RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

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Call for Signatories:Amend the Law to Fully Respect Sexual Rights

2016-07-24 11:29:29 | 事務局より

日本語版はこちら

If you or your organization can agree with this statement, please sign and return by e-mail to rc-net@goo.jp

Personal signature: name, organization, profession, e-mail address, country

Organization signature: organization name, address, e-mail address

Please return by August 10th

 

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Letter of Request

Amend the Law to Fully Respect Sexual Rights

 

 

Dear Minister of Justice,

We, the undersigned, request that in the general meeting of the Legislative Council of the Ministry of Justice you consider the addition of “insertion of fingers and objects” to the definition of rape as described below. The amendments regarding sexual offenses in criminal code have attracted attention both nationally and globally. We hope that you discuss this thoroughly in order to come to the right decision.

 

 1. Re. Definition of genitals

Shapes of genitals differ from an individual to individual. Internal and external genitals may not be clearly distinctive because of their removal or artificial formation due to treatment of genital tumors, Disorders of Sex Development or other reasons, but they are still an individual’s genitals. The Council discussed that artificially formed genitals in sex reassignment surgery could be fundamentally considered as genitals but judgments would be case-by-case. We, however, wonder if it is realistically possibly to legally define an individual’s genitals. If the state is going to have a definition for certain reasons, it could lead to serious violations of human rights.

An epitheses that mimic penises can be inserted and hard to distinguish from real ones. Strap-on dildos with varied colors and forms are also hard to distinguish. How much difference would it make for victims, physically and psychologically, whether it was a so-called “genital”, “epithesis” or “artificially-formed genital” that was inserted? Discussion around the definition of genital must be discussed with more gravity.

 

 2. Re. Insertion of fingers and objects

Based on the argument expressed above, we believe that limiting the definition of rape only to genital insertion is not reflective of reality and insertion of fingers and other objects must also be added to the definition of the crime.

The Council minutes included that “insertion of fingers and objects into the mouth” was not the same nature as other acts. If so, insertion of fingers and objects into the mouth should be discussed in detail first. In the course of the debate on these issues, the insertion of these things into the vagina and anus will have to be discussed. There will be no consistency in discussion otherwise. We welcome the approach that the definition of rape will be gender-neutral and not be directly associated with procreation any more. It is the addition of insertion of fingers and objects to the rape definition that is still needed to “protect sexual freedom and the right to sexual autonomy as an individual’s interest that should be protected by the law.”


賛同者募集 「性的人権を最大限尊重する法改正をしてください」

2016-07-24 11:18:44 | 事務局より

English ver, is here.

次期法制審議会総会にて答申が出る予定の強姦罪改正に伴い、以下の要望について、賛同者/賛同団体を募集しています。

賛同いただける団体/個人の方は、

団体での賛同の場合: 団体名、所在地、連絡先

個人での賛同の場合:氏名、所属団体、職業、居住地、連絡先

以上の項目をメール本文記載の上、rc-net@goo.jpに、8月10日迄にご連絡ください。

 

これまでに審議されている議事の中では、強姦の定義から性別の規定はなくなり、膣だけではなく、肛門及び口への挿入する/させられる行為も強姦に含まれる方向となっていますが、挿入の主体はあくまでも「性器」となっており、その性器の定義もあいまいです。

例えば、挿入可能なエピテーゼ(取り外し可能)、ペニスバンド、バイブレーター、ディルドなども強姦罪として定義されていませんし、また性器の定義についても、形成された性器について「個別的判断」などと言う曖昧な定義をしており、議論が尽くされたとは言えません。

今、適切な改正をしなければ、次がいつか分かりません。今回の改正までに、この法律は100年以上放置されてきていたのです。今こそ、日本の性犯罪、強姦の基準を国際基準としたいと思っています。ご協力お願いいたします。

要望書は、法制審議会及び法務大臣に提出予定です。

 

 

要望書

1、    性器の定義について

本来的に性器の形状等は各個人により差異があり画一性が必要なものではありません。内外性器腫瘍等治療の為の除去及び形成手術による場合、性別違和を元にした性別適合手術による場合、DSD(性分化疾患)等により内外性器の明確な判別が難しい場合、それぞれ、各個人の性器であることに間違いはありません。性別適合手術等における性器形成について、基本としては性器として扱い個別判断とする旨の議論が審議会においてありましたが、そもそも個々の性器を法的に定義することは現実的に可能でしょうか。様々な理由によりそれらを国が定義づけることは大きな人権侵害の可能性を内包します。

男性器を模したエピテーゼについても挿入が可能で尚かつ見た目には分からないものが販売されております。ペニスバンドと呼ばれる器具についても、色や形状について一目で分からないようなものが売られています。そもそも、例えば“いわゆる”「性器」と、「エピテーゼ」、「性器成形による性器」どれを挿入されたということが、被害者にとってどれだけ重要なこと、延いては精神的/身体的な負担が変化するのでしょうか。この性器という定義については、本来、より重大な事柄として議論をしなければいけないものだと考えております。

