八国山だより

ノーサイレントマジョリティ!ごまめの歯ぎしりといえど、おかしいと思うことはおかしいと自分の意思を発信しなければ

安倍政権雑感

2006-10-06 05:55:57 | 日々の雑感
安倍政権が誕生して10日ほどになる。
そのメンバーには貸金業法で業者よりの議員も入閣しているそうであり(誰なのかは把握していない)、俗にアベレンジャーと称される首相補佐官も醜悪である。
高市早苗(補佐官ではないが)は夫婦別姓に猛反対していながらしっかりそれを利用しているきたない女だし、小池百合子も秘書給与を流用している事実があり、辻元清美が逮捕・議員辞職を余儀なくされたようにそうあってしかるべきところバックに小泉がいたためにそれを免れ、なおかつ靖国参拝を是認、山谷えり子は性教育バッシング、ジェンダーバッシング(自身は子どものいる共働きの母親として、子育てしづらい環境であることをフリーのライターとして訴え、旦那さんにもしっかり協力してもらったというのに)、愛国心を盛り込むために教育基本法改正をもくろみ、世耕はいわばゲッペルスのような「宣伝相」、プロパガンダでマスコミと世論を操作、そんな輩の集まりである。

所信表明演説では「私は、特定の団体や個人のための政治を行うつもりは一切ありません」とのことだったが、それならグレーゾーン金利は5年後ではなくただちに撤廃すべきだろう。3万人の自殺者の7人に1人はこの高金利ゆえなのだから。

歴史問題では、政府見解として村山談話を踏襲、また従軍慰安婦問題もを踏襲。
中韓を訪問することも決まった。おそらくはアメリカ側からなにか言われてのことだろう。


社保庁について。一連の不祥事の元凶が、職員の大多数が加入する労働組合の体質にあったととして非公務員化を視野に社保庁改革を進めようとしているが、社保庁に関連して保坂展人氏のブログ「どこどこ日記」にこのような記載があった。

<以下引用>
年金積立金を取り崩して作られたグリーンピアなどの無駄遣いの責任は社会保険庁にはまるでない。えっ?と意外に思った人は、厚生労働省年金局の目くらましに擬態にひっかかったと思ってほしい。一番の責任者は、年金局であり、旧年金福祉事業団=年金積立金管理運用独立行政法人なのだ。(詳しくは拙著『年金を問う』岩波ブックレッドを参照)。
<引用終わり>

確かに村瀬長官の<納入率をアップしろ>という納入率至上主義による弊害はあったが、ここで社保庁をたたいて人々の溜飲を下げさせるのはガス抜きをして問題の本質から目をそらさせることになる。

なにより新たに設置する国の特別の機関「ねんきん事業機構」は厚労省の天下り先となる可能性がきわめて高いように思う。

国民の関心が額に汗して働いて報われる社会(格差の縮小、年金問題を含む)にあるのに、個人的にやっきとなっている教育基本法の改正。所属していた森派の蜃気楼(森喜朗)氏が総理大臣の際の教育改革国民会議での「子どもへの方策」では、子どもは飼い慣らす存在とのことだが、安倍氏も同様に考えているのだろうか。

藤原氏の話はガセネタの模様

2006-10-04 15:27:53 | 日々の雑感
 9月28日に取り上げた藤原直哉氏のインターネット放送局での発言「3兆円の金がアメリカからアメリカ国債の形で渡されたと。それを小泉1兆、竹中2兆で分けた」という発言はデマのようだ。

 私自身の記事に対して親切にもcynic氏という方が340兆円の内訳を示してくれて日本郵政公社の公式発表が偽りかということで警告していてくれたのだが、まだその時点ではガセかどうか判断できていなかったのだが。

 ただ4月に事情聴取ということになれば郵政民営化法案の成立が昨年10月14日のことであり、その時期と200兆円の充当時期を照らし合わせて妙な気もしていたが。

 雑談日記さんによれば、藤原氏がすぐばれるような嘘をついたのは、
<以下引用>
ひとつは頭の悪いB層を引っ掛けるためであり、デマ記事に踊らされたブログは経済問題に関する限り信用を失うだろう。その為にわざとデマ情報を流し、それに日頃から反米的なブログは飛びついて記事を書く。直ぐにデマだと分かるから引っ掛けられた事で信用を無くす。それがデマ情報の狙いだ。
<引用終わり>
とのこと。

 藤原氏を操っている人物が存在するのだろうか。ひょっとして自民党が民主党つぶしの第2の永田メール事件を画策? その前に細野議員の不倫騒動でこけてしまってはいるが。

 藤原氏はこれによってなんのメリットがあるのだろうか。自身の信用は? 

