魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

デパート合併

2007年09月09日 | 星の流れに

このところ、デパートの合併が続いている。
デパート、スーパーは大衆消費のカニ座で、中国と同じであり、運命の流れも同じだ。
大転換でも話したが、冥王星が山羊座に来ると、明治末の冥王星カニ座からの折り返し点にさしかかり、ここがピークとなって衰退へ向かう。
さらに、カニ座の表すものと言えば、飲食や喫茶、そして、大衆とナショナリズムそのものでもある。

20世紀初頭の、辛亥革命を出発点に今の中国がある。同様にこの時、大正デモクラシーと言われる大衆の時代が始まった。

星一徹がひっくり返すちゃぶ台も、この頃生まれた。それまでの日本は銘々膳だから、ちゃぶ台は核家族の象徴だった。そう言えば、星飛雄馬のお爺ちゃんお婆ちゃんは見たことがない。(いるのかな?)

日本のデパートは1904年の三越に始まるそうだが、世界ではそれより50年くらい前から始まっている。冥王星・山羊座の産業革命から90年ぐらい経っと、大量生産によって富裕層が大衆化し、消費ステージが現れてきた。
さらに、冥王星が180゜のカニ座まできた産業革命のピーク20世紀初頭には、日本でもデパートの登場と言うことになる。喫茶店もだいたい似たような発展をして、やはり大正末期には社会風俗になる。
つまり、産業革命の動きがピークに達した時、大衆文化は始まった。

さて、
20世紀初頭に始まった日本の喫茶文化は今や壊滅した。同じようにデパートも壊滅したのだ。
こんな事を言うと、「じゃあ、目の前にある、デパートや喫茶店は何なんだ!!」と、必ず猛攻撃をくらうが、もう慣れた。

占いの目は物理現象を見ていない。物の動きの「気や勢い」を見ているから、思わずこんな抽象的で象徴的な言い方をしてしまう。「後ろのお嬢さんどなたですか?」みたいなものだ。(ただし、占いは背後霊などは語らない)
「気や勢い」は、物理学や精神論とも関係ない。一般的に言えば「ベクトルやトレンド」のことだ。今起きていることの「意味」を理解することで、一つ一つの現象とは関係のない、次の現象を予測する。

そういう目で見れば、デパートの合併とは、すでにデパートの無用化であり、社会経済の大変化を告げているものでもある。つまり、デパートという目の前の形態は、消滅か変貌が迫られており、過去のデパート生命は終わったということだ。喫茶店などもそうだが、産業、経済、人生観の方が先に変化している以上、必然的に消えていく。(完全消滅にはあと120年掛かる)また、大衆概念も別のものになっていく。

山羊座に冥王星が来る。年末には木星も来る。一見。派手な動きが出るだろう。