リターン保険が必要かも

2015-01-02 00:00:01 | 市民A
12月28日の午前0時に弊ブログで「大空ミュージアム&エアポートヒストリーミュージアム」の中で、文末の方で、自宅で和紙で折った紙飛行機が何回投げても失速してしまう、というようなことをアップした数時間後に、エアアジアQZ8501便がジャワ海に墜落した。

以前から、「無意識の負の予言」が当たるような気がしていて、ちょっと嫌な感じだ。本当は、思い当たる節は他にもいくつかあるのだが、友達がいなくなりそうなので黙っておく。

そして、原因だが、急に発達した積乱雲に行方を阻まれ、雲海の中で操縦不能になったか、急激な気温下降で計器が故障して、機長が誤ったデータに基づいて操縦したというような可能性が言われている。

ところで、本機は、事前に急激な気象変動を予想していて、予定離陸時間よりも2時間半早く離陸したと言われている。本来は前倒しはしないのだが、たまに早く離陸することはある。連絡がとれずに乗れなかった乗客も多数いると思う。ほんのちょっとした偶然だ。

で、もともと、離陸しなければよかったわけだ。さらに積乱雲の急激な発達に出くわした段階で、引き返せばよかった(もちろん雲に囲まれたら手遅れだが)。

日本でも、たまに「目的地の気象調査」という時があって、「引き返したり、別の空港に着陸することがあるということを前提に」乗ってください、ということがある。

LCCの場合、飛行機が戻ってしまうと、その先の便が連続して欠航になってしまうのだが、事故になるよりずっとましだ。

といっても、旅行に出発した乗客のことを考えれば、元の場所に戻ってきて、「航空運賃は返せません」というのは、味が悪い。結局は、なんとか前に進もうと関係者は思ってしまう。

戻った場合の損害を補償するような保険(航空会社の互助会でもいい)があってもいいのではないだろうか。引き返す頻度はそうたくさんはない。戻る勇気というのに保険を付けてしまうわけだ。もっともエプロンから豆の出し方にいちゃもんつけて引き返した場合には適用にはならない。

そして、もう一つアドリア海のフェリー火災。一歩間違えればセマウォル号と同じになりそうだった。幸運にも、船が傾かず、沈まなかったこと。防火構造が有効だったことで多くの乗客が助かった。

10日ほど前の査察で、防火扉の不備、救命胴衣の不足、避難体制がなっていないことが指摘されていたそうで、少なくても防火扉と救命胴衣は緊急対処していたのではないだろうか。

ここで、ポイントなのだが、セマウォル号の場合は、船体が横に傾いたので、救命ボートがうまく海面に下ろせなかった(というか、傾き始めた時に、すぐにボートを下ろすべきだった)のだが、救命ボートの定員が足りていたとしてもそれは右と左に取り付けられているので、火事で片舷が燃えているとか船が傾いた場合、救命ボートの半分は使えない可能性があるということを覚えておいた方がいい。

次のポイントは、救命胴衣を身につけて海に飛び込む場合、海面に着水したショックで、救命胴衣が体からはずれてしまうことがあるのでしっかり腕を前で組んで救命胴衣を抱いておかないといけない。そして、一旦海に沈んでも10秒ほどで海面に浮かぶので、その間は海水を飲まないように息をとめておく必要がある。

もしアドバイスが役に立ったら、後でご報告くだされ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