魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

総裁選ショー

2007年09月22日 | 兄弟関係

今日21日は、総裁選の討論会をやっていた。
リーダに必要なものはと聞かれて、
麻生は「孤独に耐える力」と答え、福田は「決断力」と答えた。

「孤独」とは、長子につきまとうものであり、日頃は慣れていても、辛い時には、改めて孤独と向き合わなければならないのが長子だ。
下の子は、そこまで行くと、必ず相談相手や愚痴る相手を求める。
「決断」とは、選択のことだ。いくつかある道の一つを選ぶ時は、決断しなければならない。下の子は既成のチョイスによって生きてきたから、重要なことは「選択の決断」だと思っている。

長子は既成のものに目をやらない。自分の原理で生きようとする。だから、前例のない事態には強い。
自民党大敗の時、切り抜け策を編み出したが、既存の概念で考えようとする世間の目は、麻生悪人説で見る。
結局、この悪役を買うのも長子だ。安倍がだまされたと言っているとかいないとかの話も、方針を失っている安倍に、長子的責任の取り方を押しつけ、自分も何とかしようと動いたとすれば、安倍が後で愚痴り、麻生が「孤独」と吐露するのも納得がいく。

世間の麻生悪人説は、総裁がうまみのある時の話だ。どう考えてもうまみのある時ではない。長子には下の子の後始末をするクセがある。(オウム事件で妹を脱会させようとして殺されたお兄さんなど)

チョイスで生きる下の子は、ファッションセンスや人使いがうまい。
また、状況次第の人間関係で生きるから、愛らしく人好きがする。
原理主義の長子に対し、是々非々の勘の良さがある。
今日も、麻生が、「女性に人気ありませんね」と言われて苦笑いしていた。長子の独演はもてない。逆に、長女と末っ子の相性が良いように、下の子の愛らしさは人気する。
小泉、福田とも姉がいる長男独特の、わがまま坊主的愛らしさがある。

大敗の非常時に、長子の役を果たした麻生だが、自民党はこれで災難が去ったわけではない。平時なら調整型の中間児、福田の方が良いが、勝負をかける自民党としてはどうだろう。