AERA dotの記事から
世を騒がせているお姫様の結婚問題についての一文。
今の若者の恋愛・結婚事情は大幅に変わった。象徴はマッチングアプリ婚だ。もちろん、会う相手を選ぶ際、相手の「スペック」は考慮される。
だが「スペック」は、単なる指標に過ぎない。例えば、女性から見て、相手男性が高校中退、ニートであっても、自分を包み込んでくれそうだ、今の自分のライフスタイルにマッチしそうだと判断すれば、会って、結ばれることもあり得る。
重要なのは居心地の良さである。飾らない自分を受け入れてくれれば、ほかの条件は二の次となる。居心地の良さより格や「スペック」を重視しても必ずしも幸せにならないことを、若者たちは感覚的に知っている。
女性皇族たちに、体裁のとれた結婚(釣り合い婚)を強いてきたのは、天皇制というシステムとともに、私たち国民であった。私たちは、いつまで女性皇族の自由、彼女たちのキャリアを拘束し続けるのだろうか。
若者は変わり、社会も変わる。多様性やさまざまな生き方は容認されるようになった。
21世紀の皇室を真に考えるなら、お二人へのバッシング、もうやめませんか、と結んでいる。
重要なのは「居心地の良さ」とか「ニートであっても、自分を包み込んでくれそうだ」などというのは、一般大衆の「普通の結婚」のこと。こと皇族ともなればそうとも言えない。文中の「21世紀の皇室を真に考える」なら「お二人へのバッシング、もうやめませんか」ではなく、社会も変わったんだから「皇室制度自体を考え直しませんか」ではないのか。