m's diary

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福島&宮城の旅2024【西会津・旅館十一塩屋】

2024-04-15 | 福島&宮城タイル旅2024

喜多方を後にし、やって来たのはこの日の宿、西会津の旅館十一塩屋。
辺りは暗くなり、雪も散らついていたが、JR野沢駅から徒歩すぐのところにあってよかった。
宿をここにしたのは、友人よりこちらのお宿には、マジョリカタイルの風呂があるとの情報をいただいていたから。
建物は大正初期に建てられたもので、かつては野沢宿の脇本陣だったという旅館。


旅館は、間口は狭いが廊下は奥へ奥へと続いていているよう。
夜は、この先は真っ暗で、朝は6時半過ぎに出ないといけなかったので、
この奥を見せて頂くのを忘れてた・・


お部屋は2階。
階段を上がって、一人では、広いくらいのお部屋へ通される。
この日は寒かったので、こたつがうれしかった。


欄間があって、二間続きのお部屋のようだが、襖は開かず。


そして、楽しみにしていたマジョリカタイル風呂へ。
扉を開けてびっくり。
これほど広範囲にマジョリカタイルが貼られているとは。




正方形のマジョリカタイルが4.5段にも渡って貼られ、その上には赤い菱文のボーダーマジョリカタイル、そして、白い役物タイルが囲む。






天井も何気に折上げ格天井の豪華さ。






壁面の一部は、薄いピンク色の縦長のモザイクタイルが貼られていた。





脱衣所も凝っていて、脱衣かごが置かれてたスペースが、こんなうねりがすごい自然木で装飾されている。






脱衣所に隣接するスペース、洗濯場?にも雷文のマジョリカタイルが貼られ、


お手洗いは、改装されてきれいになっているのだけど、
雷文のマジョリカタイルと白いタイルは、そのまま残されて、腰壁にずらりと貼られていた。贅沢だなあ。






そして、夕食。
どれも手作りのもので、美味しい!
品数も多くて大満足。
お腹いっぱいになった。



しかし、喜多方の和菓子屋さんでゲットしたおやつもあったので、
食後に桜だんごとお茶を。
桜の風味がいっぱいでおいしかった。



館内には、様々な型板ガラスが使われていた。
結霜ガラスに、



「銀河」に「菊」。
繊細な糸菊が表現された「菊」はあまり見かけないのでうれしい。


「つづれ」


「ユーカリ」


「ときわ」


そして、翌朝。
この日は、天鏡閣へ行く予定で、電車があまりなく、7時前の電車に乗らねばなかったのだけど、事前に伝えると、朝食も大丈夫とのことで、お言葉に甘えることに。


朝食も豪華!
こちらもまた手抜かりのない手作りのものばかりで美味しく、特に具沢山の大根餅が最高だった。



昨日気づかなかったが、入口横の階段、紅葉の彫り物が素敵。


朝の旅館十一塩屋。


旅館を出ると、目の前にタイル尽くしの玄関が。
昨日は、遅かったので、暗くて見えてなかった。
思わぬサプライズに喜ぶ。


ちょっとみたことないような組み合わせのレトロなモザイクタイル。


6時50分の電車に乗らないといけなかったので、散歩もできず・・
駅へ直行。


しかし、駅前のはまや旅館の玄関周りにもタイルを発見。





野沢駅のホームが真っ白だった。
遠くに見える山も雪をかぶってる。


最初は、1月に予定してた旅行だったが、雪深いだろうと3月に変更したのに・・



猪苗代へ向かう車窓も雪景色だった。

コメント
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