 

2、    手指及び器具の挿入

1を踏まえた上で、挿入の主体を「性器」とすることは整合性がなく、手指及び器具の挿入を強姦に定義するべきだと考えます。議事の中では「口への手指・器具の挿入」に関して他のものと同一の性質だとは言えないと話されていましたが、そうであれば口への挿入についての手指・器具の挿入について議論するべきであり、膣・肛門についても考えないことにするのはそれこそ整合性がありません。強姦罪の中での性別規定が撤廃され、生殖に係る項目のみを強姦罪とする時代は終わりを迎えます。手指及び器具の挿入を強姦に加えることこそが、強姦罪が「性的自由ないし性的自己決定権を個人的法益として守りきる」ために最低限必要なことだと考えております。


法制審、刑事法(性犯罪関係)部会審議、本日終了。RC-NETからの意見

2016-06-16 15:22:33 | 事務局より

本日午前、刑事法(性犯罪関係)部会としての審議は終了したそうです。

今後,部会としての結論を法制審議会総会に報告し,総会においての審議が行われた上で,総会において答申がなされるという手続きになるとのこと。

本日の審議に合わせて、RC-NETでは以下の書面を審議会に提出し、委員・幹事の皆様に配布いただきました。

(これまでの議論についての議事録は法務省HPで確認いただけます)

 


(12/25達成)青森のコミュニティカフェ、安定運営に向けて。賃貸からの卒業!!(12/25達成)

2015-12-18 19:01:21 | 事務局より

皆様のご協力をいただき、

12月25日、無事、達成いたしました!!

心からの感謝を申し上げます。本当に、本当に、ありがとうございました!!!!!!!!!


 

【目標金額】

700,000円

【達成額】

710,000円(2015/12/25現在)


[プロジェクト名]
青森のコミュニティカフェ、安定運営に向けて。賃貸からの卒業!!


[概要]
2014年4月、青森駅前にCommunity cafe & bar Osora ni Niji wo Kake Mashitaがスタートしました。
運営を始めてからの1年8ヶ月、お店を通して、様々な人たちとの出会いがありました。

お茶をする場所、お酒を飲む場所、というだけではなく、
様々な悩み事について相談出来る場所、国内の様々な支援情報に辿り着ける場所として、サポートステーションの役割も果たしてきました。
相談は年間800件を上回り、
その中には、性的マイノリティ当事者の悩みがあったり、レイプ被害、DV被害、DVか害、いじめ被害にあった子どもや、家族との問題を抱えた人、震災について、職場でのハラスメント、様々な事柄があり、
話を聞くだけではなく、病院や弁護士事務所への同行、環境調整などで関わり、
また、行政への働きかけも同時に行ってきました。

お店を始めて気づいたことは、
やっぱり相談を電話の前で待ってたって仕方ない、ということです。
そのセクションも大切だけど、街の中で、人は苦悩してる。街の中で人は、悩みを抱えて立ちすくんでいる。それを実感しました。
コミュニティカフェという場所は、初期介入にもってこいです。

ただし、唯一、そして最大の悩みがあります。
これら全ての活動を、私たちは完全に自腹と心ある人たちの寄付頼りでやってきました。

自腹の額は500万をゆうに超え、毎月の赤字は10万を超えます。
このままではやっていけない。いや、なぜやれているのだろう?疑問符は重なるばかり。

そんな中、不動産屋さんからこんなお誘いがありました。
「70万で、店の権利を買ってくれないかと、大家さんが言ってる」
やっす!!
とは思いましたが、その70万がない。
権利関係が難しいお土地柄なので、70万円で全て買える、というわけではなく、
70万あれば店の「使用権」が変えます。
家賃は払わないでOKになります。

この場所を守りたいという想いとともに、
「いつまで続けられるのか」という思いがいつも頭をもたげます。

何か嫌なことがあったとき、
ちょっと落ち着きたいとき、
店のドアを開けてくれる人々の顔が思い浮かびます。
嬉しいことがあったとき、
「早く伝えたくて」と足を運んでくれる人たちの顔が思い浮かびます。

70万あれば、当面この店は続けられます。

応援お願いします。


【振込先】

ゆうちょ銀行から、ゆうちょ普通口座へ

 14190-82780161 (レイプクライシス・ネットワーク)

ゆうちょ以外の銀行からゆうちょ普通口座へ

ゆうちょ銀行 普通 四一八 店(ヨンイチハチ店) 8278016(レイプクライシス・ネットワーク) 

郵便振替

00980-8-194971 (レイプクライシス・ネットワーク)


【特典】

3千円の寄付を頂いた方  (現在1名)

