人たち
       アサ芸プラスの記事より
 サブタイトルを含めたタイトルが長すぎるが面白い内容なので取り上げた。
 作家の百田尚樹氏が代表を務める政治団体「日本保守党」の、Xへの投稿が物議を醸している。「日本の政治はガンのステージ4」とたとえているからだ。あまりの表現のどぎつさに、拒否反応が起きているようである。
2月6日にトーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイの第1位を「日本保守党 ~日本を豊かに、強く。~」(百田尚樹、有本香・著)が獲得した。
〈同書のまえがきで百田さんは自身が昨年12月にガン宣告を受けたことを明かしながら、「日本の政治のガンを根絶する」と決意を語っている。百田さんによると日本の政治状況はガンのステージ4に相当するという。自民党の隅々にまで移転したガン細胞は「もはや少々の抗ガン剤では手の施しようもない状態」と私見を述べ、国民の力で完治させようと呼びかけている〉
 ガン患者であると公表した百田氏が、自らの治療経験をもとに、ガンを今の日本の政治になぞらえたものだが、「ほかにもっと言い方があるだろう」などと非難のコメントが相次いでいる。ガンのステージは0期から4期まで5段階あり、ステージ4が最も悪化している。多くの場合、ガンが発生した部位だけでなく、他の臓器にも転移した状態を指す、と述べ、百田氏は歯に衣着せぬ発言で人気を集めているが、問題はそのまま公式アカウントに転載したことだ。日本保守党がまだ組織としてうまく機能していないことを露呈する形となった、と結んでいる。
 この文面を読んで、率直に「何が問題なのだろう」と思ってしまった。全くその通りでさすが作家先生、すべて言い当てている。
 野党も与党も、しっかりしてもらいたい。
国会議員とは「国と国民のために働く職業」と説明されても、にわかには納得できない。
数年前から「モリカケ問題・桜を見る会」、今度は「統一教会・裏金問題」で国会は空転続き。これが「国と国民のために働く職業」なのか。議員の不祥事で盛り上がるだけでは民主主義が泣く。もういい加減にしてもらいたい。
 彼らは「立つ鳥跡を濁さず」ということわざを知っているのだろうか。「立つ鳥」なのに80歳を過ぎても、まだ「未練がましく」議員の椅子にすがる。これじゃあ「跡を濁しっぱなし」。「離れの汚さ」が議員特権と思っているのだろうか。これ以上、日本の議員の「質の低下と恥の上塗り」を世界にさらすのはやめてもらいたい。この惨状を自民党の若手はどう思っているのか。保身に走らず国と国民のために働くことを切望する。

 

 

 

 

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防犯カメラでは止められない無敵の強盗、侵入を防ぐ「備え」と命を守る「初動」とは?

2024-02-07 19:42:35 | 私見偏在

 
 松丸俊彦氏・ セキュリティコンサルタント
 防犯カメラを恐れない“無敵の強盗”の多くは、闇バイトの募集で集められた素人と、指揮役の玄人とで構成されている。2024年1月19日に滋賀県草津市のトレーディングカードショップで発生したポケモンカード盗難事件も、犯行をとらえた防犯カメラの映像を見ると、実行犯の1人は明らかに動きがどんくさく素人であることは明らか。
 素人のほうが手加減してくれそう、と考えるのは間違い。2023年1月19日に東京都狛江市で発生した強盗事件では、抵抗する力が弱いはずの90代の女性が殺害された。犯行に及んだ10代から50代の実行犯4人は、全員が闇バイトで集められた素人。物取りに徹するプロは刑罰の重い強盗殺人を犯すことを避けるが、場慣れしていない素人は感情のコントロールが効かず、パニックから凶行に及ぶ危険がある。本当に怖いのは、素人のほうなのだ、とある。
 原文では、不審なメールのリンクをクリックしたりしない、とか、知らない番号からの電話は出ない、怪しいと思ったら電話をすぐ切るなどの対策を述べている。そして、、個人情報を完全に守ることは不可能。「情報は流出している」という前提で防犯対策をしなければならない。そして“無敵の強盗”への対応策では、“無敵の強盗”は、事前に入手した侵入先の情報をもとに短時間で犯行を終わらせるつもりだからこそ、防犯カメラの存在をものともしない。防犯カメラという心理的障壁を突破してくる以上、“無敵の強盗”から資産や家族の身の安全を守るためには、物理的に屋内に侵入させないということが重要になる、という。まずは、主な侵入経路となるドアと窓の2カ所を対策する。強化ガラスにしたり防犯フィルムを貼ったりすることでガラスの強度を上げ、ドアは鍵を増やして二重ロックにしたり隠しロックを設置したりする。
 こうした策もむなしく、侵入を許すケースもある。そうなってしまった場合は、なにより自分と家族の命を守ることを最優先に行動すること。鉄則は、相手を刺激しないこと。そのためには、相手が覆面をしているかどうかを問わず、絶対に目を見ないこと。目を直視すると、「顔を見られた→捕まる→殺さなければ」という強盗犯の思考も引き起こしかねない。相手のボディランゲージを見逃さないように、胸か腹あたりを見るように。
 強盗犯と鉢合わせてこう着状態になった場合も、自分から事態を打開しようとアクションを起こすのは危険。一刻も早くその場を立ち去りたいのは犯人のほう。相手が行動を起こすのを待つこと。
 強盗は進入時に使用したバールやハンマーといった凶器になりうる道具を持っているケースがほとんど。もし犯人が襲いかかってきたら、とにかく攻撃の動線から外れることを意識する。具体的には、犯人に対して体の側面だけを向けながら、攻撃をかわし続けること、とある。
 もっともな内容ではあるが、大いなる違和感を感じる。「相手の目を見てはならない」とあるが、剣道でもボクシングでも空手でも相手の目を見ている。相手の目を見ていないと「攻撃を察知」できないからだ。武器を持った賊に素人が「体の側面だけを向けながら、攻撃をかわし続けること」などできるわけがない。「自分と家族の命を守ることを最優先に行動すること」と言いながら、最後には全速力で逃げる」ことを説いている。自分だけが逃げ切れればいいのか。家族とどうやって連携しながら逃げるのか。矛盾が多すぎる。それよりもYouTubeにアップされている「木刀でもバットでも振り回す」ほうが説得力はある。  

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