日経BP「SAFETY JAPAN」の森永卓郎氏の記事では、竹中氏は慶応大学が設立するシンクタンクの所長に収まる由。辞任の真相はポストがなくなったから、つまり経済財政諮問会議では与謝野大臣に主導権を奪われ、財政再建が簡単にできるという人間を許さず、難しい、大変だという政治家ほどありがたいとする財務省の逆鱗に触れたからではないか、というのが森永氏の考えである。




 




この頃の社会動向に見る憂うつ

2006-09-01 16:49:15 | 日々の雑感
今朝の日経によれば自民党の国会議員の7割が安倍氏支持だそうだ。
安倍へ安倍へと草木もなびくか…

その安倍氏は憲法が禁止する集団的自衛権行使について解釈変更で事足れりとしている。国の根幹である憲法をそんな恣意的なもので変えていいものだろうか。憲法を順守すべき立場の国会議員が。

 それにしても7割もとは。安倍支持の自民党の政治家、いや政治業者たちは安倍氏が統一教会に関連し、また祖父の代からの住吉会、北九州の工藤会とも深いつながりがある事を承知の上で支持しているのだろうか。永田メモでぽしゃってしまったが、実質の後援団体である安晋会を通じた耐震偽装の小嶋氏とのかかわりもある。そのようなダーティな部分も含めての支持か。


 その祖父は731部隊とも深いかかわりがあることが推測され、アメリカからの資金提供を受けて日米安保条約を結ぶなど考えようによっては国を売ったとも思える振る舞いをしてきた。その祖父を信望し、親米派だった父のもとで育った安倍氏が今後政権を担うとすると…。

 マスメディアは安倍有利だけを伝えてなぜこうした部分を伝えないのだろうか。
NHKと同様に安倍の圧力がかかっているのか。
あるいは一部で言われるように民放はアメリカ資本に買収されているせいか。改憲派で集団的自衛権容認の安倍氏がリーダーになることはアメリカ軍産複合体には都合がいいから、安倍に不利な情報は抑制されているのか。

 先の大戦に至る満州事変で新聞社はむしろ戦争をあおった。部数を増やすという思惑があり軍部の動きをバックアップしていき、民衆がそれにあおられて好戦的になったいったという構図で。陸軍の機密費で新聞社の幹部がごちそうになっていた由。
同じ轍を踏まないでほしいものだが。



恐るべし、グーグル

2006-05-11 06:33:58 | 日々の雑感
ヤフーやインフォシークといった従来の検索エンジンに代えて(個人的に)グーグルを使い出したのは今から5年前のことだろうか。今では検索することを俗に「ググる」というくらいに検索エンジンの代名詞となったグーグル。最近はマップという、航空写真のようなもので特定の個人の家までも検索できる機能さえ備えている。

そのグーグルに関して、どこだったかでちょっと、いやかなり気になる記事を読んだ。内容はざっとこんなものだったろうか。

ユーザーの検索履歴を調べれば、さらにそれに電子メールアドレス、登録情報を組み合わせると、その人の健康状態や性生活、信仰する宗教、財務状況、買い物の好みなどがわかるということである。知らず知らずのうちに個人情報が流出していることになる。

ある人がどれだけの資産を有し、いつどんな株をどれだけ取引してどれだけ稼いだかわかる。どんな催しに参加するためにどんな手段で移動し、どんな楽しみ方をしたかも。

グーグルでは、ユーザーごとに固有の登録番号が発行され、ウェブのグーグルを使うときと同じクッキーが利用されるようで、この固有番号はグーグルに通知され、無効にはできないとのこと。グーグルに悪意はないとしての、従業員の中に不心得ものがいれば悪用されるとも限らない。便利ではあるが、このような事実を認識した上で使う必要がある。





おそらくグーグルはこれらの情報をデータベース化して情報提供サービスを行っているのだろう。




京都議定書

2006-02-16 10:43:01 | 日々の雑感
今日2月16日は京都議定書が発効から1年にあたる。
1997(平成9)年に開催された地球温暖化防止京都会議で議決された議定書が、2005(平成17)年のこの日、ロシア連邦の批准により発効された。

だが、二酸化炭素の最大排出国であるアメリカ合衆国は、未だ批准していない。化学兵器の使用や生物兵器の開発、核開発に対して、イランやイラク、北朝鮮を非難しておきながら、実は自らも生物兵器禁止条約、化学兵器禁止条約なども批准していない。自分に都合のいいルールを押しつけ、わがままで自己中の子供にしか見えない、特にブッシュになってからのアメリカは。

地球が滅びても自分(アメリカ)さえ生き残ればいいとでもいうのだろうか。
アメリカ映画の『ザ・デイ・アフター・トモロウ』は将来の自分の姿だとは想像できないのだろうか。地球の異変は昨年フロリダを襲ったハリケーンにも現れているというのに。