・メールにてPDFのお礼状を出させていただきます

5千円の寄付を頂いた方

(上記に加え)・そらにじオリジナルステッカー2種類各5枚ずつをプレゼントします

1万円の寄付を頂いた方  (現在8名)

(上記2点に加え)

・店舗にお好きなお名前をサポーターとして記載します(壁に直書き)

・そらにじコーヒー回数券(10枚つづり)をプレゼントします

3万円の寄付を頂いた方  (現在6名)

(上記3点に加え)

・そらにじオリジナルレインボーグッズ(フェルトボールとスワロの特大ストラップ)をプレゼントします

5万円の寄付を頂いた方  (現在3名)

(上記4点に加え)

・そらにじ1日貸し切り権(翔子&おかっちの大接待付き)プレゼントします

10万円の寄付をいただいた方  (現在3名)

(上記5点に加えて)

・全国どこでも講師料無料で講演にいきます(交通費は相談させてください)

 

【振込頂いた方へ】

必ず、rc-net@goo.jpまでメールでご連絡をいただくか、

なんらかの形でRC-NET事務局(岡田or宇佐美)までご連絡を下さい。

特典をお受け取りいただく手続きをさせていただきます。


2014年4月、青森にワンストップコミュニティカフェをつくります。

2014-02-07 15:14:25 | 事務局より

昨年から計画してきたことで、FBツイッターでは書いたりもしていましたが、ブログにまだ書いておりませんでした。

RC-NETは来年度から青森に拠点を移すことになりました。

そこでは、タイトルに書いた通り、コミュニティカフェをやることに。

それってどういうこと?というのを、図であらわしますと、

このようなことです。(拡大してご覧ください)

 

以前からずっと考えていたことで、

サバイバーについても、セクマイについても、

例えば東京では沢山の人が活動にも関わっていて、

コミュニティが大きくなればその分、「生きる場所」も増えていく。

その中でいろんなことが進んできたな、法律も変わるのかな、行政の支援もできるのかな、とか、可視化されてきたのかな、とか。

だけど、「地元に帰れない人」が、どれだけいるのだろうか、と。

要は、性暴力サバイバーも、セクマイも、地方では堂々と「これが私だ」って言える場所が少なすぎる。そして私たち自身も、そうして東京に住んでいるんです。帰れない、という思いで。

支援とかそういうものにはれっきとした地域間格差があって、東京が変わったって、全体で見たらどれだけのことなんだろうか、

死を選ばざるを得ない人たちが、

これからも生まれ続けてしまう。

私たちに出来る事は何だろう、と考えた時に、ある意味では首都圏でいろいろともまれながらももがいて来て、

今だからこそもう一回、立ち返ろう、と思いました。

「すべての性暴力サバイバーのために」

私たちは、より声を出しにくい人たちのところにいたい。よし、帰ろう、と。

 

それに、例えば地方でマイノリティとして生きる時に、「自分はがんばってる」「社会に貢献してる」「普通だ」ということで“認めてもらおう”ということがあると思います。

でも、いいじゃないの、例えば社会的に全然ダメってレッテルを張られたとしても。

いろんな人がいるんだ。別に勉強できなくても、いい会社で働いてなくても、かっこよくなくても、

それぞれの“今”を生きることに、何も恥じる必要なんかない。

「ありのままでいいんだ」って思える場所が一つでもあればいい。そうすれば、また明日も生きていようって思えるんじゃないか、と思ってます。

何を言いたいかと言うと、

今回のコンセプトは、当事者に安心な居場所を提供することであって、社会啓発ではない。ということ。

人それぞれの困難は多様で、

それこそ、性暴力という表出する問題の裏には貧困があるかもしれないし、セクシュアリティがあるかもしれないし、精神疾患や身体的な病気、障がいがあるかもしれないし、子育ての問題や就労の問題、

様々なことが見え隠れします。

その一つ一つに丁寧に向き合うことが、どうやれば出来るだろう、と模索しました。

コミュニティカフェに来る人たちが、それぞれの思いで何かを持ち帰れるように。

何か助けがほしいときに、ちゃんと行動を共に出来るように。

 

「ありのままでいられる場所」を、

守っていこうと思っています。

 

そのためには、本当にみなさんの応援が必要です。

これからも、何卒よろしくお願いします。

 

東京での活動も、これまでよりは減ると思いますが継続していくよう調整中です。

また、全国各地の講師依頼などについてはこれまで通り受付けますので、よろしくお願いします。

 

 

※青森での活動について、下記の通り、Just Givingで寄付を募っております。

ぜひ、ご支援ください。

 

<ご支援よろしくお願いいたします>
青森拠点での初年度活動資金のうち、
全面無料企画(電話相談/講座/お茶会等)についての寄付を募っています。
まずはいろんな人に知ってもらいたい。
なので、2014年、みなさんでRC-NETを突っ走らせてください!!

http://justgiving.jp/c/9464