昨年から計画してきたことで、FBやツイッターでは書いたりもしていましたが、ブログにまだ書いておりませんでした。
RC-NETは来年度から青森に拠点を移すことになりました。
そこでは、タイトルに書いた通り、コミュニティカフェをやることに。
それってどういうこと?というのを、図であらわしますと、
このようなことです。(拡大してご覧ください)
以前からずっと考えていたことで、
サバイバーについても、セクマイについても、
例えば東京では沢山の人が活動にも関わっていて、
コミュニティが大きくなればその分、「生きる場所」も増えていく。
その中でいろんなことが進んできたな、法律も変わるのかな、行政の支援もできるのかな、とか、可視化されてきたのかな、とか。
だけど、「地元に帰れない人」が、どれだけいるのだろうか、と。
要は、性暴力サバイバーも、セクマイも、地方では堂々と「これが私だ」って言える場所が少なすぎる。そして私たち自身も、そうして東京に住んでいるんです。帰れない、という思いで。
支援とかそういうものにはれっきとした地域間格差があって、東京が変わったって、全体で見たらどれだけのことなんだろうか、
死を選ばざるを得ない人たちが、
これからも生まれ続けてしまう。
私たちに出来る事は何だろう、と考えた時に、ある意味では首都圏でいろいろともまれながらももがいて来て、
今だからこそもう一回、立ち返ろう、と思いました。
「すべての性暴力サバイバーのために」
私たちは、より声を出しにくい人たちのところにいたい。よし、帰ろう、と。
それに、例えば地方でマイノリティとして生きる時に、「自分はがんばってる」「社会に貢献してる」「普通だ」ということで“認めてもらおう”ということがあると思います。
でも、いいじゃないの、例えば社会的に全然ダメってレッテルを張られたとしても。
いろんな人がいるんだ。別に勉強できなくても、いい会社で働いてなくても、かっこよくなくても、
それぞれの“今”を生きることに、何も恥じる必要なんかない。
「ありのままでいいんだ」って思える場所が一つでもあればいい。そうすれば、また明日も生きていようって思えるんじゃないか、と思ってます。
何を言いたいかと言うと、
今回のコンセプトは、当事者に安心な居場所を提供することであって、社会啓発ではない。ということ。
人それぞれの困難は多様で、
それこそ、性暴力という表出する問題の裏には貧困があるかもしれないし、セクシュアリティがあるかもしれないし、精神疾患や身体的な病気、障がいがあるかもしれないし、子育ての問題や就労の問題、
様々なことが見え隠れします。
その一つ一つに丁寧に向き合うことが、どうやれば出来るだろう、と模索しました。
コミュニティカフェに来る人たちが、それぞれの思いで何かを持ち帰れるように。
何か助けがほしいときに、ちゃんと行動を共に出来るように。
「ありのままでいられる場所」を、
守っていこうと思っています。
そのためには、本当にみなさんの応援が必要です。
これからも、何卒よろしくお願いします。
東京での活動も、これまでよりは減ると思いますが継続していくよう調整中です。
また、全国各地の講師依頼などについてはこれまで通り受付けますので、よろしくお願いします。
※青森での活動について、下記の通り、Just Givingで寄付を募っております。
ぜひ、ご支援ください。
<ご支援よろしくお願いいたします>
青森拠点での初年度活動資金のうち、
全面無料企画(電話相談/講座/お茶会等)についての寄付を募っています。
まずはいろんな人に知ってもらいたい。
なので、2014年、みなさんでRC-NETを突っ走らせてください!!
http://justgiving.jp/c/9464