八国山だより

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小泉改革はほんとうに改革?

2005-12-24 17:49:14 | ニュース・時事
族議員との癒着は本当に解消されたのか

一部で小泉改革は政策形成過程の改革という評価がある評価したい政策形成過程の改革。先の衆院選挙では、長い間、構造改革の抵抗勢力として猛威を振るってきた既得権益を守らんとする「タックスイーター」と(郵政)族議員の癒着構造に本格的なメスを入れたことにある、というのだ。郵便局員の給料は郵便局の稼ぎでまかなわれており一銭の税金も使われておらず(竹中平蔵も国会で明言)どこが「タックスイーター」なのか疑問だが、それはさておき、確かにあの選挙では自分の意見に反対する議員は切り捨て、イエスというものだけの自民党にしてしまったので族議員とのしがらみは解消されたかにみえる(小泉首相自らが大蔵族であり、郵政民営化法案は旧大蔵省側を利するものという疑問もさておいて)。

とすれば、今度の耐震偽装問題で、武部勤幹事長が「悪者探しに終始すると業界がつぶれる」と業界寄りの発言をしたうえ、森派の伊藤公介元国土庁長官がヒューザーの小嶋進社長から献金を受け取り、国土交通省担当者に引き合わせるなど(さらに小泉自民党は、伊藤議員の国会の参考人招致も拒否)、依然として癒着体質を露呈してしまったかのように見える。

この件に関し小泉氏が沈黙を守っているのは、改革者という仮面、化けの皮がはがれるゆえなのか(ヒューザーの小嶋進社長とツーショットの写真も存在したと聞く)。