気合が入らず、長らくのご無沙汰?でございます。
「もう半月も過ぎたデッ」と言いそうな同期も、お茶を飲みに来て、口癖の「変わった事はないか?」と顔を見せて行ききましたが、こんなご時世に、とんとお客様の影も減り、ボーっとした一日を過ごすので御座います。
エッ!、ボーっとしているのは前々からだろうがデスッテ?余りコロナのせいばかりにしてるなヨと、手厳しいお言葉が、天から降り掛かりそうですが、打つ手も中々見当たらず、老体に鞭を入れよと云うことですが、これは若い時から商売をを如何するかは、ず~っと悩んで来たテーマで、自分のこだわりが、時代の流れに乗れなかったのか、人通りの減ったアーケードを見れば、雑草が、この頃の気候にのって勢いを増して生えて来るので御座います。
春に芽吹き夏から秋に花が咲き実をつけるか、アーケードに雑草が生える様では、賑わいの商店街とは言えないね。
自分の店の前の雑草くらい、取り払わなくては・・。こんな思いから何年前からだったろうか、朝早く、一日1時間位かけて、歩道のタイルの間間に生えた雑草を小型のヘラで取り除く。
若い時は商店街の賑わいで、アーケードの草など目にもとまらず、もし気になるようなら、商店街青年部で議題に上がり、アーケードの清掃日を決め、各商店総出で一斉清掃するのだろうが、当時アーケード内に並んだ、当店ブロックの店舗数は11軒だったが、今はシャッターの開くお店は、5店舗に減ってしまいました。
始めた頃は、自店の前の雑草を取って満足。自分の所はチャント綺麗になったと。
それが、何年か経つと隣りのシャッターの閉まった店舗との境の雑草が気になりは始め、しょうがないナー。ここは草を刈る人がいないなら、ボランティアで取ってやるかと、老体にムチ打つので御座います。
草の無い所が広がる。草の無い所が2倍になれば気分も良いですネー。
さらにその隣りも空き店舗、雑草取りが続きます。
こちらは、下を向いたままだが、朝のウォーキングで通られる方々がおられるが、珍しく、「おはようございます」「御苦労さまです」と声を掛けられる事がある。
そんな声を聞けば途中でやめる訳にもいかず、じゃ~明日は交叉点の信号灯周りのペンペン草取りと範囲が広がって行く。
しかし、人間の性か、空き店舗前の雑草は取るのだが、店の開く店舗前は、飛ばして行く。
何時か気が付き、そこの店の人が草取りを始めるだろうと、期待する訳です。
しかし、取らない所は取りませんネ。
私も、毎年草取りをしているかと言われれば、私が気になった時だけですネ。
あとは隣の人がやれば良いと言っても、雑草が残った所が目立つようになり、何か取らねば意地悪している様に見えても本意ではなく、また翌朝草取りに出掛けるので御座います。
「お前さんだけだ」と町内のお婆さんが声を掛けて行く。「勝手にやってる事ですから」と・・・。
修行を積んだ訳ではないが、草取りをして、俺ばっかりとか、そんな不満が今年は消えている。
淡々と草を取る。そうすれば気持ちも晴れる。ただそれだけの事。掃除をすれば綺麗になる。
そんな思いに近づいた日に、一番端のテナントの方が、朝早く、雑草取りに参加した。
私より若い人は、動きが早いですね、こちらは立ち上がれば腰がイテッテッテッテッ。
私はひと足早く撤退したが、チャント綺麗になっていました。
今日、当市の商店街で歩道の一斉清掃と、TVのローカルニュースで、市役所の職員も手伝ってメインストリート商店街の様子が流れていましたが、ニュースになるなんてうらやましいですナ。