田中宇 国際ニュース解説 豪州に原潜もたせ中国と敵対させる より抜粋転載
*黒字は当ブログ筆者による
日本はアングロサクソンでなくAUKUSにも入っていないが、米国主導の中国敵視の前からの枠組みである「クワッド(米日豪印)」に入っている。クワッドの概念は、安倍晋三前首相が作ったことになっている。中国敵視の傾向が強い日本のマスコミや権威筋は「AUKUSの新設は、米国が本気で中国を敵視して潰す気になったことを示している。いずれ中国は潰される。万歳」みたいな論調だ。しかし、すでに書いたように、これは米国が発している幻影を鵜呑みにしているだけだ。実際は中国が潰されることはなく、むしろ逆に台頭する。 ("Israel" Seeks to Replace the US with China after Afghanistan Withdrawal) (米国の中国敵視に追随せず対中和解した安倍の日本)
そもそも今の自民党の日本政府は、表向き米国と一緒に中国を敵視する演技をしつつ、裏でこっそりできるだけ中国と仲良くする「米中両属」の策をやっている(両属の元祖は、昔の琉球王朝の外交策「日中両属」)。安倍晋三は、米国から「中国を敵視するクワッドの立案者」に祭り上げられる一方で、裏で習近平にすり寄る親中策を展開していた。いま自民党は菅義偉の後継者を選んでいるが、人選を裏で操っているのは安倍であり、誰が次の首相になっても、安倍が敷いたこっそり親中の米中両属路線が継承される。自民党は、こっそり親中策の目くらましとして、軍産プロパギンダ機関と堕したマスコミに「日本は米国と一緒に中国を敵視する。万歳」と、間違いの喧伝をさせている。 (中国が好む多極・多重型覇権) (安倍に中国包囲網を主導させ対米自立に導くトランプ)
米国がAUKUSの新設を発表した翌日、中国がTPPに加盟申請した。この2つは米中の対立演技の2つの側面として連携している。それについては改めて書く。
*黒字は当ブログ筆者による
日本はアングロサクソンでなくAUKUSにも入っていないが、米国主導の中国敵視の前からの枠組みである「クワッド(米日豪印)」に入っている。クワッドの概念は、安倍晋三前首相が作ったことになっている。中国敵視の傾向が強い日本のマスコミや権威筋は「AUKUSの新設は、米国が本気で中国を敵視して潰す気になったことを示している。いずれ中国は潰される。万歳」みたいな論調だ。しかし、すでに書いたように、これは米国が発している幻影を鵜呑みにしているだけだ。実際は中国が潰されることはなく、むしろ逆に台頭する。 ("Israel" Seeks to Replace the US with China after Afghanistan Withdrawal) (米国の中国敵視に追随せず対中和解した安倍の日本)
そもそも今の自民党の日本政府は、表向き米国と一緒に中国を敵視する演技をしつつ、裏でこっそりできるだけ中国と仲良くする「米中両属」の策をやっている(両属の元祖は、昔の琉球王朝の外交策「日中両属」)。安倍晋三は、米国から「中国を敵視するクワッドの立案者」に祭り上げられる一方で、裏で習近平にすり寄る親中策を展開していた。いま自民党は菅義偉の後継者を選んでいるが、人選を裏で操っているのは安倍であり、誰が次の首相になっても、安倍が敷いたこっそり親中の米中両属路線が継承される。自民党は、こっそり親中策の目くらましとして、軍産プロパギンダ機関と堕したマスコミに「日本は米国と一緒に中国を敵視する。万歳」と、間違いの喧伝をさせている。 (中国が好む多極・多重型覇権) (安倍に中国包囲網を主導させ対米自立に導くトランプ)
米国がAUKUSの新設を発表した翌日、中国がTPPに加盟申請した。この2つは米中の対立演技の2つの側面として連携している。それについては改めて書く。