Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

初めてのソフトシェル

2013-02-04 | 雑感
初めてのソフトシェルヤッケが届いた。ネットで注文したが、写真以上に見栄えが良かった。袖を通してみると、謳い文句のような着心地の良さは感じられない。現在使っている古いハードジャケットの大ぶりのものとも、新しい薄いカッティングの優れたものとも比較できない。なるほど岩場を登ろうと思うと、表面がポリエステルのウインドストッパーのソフトの方がナイロンのゴアテックスよりも使いやすいかもしれないが、少々肌寒いならばフリースで登った方が軽快だ。

アイスクライミングなどでは特に滝場となると濡れるので役に立たないが、なるほど長い大きな氷のルートなら使いやすいかもしれない。しかし、長大なアイスルートを登る人はソフトシェル購入者の極一部だろう。

個人的には、古いハードがボンドで直したりして流石に草臥れたので来シーズンには使えないことを見越して購入した。三割五分引きで、暮れに購入したハードの安売り分60ユーロ以上をこれで取り返したのだ。室内壁への冬場の行き返りに使うのだが、その他にもカッターシャツの上に羽織って雪の日などに買い物に出かけるにはまったく違和感がなく使えるように黒色を購入した。ブリターニュ風のコートのようで風防頭巾が付いているが、繰り返すが見栄えはとても気に入った。

但し機能的には、スキーなどにも使いやすいだろうが、どうしても期間が限定される感は強い。要するにフリースとハードシェルの中途半端な合体であるので、重量的には軽くなっても機能的には明らかに下回る。重量も可成り軽いものもあるようだが、もしそれを使って大きな氷雪の壁や稜線を登るとすれば、天候などに注意してラッシュでアタックする方法に使えるだろう。その時は多少の防水を犠牲にしても軽く動きやすいソフトを選択しなければいけないだろう。

という塩梅で、まだ採取決断ができないのでタグが剥がせずにいるが、先ずは試してみてもよいと思う。最も優れていると思うのは洗濯機で簡単に洗えることで、本当に野外の遊び着としてがちゃがちゃに使い切ってしまうのも一案だろうか?

週末からまた気温が下がるので、Tシャツの上にこれを切るだけでは寒そうだ。そうなると若干ガサガサするが、下にフリースを重ねて着こむことになる。フリースの上に羽織ると腕が通しにくくなるのが億劫であるが、見た目が悪くないから町ではそれで良しとなるのだろう。トレールランニングとなると、寒い時はTシャツにフリースよりもこれを羽織って走ると暖かそうである。

シーズン二十四日目の金曜日は、庇越えが核心部になる六級プラスを殆ど完璧に熟せた。ここまで登った六級プラスの中では最も容易に対応できた。残るは三つしかないので、綺麗にこなしていく自信がついてきた。殆ど腕力を使うこともなく、来週には七級への道を歩むことになる。今シーズンの終わりはまだ予想できないが、少なくとも来冬シーズンは七級からの挑戦となるのは明確になってきた。これで夏シーズンにはフランスの6bは熟せるだろう。



参照:
スポーティーなヤッケの生地 2012-11-23 | テクニック
求められる第二の肌感覚 2012-11-15 | テクニック

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